花碁会 2001年 5月度 月例会結果報告 

入賞者を囲んで (後列、右から3番目が初参加の橋木さん)


優勝:田中さん、ハンディに物を言わせて(5−0)
2位:谷野さん、自らラッキー入賞とご謙遜(3−2)
3位:嘉瀬さん、初参加にして3位入賞、完全復調近し!(3−2)
花碁賞:初参加の橋木さん(下積みと思って、ガンバッテ!)


  早いもので月例会を始めてから丸2年が過ぎました。
他の大会と同様に日頃の研鑚の確認をする場として今後も、”楽しく
みんなで強くなる”をモットーに回を伸ばしていきたいと思いますので、
みなさまの今までと変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

 さて、今2周年記念大会は何の趣向も凝らさぬ大会でしたが、前回の
城戸さんに引き続き新たに嘉瀬さんと橋木さんの参加があり、大いに盛
り上がった大会となりました。なにやらその嘉瀬さんと城戸さん、往年
のライバルなのでしょうか? お二人の対局中遠くから、楽しいやり取
りが聞こえてきて微笑ましいものを感じました。
また、本社組みに中原師匠の愛弟子橋木さんが加わり本社勢も層を揃え
てきています。興味深々のそのお二人の成績は? やはり花碁会ならで
はでしょうか、嘉瀬さんは初参加にして3位入賞。(嘉瀬さんは耳鳴り
の影響から一時不振に喘いでおられた様でしたが、最近また盛り返して
きたようで他の大会での入賞報告も見るようになりました。
でも、やっぱり チョンボッタ!は聞きたい)

  一方の橋木さんには花碁賞をお持ち帰りいただきました。まだ、こう
した時計を使った大会に不慣れであり、大会そのものも初参加と思いま
すが、その割には碁の内容はシッカリしていたようでした。
大会後の反省宴席で池野師匠から”勝負はともかく着手に変なところが
無く良く打てていた”とのお褒めの言葉がありました。
また、今度の館山合宿にも参加されるとのこと、これからどんどん強く
なると思います。(石丸さんのおっしゃっていた通り、花碁でね!)

  それで、大会はどうなったのでしょうか?  160点まで下げた田中
さんがハンディに救われた格好で5戦全勝、久々の優勝となりました。
2位には自らラッキー入賞とご謙遜の谷野さん。
(詳しくは、観戦記=自戦記をどうぞ)
3位は、出だし2連敗(木村、國吉戦)と苦しんだ嘉瀬さん、後を3
連勝(橋木、城戸、谷野戦)し、お見事! 初参加にして3位入賞を
果たしました。今回は激しく星をつぶしあった大会とも言えます。
3−2、2−3とも4人とその凄まじさを表しています。

ちょと寂しかったのは常連の古川さん(法事)池田輝夫さん(湯河原
大会?)今村さん(嬉しい息子のお嫁さんのご両親との顔合わせ)
佐藤師匠(仕事)が参加出来なかったこと。


  観戦記(自戦記)は午前の2戦を終えて2連勝した一人、谷野さんに、
(幹事の権力をかさにプレッシャーをかけるべく)”観戦記お願いし
ますよ”と声をかけると、(実はもう一人の2勝は幹事で当然3戦目
は谷野−田中戦) ”田中さんが勝ったら引き受けましょう”と逆プレ
をかけられてしまって、たじたじの幹事。”それは冗談だけどと前置
きして引き受けていただきました。では、その何も見ないで書いたとは
信じられないレポートをどうぞ。


   ここから、BY谷野さん  

From:	Masayoshi Yano on 2001/05/21 19:28
To:	Keiichi Tanaka/Japan/IBM@IBMJP
cc:	 
From:	Masayoshi Yano/Japan/IBM@IBMJP
Subject:	(花碁会 5月度、月例会)  

先日の花碁会ありがとうございました。 また、ぶっちぎりの優勝おめでとうござ
いました。成績表がないので、勝ち負けは思い出しますが、一部の碁はあまり
思い出せませんが、後でハンデと結果も付記いただければと存じます。

 以下本文

 この花碁会もめでたく第25回目第3年目を迎えられたとの事ですが、実は私も
この花碁会出場10回目の節目を迎えておりました。 内心密かに秘めるものが
あったのですが、結果は幹事の期すところが大きかったのか田中さんの一人
舞台になってしまいました。 その責任の一端は私に有り今回も反省点の多い
大会でした。 以下反省を中心に

第1戦 國吉さん、逆コミ6目半(?)の向こうの先番、 
( 以下この欄は田中が追記  向こう先、逆コミ4.5  ○11.5)          
  
    第1戦は國吉さんとの対局、ハンディは置石無しの逆コミ6目半の(?)、
以前は置石があったように思ったので、やや気楽に対戦順調に進めましたが、
途中で厳しく攻められましたが、何とかかわして、盤面で10目(?)位の勝ちが
見えほっとしました。 後で前回の対戦を調べたら、2局で戦ってました。
(その時は相手が途中で間違え中押し勝ち) 國吉の棋力向上のすごさに改
めて驚きましたし、こんな碁を打っていたら次回はやられてしまいそうです。 

第2戦 池野さん、 2子局 黒番 
( 2子局、白1.5コミ出し   ○中押し)      

    相性が良いとはいえ(8連勝中)、一発必殺のパンチの持ち主。 2子のハンデ
を生かしてなるべく弱い石を作らず徐々に地合を稼ぎ、これはいけるかなと思って
いると相手が一見ぬるい手を打ってこられ、怪しいなと感じながらその一帯を見
ると、なんと私の目が危ういことに気がつきました、と同時に逆に相手の大石にも
目がない状態なので、生きている石に繋がれないようにお互いに狙いを秘めての
戦いが始まりました。 結局どちらの大石も目がなくなるも私は半眼が二つ、相手
は目無しとなり目有り目無しで決着がつきました。 でも、後で振り返りますと私は
そのような碁勢ではないので、もっと淡々と打たなくてはいけなかったのではと
反省しております。逆に悪い碁でも、しっかり勝負に持ち込む池野さんの打ち方を
身に付けたいものです。

第3戦 田中さん、  2子局 白番 逆コミ6目半
( 2子局、白6.5コミ出し   ● 8.5)      
    
    これが事実上の決勝戦、戦う前に今回の自戦記の依頼を受ける。 自戦記を
受けた人はその後メロメロになるジンクスがあるようなので、いやな予感がしたが
田中さん相手にきびしいハンデで多少つらいところがある。 田中さんが前半稼
ぎに稼ぎなんと4隅とも黒地になって、なかなか難しい局面中央が厚くなっている
ので、なんとかなるだろうと楽観していたが、相手もなかなか打ち込んでこず、
少しずつ稼いでいく。 やっと中に打ち込んできたのでチャンスかと思いきや、
あっさり小さく捨てられて万事休す。小寄の段階で、逆コミがでず、多少無茶を
してしまって、盤面でも2目負ける。 小寄の段階からでも、無茶をせず逆転
できるような集中力が必要だと痛感する。 なかなか無茶をしてこない田中さんは
一皮むけたのでしょうね。 

(田中 : いいえ、ただ疲れていただけでした。 )

第4戦 石丸さん、   4子局 白番 コミ 2目半 
( 4子局、黒2.5コミ出し   ○ 時間 )      

  石丸さんとは、確か2戦目最初に花碁会に出場して以来の戦い。 その時は
3子局で私にミスがでて、負かされているので雪辱戦とばかり、じっくりと打ち続
ける。後半相手の大石をしとめ、勝ったと気を抜いたとたんにまたまたミスを犯
して、20目近い大損をする。 その時点、相手に残り時間がなくその後の小寄
で少しずつ稼ぐも負けたと思ったが、相手の時間切れ負け、でも後は1目位の
寄せしか残っていないので、最後まで(約10手)並べてみたら、盤面でも勝って
おり、ほっと一息。 でも、ちょっとしたミスを逃さず攻めてこられ、ちゃんと手に
されてくるあたりは、なかなか油断が出来ません。 

第5戦 嘉瀬さん、   逆コミ6目半(?)の向こうの先番、
 ( 向こう先、白6.5コミ出し    ● 17.5 )      

  嘉瀬さんとはいろいろな大会でご一緒させていただいてますが、不思議と対戦
が少ない相手です。 昨年からの成績は私の3勝1敗でその1敗も半目負けと結
構相性は良い。 ところが開始早々読み終わった後なんと必然の別れの次の次
の1手を打ってしまって、相手にポン抜きを許してしまい辺の石は頓死状態。 
1手かけても死にが残っておりどうにもならないが取られてしまうと悔しいので、
生きにいったら相手も急所を外してくれて、後手でなんとか生きたが、棋勢は良く
ない。 ところが、嘉瀬さんの無理筋がでて、中盤で相手の石が取れたものの、
劫にされてしまい(局後佐藤師匠より下がりで無条件でしたと言われたが、その
時は、全然気がつかず帰り道でいろいろ考えた末、確かに下がりで無条件でとれ
ていました:こんな筋はいままで高段者と打っていて、何度も打たれているのだろ
うが師匠から言われて、考え抜いた結果気が付くという自分の能天気さにあきれ
てしまいました。)何とか取れたものの、憤懣やるかたなく一気に相手の石を取り
にいってしまい、反撃を食らって大敗してしまいました。 いろいろ伏線はあったも
のの、劫を解消した時点では白の勝ち碁だったことを考えるとなんでその時じっく
り打てなかったのだろうと、反省仕切りでした。 

と、言う訳で反省ばかり目立つ碁を打ちながらも3勝2敗の2位とこれはラッキー
でした。 
 
Best Regards,

 M. Yano (谷野 正義)
Manager of Technology Development and Services(技術推進)
APTO Staff Operations
Tel 81-46-215-2209  Tie 1-808-2209  Fax 81-46-273-7420
Simple is the Best



By 田中
  それにしても毎度のことながら谷野さんの自戦記には感心させられる。
ご自分の打碁を詳細に分析し記録に残しておく、そして今後の対局の
中で活かしていく。これが谷野さんのメキメキ強くなっていく秘策かも
知れない。もちろん、それだけでなく研究をしっかりしているからこそ
に違いないが....。

  大会後の反省宴会は花碁会以上の盛り上がり。たいして入っていない
アルコール量にしては、延々と...碁談議が終わることを知らない。
まあ、ほとんどはライバルたちを上げたり下げたりのいつもの定石だが、
なぜかどうにもそれが楽しい。ちょっとは碁の神髄に触れる話も無い
では無いが、よく覚えていない。(仕事を終えた佐藤師匠は大会後、
池野師匠と館山を睨んでの楽盤を囲んだ。その後、宴会にも来て碁談議
に花を添えた)


追記
古川さんからNotesが届いておりました。

田中さん、今回は5月19日法事のため欠席になります。
毎月楽しみにしていたのですが残念です。
次回は参加しますのでよろしくお願いします。    古川康雄 

5/22(火)の午後、ずしっと重い社内メール袋を受け取った。
開けてビックリ ! たまて袋? 中からは、月刊碁ワールド
5、6月号 2冊が...!?   ”川崎碁会所にどうぞ”と大木さんの
メモが添えられておりました。この場をお借りして関東囲碁部に
感謝申し上げます。

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長い報告を最後まで読んでいただきありがとうございました。

  最後に、明日の館山合宿に参加されるみなさまの往復の
安全と合宿でのご健闘、さらに合宿の成功をお祈りして投了します。


       Thank you !

●○● IBM-Japan CSTS、部品事業部 , 田中啓一  ○●○
    TEL 03-3769-6742, 1246-6742  FAX 03-5476-0855