花碁会 2003年 9月度 月例会結果報告
打ち了えて
未練がましき
月見酒
勝った碁はたいして残らないが、負けた碁はなかなか忘れられない。
9/6(土)ちょっと蒸し暑かった川崎碁会所(KW社員ルーム)での
花碁会、熱戦の模様を簡単に報告します(敬称略)。参加者は16人。
Aクラス
池田重朗5段、 中原義彦5段、 古川康雄4段、 水田幸夫3.5段
山崎洋一3.5段、石田 造3.5段、 田中啓一3.段、城戸善一3段
Bクラス
嘉瀬 敏3段、 佐藤次光3段、井伊敏夫2段、 吉野昭生(あきお)3段
今村正人2段、木村 毅初段、亀山博剛(ひろたけ)3級、西村義輝3級
さあ、緒戦が始まりました。
(See attached file: 花碁会2003.09.06.jpg)
ちょうど16人で2クラス、緒戦はいつものようにクラス交流戦でスタート。
今回は、5−3とAクラスの貫禄勝ち! 3つの金星は、吉野(水田)、
木村(石田)、亀山(田中)。 Aクラスで無事、勝ちを収めたのは池田
(嘉瀬)、中原(佐藤)、古川(井伊)、山崎(今村)、城戸(西村)。
今村さんは今までは分が良かったが、1子減って厳しかったと漏らした。
田中-亀山戦の5子局もそれ以上、とても碁にならないというのが正直な
感想。ところが中盤、亀山さんの見損じで黒の大石を仕留めて楽勝か、と
思っていた数手後に亀山さんが放ったスルドイ両ノゾキに白ギャフン!!
これで黒の右辺はイッキツウカン、そして下辺を大きく盛り上げて、10目
以上の大差負けとなってしまった。
佐藤師匠の次の ”石を打つ順番” の教えを思い知る一局となりました。
@.まず、自分の石の弱いところがないか
A.相手の石の弱いところはないか
B.そして、はじめて好きなところに打て(ふつうは大きいところへ)
これを一言でいい現わした格言が ”大場より急場” となるのでしょうか!
最近、気づいたことですが、その時はちょっと気がさすが自軍をしっかり
守ってから打つようにすると厚い碁が打てるようになる。そして、けっこう
あとからオマケなども付いてくる。 これ強くなる秘策! (^^、、、、
お師匠さんたちの声が聞こえてきます ”今頃 何ほざいてるの!!”
さて、3回戦が終わったところ
Aクラス : 3連勝と順当に駒(ん、駒でなく石か)を進めた中原さん、
2-1で追うのは池田、古川、田中、城戸さん。
Bクラス : 緒戦で水田さんを破って勢いづいた吉野さんが3連勝、
今村、亀山さんが2―1で頑張っている。
つづく4回戦
Aクラス : さあ、たいへん3連勝の中原さんが城戸さんに敗れたため、
急に緊迫した優勝戦線。3-1が池田、中原、城戸さんの3人に。
石田さんは花碁賞ねらいに切り替えた様子?
Bクラス : 吉野さんが4連勝して、はやばやに優勝を決めてしまった。
3勝はいない、2―2は嘉瀬、佐藤、今村、亀山さんの4人で
こちらは、2位以下が混戦模様。
いよいよの最終局
Aクラス : 中原さんが山崎さんに勝って唯一4勝で文句無しの優勝!、
つづく3―2は池田、水田、田中、城戸さんの4人、勝ち点で
2,3位が決まるという接戦でした。石田さんは気変わり?
とはいえ、古川さんに勝ったのですら2勝の価値があります。
優勝 中原義彦5段 4-1 6月の9路盤に続いて!
2位 城戸善一3段 3-2 7月につづいて!
3位 水田幸夫3.5段 3-2 連続の勝ち越し!
Bクラス : 優勝の決まってしまった吉野さんは、何か用事があるらしく
さっさと負けて先に帰られました。取り残された中での入賞
争い、2・3位を除くとあとは全員が負け越しだった。
優勝 吉野昭生2段 4-1 余裕で決めた!
2位 佐藤次光3段 3-2 参戦、4戦目で入賞!
3位 今村正人2段 3-2 昇段したてで入賞!
では参加者による観戦記をお楽しみください。記事をお寄せいただき
ました中原さん、今村さんに感謝します。
BY 中原5段
田中さん、
この前の花碁会の自戦記です。よろしくお願いします。
中原
実は個人的に久しぶりの囲碁大会で、”碁が打てるだけで嬉しい状態”
での花碁会の参加でした。でも経験的には、こういう状態で碁を打てる
時が一番いい碁を打てるもので、この時も後で考えると正しくそうでした。
1局目は、佐藤(次)3段との2子局。
オーソドックスな布石で始まった碁でしたが、黒が仕掛けて白が凌いだ、
そのために黒が薄くなり後手を踏む羽目に。その後黒にもう一手、目を
心配し過ぎての緩着があり黒が劣勢に。白側からは、余り何もしないう
ちに優勢になり、そのまま勝てた一局でした。
2局目は、池田(重)5段との互先局。
池田さんとは箱崎の大会で苦杯をなめさせられた経験がある。本格派で、
隙を見せると厳しく攻められる。この碁も私(白)の打ち過ぎで、大石が
捕獲状態に。しかし、そこで池田さんのほうが、優勢を意識されたのか、
石の流れがぎこちなくなってしまいました。捕獲寸前の大石を逃げ出して、
なんとか逆転勝ちを収めることができました。
3局目は、古川4段との先手逆コミ局。
古川さんには花碁でよく負かされている。ジックリと打つ”根気のよい碁”
でいつもペースに乗せられて、緩着やら打過ぎやらで、いいと思った碁を
負けにされることが多い。しかし、この碁は、わたしにとって非常にラッキ
ーな展開で、序盤で思いがけず大きな石をとって、あとは安全運転、めず
らしく危なげなく勝たしてもらいました。
4局目は、城戸3段との2子局。
城戸さんとは花碁で2,3回あたって今まで負けたことがないハズ。
この日は、ここまで3連勝。思わず勝ちを意識してしまいました。
”勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい”。石の流れがガラッと変わって、悪手を
連発。どちらが白で黒かわからない展開で、いいところなく敗戦。終わって
から、城戸さんにもご協力いただき、並べ直してみましたが、本当にお粗
末な一局でした。
5局目は、山崎3.5段との2子局。
山崎さんとは、別の碁会の合宿での対戦以来久しぶりの対局。
前局の影響が心配されたが、意外に初心に帰り余り勝ちを意識しないで、
”いい碁”を打つことだけを考えて一局を戦うことができました。
そうは言っても、厳しい碁で、大石の生死をめぐってのコウ争いになり
山崎さんがコウの解消を急ぎすぎたために、勝ちを拾った碁でした。
これで4勝1敗で、久しぶりの優勝。どうもありがとうございました!!!
つづきまして BY 今村2段
久しぶりに(?)花碁会に参加しました。最近の私は不参加のほうが
多いようです。
さて、田中さんと私は、真形杯で同時昇段したばかりで今回どの程度
の成績をのこせるか不安でしたが結果は2人とも3勝2敗の勝ち越しで、
まずまずのスタートでした。私のほうは,Bクラスで3位入賞のおまけま
でつきましたが、以下は私が対戦した試合の自戦記です。
1回戦: 山崎戦(私の2子局)
1戦目は、A,Bクラスの対抗戦で私の相手は山崎3.5段。
山崎さんとは ここのところ勝率が良く従来の3子なら なんとか勝て
そうな気がしていましたが、今回からは2子。 やはり1子の違いは大
きいなあと2子おいた時から思いました。 碁のほうは、私の布石が
まずかったせいでしょうが、大きな地ができそうなところにヤキモチを
やいて打ち込んだため弱い郡団が2つできてしまい、両方をしのぐの
は無理となり1方の大石が死んでしまい ジ・エンド。
やはり 弱い石があるのに2つ目の弱い石を作ってはいけませんね。
2回戦: 西村戦(西村さんの4子局)
2戦目は3級の西村さん。置き碁にはなれているが置かれ碁はいま
まで殆ど対局の経験がない。当然 4子も置かれたら勝てそうもない
と思いつつ序盤は進んでいたが 中盤ごろから 西村さんのほうに
ぬるい手や疑問手がいくつか出て 弱い石を攻めながら除除に挽回
し終盤では大石をし止め中押し勝ち。終わった後でよく勝てたものだ
と思いました。
3回戦: 佐藤戦(私の黒番)
3戦目の相手は3段の佐藤さん。以前に1−2度対局し勝ったと記憶
しています。序盤の布石も黒悪くなくその後小競り合いはありました
がそれほど激しいねじりあいもなく 黒リードの まま最後までいった
ようでした。 最終結果は盤面で黒11目の勝ちでした。
4回戦: 吉野戦(私の白番)
4戦目の相手は同じ(になった)2段の吉野さん。実力は悠に3段
(と言われています)以前 川崎にいた頃 吉野さんには 勝つのは
ごく稀でいつも やられていました。今回も吉野さんはここまで3連勝。
なんとしてもストップをかけたいところだったが、開始早々に強引な攻
めに合い防戦一方、ズルズルと敗勢に持ち込まれました。おまけに
大石の死活で応手を誤り これが死んで中押し負け。完敗でした。
5回戦: 嘉瀬戦(私の黒番)
5戦目の相手は3段の嘉瀬さん。嘉瀬さんとは以前から相性がよく
いままでは勝ち越ししているが・・ 2子から1子減って私の黒番。
中盤早々大石を殺しにこられ死ぬ寸前だったが1箇所相手に弱み
がありそこをついて何とか危機を脱出。逆に取りにきた石の1団を
とって中押し勝ち。殺さずに生かして打てばよかったと嘉瀬さんぼ
やいていました。
BY 田中
来る9/14(日) は社内で一番大きくそして、大いに盛り上がる
IBM囲碁大会が開催されます。
参加予定のみなさま、今回の自戦記をゆっくりかみしめて読んで
いただきその大会に備えることをおすすめします。
Thank you !
●○● IBM-Japan TSOL、部品事業部 , 田中啓一 ○●○
TEL 03-3769-6742, 1246-6742 FAX 03-5476-0855