関東囲碁部報(2002-05) ジャンボ大会結果報告

 IBM 充実の3位!

さる2月3日(日曜)に市ヶ谷の日本棋院にてジャンボ大会雪組が開催されました。

IBM関東囲碁部は、2チームが出場し、第一チームが昨年と同様の3位になりました
ので、ご報告いたします。

ジャンボ大会は雪組 月組 花組と3種類があり、その中の雪組は法人や官公庁
が参加の対象となっている大会です。チームは15名と大人数で構成され、それが
名前の結縁になっています。
他のほとんどの社外大会は、実力に応じたA,B,C,D等のクラス設定があるのに対して
このジャンボ大会は、クラスが一つしかありません。
このため、出場選手は、全員、最高クラスで対戦をおこなうことになり、どこの
企業もこれに対応できる15名の精鋭を選抜して選手をおくりこんでくるため、大変に
レベルの高い大会となっております。

このような、ハイレベルの大会に、わがIBM囲碁部は、なんと2チームも
エントリーいたしました。これは、他の会社には、まったく例がなく、
もしかしたら、歴史的にもジャンボ大会史上初めてだったかもしれません。
いずれにしろ、おもいきった囲碁部の英断でした。

今年の大会では、14チームがエントリーしましたが、昨年の顔ぶれとは、がらり
とかわり、日立、東芝、富士通、日本電気、東京都庁、三菱電機と、非常に強い
ところがずらりと出場しており、いっそうハイレベルとなりました。

試合方式は、8チームの1組と6チームの2組に別れて、おのおの3試合ずつの
リーグ戦を行ない、各組の1位どうしが、決勝を、2位どうしが、3,4位決定戦を
戦う、一日4試合方式が採用されました。

IBM 第一チーム

出場選手 (敬称略)

1. 中村信夫
2. 池上均
3. 玉木久夫
4. 加藤武彦
5. 吉田嶽彦
6. 遠藤隆雄
7. 西村正紀
8. 中川敬一
9. 松谷治
10.高本正
11.影浦陽一
12.荒井一
13.橋口朗彦
14.岸原達也
15.大串天光

リーグ戦
○13-2 東京消防庁
○10-5 東京都庁
× 6-9 富士通

3,4位決定戦
○12-3 東京都教職員

最初の抽選で、強豪チームがひしめく鬼パートにはいってしまいました。
最初の東京消防庁戦は、快勝でしたが二試合目からは、大激戦となりました。
東京都庁戦は、一進一退で、まったく予断を許さない展開でしたが、やや
層の厚みにまさったIBMチームがなんとか10-5でこの戦いをものにしました。

結局、急所の3試合目の富士通との決戦に力及ばず破れ、リーグ2位となって
しまいました。とくに、富士通は上位層が厚く、上林、窪庭、吉崎、江面と
有名強豪、県代表クラスが続々と名前を連ねるハイレベルのチームでした。

この後の、3位決定戦では、圧勝し、昨年とまったく同様の3位となりましたが、
全体のレベルははるかにあがっているため、「前回よりも価値の高い充実の3位」
と考えたいとおもいます。

IBM 第二チーム

出場選手 (敬称略)

1. 波松邦次
2. 山口宗一
3. 及川 捷三
4. 池野晃
5. 真形久視
6. 羽山昭次
7. 立石進一
8. 久家達夫
9.湊信幸
10.新名宏志
11.兵藤進
12.小島和夫
13.滝 賢史
14.三浦正明
15.服部昭
16. 大木建志
17.谷野正義

* Bチームは選手が負け抜けの交替で出場。

リーグ戦
×6-9  石川島播磨重工業
×1-14 日立
×6-9  東京主税局

IBM Bチームは、奮闘むなしく破れさりましたが、トップクラスの相手の
チームを相手に、この成績は、むしろ、ほめ讃えられるべき成績といって良い
でしょう。結果的には、6-9負けが二つありましたが、途中経過では、5勝4敗と
リードしていたときもあり、一時は、「勝利できるのでは」と色めきたちました。
日立は、今回のジャンボ大会の優勝チームです。つまり最強のチームであり、
この試合での完敗はいたしかたありません。とくに、唯一の白星は、「快挙!」
といって良いでしょう。

成績優秀者

4戦全勝
   Aチーム 8将  中川敬一氏
   Aチーム 11将 影浦陽一氏
   Aチーム 13将 橋口朗彦氏
   Aチーム 15将 大串天光氏

3勝1敗
   Aチーム 大将 中村信夫氏
   Aチーム  6将 遠藤隆雄氏
   Aチーム  9将 松谷 治 氏
   Aチーム 10将 高本 正 氏
   Aチーム 14将 岸原達也氏

2勝1敗
   Bチーム  7将 立石進一氏
   Bチーム 14将 三浦正明氏

なお、
  影浦氏は、これで対外試合15連勝達成です。
  橋口氏は、これで対外試合 9連勝達成です。

総評: さすがにレベルの高い大会で、富士通戦は6-9という成績でしたが、
      地力負けといったかんじでした。 昨年度は、日立に惜しくも7-8負けで、
      日立には、かなりいい勝負ができるのでは、とおもったものですが、
      今回の決勝は、日立11-4富士通という結果だそうです。この結果を
      みる限り、日立には、総合力の違いをみせつけられたかんじです。
      鍛えなおして、来年につなげたいとおもいます。また、今回出場でき
      なかったIBM上位陣の皆様、来年の出場を是非お願いいたします。

 こぼれ話

 ● 第二チームの兵藤さんの第一試合は、双方に大きな地ができていて、
 とても数えられない状態。つくって、80目くらいと90目くらいの大きな
 地でしたが、数えてみると、ちょうど、黒番の兵藤さんが、6目を残して
 半目勝利しました。兵藤さん、相手を気づかってか「韓国だとそちらが
 勝利でしたね」と余裕のコメントでした。

 ●第二チームの真形さんも、さすがに、日立戦は、完敗。対局終了後の
 感想戦も教えられ、右となりと左となりの日立の選手も集まってよって
 たかって指導されたそうです。真形さん、ひとこと「勉強になりました」

 ●第二チームの池野さんは、相手チームをみると、近い位置に
「ふだん3子おいてなかなか勝てない人」が座っていたすわっていたそうです。
 池野さんが、驚いて相手をみると、相手も池野さんをみて、驚いたそうです。

 ●三将の玉木さんは、数年前まで、大和事業所の東京基礎研究所におられた方
 で大和囲碁同好会の囲碁講座の講師もやっていただきました。現在は明治大学
 に在籍されておられます。過去にもこのような社外大会には、Aクラスで何度も
 出場されていましたが、今回は久々の出場となりました。今後も継続して
 「都合のつくかぎり出席」していただくようにお願いもうしあげます。

 ● 今回全勝の大串さんは、ふだんの社内の囲碁大会にはあまり出場されませんが、
 知られざる強豪です。過去にも社内の囲碁全国大会出場者で、とくに最近は、
 一年に一度の東大戦には、よく出場され、あの東大囲碁部の猛者相手に好成績を
 残すほどの実力者です。今日も安定した戦いで全勝でした。
 (余談ながら、筆者の大学の先輩でもあります)

 ● 前回のジャンボ大会全勝の荒井さんも、ふだんの社内囲碁大会にはあまり
出場されませんが、知られざる強豪で、過去に小津杯のSクラスを制覇した実績も
あるほどの方です。前回の成績から考えると、今回はやや不調におわったよう
です。とくに、負かされた相手に、「私は、おたくの会社のT石さんとは、
よくうっているが、いつも負けている。」といわれて、
「え、私、T石さんによく負ける人に負けたの?」といたくショックをうけて
おられました。

● 第一チームは、緒戦を13-2で圧勝。負けた方は、たった二人しかいませんでした。
ところが、その負けた二人のうち、一人は、いつも安定した成績で勝ちまくって
いる副将で、1目半たりずの敗戦でした。筆者はこの結果を怪訝におもっていまし
たが、すぐに原因がわかりました。実は、副将は、前日に日帰りで湯沢方面まで
スキーにいかれれていたのだそうです。すごい強行日程で、そうとう疲れていた
はずで、緒戦は肩ならし、、二試合目からエンジンがかかったのでしょう。

●今回は、金沢さん、関口さん、前川さん、長野さん、深尾さん、といった
強豪の方々が残念ながら、都合がつかず、出席できませんでしたが、そんななか、
徳山さんが木曜日に東京にいたという情報があり、うちあげの席で「惜しい!」
と声があがりました。次回は、なんとか、徳山さんにも、都合をつけて
もらおう、と遠く東北の地におられる徳山さんへのエールがひときわ高まり
ました。

● 第二チームは残念ながら、3連敗となってしまいましたが、公式の成績表
掲示板では、第三戦目に間違って、9-6で勝利と記述されていました。この表を
みた多くのIBM選手は、第二チームは一勝をあげた!と信じて喜んでいましたが、
実は、とんだ勘違いだったということがわかり、ぬか喜びとなってしまいました。

● 今大会の優勝チームは、日立でしたが、IBMのAチームが6-9で破れた富士通
に11-4とほぼ完勝しています。日立の選手を知る方によると、選手層は厚く、
チームは、相当なハイレベルなのだそうです。こんなチームにIBMのBチームが
1勝(14敗)をあげたのは、本当に快挙です。この貴重な白星をあげたのは、
大将の波松氏でした! 皆さん、多いに讃えてください!!!
(ただし、・・勝 でしたが。)

 ● 3位決定戦開始前に筆者の耳元で、小声で「おーい」と
その会場にはそぐわないかわいらしい声に、ふりむくと藤田さんの愛娘
「聖羅(せいら)ちゃん」が藤田さんと一緒に応援にかけつけてくれてました。
この心強い応援がきいたか、筆者の最終戦は、大楽勝となりました。
余談ですが、この聖羅ちゃん、4月から小学生になる女の子なのですが、
実は、碁をたしなまれます。ジュニアの囲碁の大会にも出場し、小学生に勝った
実績もあるほどです。この子に碁を教わりたいという方は、藤田さんに
お願いしてみてはいかがでしょうか。

 ● 冒頭での説明のとおり、ジャンボ大会は、Aクラス、Bクラス
などの区別はありません。ところがIBMが2チーム出場しているものだ
から、クラス別だろうとおもっていた方がいらっしゃいました。
そのことを大会後のうちあげの席でつげ、「日立もむこうのリーグだから
人がそろわず、Bクラスにおちたのかとおもっていたよ」とのコメントに
場内大爆笑となりました。

●うちあげの席で指摘がありましたが、この大会での勝利数は、IBMが一番でした。
 でも、2チーム分をあわせての話ですからあまり自慢にはなりませんが、、、

● 「2チーム出場しているのなら、順番に、強いほうから、分散してオーダーを
くむべきだ」という意見がでました。それに対して、周囲は「そんな余裕はないよ。
優勝を狙っているのだから当然集中すべきた」との意見でした。「しかし、なぜ
優勝しなかったのかと聞かれたら、兵力を分散していたからだ」とのいいわけに
は利用できる。」と分散してもいないのに、いいわけには、利用するという
なんとも姑息な手段が提案されて、うちあげの席は大爆笑でした。

● ジャンボ大会に2チームも出場したので、部長は、主催者から、大変に
感謝されたそうです。そのことをうちあげの席でつげると、「じゃあ、
来年は3チームだな」との冗談に、場内爆笑となりました。

●IBM第2チームは、強い方から順に並べる正々堂々のオーダーでしたが、
「これは、正直すぎた。順番を工夫すると、チームに勝利がもたらされたかも
しれない、、」と。はやくも、来年への作戦が、うちあげの席で話あわれました。

 以上

IBM関東囲碁部