関東囲碁部報(2004-11)オール実業団囲碁対抗戦結果報告
*** IBM 素晴らしい快挙7連覇!!!!!!! ***
3月14日(日曜日)に市ヶ谷の日本棋院にて、オール実業団対抗戦が開催されました。
従来のオール法人大会(3月開催)と職団戦(4月開催)が、統合されたもので、
オール実業団対抗戦とう名称での開催は、2度目になります。
関東囲碁部からは既報のとおり、実に5チーム25名の選手をおくりこみ
A,B,C,Dクラスに分かれて熱戦を展開しました。
結果、職団戦時代から連覇を続けていたAクラスでは、今年も、みごとに優勝に
輝き、通算7連覇を達成しました。 また、A、B、C、D全クラスで枠抜けを
果たし、Bは4位、CとDは、準優勝と素晴らしい成績をおさめました。
試合方式
各クラス2ブロックで構成され、それぞれ3試合の予選リーグを行ない、1位と
2位が枠抜けし、決勝トーナメント2試合を行なう方式です。
Aクラス 優勝!
金沢東栄、中村信夫、池上 均、深尾 淳、吉田嶽彦
不戦勝 5-0
東京都庁 5-0
NHK学園 4-1
電通 5-0
三菱信託銀行 3-2
朝一番、いきなり、不戦勝で、やや拍子ぬけのスタートでした。
(これは、5-0カウントとされました。) しかし、二戦目に強豪の東京都庁
と対戦し、これに完封勝利しました。
次のNHK学園は昨年、Bクラスで圧勝で優勝をかざったチーム、なんと全員女性!
(上から、金井和子さん、樋口奈緒子さん、山下千文さん、堤加容子さん、
山崎史子さん)、すごく華やかな顔あわせとなりましたが、いずれ、おとらぬ
強豪だけに、気をひきしめて対局。みごとに4-1で撃破しました。
これで、枠抜けが決定、準決勝の電通には5-0で完封勝利。決勝の三菱信託銀行は
さすがに強く、ぎりぎりの勝負、2-2でのこった大将戦は、昭和58年、昭和59年の
学生十傑戦の決勝の再現で、対局相手は、樋口隆太氏でした。この1戦を
金沢さんが制して、みごとに優勝を決めました。
Bクラス 4位
岸原達也、松谷 治、高本 正、池野 晃、佐藤勝久
NEC 3-2
日本NCR 4-1
横河電機 3-2
日本ユニシス 2-3
横河電機 2-3
メンバーをみて、わかるように、弱い大将によるチーム構成で、下のほうで
勝とうという作戦です。(笑)、ところが、その大将が、初戦のNEC戦に、
望外の勝利。これが、効いて3-2の好スタート。次のNCR、横河電機と
いずれも快勝で、枠抜けを果たしました。抜けたあとのチームはさすがに
強く、ユニシスには、2-3と力負けしました。最終戦は、別ブロックの
三菱電機に負けた横河電機と再戦で3位決定戦となりましたが、
これには負けてしまい、4位に終ってしまいました。しかし、5試合を
戦いぬき、コンスタントに勝利したので、充実の一日でした。
Cクラス−1
徳田隆行、真形久視、大木建志、立石進一、谷野正義
NEC 5-0
日立 3-2
DTS 4-1
交通営団 3-2
日本ユニシス 1-4
大将、副将が5.5段、参将以下が4.5段とバランスのとれたチームでしたが
最初にNECに完封勝利し、みごとなスタート。その後、ジャンボ大会で
優勝した日立を3-2で撃破し、波にのり、予選の決勝でDTSにも快勝
しました。チームワークよく、みごとに枠抜けを果たし、
決勝トーナメントでも3-2で交通営団に勝利し、最後の日本ユニシス戦で
力つきました。立派な準優勝です。
Cクラス−2
羽山昭次、新名宏志、久家達夫、古川康雄、小松雄一郎
航空電子 3-2
NECソフト 1-4
東京都庁 1-4
最初のスタートは、よかったものの、残りの2試合は厳しかったようです。
反省したのか、選手は終了後、熱心に練習対局を行なっていました。
次に期待しましょう。
Dクラス−1
水田幸夫、森一基、石田 造、恩田賢一、田中啓一
長谷工コーポレーション 4-1
東電不動産管理 5-0
JR東海 4-1
東京都庁 4-1
長谷工コーポレーション 2-3
例年、Dクラスには多数のチームをおくりこみ、毎回入賞をはたしていますが
今回は、1チームのみのエントリー、
このメンバーで、どこまで、やれるか、、興味のあるところでしたが、
おおかたの予想を裏切り、(失礼?) すごい成績で、3試合終えて、ダントツで
予選を突破しました。しかも、この時点で、なんと、4人が3戦全勝。
決勝トーナメントでは、東京都庁の女性チームと対戦、相手選手全員が女性で、
ずらりと並ぶと壮観です。しかし、 皆、手をゆるめることもなく?
これも撃破しました。
最後の決勝は、最初の初戦に対戦した長谷工コーポレーションでした。
1回目は4-1で快勝しているので、勝てるのでは?とおもわれましたが、
同じようにならないのが、囲碁の難しいところでしょうか。
2度目の対戦では2-3で惜敗。準優勝となりました。
総評
ついに、7連覇を達成しました。選手の皆様、ありがとうございました。
昨年の優勝は、総あたりリーグで、一度、敗戦があったのですが、
今回はすべての試合に勝利し、堂々の優勝となりました。
また、A、B、C、Dの4クラスですべて枠抜けをしたあたり、安定した
成績を残すようになりました。
とくにCクラス、Dクラスの、準優勝はみごとで、決勝は惜しかったですし、
Dクラスの場合は、一度勝っている相手だけに、勝負は時の運といった
ところでしょう。Bクラスも最初に勝った相手に3位決定戦では敗れる
など、ややつらい結果でした。いずれにしましても、
勝った碁も負けた碁も、どれも熱戦で、勉強になった一日でした。
社外大会はこれよりシーズンオフにはいり、11月の内閣総理大臣杯まで
ありませんが、一目でも強くなって、また試合にのぞみましょう。
成績優秀者
Cクラス四将 立石さん 5戦全勝
Dクラス三将 石田さん 5戦全勝
Dクラス四将 恩田さん 5戦全勝
Aクラス大将 金沢さん 4戦全勝
Aクラス三将 池上さん 4戦全勝
Aクラス四将 深尾さん 4戦全勝
Dクラス副将 森さん 4勝1敗
Bクラス三将 高本さん 4勝1敗
Bクラス五将 佐藤さん 4勝1敗
大会こぼれ話
● 荷がおもい?
大将に任命された某M選手、選手の発表の後、エーと驚いて
「大将はすごく強いので、とてもじゃないが、わたしには荷がおもい。
今回はしかたないですが、次回はそれなりの選手をアサインしていただくよう
お願いしますよ」と嘆願書のようなメールで、悲痛な叫びが伝わってきました。
しかし、この選手、いきなり、大将で3連勝。。自分の強さがよくわかった
ことでしょう。
● 即効勝利?
朝、対局が始まって、ものの数分もしないうちに、Aクラスの某Y選手が、
別のクラスの対局を観戦にきました。ゆっくり、眺めています。それを見た某選手
「え!もう終ったの?」とびっくりしました。なにせ、某Y選手はいつも時計
がきれるくらいに考える長考派の選手だからです。しかし、すでに勝ったような
すずしい顔をして、他の対局をみています。しかし、なんのことはない、
Aクラスの1試合目は不戦勝だったのです。なーんだ。。でした。
●ニギリなおし
Bクラスの大将は、大将なんて、めったにやらないものだから、ニギリに慣れて
いません、、(!?)、にぎってください。といわれて、とりだした石は、たったの
4個。。相手の大将の選手はそれをみて、唖然。。なんか、それじゃ、ニギリって
いうかんじがしないですねぇ。と苦笑いとなり、結局やりなおしとなりました。
●勉強熱心
1回戦が終って、Bクラスの選手のところに、DクラスのI選手がやってきて、
定石を教えてくれ、、とのことで、最新流行系の定石の勉強が始まりました。
皆が、集まって、熱心につつきましたが、I選手は勝った碁でも反省をして
勉強しています。五連勝の原動力はこんなところにあるのかもしれません。
●平然!?
Dクラスの選手は、予選3試合を終えて、4人が3連勝。みごとな快進撃で、
疾風のごとく、枠抜けをはたしました。この快挙もすごいのですが、
もっとすごいのが、戦い終ったあとのDクラスの選手の態度です。
別に喜んでいる様子も驚いている様子もなく、さも「当然だよ」といった
表情で慌てず騒がず椅子に座っているのです。(これがまたニクい)
見ようによっては、戦い敗れて疲れきって、「あー、今日もダメだったなー」
と、たたずんでいるかのようにもみえます。まさに、そうおもった人が
やってきました。他チームの幹事のような方がやってきて、椅子に座っている
Dクラスの選手に声をかけました。「Dクラスの方ですか?」「はいそうです」
「すみません、対局の終った人どうし、相手を探しているのですが、
こちらは女性陣なんですが、お手あわせ願えないでしょうか?」
「あ、いや、わたしたち、、枠抜けしているもので、、」「え、あ!、こりゃ
大変失礼しました!」「いやいや、わたしたちも美人の女性と打つほうが
いいのですけどね。。(笑) 」
とにかく、他チームの幹事の人も勘違いするくらいでした。
●顔で判断はできない?
ユニシズ戦、Bクラスの副将の相手をみて、ほがらかな気持ちになりました。
なんか、人のよさそーうなおじいさんです。うっているときもにこにこして
うってきます。この人が囲碁をうつなんて、信じられないなー。あまり、
つよそうじゃないな。とおもったら、M選手が1目半負けてしまました。
惜しかったですが実は、この方、かつての県代表なんだそうです。
皆さん、顔にはだまされないようにしましょう。
●一瞬パニック?
某Cクラスのチームは、残念ながら枠抜けできなかったのですが、とくに
最終戦、終ってから、早々にFさんとHさんが練習対局にはいりました。
幹事が対戦記録を聞いたところ、「ええっと、どうだったっけ、とりあえず
わたしは負けたんだけど、、」で、他の選手が帰ってしまって、一瞬
わからず、パニックになりました。「えー、他の選手の成績わからないの?」
「もう、かえっちゃったからねー」「そんなー!?」
結局、この二人の選手と協力して、大会本部に提出してある成績表を
さがしにいったりしましたが、その後、対局記録をしていたK選手があとから
登場し、ことなきをえました。
●のがした魚は!?
BクラスのS選手、快調な碁でみごと4連勝。最後の碁も一度勝っている対戦相手
で、序盤から、うまくうちまわし、、S選手の楽勝の展開になり、本人いわく
ルンルン気分でうっておられたそうです。。しかし、
その後、逆転負けを、くらい、全勝はなりませんでした。局後、なんども
その場面を並べなおし、反省するあたりはさすがです。
●1目勝った!?
Bクラスの準決勝は強豪ユニシスチーム、2-3と惜しかったものの、勝利した
2局は2局とも半目勝ち。つまり、チーム合計で1目しか勝ってない、、
負けたのはいっぱい?
●快調
Aクラス Iさんは、昨年の大会は4勝1敗でしたが、その後の内閣総理大臣杯、3-0
ジャンボ大会4-0、今回4-0で、これで11連勝となりました。快進撃が続きます。
●分析どおり
Cクラスあたりは、一般の会社では、大将や副将をものすごく強くて、
三将あたりから、実力が急降下する。だから、三番目以降でがんばって
もらわないとダメだ。とは、Cクラス副将、Mさんの分析。そのとおり
Cクラスは4.5段陣ががんばりました。「まさしく読みどおりでした。」
●部長の仕事
某O部長は、大会に出場しているだけではないのです。この大会を通じて、
いろいろな人とCommunicationをとり、囲碁部の将来の活動のために働いて
いらっしゃいます。朝は、東京都庁の女性選手とお互いのチーム数の話など
の情報交換をしました。朝の対局開始前には日本棋院の女性担当者とうちあわせ
をしたり、昼には紅友会の山崎さんと挨拶をかわしたり、、、
ん、? よく考えたら、全部、女性ですね!?うーむ。
●ひといき
今回の審判長は、宮崎龍太郎先生でしたが、表彰式後の挨拶で
最初にふぅ、とためいきをつきました。実は賞品を与えるために
酒のはいった袋を入賞した全選手にわたしたのですが、それがけっこう
重くて、きつかったようです。「こんな経験ははじめて、、」と
感想をもらしておられました。
●丁寧な挨拶?
DクラスのT選手、大会開始前、朝から、会う人、会う人に、
「今日はがんばりましょう」と握手。握手。。こんな挨拶ははじめてです。
その日の最後は、AクラスのF選手に、「はじめまして」と挨拶をして
また握手。この丁寧な挨拶が好結果につながったのでしょうか!?
●急所の攻撃
終ってから有志で優勝祝賀会を開催することになりました。某K選手は
「あ、わたしは、アテネオリンピックの予選のサッカーを観戦するので、
帰りまーす」との返事。しかし、これに反発した2,3名、
「サッカーは、見なくても大丈夫だよ。」「Kさんがこないとはじまらないよ。」
「なんせ、7連覇だからねー」と、口撃がとびかい、これにあえなく玉砕。
急遽、祝賀会へ参戦となりました。
あとでチェックしてみると、サッカーは、負け試合だったので、
見なくて正解だったようです。
●なんで、そんな話?
優勝祝賀会は、いろいろな話でもりあがりましたが、一番時間をかけたのが
年金の話。。途中で「晴れの優勝祝賀会でなんでせちがらい年金の話に
なったのだろう?」と苦笑がおこりました。
●格が違う
小林泉美さんに9勝6敗、万波佳奈さんと3勝8敗、マイケルレドモンドに教えた
といまをときめく、プロの小さい頃にうった話でもりあがりました。
ところで、Kさんは、プロとはうってますか?と聞いたところ、、
「そうですね。呉清源先生と、、、」といきなり、格の違いをみせつけ
られました。
●一緒にしないで
某K選手、「うちの女房は、今度生まれてきたら、碁をうたない人と結婚したい
」といっていると発言し、爆笑となりましたが、クレームがつきました。
「ちょっと、待ってよ。碁うちをそんなひとくくりにされては困る。
碁うちと碁キチをちゃんと区別してくださいよ。」
●お茶漬け
大会後のうちあげで、最後はお茶漬けでしめるのが、恒例となっています。
ここで、ひとつの重大な発見がありました。強い選手は梅茶漬け、弱い
選手は鮭茶漬け、を注文したのです。皆さん! 強くなりたかったら、今度から
梅茶漬けにしましょう。(^_^;
*大会写真集、大会個人成績は後日、関東囲碁部WebSite上に掲載します。
IBM 関東囲碁部