関東囲碁部報(2004-38)IBM 囲碁大会(小津杯)結果報告

去る10月16日 IBM囲碁大会が市谷の日本棋院で開催されました。
囲碁は全天候型とはいえ穏やかな囲碁日和でした。
今年は強い方の参加が少なかったため、本大会の魅力の一つでもある無差別の
スーパークラスの開催は諦めました。
その分Aクラスにトップクラスの方が入ってきます。ハンディ戦ながら
楽しみも増えました。同じように全体のクラス分けがいつものメンバーと
少し変わったのではないでしょうか。

まずは戦いの結果をお知らせします
Aクラス 優勝   徳田さん 4勝1敗 優勝カップ(小津杯)受賞
     準優勝  高本さん 4勝1敗
     3位   池野さん 3勝2敗 

Bクラス 優勝   五味さん 4勝1敗
     準優勝  谷野さん 4勝1敗
     3位   中山さん 3勝2敗 

Cクラス 優勝   和田さん 4勝1敗
     準優勝  田中さん 4勝1敗
     3位   森 さん 3勝2敗 

Dクラス 優勝   半田さん 5勝
     準優勝  竹澤さん 3勝2敗
     3位   尼野さん 3勝2敗 

入賞の皆さんおめでとうございます。
(文末にクラス別参加者全員とその段級位を添付しました)
関東囲碁部からの図書券が賞品でした。他に大木部長のご好意により
副賞も頂きました。大木さん、岸原さん他役員の方ありがとうございました。
持回りの優勝杯を寄贈された小津さんも最終戦の頃お出でになり 観戦され 
ご挨拶を頂きました。ありがとうございました

(他にご協力頂いた方々)
幹事高本さんが準備された美味しい昼食を挟み、大会は順調に進行しました。
これは幹事だけでは大変なので、クラス毎に世話役をお願いしましたことによりま
す。
Aクラス:幹事(池野)
Bクラス:谷野さん(大会のフリップ他、小道具も準備)
Cクラス:古川さん ( 観戦記を寄稿、添付) 
Dクラス:木村さん ( 観戦記を寄稿、添付)

会費徴収から組合わせ、進行、スイス方式による入賞者の決定までです。
ご協力ありがとうございました。実際には自発的にお手伝い頂いた沢山の
参加者のサポートのお陰によるところも大きかったです。

試合経過
Aクラス
いつもの無差別でないことと、メンバーを見て上位者は力が抜けてしまったかも
しれません。1回戦 自ら制定した逆コミを活かして 真形さんが遠藤さんに勝利、
波乱含みとなりました。一方、次期部長候補の呼び名も高い徳田さんが着実に票を
伸ばし優勝を手にしました。
幹事役 高本さん、不肖池野も入賞できたのは幸いでした。

Bクラス
実力派が密集した激戦区(10名)、内7名が 3-2 若しくは2-3の戦績でした。
その中で緒戦を中山さんに討取られながらも、その後4連勝で五味さんが
優勝。同じく4勝(1敗ー中山さんに)の谷野さんが勝点の差で準優勝。
一番強い筈の中山さんが3位となりました。

Cクラス
(古川さんからの寄稿)
久しぶりの秋空快晴のなか10月16日日本棋院市谷本院にて小津杯が開催
されました。
Cクラスは強豪10人で争われ先に田中さんが4−1で終了して4戦終わっ
て3−1の和田さんの結果待ちとなりました。
和田さん−飯田さんの5回戦の結果和田さんが勝利し勝ち点差で田中さんを
上回り見事優勝となりました。
2位は田中さんはで4−1でしたが勝ち点差で2位となりました。
3位は優勝の和田さんに勝った森さんが3−2で入賞しました。
和田さん、田中さん、森さん、優勝、入賞おめでとうございました。

今回は残念ながら入賞できませんでしたが次に私の自戦記をお届けします。

1回戦の相手は水田さんで私の白番コミなしです。 
序盤は互角の形勢。
中盤左辺に入ってきた黒石を攻めそこない黒に左辺から左上隅までつながった
気持ちの良い地を取られ隅の切り味もうまくしのがれて黒がリードした。
その後右辺の攻防で中央黒4子を取ることができ周りの白石の不安がなくなり
形勢を互角にもどすことができた。
形勢不明のままヨセに入って黒がんばり過ぎて左辺に手が生じ左辺黒石半分を
とられてしまい黒投了となった。
左辺1手守っていればヨセの手にもなっていたのに惜しい碁でした。
水田さんとは最近非勢の碁を終盤のがんばり過ぎで逆転勝ちさせてもらったこ
とが何回かあります。
今回は1回戦の対戦なのでまだ疲れは期待できず難しいかな思っていたががん
ばり過ぎは疲れに関係ないようでした。

2回戦の相手は飯田さんで私の白番逆コミです。
序盤黒は右下隅から右辺にかけて地をうまく稼ぎ白は上辺の模様で対抗する。
黒は上辺に打ち込み白は厚みを活かして攻めるもうまくしのがれて大きく活き
られ黒優勢となる。
中盤左上隅の攻防から先に活きられた黒大石にからんでコウの手が生じた。
白コウダテで下辺大きく取ることができて地合いでも逆転してしまった。
終盤黒懸命に寄せるも逆転には至らず盤面10目強白が残りました。
黒はコウをもう少し争っていればコウダテもあり損害を小さくできまだ優勢
だったのに惜しかったです。

3回戦の相手は湊さんで握って私の黒番です。
序盤早々から左下隅での戦いで黒ヨセコウ含みで左下隅を確保し白は上辺に向
かっての厚みという別れになり黒がリードの形勢。
中盤も黒が良かったが右下隅を白に手にされてしまい10目強の地をセキにさ
れてしまい形勢不明となる。
その後攻め合い、ヨセ合いが続いたが黒うまくなく徐々に非勢になり最後は時
間切れ負けとなった。
序盤優勢だっただけに残念な碁でした。

4回戦の相手は石田さんで私の白番コミなしです。
序盤は互角の形勢。
中盤白が左辺、上辺と地を稼いだが其の分全体的に薄くなり黒の中央の白石に
対して猛攻が始まった。
白懸命にシノグも中央と左辺の石をカラミ攻めにされとうとう左辺と上辺の連
絡が絶たれしまい左辺の白大石にシノギがなく大きく取り込まれてしまった。
白は上辺の黒大石を取りにいったが軽くシノガレて白投了となった。
石田さん、4回戦になっても攻めも力は疲れ知らずでした。

5回戦の相手は服部さんで私の白番コミなしです。
服部さんとは初対戦です。
初対戦ということでお互い慎重に打ち序盤・中盤と互角の形勢で推移した。
白黒とも大きなミスがなく双方共局面を大きくリードすることなく終盤に入っ
た。
終盤に入って白が徐々にヨセたようで白盤面わずかに残すことができました。

5回戦を戦って3−2で入賞争いにからむことができなくて残念でした。

Dクラス
(木村さんからの寄稿)
大会前に幹事の高本さんから初段をはじめ級位者も積極的に参加して
ほしいとの呼びかけを受け Dクラス(10人)のうち3段以下3Kまでと
差が広がり私にとっては花碁大会のようなペースでやれるかなと気分良く
スタートできました。
 
結果は半田2段が前回の真形杯での不調はたまたま(理由があってのこと・・・
聞いてませんが)であったと認めさせるようなブッチ切りの全勝で昇段近しと
思わせられました。
 
自戦ですが、2位の竹澤さんとの対戦では黒(私)の緩着を的確にとがめられ
やはりこれが3段の強さなのかなと印象づけられました。 ただ最終戦で
高口初段が納得の内容で竹澤3段に勝てたのは同じ初段として勇気つけ
られるものでした。
さらに2Kの高本教室の優等生 尼野さんが3位に入賞し2Kは低過ぎると
アピールすることとなりました。
 
次回も高本教室のメンバーから是非とも入賞者をだしましょう。
場外編
いつものように、素材屋で打上がおこなわれました。その中の一コマ。
O川さんが最近 般若心経の写経他 日本文学の古典、近代詩などに心を惹かれて
時を費やしているとか。(そんなことをしてるから 碁が弱くなったんじゃない?
)
の声に、一言「いや、今は裾野を広げているのです」
その心は (裾野が広がればいずれ山(碁)は高くなります。)でしょうか。

今大会の全出場者
A 8名
1 遠藤 隆雄 7.5d
2 吉田 嶽彦 7.5d
3 松谷 治 7d
4 高本 正 7d
5 池野 晃 6d
6 及川 捷三 6d
7 真形 久視 5.5d
8 徳田 隆行 5.5d

B 10名
9 五味 幹常 5d
10 中原 義彦 5d
11 一條 元 5d
12 滝 賢史 4.5d
13 谷野 正義 4.5d
14 大木 建志 4.5d
15 羽山 昭治 4.5d
16 中山 孝雄 4.5d
17 浅田 純孝 4.5d
18 日紫喜 一史 4.5d

C 10名
19 古川 康夫 4d
20 湊 信幸 4d
21 水田 幸夫 3.5d
22 森 一基 3.5d
23 伊藤 重雄 3.5d
24 石田 造 3.5d
25 和田 興太郎 3.5d
26 飯田 芳郎 3d
27 服部 昭 3d
28 田中 啓一 3d

D 8名
29 竹澤 俊宏 3d
30 嘉瀬 敏 3d
31 半田 武晴 3d
32 木村 毅 1d
33 高口 道宏 1d
34 尼野  義明 2k
35 羽根田 達治 3k
36 亀山  3k   

小津杯大会幹事 池野晃、高本正

IBM関東囲碁部