花碁会 2000年 5月度、月例会結果報告
大会の模様
A+Bクラス:池野6段、3・4子局で全勝優勝!
2位:石田3段、師匠の壁は厚かったか...
3位:木谷3段、参加2戦目にして入賞
Cクラス:原3段、初参加、初優勝!
2位:石丸初段、3連続入賞、実力つけた?!
3位:熊田3段、初参加にして入賞
一周年記念の花碁会・5月度月例会(第13回)は、原 茂、
熊田 和嘉男両氏の新メンバーをお迎えし、一瞬、湯河原大会を彷彿
させる興味溢れる大会となりました。ご存知の方が多いと思いますが
このお二人は永年、川崎囲碁クラブを盛り上げてきた名コンビの幹事
です。原氏は、みごと初参加、初優勝を果たしました。今や花碁会
では、珍しい事ではなくなりました。花碁会の面々はその名のとおり、
気がやさしいのか(いやいやただ気が弱いだけ?)初参加、初優勝を
たびたび進呈しています。5月末で退職されるので肩の荷がおりて、
力を出し切ったのでしょうか? 熊田氏も初参加にして、2−1で
優勝をかけ最終戦に臨みました。惜しくも原3段に敗れはしたものの
3位入賞を果たしました。
佐藤師匠は前回に引き続き仕事で、参加出来ず残念。でも昼休みと夕刻、
仕事をさっさと明日に回して顔を出すとは、さすが戦さ(仕事)上手。
國吉3段が風邪で調子を崩していたため、最終戦のA−B対抗戦に
代わって出場していただきありがとうございました。おかげで石丸初段
は、師との公式戦、初対局を十分楽しまれました。
さっそく、5月度、一周年記念の月例会感想戦記を楽しみましょう。
一周年記念ということで少し趣向を凝らしました。 本戦を一人4戦として、
あとの1戦はA−Bの対抗戦としました。
まず、本戦は14人の参加者を持点順にAクラス(4人)、Bクラス(4人)、Cクラス
(6人)と分けました。 A+BクラスとCクラスからそれぞれ入賞者3名としました。
A、Bクラスは予選リーグ後、各リーグの同順位同士での順位決定戦の 計4戦。
Bクラスは通常のスイス式で4戦しての順位決定としました。
さらに、最後の一戦を一周年記念対局として、A−Bクラス対抗戦を楽しみました。
感想戦記は、Aクラス(池野6段)、Bクラス(石田3段)、Cクラス(石丸初段)に、
2戦完了後の昼休みに、それぞれお願いしました。終わってみたらお願いした
全員が優勝、または2位入賞....。 これから依頼された方はおおいに入賞の
希望が持てますので、快く引き受けていただきたいと思います。(^_^ ?)
お待たせしました。まずは前回も文学肌をみせてくれた池野6段、碁だけでなく
文章センスもプロ級と感じたのは私だけではないはず、今回もすばらしい出来。
(碁もなにやらでかしたみたい) それでは、どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
***** A クラス 観戦記 *****
ここから、BY池野6段
花碁会自戦記(5/27/2000)
梅雨までのこのすばらしい季節に終日閉じこもって囲碁などと思っても
他にやることもなく、いそいそと今日は川崎 花碁会。
一般的には碁は受けがよく、「上品なご趣味ですね」と面映ゆいお言葉を
頂くこともあるが実態は碁打ち自身がよく知っている。
逆転劇が比較的多いゲームのせいもあって、負けると悔しさも一入なので
ある。私の通う碁会所でも 「序盤、中盤は圧倒的に自分の方がよかった。
投げない人には敵わない」などと嫌みを言われることがある。
そんな時は心の中でこう呟く(布石は天才 序盤はプロ並み 中盤すぎれば
タダのヘボ)あまりしつこく言う相手には笑ってこう答える。
「いやー 田舎のクラス会にでると必ずいるんだ、
”小学校の時は俺の方が勉強できた”って言うやつが」
前置きが長くなったのは 投げずに逆転、逆転で 今記念大会で優勝して
しまったことに内心忸怩たるものがあるせいかもしれない。
一回戦 (田島さん)
点数制の欠陥というべきかベテラン田島さんの3子局となってしまった。
GWの花碁会 Specialでも3子も置かれてあっさり負かされている。
今回も田島さんは、あえて取りにこない、3子の置き石をコミに換算
したくらいは差をつけられて終盤。(逆転の可能性があるとすれば、
割り込んで切る筋を軽視された時ぐらいかな ...)と思っていると
そのとおりになった。 切られた一方の側がポン抜き2つもある目の
集団なのに欠け目、欠け目で 手を入れても1眼しかない。
見損じで大逆転。
二回戦 (古川さん)
前回2子局でも完敗しているのに、今回は3子局。目の不自由な私の
白石が3個所にでき、おまけに地も無いまま終盤。(死に体の白の
3軍団に囲まれている黒石を本体に繋げられたらそれまでか ...)と
覚悟をしていると、繋いでこない。攻め合い形になった。それでも
黒には勝筋がいくらでもあったのに結局最後はピッタリ1手違いの
白攻め合い勝ち。 超逆転。
三回戦 (田中さん)
最近メキメキ力をつけてきて、3子局。自分が白を持つのは時間の
問題と考えているフシがある。序盤から白の石をイジメにきて腰が
伸びた。二個所の切り味がでてきて、(尻尾をツギますか?根元を
ツギますか?)と無言で聞いたら、さすが強くなっているから根元を
ツイできた。尻尾ながら中央の4子を頂いた。その後は盤面が細分化し、
お互い大きな地はできず序盤に取った石4個がものをいい2.5逆
コミ出しても 白5.5目勝ち。
これでAリーグ3戦全勝、1位となってBリーグ3戦全勝の石田
さんと優勝決定戦。
最終戦(石田さん)
強いと定評のある石田さんに4子局。 正月湯河原での美香先生の
第1着天元打ちを見様見真似。 力の無い私は序盤8個のダメを持つ
L字型の白石を取られてしまった。その後、取られた石を攻め取りに
さすべくの攻防戦を制し、1手負けの形にできたのが幸いし、中央に
望外の地ができ 天元の石の顔もたった。最後まで打ったという事で、
石田さんは 律義に作られて XX.5目の白勝ちを確認した。
不本意の内容ながら、一周年記念大会に優勝させて頂きました。
昔、高川本因坊が碁にも念力みたいなものがあって、相手がここに
打たなければ自分の勝ちが無いと考えていると、スーット相手の手が
そこに伸びてくることが1度ならずあったと言っているのを思い出し
ました。
親善戦 (今村さん)
真形杯、館山合宿でも証明しているように上昇気流の今村さん。
5子局、見事に8.5目残し、今村さんの勝ち。
本日の記念大会も無事終了。 ありがとうございました。
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日本IBM(株) 公共・公益サービス協業
HZA-704 池野 晃
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続いて、自ら、処女作とのたまい、文学家気取りの石田さん、どうぞ。
***** B クラス 観戦記 *****
ここから、BY石田三段
From: Itaru Ishida on 2000/05/28 23:42
To: Keiichi Tanaka/Japan/IBM@IBMJP
cc:
Subject: 花碁会の感想文
田中さん、
昨日(土曜日)の花碁会お世話さまでした。
取り急ぎ、ご要請の感想文処女作をお届けいたします。
対木谷さん(1回戦)
木谷さんが遅刻したため1分位時間のハンデイを負ってのスタートと
なりました。作れば負けていた碁をこの1分のために時間切れとなって、
拾うことができました。
対池田さん(2回戦)
私の形勢判断にミスがあり楽観していましたら、意外に細かく、コミ
5目半出すことも忘れていて冷汗ものでした。何とかコミも残せたので
助かりました。
対国吉さん、(3回戦)
終盤近く、安全と思っていた隅をコウに持ち込まれ、逆転負けも
覚悟しましたが、幸いにコウ材が一つ多かったので救われました。
対池野さん(優勝決定戦)
中盤、9目の大石を仕留め勝ちを意識してガチガチになり、攻め取りに
されてしまってからは、ボロボロニなりました。30目位の大敗です。
対木村さん(A−B対抗戦)
無理に打ち込んだ石を攻められ、盤の端から端まで逃げ廻りましたが、
遂に大石を取られて大敗しました。優しい顔をしていますが恐ろしい人です。
以上 石田 造
つづきまして目下、昇り竜の石丸さん、どうぞ。
***** C クラス 観戦記 *****
ここから、BY石丸初段
第一局 対 原さん 3子局 6.5コミダシ 中押し勝ち
初登場の原さん、数手打ったところでこいつは弱いと思われたようで、
こちらの一つしかない中央の浮石ねらいに、3手ほど手を抜かれる。
これがうまく取れた。まぐれとはいえ、優勝の原さんに勝ててとても嬉しい。
第二局 対 熊田さん 3子局 6.5コミダシ 中押し負け
数十手で早くも、大石を取られ投了の構えに入る。熊田さんは、容易な
逃げ切りを選ばず、私の虎の子の隅の地にも手をつけて来られる。
負けを覚悟している私は、あっさりそこを譲って、できた厚みと、取られている
石を利用して、白の大石との攻め合いに希望をつなぐが、みごとに一手負け。
(もっとも、一手勝ちになるまで、手を抜かれたものと思う。)
第三局 対 村松さん 2子局 5.5コミダシ 中押し勝ち
右辺の白一団を上から追いなが厚みを作り、下辺から中央に定石て伸びた
白石をうまく取り切ることができた。会心の一局。村松さんは今回不調だった
ようである。
第四局 対 今村さん 2子局 2.5コミダシ 時間切れ勝ち
こちらは、今村さんの時間切れに気づかず(今村さんは気づいておられたが
勝ちを確信したかったようで)最後まで打った。僅差と思っていたが、作って
こちらの18.5目負け。同じくらい考えたのに、私の時間が15分残っていた
ところを見ると、今村さんは何度も時計を押し忘れられたようである。
優勝を逸した今村さんには気の毒な一局であった。
対抗戦 (公式戦初対局)
第五局 対 佐藤師匠 6子局 2.5コミモライ 中押し負け
一手目に打たれた天元の白石が、ヤケに大きく感じその時点で気合負け。
一瞬マワシに手がかかったと思う瞬間もあったが、つかんだのはサガリ
だったので、するりと抜け、気がついたら土俵の上にころんでいた。
以
上
ITS.FMS.FMSサービスMKTG 石丸 寛
MAIL : HQ-684 / TEL : 1803-4469 / FAX : 03-5563-4860
BY 田中 一周年記念対局 (クラス対抗戦) 結果
Aクラス Bクラス
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1. 田島 ○ 原
2. ○ 佐藤 石丸
3. ○ 田中 池田
4. 石田 ○ 木村
5. 池野 ○ 今村
6. ○ 木谷 熊田
7. ○ 古川 村松
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4 対 3
本戦を4戦で打ち切り、残り一局は一周年記念対局としました。
持点の高い順にAとBにクラス分けし、くじ引きで対戦相手を決めての
ハンディ戦。 4勝3敗で辛うじてAクラスの勝利。次回は、Bクラスの
方々頑張ってください。(なになに次回はAクラスにいるとな(^_^ ?)
勝利チームには豪華賞品を準備しましたが持参するのを忘れました。
次回の大会でお渡ししますのでぜひ、ご出席ください。
大会後の懇親会でこの対抗戦は評判が良かったので、今後、時々
開催したいと思います。大会前にはどんな対戦をしたら盛り上がるか、
さんざん検討しましたが、このクラス対抗戦に落ち着きました。
他に挙がった候補 落ちた理由
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6チームのチーム対抗戦 :人数が合わない
予戦リーグ後、決勝トーナメント : 同上
Aクラス 対 Bクラスの連碁 :待つ人が退屈してしまう
全員のトーナメント戦 :緒戦で敗退した人がかわいそう
花碁会がここまで発展出来たことを、みなさまと共に慶びあいたいと思います。
加えて関東囲碁部幹事の大木さん、岸原さんのご支援にも感謝致します。
さらに、参加してたのしく、強くなれる大会をめざしていきたいと思います。
これまでのご支援に感謝しますとともに、今後ともどうぞよろしくお願い
いたします。
追伸 : みなさま、既にご存知のように春季館山合宿において、花碁会の
メンバーから何人かが参加しましたが、すばらしい活躍をされました。
これも佐藤師匠をはじめ、みなさまのご指導があってのことです。
今後も、楽しく、スマートにをモットーに、互いに磨きあい、励ましあい
ながら精進して参りたいと思います。
一周年記念大会のスナップ
Thank you !
●○● IBM-Japan CSTS、部品事業部 , 田中啓一 ○●○
TEL 03-3769-6742, 1246-6742 FAX 03-5476-0855