花碁会 2000年 1月度、月例会結果報告 

大会の模様 (敬称略)
Aクラス:谷野四段(大和クラブ幹事)、参戦目にして初優勝!
Bクラス:今村二段、なんと不戦敗1(おそ出)で初優勝!

   本年、最初の1月度、月例会(第9回)は春陽気の1/8(土)いつものとおり、川崎事業所・9F社員ルームにて開催されました。昨年12月に引き続き、2
クラスと盛況のうちに、興味深々の楽しい大会となりました。午後からは、仕事のため欠席された佐藤師匠が観戦してくれていたので本当に助かりました。というの
は、今大会、ハプニング続出!?!。

その1:まずはBクラス。なんと今村二段、遅刻。午後からの出場で、1回戦を不戦敗
        ながら初優勝。だから言ったでしょう.前日は程々にしましょっ、て。
その2:Aクラスでは、前回、初参加・初優勝を果たし初物食いの異名を持つ、池野六段。
        今度は、2−3と負け越しての3位入賞。(何か名異名がありましたら付けて
        あげて!)
その3:Aクラスの4・5戦、二人の手空き発生!  幹事大チョン。(本文中に言い訳)
       (佐藤師匠に特訓を受けられた良い機会、と感激しましょう。なんだと!)

  今回も前回のご好評(佐藤師匠の観戦記)を受けて調子に乗り、池野六段(Aクラス)と今村二段(Bクラス)に観戦記(感想戦)をお願いしました。激務に励ん
でいたはず(1/9・10、湯河原出張、杉の宿主催の『若手プロ棋士と囲碁を楽しむ会』)の池野六段からは、今朝早々と頂きました。前回に負けず劣らずのお二人
のすばらしい観戦記、さあ、ごゆるりとお楽しみあれ。
(原稿のまま貼り付けました。色付け、文字大きさ、気付いた誤字のみ若干編集)

   *****   A  クラス 観戦記    *****
ここから、BY池野六段
Aクラス成績
優勝  谷野さん  堂々、ブッチギリの5連勝
二位  田島さん  ベテランの味 4勝 1敗
三位  池野さん  顰蹙(ヒンシュク)の負越し入賞

「坂田と戦うと二度負かされる」という言葉があった。 坂田栄男 元名人本因坊の全盛期のころである。相手は勿論実戦で負かされて、 その悔しさを局後の検討で
例えば黒の相手が「こう打っていれば、」などと言おうものなら、ことごとく「それには こう打って やはり白よし」、という具合である。本日の感想戦は池野が担
当し、「池野に勝てば二度勝てる」、の迷言が生まれるかも知れない。

谷野戦(1回戦)
朝、顔を合わせた瞬間に嫌な予感がした、「緒戦に当たるのでは、」と。 昔のコンピュータのように私の頭の中の回路の切替えは 殆んど 手動である。 大会が始
まってから 一本一本配線を繋ぎ替えていくのである。苦手な相手に出会うとそれが できない 。 うまく囲碁の回路に繋がっても回路そのものがブチ壊されてしま
う。「この人には、互先でも勝てない」 とはっきり谷野さんを意識したのは、昨年の中国旅行の時で、なすすべも無くやられてしまった。 次いで 前回の花碁会、
この時は最終戦で、その時4連勝で私の優勝が確定していたのだが、負けに変わりはない。
本日も3子(手合割を嘆く前に自分の不相応の持点を恥ずべきか)。序盤多少攻める形になったが相手は難なく繋がって早くも終盤、懸案の最大のヨセを先に打たれ
て、悔しさに手を抜いたらそのスミの取っていた石の方から動かれてスミ全体が陥落。
谷野さんは地も確保しながら 中央が厚い。この厚さは天性の才能なのか、よくある作ったような模様とは、一味もふた味も違っている。 慌てて厚みを消しにいけ
ば 小さく活かされて、新たな地と厚みが作られてしまうのである。二回戦 田島−谷野戦でもベテラン 田島さんの感想の中にも似たようなところがあった。

尾崎戦(2回戦)
いつも、どの大会でも 御尊顔を拝している割りには、実戦の記憶は殆どありません。谷野さん同様、天敵の羽山さんのライバルとあって緊張しましたが、碁のあたり
は人柄どおり 柔らかく安心しました。その割には3子局のせいもあってなかなかよくならないまま終盤、仕事を終えた 佐藤さんが観戦していて「コミは?」と聞い
てきた、(そんなに細かいのか、、、)と、頑張る気持ちになったのが裏目にでてしまった、欠け継ぎの具合で2手 手入れが必要なところが悔しくて同じ2手の手入
れでも1目得することを考えて打ったつもりが、錯覚で有名な取られの形に戻ってしまい、「はい、それまで」。  尾崎さん今回元気なく、 これが貴重な1勝。

田中戦(3回戦)
幹事をしていると碁が弱くなると言うのが、”定説”です。(例外は谷野さん)田中さんはどっちなのか良く分かりません。(ここだけby田中:そんなの強くなるに
決まってるジャン。Because 良い師がいる。)いずれにしても ご苦労様です。 新興のクラブにしては、なかなかのメンバーを揃えレベルも高い。
敷居の高い所で参加させて頂いて恐縮です。 実践は3子局、 終了後の 今村さんを交えての、焼き鳥反省会でも考えていて思いだせなかったのですが、ご本人の強
烈なインパクトの割りには 碁の印象が薄い。ペケ、ペケ同士の対戦だったせいでしょうね。片目が開きました有り難う。今度は全勝同士で会いましょうね。

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異変  4回戦目、組合せがなかなか決まらない6人の総当たりリーグ戦で何をやって
      いるのか、と思ったけれど現実にダメなことがあるらしい。
      手空きが二人出てしまったようである。
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田島戦(4回戦)
入社当時 私はIBMの関東囲碁大会に札幌代表(自分でセットアップ)で出張扱いで参加していた。Dクラスから順に参加してきたが、当時から田島さんはAクラス
にいて、会場の日本棋院の奥まった方の席に鎮座されていた。
前回に引続き2子局、心の中で(規定により失礼します)と謝って、白石を引き寄せる。同レベルでも打ち込みで2子局になると 経験上置いた方の負ける可能性が結
構高い、柳の下に泥鰌はいなく、今回は一度も優勢になることもなく当然ながら押し切られてしまいました。 田島さんとは他の棋戦でも顔を合わせ、湯河原戦では私
が2子置いて苦戦しています。
田島さんは 文字どおり 「心技一体」 常に本手を求め無理をしないで自然に勝つことを心掛けているようです。
翌日 湯河原での 「若手プロ棋士と囲碁を楽しむ会」ではシッカリト早めに登録し 吉田 美香先生の指導碁を獲得していました。対局の結果はともかく 検討の中
で 「この手はなかなか筋のいい手ですね」と美女にお褒め頂いている場面が再三でてきました。

古川戦(5回最終戦)
お人柄そのままの笑みを、信じてはいけないほど強い。前回の初手合いでも負碁をたった一手で逆転させて頂いた記憶がある。今回もあの強い谷野さんと古川さんはコ
ミ出しの先で接戦を演じたようだ。(ここもby田中:前回もこの二人、3戦目を全勝どおしで優勝決定戦とも言える熾烈な戦いを演じている。この対戦を組んだた
め、4・5戦の手空き発生!なんとも幹事泣かせ。いいえ、お粗末幹事の言い訳...今後、注意します。どうぞみなさん助けてね。)
実戦は今回も3子、ズルズルと置碁のハンディがなかなか縮まらないまま、終盤。黒の中央の一目に当たりをかけると力が強い人だから当然何をと逃げ出した。4、5
目動いた後で、あの池野の厚みとも、薄みとも判定し難い中央のパラパラ白石が急に光始めてきた。諦めて他に転じたが結局その取られが大きく、盤面2目。古川さん
の勝ちながらコミ掛かりで、勝ちも 3位も譲って頂いてしまった。一目で捨てれば何のことはなかったのに、古川さんありがとう。

(負越した人には賞を出さないという案も出ていましたが これもご愛敬、いいではありませんか。
 
                                                合掌

   *****   B  クラス 観戦記    *****
ここから、BY今村二段
このクラスで前回、5戦全勝で優勝した田中さんが今回はAクラス入り。代わって、
このクラスに入る予定の ”実力者”木田さん(入賞の常連)が不参加とあって、
今回のBクラスはいつもどうり棋力伯仲の混戦模様(池田さんには失礼ですが)。
誰が優勝してもおかしくない状況で全員が優勝目指して一斉にスタート・・・・・
といけばよかったのですが 私(今村)が 大遅刻。(皆さんに大変ご迷惑をおかけ
しました。この場をかりてお詫びいたします。)
(ここもby田中:そうだ、そうだ! そんでもって優勝まで持っていくとは!)

さて1回戦は、例によって抽選により開始。
  ・池田三段−国吉三段 
      Bクラス高段者同士の接戦で池田三段が小差(2.5目差)で逃げ切り。
  ・村松二段−石丸初段
      村松二段中押し勝ちで緒戦突破。
  ・木村初段−今村二段
      今村二段遅刻で木村初段幸運(不運?)の不戦勝。

2回戦は、
  ・池田三段−木村初段
      好調 池田三段 中押し勝ちで 2連勝。
  ・国吉三段−石丸初段
      国吉三段 実力を発揮して中押し勝ち。石丸初段 2連敗。
  ・今村二段−村松二段
      今村二段、序盤・中盤のリードを保って逃げ切り。初勝利。

3回戦は、激しい 星の潰し合いの対戦。	
  ・今村二段−池田三段
      池田三段の3連勝をストップすべく今村二段が挑戦。攻め合い負けで池田三段
      初黒星。
  ・国吉三段−村松二段
      国吉三段中押し勝ちで 2勝目。
  ・石丸初段−木村初段
      石丸初段、厚みを活かして中押し勝ち。初勝利。
            
4回戦は、
  ・池田三段−石丸初段
      実力者池田三段が、中押し勝ちで3勝目。
  ・今村二段− 国吉三段
      国吉三段 スミの石を殺し損ねて(見損じ)2敗目。
  ・木村初段−村松二段
      木村初段 8・5目差で初勝利。(不戦勝は別として)
    
最終戦は、誰が入賞するか、最後の力を振り絞っての対戦。
  ・村松二段−池田三段
      村松二段 17目の大勝 池田三段スタミナ切れ?
  ・国吉三段−木村初段
      国吉三段 20目の大勝 木村初段スタミナ切れ?
  ・石丸初段−今村二段
      石丸初段 うまく寄せて僅差(0・5目)の逆転勝ち。

最終結果:
3勝−2敗が3人(池田三段、国吉三段、今村二段)また、
2勝−3敗が3人(村松二段、石丸初段、木村初段)で、予想どうりの混戦でした。
	
優賞: 今村二段  3勝−2敗
	3勝−2敗の池田三段、国吉三段を破っていた為。
        		
二位入賞: 池田三段  3勝−2敗  
    3勝−2敗の国吉三段を破っていた為。前回に引き続き2位入賞。
		
三位入賞: 国吉三段  3勝−2敗 
           上記により3位でした。
			

実力伯仲ですので 優勝・入賞のチャンスはいつでもあります。皆さん、頑張って下さい。

    なお、閉会後 池野さん、田中さんと私は、3人で飲みに行き(焼き鳥屋)
囲碁談義に花をさかせましたが、田中さんと私はその後再び、社に帰り番外の
一局。終局したのは、9時半を過ぎていました。(熱心ですが、”バカ”ですねー)    

					       ISNS   今  村


花碁会、1/08/2000(土)の詳細結果は下記のとおりでした。 

(Aクラス)
	池野 (222)	田島 (203)	古川 (192)	谷野 (190)	尾崎 (188)	田中 (183)
1	谷野	● 中	田中	○  2.5	尾崎	○26.5	池野	○ 中	古川	● 中	田島	●  2.5
2	尾崎	● 中	谷野	● 中	田中	○ 中	田島	○ 中	池野	○ 中	古川	● 中
3	田中	○ 中	尾崎	○  8.5	谷野	●  7.5	古川	○  7.5	田島	●  8.5	池野	● 中
4	田島	●  6.5	池野	○  6.5	田島	● 中	尾崎	○  7.5	谷野	●  7.5	尾崎	○ 中
5	古川	○  2.5	古川	○ 中	池野	●  2.5	田中	○ 中	田中	● 中	谷野	●時間
	2-3(3) (勝点)	4-1(6)	2-3(2)	5-0(10)	1-4(2)	1-4(1)
	3位 (+1)	2位 (+2)		優勝 (+3)		
	次回持点    222		208		191		198		185		180


(Bクラス)
	池田 (174)	國吉 (174)	村松 (161)	今村 (158)	石丸(148)	木村(145)
1	國吉	○  2.5	池田	●  2.5	石丸	○ 中	木村	●不戦	村松	● 中	今村	○不戦
2	木村	○ 中	石丸	○ 中	今村	● 12.5	村松	○12.5	國吉	● 中	池田	● 中
3	今村	● 中	村松	○ 中	國吉	● 中	池田	○ 中	木村	○ 中	石丸	● 中
4	石丸	○ 中	今村	● 中	木村	●  8.5	國吉	○ 中	池田	● 中	村松	○  8.5
5	村松	● 17	木村	○ 20	池田	○ 17	石丸	●  0.5	今村	○  0.5	國吉	● 20
	3-2 (7)	3-2(6)	2-3(5)	3-2(8)	2-3(5)	2-3(5)
	2位 (+2)	3位 (+1)		優勝 (+3)		
	次回持点 177		176		160		162		147		144


最後に来月、2月の予定をお知らせします。次回のご案内、首を長くしてお待ちください。

    2月5日(土)10:15  から


追記  岸原さん、大和の幹事、デカシました。ヨ   (優勝!!  当然か!?!)
         岸原さんも機会がありましたら、賞金稼ぎ(現金でお支払い)にいらしてください。
         また、今度、事業所対抗戦に花碁会チームをゲスト出場お願い出来ませんか?
         ダメなら、大和チームと対抗戦をしたいですね。
         図々しい奴とお思いでしょうが....ご一考してくだされば幸いに存じます。

                                                                           
      以上                                                                   
            

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