花碁会 2001年 11月度 月例会結果報告 

入賞者を囲んで 



優勝:岸原さん、ジャブでなく アッパー フック 炸裂!!(4-1)
 2位:池野師匠、まさしく復調成る!(4−1)
 3位:田島師匠、久々の参加、華麗な碁健在!(3−2)
  4位:佐藤師匠、久々の参加、面目躍如!(3−2)


  前日からの雨が残って少し肌寒かった11月 10日(土)、花碁会・月例会は
無事開催できました。

   韓国遠征、新宿例会、第一回内閣総理大臣杯とみっちり詰まったこの充実した
碁会の後にもかかわらず、12人の参加者を得て大いに盛り上がった大会となりま
した。中でも岸原さんの花碁会 初参加で、会は若々しい新鮮さを醸しだし、参加者
はとても楽しい一日を過ごしました。また、機会がありましたらぜひ、ご参加ください。
  
  大会に先立ち、簡単な自己紹介(今回は最近の碁を打つ頻度を披露)
田島師匠の充実振り、池野師匠の復調の兆し、谷野さんの今年は3xx局、(3百台、
はっきり覚えていません) 石田さんのIBM社内大会巡り、橋木さんの昼碁、(中原師
匠との13路盤対局)  岸原さんのインターネット碁等が印象的。

  さて、いよいよ対局開始、簡単に大会を振り返ってみましょう。
緒戦はいつものように抽選。

  その緒戦結果は(左側の勝ち:敬称略、以下同)岸原−谷野、池野−古川、
佐藤−石丸、田島−國吉、石田−橋木、田中−木村。 なんと大事な緒戦は、
すべて上位陣の勝利!。 谷野さんは何か嫌な予感がしたそうで、その嫌な予感
(緒戦で大和同士、岸原さんと当たってしまう)が的中してしまったらしい。
大会後の反省会で「今日はこの緒戦がすべてだった」と嘆いていた。

2回戦(以降、勝者どおしの組み合わせ)結果は、岸原−池野、田島−佐藤、
田中−石田、古川−谷野、國吉−木村、石丸−橋木。2連勝は岸原、田島、
田中さん、逆に2連敗したのは谷野、木村、橋木さん。(タッちゃんズ順調な滑り
だし! 田中さんは社会人大会初参加で一皮むけたか?)

ここで、めいめいの持参弁当で昼食。食事を終え、いくぞ、3回戦!

3回戦:岸原−田島、池野−田中、佐藤−古川、谷野−石丸、國吉−石田、
木村−橋木。早くも、3連勝は岸原さんお一人になり、優勝候補NO1。

4回戦:佐藤−岸原、池野−國吉、田中−田島、古川−橋木、石田−谷野、
石丸−木村。さあ大変、岸原さんが佐藤さんに敗れたためまったく分からなく
なった。 "恩返し成るか"と田中さん相手の田島師匠、(ちょっとプレッシャー
の2子局)無事果たせて師弟は共に喜びあった。

優勝戦線へ残った3勝1敗は、岸原、池野、佐藤、田中さんの4人。 
その4人が組み合う最終戦で決着するというすばらしい展開。

いよいよ、最終戦 :岸原−田中、池野−佐藤、田島−古川、谷野−橋木、
國吉−石丸、木村−石田。岸原、池野師匠が勝って、4-1で並びましたが勝
ち点差で岸原さん、お見事、初参加・初優勝を決めました。
2位は大会前、最近復調して来たと自信を覗かせていた池野師匠。
3位は、今年2回目で久々参加の田島師匠。(花碁会の初代師匠)
4位は敗者まで含めて同点だった(本人同士の勝敗で決着)佐藤師匠。
(参加者12人と多かったため4位まで入賞)  次点は、田中、國吉さん。


   お待たせしました....。 ん、覚えのあるこの響き、そう観戦記のことです。
関東囲碁部報で、また、関東囲碁部HPで、冴えた執筆で知れ渡っている
岸原さんにお願いしておきました。今朝、Notesを開くと何と発信時刻が
11/12、 00:07です。時刻に驚きましたが内容でまた、ビックリ。
こんなの初めて...。棋譜付きです。 どうぞみなさまもビックリしてくださいませ。
(花碁会、幹事共、たくさんヨイショされちゃいました。)(^_^ 、、、 


 ここから、BY Java先生  
From:	Tatsuya Kishihara  on 2001/11/12 00:07
Please respond to Tatsuya Kishihara  
To:	Keiichi S Tanaka/Japan/IBM@IBMJP, Tatsuya 
Kishihara/Japan/IBM@IBMJP
cc:	 
Subject:	花碁会観戦記(2001-11月度 )

 田中さん、

 花碁会ではお世話になりました。頼まれていた観戦記をおくります。
 書いていると、いいかげんになってしまい、ろくな観戦記にはなり
 ませんでしたが、お許しください。 (^_^;

-------------------------------------------------------------------- 
   花碁会  観戦記

  噂には聞いていた花碁会、いつかは参加してみたいとおもいつつ、なかなか
  参加できずにいましたが、ようやく、出席することができました。

  新参者の宿命というべきか、観戦記をお願いされましたので、ちょっと
  筆をとってみます。(正確にはキーボード(^_^;)
 (「ちょっと」のつもりが書いているうちに長くなってしまいました。ごめんなさい)

  会場の川崎事業所は、駅から近いのが自慢。当日は、小雨でしたが、駅からは
  地下街を通って、ほとんど雨を気にせずにたどりつくことができました。
  途中で、忘れてはならないのは、昼食の用意です。花碁会は、自給自足制。
  川崎駅で、小さな弁当屋をみつけて「釜飯弁当」というのを買っておき
  ました。ちょっと、気のきいたおかずが盛り込んであっておいしそうです。

  川崎事業所9Fの社員ルームの会場に到着、すでに何人かの方がいらっしゃって
  いました。ふだんは、あまり会わない方もいますが、それでも、ほとんど、
  知っている方たちばかりです。簡単に挨拶をしておきました。

 「花碁会」というからには、花でも飾ってあるのかとおもいきや、そんなものは、
  会場を見渡ししても、どこにもなにもない。はて?と不思議がっていましたが、
  すぐにその命名の理由が分かりました。参加者の皆さんが、とても明るいのです。
  なるほど、参加者一人一人が「花」なのですねぇ。いやでも納得させられました。
  参加者は、12名ということで、比較的、少人数でしたが、少人数ならではの
  良さがあったようにおもいます。
  
  驚いたのは、幹事の田中さんが準備してある今日の会のための数々の秘密兵器です。
  まず、リーグ戦表は、きちんと、ワープロか表計算ソフトで作ったみたいで
  清書されて壁にはりだされていました。さらに大きめのポストイットで、個人用の
  成績を壁にはりだし、ポストイット内に対戦相手と結果を書くようになって
  います。また、対戦相手との点数差や結果を記録するスコアシートが
  クリアホルダーにはいって、一人一人に配られていました。
  たった1回の会のために、なんとも、すごい準備をしているものです。
 「はあああ、すごいなー、これ準備するの大変だったろうなー」と驚嘆のおもいで
  これを眺めていました。田中さんの花碁会にかける情熱をみるおもいでした。
  私などは、いかに手抜して大会を運営させるかばかりを考えているので、
  この点は、反省。(^^;

  いろいろあって、そろそろ、対局開始の時間。最初にくじびきをひいて、
  対戦相手を決定します。くじをひくなんて久々でした。そういえば、
  今年の年初の初詣のときのおみくじは、大吉。今回もお願します! 
  しかし、、結果は、凶でした。。なんと、最近、めざましい活躍で進境著しい
  谷野さんにあたってしまったのです。「この人にだけにはあたりなくなかった
  のに、、、、」悲痛な顔をして、谷野さんの顔をみると、相手も同じような
  顔をしてまったく同じことをいってます。 「岸原さんにだけは、あたり
  なくなかった。いやな人とあたった。。」
  
  対戦相手も決まって、さっそく、対局が始まるとおもうのは、素人の
  あさはかさとでもいうのでしょうか。ここからが、少人数の花碁会の真骨頂です。
  輪になって集合した参加者に幹事の田中さんから、指示がだされます。
 「一人一人、簡単な自己紹介と碁に関する近況をお伝えください」とのことです。
 人数が少ないからできることですね。私があまりよく知らない方もおられたので
 この自己紹介のセッションは、本当に助かりました。ふだん、話を聞けない人の
 話を聞くのは、いいものです。なにより、雰囲気がよかったです。私は、大和の
 昼休みの碁のこととInternet碁のことを少し話しました。
 そういえば、田島さんは、女流アマの人との対戦したおもいで話を熱く語って
 おられました。
    
 実は、20分も遅刻した方がいらっしゃったのですが、この自己紹介をやっている
 間に、登場され、対局開始にまにあいました。これも、ひとつの効能でしょうか。
 
 さて、  碁のほうも、ちょっとは書かないといけませんね。
 明るい表情の皆さんも、碁が始まると、すぐに真剣な表情に変わったのは
 流石です。

 第1戦
 大和の強豪、谷野さんとのいわば同士うちです。
 序盤から、ぎしぎしとした戦いになり、局面は、超難解で、私の棋力では
 とてもじゃないですが、よくわかりませーん! というほど、難しくなりました。
 「ここで、私は何をすればいいの?」と困りきったところ*1で、ふっと、
 うった手が大悪手。谷野さんにぴんと頭をはねられ、ほとんどゲームオーバー。
 しかし、数手後に今度は谷野さんに悪手がでて、タネ石がとれて、これでペース
 がつかめたようです。この碁は、とりわけ、気になっていたので、
 終わったあと友人と電話で話ながら、盤に並べて徹底的につつきました。
 どうやら、双方ともにいくつも間違えていたようですが、大局的には、私の
 ほうが悪く、つぶれる可能性もあっただけに、この碁に勝てたのはラッキー
 でした。

 第2戦
 箱崎の強豪、池野さんとの対戦です。
 いつも、まるで眠っているのではないかというくらい静かな対局姿ですが、それに
 油断(笑)して、ばさっと切られたことは何度あるかわかりません。
 そういえば、池野さんとは、先日の秋の合宿のときに、対戦して、このときも、
 こっぴどくやられていますが、そのときは、序盤から悪くなって、一方的に
 おしきられた覚えがあります。池野さんは、前回の内閣総理大臣杯でも3戦全勝、
 小松先生の指導碁にも勝利。とまさに日の出のいきおい、絶好調です。
 そうとうな苦戦を覚悟してのぞんだのですが、この覚悟がきいたか、序盤から慎重
 に打つことになり、とくに波乱もなく、なんとか勝利することができました。

 第3戦
 OBの強豪、田島さんとの対戦です。
 田島さんは、真形杯のメンバーの中では、めずらしい(笑)紳士な方です。
 昔から、よく対戦しているのですが、最近は久しぶりでした。(少なくとも
 この1年は打った覚えがありません。)序盤、やや無理ぎみな手をうたれてき
 たので、そこをうまく咎めてなんとか勝利することができました。感想戦では
 自分の石をまず安定させるのが先決だった。と序盤の石の運びをくやまれて
 いました。

 第4戦
 川崎の強豪、佐藤さんとの対戦です。
 佐藤さんは、本格派の碁ですが、この日も終始手厚くうっておられ、つけいる
 スキがまったくありませんでした。私の石は、3箇所で2眼生き。こんな展開
 になっては、勝てるわけはありません。完敗でしたが、対局途中に佐藤さんから、
 「岸原さんは生きるのがうまいなー」とおほめの言葉をいただきました。(笑)

 第5戦
 花碁会の幹事にして、碁の実力も一流の田中さんとの対戦です。
 まず、中盤にはいりかけのころに、田中さんの10数子をとったとおもったら、
 みごとに手筋を駆使して、きりぬけられました。私はしとめたとおもった石が
 生きていたので、ここで、ちょっとショックをうけました。

 その後、中盤で、私の石が、薄くなり、田中さんの目がキラリと光りました
 そして、その石をなんと、とりにこられました。「まさか、こんな石が死ぬわけ
 ないでしょ」そうおもっていた私の表情が数手後にはみるみる雲っていきました。
 あきらかに目がないのです。しかし、脱出できそうなところがあります。そこ
 をたよりにするしかありません。で、相手の石にぴたっとつけて、ひと安心。
 「ふう」と息をついていました。ところが、よーく、みると、そこにはワリコミ
 の筋があって、コウになってしまいます。*2 
 コウといっても、ほとんど天下きかずでこちらのツブレといっても良いくらいです。
 「がーん」と青ざめて田中さんの表情をみると、まさに、そこを睨んでいます。
 しかも、「うんうん」とうなずきながら、真剣な表情で考えこんでるではない
 ですか。「や、やばい、 気づかれたか!?」
 まさに、針のむしろの上の心境でしたが、その後、田中さんが、別のところに
 うって、ことなきをえました。もしかしたら、武士の情けで、わざと間違えて
 くれたのかもしれません。その後も一進一退を繰り返しながら、形勢不明のまま
 (いや、正確には田中さんのほうが有望だったかもしれません)終盤に突入。
 「大石を生きてください」という手を打ちましたら、田中さんが、そっぽの手
 をうって、大石をしとめて、ジ・エンドになりました。私が勝利したのは
 まさに、幸運としかいいようがない一戦でした。

 終了後は、表彰式、記念写真、、と、これも花碁会ならではの行事が待って
 いました。初参加の人は優勝することが多いそうです。今から考えると
 「新参者には、やさしくしよう」というのが、この会のモットーだったのかも
 しれません。こういうわけで、皆さんに力をいただきながらの優勝でした。 
 ありがとうございます。

 余裕がなくて、他の方の碁はほとんど見ることができませんでしたが、
 橋木-木村さんでは、こんなことがありました。
 橋木さんが、あたりをかけて、だめづまりの関係で、その白石は逃げることができず、
 白石をとっていたのですが、木村さんからの逆のあたりに対して、黒はぬくところ
 だったのに、なんと、だめづまりになるようについでしまい、3目をとられて
 しまったのです。*3 木村さんの話では、細かかったけど、ここで勝負がきまった。
 ということでした。
 このようなミスは、碁をうっていれば、すぐになくなるものとおもいます。

 また、昼休みに佐藤さんから隅の手の講釈がありました。隅の石で
 ハサミがあるときに、三々にはいった石がはってきたときに、2目の
 頭をはねてはいけないという話です。はねると隅のほうで2線にさがられて、
 そこを押えると急所をきられてどっちかがとられてしまいます。*4

 勉強になりますね。

 このあと、
 池野さん、「佐藤さん、そんなのよく知ってるねぇ」
 岸原      「え、まさか、池野さん、これ知らなかったんですか?」
 池野さん、「知らなかったよ。そんなの」
 佐藤さん、「こんなのも知らずに、よく碁をやってるねぇ」
 池野さん、「そんなに知ってるくせに、佐藤さん、たいしたことないねぇ。」

 間髪をいれずのこの応酬に、花碁会では、俊敏さも要求されると感じました。

 花碁会は皆さん、明るいですし、アットホームなかんじがして、すごく良いです。
 木村さん、橋木さん、石丸さん、國吉さん、古川さん、とふだん、打ってない方と
 対戦できなかったのは残念ですが、これは、次の機会にとっておきたいと 
 おもいます。

 終り
  
 [追伸]
 途中、文面だけでは、分かりにくい箇所が多かったとおもいます。
 申しわけありません。
 盤面の一部(*1 *2 *3 *4)は、
 http://www.kh.rim.or.jp/~ktcy/kigos/hng0111.html 
 でご確認ください。

 以上

-- 

岸原達也 Tatsuya Kishihara  


By 田中

追記 :花碁会・初参加の岸原さん、嬉しい手土産(関東囲碁部ホームページCD版)
          ありがとうございました。これで家でも家族に自慢出来ます!!。(^_^ .... 


それでは次回の開催案内を楽しみにお待ちください。 12/08 (土) 予定


        Thank you !


●○● IBM-Japan CSTS、部品事業部 , 田中啓一  ○●○
    TEL 03-3769-6742, 1246-6742  FAX 03-5476-0855