関東囲碁部報 (2002-21) 2002年度春季合宿結果報告
5月17日(金曜)から19日(日曜)までの3日間、館山の保養所において、
恒例の春季囲碁合宿が開催されました。 講師の光永淳造プロ棋士を含む、
総勢40名の参加者をえて、大変に 盛況でした。
◎合宿リーグ戦
恒例の合宿リーグ戦は、以下のようなルールで行なわれました。
○A、13名、B、C、14名ずつ3クラスに分かれての総あたりリーグ戦
○光永先生に3つのリーグ戦に参加していただき、参加者全員と対局。
○45分切れ負け真形ルールによる手合い決定
○スイス式での順位決定
結果
Aクラス (13名参加)
優勝 吉田嶽彦 7段 10勝2敗
準優勝 光永淳造 9.5段 10勝2敗
3位 池上均 8.5段 8勝4敗
4位 高本 正 6.5段 7勝5敗
短評:序盤から、好調だった吉田さんと光永先生が、高い勝率をキープし、
そのまま優勝争いとなりましたが、吉田さんが、光永先生との対局に勝利した
のがきいて、同星ながら、勝ち点の差で逃げきりました。
吉田さんは、1997年春以来の優勝でした。
また、久しぶりの参加の池上さんは、8.5段という高いランクでありながら、
8勝4敗で、3位にはいりました。とくに、光永先生に、定先逆コミの手合いで
勝利は、特筆すべきでしょう。高本さんは、最近、Internet碁できたえて
います。昇段まで、あと2点必要でしたが、今回は、1点獲得、あと1点です
から時間の問題でしょうか。花碁会の師匠、佐藤5.5段は、7-5の同じ星
ながら、勝ち点の差で入賞をのがしました。
Bクラス (14名参加)
優勝 新名宏志 4.5段 9勝4敗
準優勝 田島元三郎 4.5段 8勝5敗
3位 湊 信幸 4 段 8勝5敗
4位 小松雄一郎 4 段 8勝5敗
短評:スコアをみてわかるように、大混戦でした。一試合進行するごとに、順位が
いれかわる激戦でしたが、最終的には、新名さんがこのクラスを制しました。
新名さんは、1998年春、1999年秋と合宿の優勝実績があり、その実績が自信と
なっていたでしょうか。実力を発揮したもようです。
このクラスは、序盤は、湊さんが快走し、そのまま、逃げ切るかとおもわれま
したが、最後のほうで、つまずき3位に終りました。
田島さんは、充実した内容で準優勝に輝きました。
小松さんは、ヒゲに、ますますの貫禄がついて、好成績につながったようです。
子づれで参加の藤田さんは、8-5の成績でしたが、勝ち点の差で入賞をのがし
ました。
Cクラス (14名参加)
優勝 光永淳造 9.5段 11勝2敗
準優勝 水田幸夫 3段 11勝2敗
3位 中原徳太郎 2段 9勝4敗
4位 今村正人 初段 9勝4敗
短評:このクラスは、Aクラスと似た展開で、水田さんと光永先生が、序盤から
ずっと快走しました。水田さんと光永先生の直接対決は、水田さんが、
無謀なコウをしかけた(本人談)のがよくなかったか、光永先生に軍配があが
りました。しかし、終盤で、嘉瀬さんが、光永先生に勝利し、援護射撃。
これで、水田さんが、逃げ切るかとおもわれましたが、中原さんにうち
とられました。中原さんは、八ヶ岳での農作業で碁にネバリがでてきたので
しょうか。みごとな3位入賞でした。今村さんは、いつも安定した成績で、
今回も4位です。光永先生は、Cクラス2度目の優勝です。
金沢から遠路はるばる参加の金子さんは、9-4と好成績ながら、勝ち点の差で
入賞をのがしました。
◎ クラス交流戦
以下のようなルールでの交流対局です。
○参加、不参加は個人の意思にまかせられ自由。
○基本的には公式戦終了後に実施、ただし、空き時間を活用して実施も可。
○A、B、C、3クラスで別のクラスの人と自由に相手を選択して対局。
○対局時計や持ち時間等は対局者間で相談して設定
○A、B、C それぞれのクラスを勝ち越し数で1位、2位、3位に分けて、
それぞれ上位の3人、2人、1人を表彰。
1位 Aクラス 34勝
個人1位 羽山さん 6Point 2位 波松さん 5point 3位 岸原さん 4Point
2位 Bクラス 23勝
個人1位 田島さん 2.5Point 2位 藤田さん 2.4Point
3位 Cクラス 22勝
個人1位 水田さん 1Point
注) Pointというのは勝越し数のことです。たとえば、6勝2敗の場合、4Pointと
なります。同一Pointの場合は、勝利数が多いほうが上位、それも同じ場合は
ランクの下位の方を上位とするようになっています。
同一pointの場合、勝利数をPointの右に(2.5のように)表示しています。
とくに、Aクラスの入賞者は、リーグ戦負け越し組がうさをはらすために、
ひとしお頑張ったようです。Bクラス、Cクラスは、リーグ戦の好調組が
はいりました。
◎ フェリーでの対局
フェリーで対局が行なわれるのは、よくあることですが、今回は、なんと
3面もとりおこなわれ、合宿開始前から、意気さかんでした。
周囲の人はどうおもわれたことでしょう。
◎ 光永先生、四段に昇段!
光永先生は、この合宿の数日前の大手合いでみごと、四段に昇段されました。
合宿に照準をあわせたかのような、素晴らしいタイミングで、開会式は
いっそうもありあがりました。
◎ 谷野定石が人気
初日の昼食時は、谷野定石といわれる「ばんや」に囲碁部の大半のメンバー
が集合しました。とくに、フェリー組16名がひとつのテーブルを囲んで、
席につき、なかなか壮観でした。今後の新集合場所となるかもしれません。
◎ 絶妙のハンディ?
橋木さんは、2級ということで、光永先生とは、星目で逆コミ20目という
ハンディでした。勝負の結果は、ぴったり、先生の半目勝ち。
これをみるかぎり、絶妙なハンディだったでしょうか。
◎ 絶妙の部屋名?
今回は、人数が多く、はなれに6名の方がアサインされました。
そんななかに、花碁会の幹事、田中さんがおられました。田中さんは、
インターネット碁でのハンドル名が flower 、その「はなれ」の
部屋の名前が、フラワー亭でした。
◎ 中日のハイキング
今回は、中日のハイキングコーディネーターを事前指名し、そのコーディネーター
が過去のハイキング履歴を参考に、近くのハイキングコースを調査し、合宿当日には
現地に赴いてさらに、入念に調べるなど、まさに準備万端といった状況でしたが、
雨にたたられ、結局、中止。つわものぞろいの囲碁部も自然には勝てません。
◎個別ハイキング
ハイキングが中止になったということで、よかれ、と、碁をうち続ける方も
いましたが、体を動かしたくてたまらない人もいらっしゃったようです。
戸松さんは、館山駅のちかくまで歩いていき、また、戻ってきたそうです。
また、湊さん、森さんは、保養所の駐車場のところから、登れる裏山に
登ったようです。5分程度で登れるそうですが、けっこう勾配があって、きつく
頂上は、なかなか、見晴らしがよかったのだそうです。それにしても、こんな
裏山があるとは、いまのいままで、だれも気がつかなかったようです。
◎ 碁以外で勝負
森さんは、館山の生活を一番、満喫した人かもしれません。
保養所の裏山にものぼりま、サウナやカラオケも利用して、と、
保養所をフルに活用していらっしゃったようです。
◎ 通りすがり
夕食時に、谷野さん、藤田さんの娘さん、セーラちゃん、光永先生と、
記念写真をとることになりました。とても、みごとな表情で、
素晴らしい 写真がとれた!とおもいきや、、、通りすがりの某囲碁部員の方が 後ろにうつっていました。
◎ 2倍!
橋木さんは、2回目の参加。1度目の勝利数の2倍の勝利を獲得したのだそうです。
このまま、倍倍で、増やしていきたい、、と自身のコメントにも自信がみち
あふれていました。
◎ 名コメンテーター登場?
閉会式のとき、リーグ戦の結果をひとつひとつ分析して、コメントをつける
方がとびいりで登場されました。みごとなコメントで、聴衆から、拍手かっさい
でしたが、実は、最近、研修の部門に異動されたので、このようなコメントは
得意中の得意なのでしょう。
◎ Aクラス優勝の実力
Aクラス優勝者は、帰りのフェリーの中で、フェリーの行く時間と帰りの時間が
違うのではないか、、と、その理由を説明していました。その説をたしかめる
べく、さっそく、Cクラスのある選手が、フェリーが到着して、もうすぐとびら
が開いて車がいっせいにでていこうという、すごいタイミングのときに、
忙しそうに車どめをはずしているフェリーで働くおじさんのところにわざわざ
歩いていき、質問、、
すると、みごとに、その説があたっていることがわかりました。
Aクラスの選手の観察力と、Cクラスの選手の熱心さには感心しました。
◎ 研究熱心
先生をまじえて、検討会や、いろんな局面の集中研究が熱心に行なわれ、
非常に効果的な合宿になったとおもいます。
以上
IBM関東囲碁部