朝日アマ囲碁十傑戦 木下暢暁さん、逆転で初優勝 朝日新聞社主催の第39回朝日アマ囲碁十傑戦全国大会は最終日の2 0日、東京都千代田区五番町の日本棋院会館で、準決勝と決勝、各順位 戦が打たれ、決勝戦で京都代表の京都大学大学院生木下選手(26) が、千葉代表の会社員金沢東栄選手36)を二百四十七手までで黒番 中押しで破り、初優勝を果たした。 金沢選手が優勢なまま終局を迎える直前、うって返しの筋に気付か ず、大石が取られてしまった。木下選手の第一声は「すみません」と敗 者を気づかうだけで、喜びの声は聞かれなかった。 今年の大会は久しぶりに若手の活躍が目立った。3年連続優勝をねら った菊池康郎選手(69)が準々決勝で敗れたのをはじめ、例年上位を 占める特別招待選手が今年はベスト4に1人も残れなかった。代わって 木下選手、金沢選手らベスト4の全員が学生囲碁界の現役やOBだった。 また十傑の中に、鹿児島、広島、福島、宮崎といった遠隔地からの参 加者が多かったのも地方のレベル向上を感じさせた。 同会館2階ホールでは、石田芳夫九段による決勝戦の大盤解説会が開 かれ、300人を超す囲碁ファンで満員の盛況だった。 十傑と戦績は次の通り。(敬称略) (1)木下暢暁(京都)(2)金沢東栄(千葉)(3)和田博秀(鹿 児島)(4)多賀文吾(大阪)(5)平田博則(特別招待)(6)吉 村正之(広島)(7)菊池康郎(特別招待)(8)吉川重如(福島) (9)山本淳(宮崎)(10)片岡義英(高知) (19:05)