花碁会 2000年 7月度 月例会結果報告 

大会の模様  (優勝者を囲んで)
   
             
A:羽山さん、実力発揮で初優勝!(4−1)
2位:田島さん、惜しくも初優勝逃す(4−1)
3位:古川さん、出だし上々だったが(3−2)

B:木村さん、遅咲きの初優勝!(3−2)
2位:石丸さん、ライバル戦を落とし無念(3−2)
3位:尾崎さん、代打ホームランにもうチョイ(3−2)

  7月の花碁会は、7/08(土)予定を台風3号に流され、
7/29(土)に順延開催となりました。幹事としては台風に
助けられました。(実は欠席予定でした。)

  さて、今大会、順延した手はもう一つ得した、妙手と
なりました。 関東囲碁部の名幹事、大木さんが、花碁会の
様子見に初参加されたからです。 花見に酔い痴れ、
レギュラー参加となれば、さらに嬉しいのですが..... 
(旨い酒が無いとダメか) その大木さん、緒戦、古川
さんのきつい攻めにあえいだものの、3−2と善戦。
惜しくも勝ち点で一歩及ばず、3位入賞を逃しました。
(旨い酒、注がなきゃダメじやないモウ)(^_^ ?) 

  尾崎さんの参加にも感謝します。
大会前日まで13人の参加予定で、偶数にしようと電話の
しまくり。尾崎さん、熊田さん、岸原さん、真形さんと...
しかし、ちょっと期待出来そうな方は尾崎さんだけ。
今日の帰り仕事がある程度片づけばとの答え。
少なくとも午前中は不戦一人を覚悟していました、が
翌大会当日朝、一局目から参加出来ると来られました。
仕事を終えてか途中かは聞きそびれました
  だからという訳ではありませんでしたが尾崎さんの
最終局は、共に入賞をかけて(Bクラス)私との対戦。
中盤、一本取って細かいながら少し残るかなと思いきや
取っていた石を尻尾だけ掴まされて地を持ってワタられ、
大敗を喫し、尾崎さんは3位入賞。
(良かった、良かった、これくいのことがなくちゃ!)

Aクラス(8人)は珍しく混戦。
4戦を終えて3勝1敗が羽山、田島、古川さんと3人。
最終局がまた、羽山−佐藤、田島−池野、谷野−古川、
大木−石田戦とそれぞれ意味のある、また、興味を
そそる好取組。すべて、先に書いた方の勝ちで羽山、
田島さんが4−1で並び、古川、大木さんが3−2と
続きました。 羽山さんは佐藤戦を師匠の挑発にあい
つつも冷静に応じ、実力発揮の初優勝を参加、参戦目
にして決めました。

Bクラス(6人)もさらに混戦。(単にダンゴレース?)
4戦を終えて3勝1敗が石丸さん、2−2が木村、
尾崎、田中、小木曽さんの4人。やはり、Aクラス
同様に最終局が物を言いました。
木村−石丸、尾崎−田中、今村−小木曽、とライバル
同士の好取組。(尾崎さんには失礼、田中では役不足)
先に書いた方の勝ちで木村、石丸、尾崎さんが3−2
で横一戦。残り3人も2−3と横一線。
勝ち点は1点差ずつで木村さんが初優勝を果たしました。
湯河原大会でも今年前半で連続優勝し、1クラス持ち点
を上げた後半戦の7月の大会でも4−1と2位入賞。
遅咲きながら大きな花(実力初段)を咲かせたようです。

きっと木村さんに限らず、他のみなさまも知らず知らず
のうちに実力を付けているに違いありません。
なにしろ、佐藤師匠、新宿定例会を秀行塾に例えるなら、
花碁会は緑青学園だと張り切っているのですから。
 (紅老学園の間違いでないかい? いやいや、
  合っている。我らまだまだ、これからだ!)

  長いことお待たせしました。目のしびれでも直してから、
いつもの楽しい観戦記(自戦記)をどうぞ。今回も一人は
当たりました。(谷野さんの勘違い。依頼された方はいい
成績を残すのです。)Aクラスは出だし3連敗しながらも
2つ目を開け、次回に繋いだ(おまけに碁敵、古川さんを
中押しに破った)谷野さん、Bクラスを着実に棋力をつけ
てきている木村さんでおおくりします。

****   A  クラス 観戦記    ****
ここから、BY谷野4段   (感想戦記)

From:	Masayoshi Yano on 2000/07/31 20:51
To:	Keiichi Tanaka/Japan/IBM@IBMJP
cc:	 
From:	Masayoshi Yano/Japan/IBM@IBMJP
Subject:	自戦記

相撲の世界では「強いから勝つのではなく、勝つから強いのだ」と
言われているが、これは相撲に限らず勝負の世界共通だと思う。
そういう点で、本日は弱い人の敗戦記を皆さんに披露します。

  緒戦の相手は、羽山さん、どういう訳かいろいろな所でよく
対戦する。昨年から今年にかけての成績は私の13勝5敗、
組みし易い相手ともいえるが足早に稼ぎまくられてしまう碁で
気を付けなくてはいけない相手である。 私の先番しかも逆コミ
6.5目、緒戦でも有りじっくりと打とうとするも、相手は1隅を
打たずに私の石に掛かってき、あれよあれよと捻り合いの
急戦にひきこまれてしまった。 100手くらい進んでもまだ残り
の1隅にはお互いに手を入れられない状況、3子ほど相手の
白石に飲み込まれてしまい、不利な形勢となるも、逆込みも
ありまだまだ挽回可能な局面。 多少の薄みに目をつむり
やっと最後の1隅に先着、ここから白が薄い黒石を攻めてきた。 
これをなんとかしのぎきれば勝ちと目算でき、慎重に打ちまわ
すも打ち惜しんだ効かしを打たなかったため、10数目の石が
とん死して大差で負けてしまいました。
じっくり打とうなどとのんびり構えた気合負けでしょう。

  第2戦は花碁会初参加の大木さん、こちらの昨年からの
成績は4勝4敗の五分。 正統派の碁でいつもやられてしまう。
いつもは逆コミであるが、今日は私から2.5目をださなくては
いけない。 中盤までほぼ拮抗した戦いでしたが、黒の地模様
に白から入られ鮮やかな手筋で生きられてしまい地のバランス
がくずれたのですが、手仕舞いすべき白は稼ぎながらの寄せに
反発し、逆に白地を2つに分け逆転したかと思うまもなくこちらも
あっさり生きられてしまい、大差の負けを覚悟したところ、白の
大石に対して劫の手段が残っており、敢然と仕掛けた、逆転に
最後の望みをたくしました。 ずいぶん稼がれていたおかげで
劫材も多くこれはうまくいくかなと思いましたが、相手もソバ劫も
沢山あり、時間が残り2分となり、今度は時間との戦いも強いら
れてしまいました。 そして大木さんに劫の解消と渡りを見合い
にしたうまい劫材を打たれ、時間がないからエイと打った手が
悪く中押し負け。後で検討したら依然劫が続く展開でしたが、
時間切れで負けていたでしょう。

  第3戦は花碁の師匠佐藤さん。お互いに2連敗で調子の
出ない同士。今日は花碁賞を狙いますよと3子置いてお互いに
淡々と打ち始めました。(ちなみに過去の対戦成績は1勝1敗。) 
その言葉とは裏腹に私の石を囲んで来ています。私もその囲ん
できている石狙って逆に大きく囲もうとしておりました。
調子が悪いときはどうしてもこんな大技を狙ってしまうのでしょうね。
(私は兎も角師匠までも) 私の中の石はかろうじて2目で生きと
同時に師匠の石は黒石に囲まれ1目しかないしもう1目作る
スペースもない状況でこれは勝ったと思いました。でも、師匠は
淡々と打ちつづけており、私の囲んでいる石は確かに目はない
のですが、周りには石がない状況でいつでも目はできる状態と
楽観していたら、囲んでいた黒石がいつのまにか分断され、
目が一つしかなく攻め取りかなとよく読むとなんとセキになって
しまいました。 そのまま寄せていって盤面5目負けで2.5目の
コミも出せませんでした。 
     終わった時点で大木さんと羽山さんに寄せにいった隅に
「ハネ置きの筋で死んでますよ」と言われなるほど死んでいました。 
私は形で生きていると思っていたのでしたが、ダメがつまっており
改めて自分の未熟さに恥入る思いでした。 
それにしても、そんな大きなところをおお寄せの最後まで打たず
に放っておくとは、悪い師匠を持ったものです。 

  第4戦は石田さん、今日初めての白番。3連敗となって力が
でないのですがこのままずるずるいってしまうと次回に響くので、
気を取り直しての1戦。でも、石田さんとは真形杯など良く対戦する。
昨年からの成績も5勝6敗(ラクバンでの戦いでよく負ける)とほぼ
拮抗している。 序盤に模様の天王山に打て、後はおだやかに厚く
打っていくが、石田さんの消しの手が不発でそのままゴールイン。
やはり余裕を持っての戦いは楽です。 

  最終戦は宿敵古川さん。 私と棋力、棋風ともほぼ似ており
過去の対戦は1勝2敗、この花碁で打ち始めた相手。 私の先番
コミは5目半しかも相手は3勝1敗と優勝戦線のトップを走っていて、
一段とファイトが沸く。 足早に稼ぎまくり第2戦で戦った大木さん
のように打ち進めた。 途中私の大石のしっぽが取られるものの、
相手の石も取り込みそのままこちらも大差でゴールインしました。 
ただ、途中で私の石に大木さんとまったく同じ形の劫の筋が残って
いたのを気づいた時は偶然とはいえ、碁の奥深さ、恐ろしさを垣間
見た思いでした。 その時点ではやはりソバ劫が多く簡単に手には
なりそうもありませんでしたが、第2戦で最後の手段で打ったように
打たれたらどうなっていたでしょう。 

  ということで、今回は2勝3敗、自戦記をアサインされると成績が
悪いというのはジンクスでしょうか? そういえばいままでの人達も
決して成績が良かったとはいえなかったのでしょうか。 
これは今回嵌められてしまったかなと反省してます。 

Best Regards,

 M. Yano (谷野 正義)
Manager of Technology Development and Services(技術推進)
APTO Staff Operations
Tel 81-46-215-2209  Tie 1-808-2209  Fax 81-46-273-7420
Simple is the Best

****   B  クラス 観戦記    ****
ここから、BY木村初段
From:	Takeshi 1 Kimura on 2000/07/31 14:01
To:	Keiichi Tanaka/Japan/IBM@IBMJP
cc:	 
From:	Takeshi 1 Kimura/Japan/IBM@IBMJP
Subject:	29日の対戦記送付

田中さん
土曜日はお世話になりました。

対戦記をお送りします。
(個人的な感情の入り過ぎかな?)


第一局(○):
対尾崎(189) 木村(142)戦  4子置 中押し勝ち

   尾崎さんとは年初の真形杯で3子置で勝たせていただき
ましたがあの時は終盤の白の打ち損じに乗じたものでしたが、
今回は 「ほぼ間違いなく対応できたね。」と言っていただけた
ことが嬉しかった。

第二局(●): 
対田中(188)戦  4子置 中押し負け

  終盤の寄せでの打ち損じでしたが、今回はダメズマリでも
なくよく言われる手拍子で打ってしまったもので、原因を考え
ると残り時間が2〜3分で勝ちあせりがあったことでした。
       
この対戦記を書くためにたまたま消さないであった國吉さん記
(4月)を見ましたら、そこでも対田中戦で勝碁を落としたとあり
(内容は忘れましたが)残念ではあるけど 田中さんの碁を
あらてめて見ていると寄せの時間をきちんと残していると
見受け反省させられました。

第三局(○): 
対今村(170)戦  3子置 29.5目勝ち

 先日の真形杯で時間切れとはいえ先番で勝たせていただい
ているだけに内心余計落とせないぞと気を引き締めての対戦
でした。

       
第四局(●): 
対小木曽(161)戦  2子置 5.5目負け

  序盤の劣勢を白の打ちすぎをとがめて逆に黒有利で大寄せに
入り手を緩めての敗戦。 局後小木曽さんにもはっきり緩めたこと
を指摘され、ほぼ勝ちの碁を打ちすぎで負けたことは随分ありま
したが緩めて負けたことはあまり記憶がないだけにいい経験を
したと反省一杯。 
       
第五局(○): 
対石丸(148)戦  先番白から0.5コミだし  9.5目勝ち
  
六本木・本社で昼休みに古川師匠に石丸さんと共に3子置き
で交互に打っていただいており、いわば兄弟弟子との対戦。

古川さんと3子置きでは2人共時間内でつぶれないことを願い、
また慰めあう仲間ですが間近かの石丸さんとの対戦は白番で
勝っているだけに今村戦と同様 負けられない気持ち。

するとなんと一子目 高目!! 高目に打たれて勝った記憶
ないぞ!   困った!案の定2子が浮石となって序盤から
苦しむのかと思いいつつ、2子から逆に白へ大げいまする
強手でなんとかそこはしのいだが石丸さんの気合がいつもと
全く違うのを感じてカジタジ!
大寄せ以降の優勢をなんとか押しきって勝ち。
     
  今日の成果は何と言っても互いに気合が充実したこの
一番でした。  また、石丸さんは私より1子少ない3子置き
なのに田中さんに快勝しており、結果として1点差で優勝
とのこと、石丸さん、先輩の皆様ありがとうございました。


木村 毅            
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BY 田中

大会終了後の懇親会では碁談義で大会同様に盛り上がり
ました。その時の課題を一つ紹介します。
それは、持ち点のことや対戦方法のことです。
(大会前にも石田さんからボーナス点は無くしたほうが良い
のではとの提言がありました。)

もともと花碁会は勝負以上のことを追求すべく、スタートしました。
ん、なにそれ?  あれれ、知りませんでした?
そうなんです。勝負にこだわらず、上位者の胸を借りて棋力を
上げる、いい碁を打つ(どんな碁? 多分、あつい碁)、でした。
それで、優勝したら、ボーナス点をあげて励みにし、上位者に
より少ない手合いで挑戦する。  

ですから、他から新しく参加される方とのバランスとか、全体の
底上げなどの問題も確かに発生しますが、上の理由により、
もうしばらくこれを続けたいと思います。

ただ、クラス分けすると上位者との対戦が組めないので、
館山合宿を参考に、クラスを超えての対戦も取り入れて
いきたいと思います。

どうぞ、みなさま、今後ともよろしくご指導、お願いいたします。


今年の年間予定表を再掲載します。 なるべく他とかち合わないように
しました。  それで変則になりますのでお間違いのないよう、予定に
組み込んでいただけると、たいへん嬉しく存じます。

 花碁会 月例会の予定表 (2000年)
月	日	曜日	備考
1	8	第一土曜日	  完了
2	5	第一土曜日	  完了
3	11	第2土曜日	  完了
4	15	第3土曜日	  完了
5	27	第4土曜日	  完了
6	24	第4土曜日	  NTT 対抗戦予定あり   完了
7	29	第4土曜日	  完了
8	12	第2土曜日	
9	9	第2土曜日	  
10	21	第3土曜日	  中国旅行あり
11	11	第2土曜日	  
12	16	第3土曜日	

追記: 仕事の話で池田重郎さんと電話で話した折り、いつ
      お呼びが来るかと待っていたとの嬉しいお言葉。
      次回からご案内しますので、よろしくお願いいたします。

第15回大会(7/29/00)のスナップ。  
中盤の第3局、大会も最高潮。


初参加の大木さん、後ろはしびれきらしている石丸さん。


Aクラスの覇者、羽山さん。



Bクラスで初優勝を決めた木村さん。

 

尾崎さん、お蔭様で無事楽しく開催できました。



       Thank you !

●○● IBM-Japan CSTS、部品事業部 , 田中啓一  ○●○
    TEL 03-3769-6742, 1246-6742  FAX 03-5476-0855