関東囲碁部報(2005-54)2005年度秋季合宿結果報告
11月11日(金曜)から13日(日曜)までの3日間、館山の保養所において、
恒例の秋季囲碁合宿が開催されました。 講師の光永淳造プロ棋士を含む、
総勢42名の参加者をえて、大変に 盛況でした。
◎合宿リーグ戦
恒例の合宿リーグ戦は、以下のようなルールで行なわれました。
○A、B、C、Dクラス 各11名(先生を含む)ずつの総あたりリーグ戦
○光永先生に4つのリーグ戦に参加していただき、参加者全員と対局。
○40分切れ負け真形ルールによる手合い決定
○スイス式での順位決定
結果
Aクラス (11名参加)
優勝 岸原達也 7 段 9勝4敗
準優勝 及川捷三 6 段 9勝4敗
3位 加藤武彦 8 段 8勝5敗
次点 山口宗一 6 段 8勝5敗
短評:Aクラスは、初戦をおとした及川さんが、その後、2敗のまま
終盤まで首位を走り、ハチマキまでする気合いのいれようで、これは、
そのまま逃げきり合宿初優勝か?とおもわれましたが、最後のほうで
Bクラスの選手や先生に敗れ、この星2つが痛くて9-4で二人が並びました。
結果、勝ち点の差で岸原さんが通算8回目の優勝となりました。
3位には毎回安定している加藤さんが入りました。
なお、このクラスは最下位でも5-8の成績ということで、極端に成績の
悪い人がおらず、微妙な星争いの実力伯仲の混戦でした。
交流戦成績は20-10と10の勝ち越しでAクラスの貫禄を示しました。
Bクラス (11名参加)
優勝 一條 元 5 段 10勝3敗
準優勝 羽山昭次 4.5段 8勝5敗
3位 小松雄一郎 4.5段 8勝5敗
短評:Bクラスも、混戦が予想されていましたが、そんな中、一條さんが
ずっと連勝を続け8連勝。全勝するのではないかというくらいの勢いで
走りました。他では小松さん、立石さんらが星をのばしていました。
結果、一條さんは、少し星をおとしたものの、そのまま逃げきり早々に
優勝を決めました。意外にも初優勝です。次に小松さんと羽山さんは8-5で
並びましたが、勝ち点の差で羽山さんがぬけだしました。
Bクラスの交流戦成績は15-15で、まったくのイーブンでした。
Cクラス (11名参加)
優勝 木谷晴彦 4段 8勝5敗
準優勝 岡野真樹 3.5段 8勝5敗
3位 光永淳造 10段 6勝4敗
短評:
Cクラスはまれにみる混戦でした。
序盤は岡野さんが好調でしたが、中盤から星をおとして、混戦模様を
誰が抜け出すのかが見えない展開になりました。
結局、岡野さん、木谷さんが同星となり微妙な勝点の差で木谷さんが
逃げきり、初優勝を飾りました。
5敗での優勝者は久しぶりのことです。3位には勝率の関係で光永先生が
はいりました。ひとつ勝敗が違えば先生の優勝でした。また7-6の成績者
が他に4人いたことも大混線を象徴しており、誰が優勝しても、おかしく
ない状況でした。
Cクラスの交流戦成績は13勝17敗でやや負け越しましたが、全員が最低
ひとつは勝利していて、比較的バランスがとれていたようです。
Dクラス (11名参加)
優勝 半田 武晴 2段 10勝3敗
準優勝 木村 毅 初段 10勝3敗
3位 勝又 藤右 2段 8勝5敗
短評:
Dクラスは半田さんと木村さんが走っていましたが、終盤までこの二人が
優勝争いをしていて、最後までもつれました。
結局、このリーグ戦だけでは決着がつかず、勝点計算の関係で他クラスの人の
最終戦の結果が優勝を決めるというスリリングな展開で、Bクラスの藤田さんが
最終戦勝利して、半田さんの優勝が決まりました。合宿開始前から年内の
昇段宣言をしていた半田さんが、公約どおり、この合宿でみごとに初優勝を
飾り、3段への昇段を決めました。
準優勝の木村さんも10-3のスコアはみごとな内容です。テニスの名手として
知られる木村さんですが盤上でも冴え渡っていました。
半田さん、木村さんのお二人は春の合宿の成績はどちらも7-7のまったくの
イーブンでしたが、この半年で、かなり棋力向上された様子です。
3位には毎回安定した成績をほこる勝又さんが入りました。特にAクラスの
人との対戦では、序盤から圧倒して、ほとんど勝利していたのですが終盤で
見落としがあり、惜しまれます。Dクラスの交流戦成績は12勝18敗で
少し負け越しました。置き碁を苦手とされている方もおられるようです。
◎ クラス交流戦
以下のようなルールでの交流対局です。
○参加、不参加は個人の意思にまかせられ自由。
○基本的には公式戦終了後に実施、ただし、空き時間を活用して実施も可。
○A、B、C、D、4クラスで別のクラスの人と自由に相手を選択して対局。
○持ち時間等は対局者間で相談して設定
○勝ち越し数を計算し、上位の3人を表彰。
1位 立石さん 5-0
2位 嘉瀬さん 5-1
3位 羽山さん 4-0
最多 恩田さん 7局
◎ ハイキング
中日には、恒例となったハイキングを行ないました。
今回は大房岬へとでかけました。ハイキングコーディネーターの
勝又さんの指示で4台の車で16名が参加しました。
朝から雨がぱらつき、心配された天気も昼からは雨もなく、だんだん
晴れていく展開で、かえって空気が澄みきっていました。
展望塔の上では、風が強かったですが、360度の視界が開けて、
千葉の山々や海はもちろん、遠くは富士山まで、よく見えました。
その後、海岸までと降りていきました。海岸までの道はちょっとした山道
で下りも上りもきつかったですが、海岸で目にした巨大な岩場は、
波で浸食されている部分が独特の形を作っていて、とても印象的でした。
すっかり海を堪能した後、芝生の広がる広場のようなところに戻って、
そこで昼食をとりました。食べている最中に青空がだんだんと広がってきて、
トンビが気持ちよさそうに飛ぶ様子を眺めてから帰りました。
とても良いハイキングになりました。
館山からは比較的近いですし、散策も気持ち良いところですので、
これからも何度か利用することになりそうです。
◎ テニス
土曜日の午前中は雨でテニスはほぼ諦めていましたが、幸い午後から天気は回復しテ
ニスもすることができました。しかしながら、前回大盛況だったテニスは今回やる人
が少なく、コートに出たのは不肖藤田と及川さんだけでした。暫く二人でストローク
練習をしていましたが一向に誰も現れず、シングルス試合も止む無しと一時は覚悟を
決めました。そうしているところにやっと木村さん、浅田さん、永田さんが登場し、
ダブルスが始まりました。
木村さん、及川さん、浅田さん、永田さんはテニスも高段者で、一緒にやっていると
大変勉強になります。碁もテニスもやはり強い人に相手をしてもらうのが一番です
ね。
大御所の真形さん、勝又さん、吉田さん、木谷さんと言ったところは今回は現れず、
若いとは言え流石に5人では長時間のテニスにはならず、比較的短い時間でテニスは
終わりました。
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藤田
◎ 合宿こぼれ話
●常連が多い
館山の合宿をささえているのは、元部長のO氏です。まず年の始めに
春と秋の年間予約をとり、仮おさえをするのです。次に、合宿が始まり
受付が完了したら全員分のエントリーをWebの申し込み入力フォームで
申し込んでいます。全員の氏名や情報を手入力するのですから、かなり
大変な作業になります。ここで、今回はチョンボが発生しました。
なんと受付ファイルのタブを読み違えて、昨年のエントリー39名を全員分
申込入力してしまったのです。大変な誤入力です。
大幅やりなおしで、こりゃ大変、、とおもったら、意外にも修正は
たったの9名だけですんだようです。
いかに常連が多いということを示すデータでした。
●配車の苦労
合宿が始まる前の合宿メンバーの配車は、いつもはそう苦労せずに決まるの
ですが今回は、車をもっているWさんがキャンセル、Mさんが車の修理中で
利用できず、Yさんも車の買い替え中で利用できず、と数が少なくなり
ちょっと苦労するところとなりました。それでも、なんとか分乗して
5人ずつ乗ったりしてなんとかしのぎました。
●余計な一周
S明さんは、今回は車で参加、同乗予定の3名と柏駅で待ち合わせて
いました。柏駅に到着するとさっそく、その3名を反対車線に発見。
「よしよし」と車をとめて3名に声をかけようとしたら、後ろの車
から、「おい、こんなところにとめるなよ」といわんばかりにプレッシャー
をかかってきました。そこで、しょうがなく、その場をまっすぐ走りさって
一周しようとしたら、その一周が妙に長くてなんと5分くらいかかって
しまったそうです。
●味覚音痴?
初日の昼ごはんは、もはや恒例となったばんやへ、ここの人気メニューは
数年前は刺身定食でしたが、今では850円寿司です。コストパフォーマンス
がよく寿司もおいしいし、量も適当ということで、一番人気。
しかし、某K本さん、、「おいしいことはおいしいが、何を食べているかは
さっぱりわからないよ、今食べたのと、さっき食べたのとの違いもわからない
よ、、」と店の人が聞いたらがっかりしそうなセリフでした。
●プロへ転向
将棋の瀬川さんがプロになった話題がでました。特例で試験をうけて
36歳でアマチュアから将棋のプロになったのは驚きで話題性もさらい
ました。碁のほうでも、「プロになりたい、といえば、75歳でプロ
という話題性のためにプロにしてくれるかもしれないですね。
K瀬さんがんばってみては?」と無責任な提案があり、本人も
「よーし、じゃあ、がんばってみるかな、、」と、その気になって
おられました。
●白血病
ある車の中で、白血病が話題になりました。白血病についてかなり詳しい知識
をもつK瀬さん、御自身も白血病にかかっており、その後、回復したとの
ことです。そしてK瀬さんは、今も白血病をやっつける薬をのんでいるとの
ことでした。すっかり感心したまわりの人でしたが、そこへ、
「ついでに白石をやっつける薬も飲んだほうがいいのでは?」と妙な提案が
ありました。
●ハイレベルの合宿
合宿開会式前に、参加者の面々が名人戦の第7局の棋譜を並べて、
名人の手、挑戦者の手を批評批判していました。それに人だかりが
できて10数名の人が人垣を作って注目の研究となりました。
盤上でくりひろげられる手の紹介や意見を聞いていて、
某K本7段氏、「みんなすごいねぇ、こんなにすごい人ばかり相手だったら、
わたしは今回の合宿、3勝10敗くらいになりそうだよ。。」と発言、
それを横から聞いていたM5.5段「K本さんだってすごいよ。テレビも
見てないのにこの碁を並べることができたんだから、たいしたものですよ」
との言葉に「そうか、じゃあ、10勝3敗くらいになるかな、、」とすぐに
訂正がはいり、いっきに予想成績がよくなりました。
●刺客の成果?
前回は先生に4リーグ中、3リーグも優勝をさらわれました。
そこで、対策として過去に先生に勝ち越している人(刺客)を
先にぶつけて、そこで先生を負かして気落ちしたところをいっきに
たたきこむという高度な作戦をとりました。ところが意に反して最初に
登場した刺客は1勝2敗とふるいませんでしたが、刺客に神経を使いはたしたか、
先生もその次の対戦相手に苦労して、初日はけっこう負けていました。
結果的に刺客が成功したのでしょうか!?
●有言実行
昇段まであと2点としていたH田さん、車の中でも「年内に昇段をはたします!
できればこの合宿で決めたい!」と宣言していました。ところが、「わたしに
とっての鬼門は最年少のSさんだなぁ、、」と冷静かつ弱気な発言、
Sさんには勝てる気がしないそうです。
そして、その予想どおり、最年少のSさんへの4子置かせ局を負けてしまいました。
「うーん、やっぱり負けたかあ!」と苦笑いでしたが、
それでも、他の人にはほとんど勝って、その後、星をのばして、きっちり優勝し
昇段を決めたのはみごとでした。
●さかさま
H田さんは、どうやら碁の勉強を毎日しているようです。ときどき日本棋院の
教室にも行って、いろんな先生が指導しているのを見たことがあるようです。
「どんな先生が来ているのですか?」との質問に何名かのプロの先生の名前を
あげていましたが、「あと、、かんなみまな、、とかね。。」「は?」
「だれ、それ?」「それ、、かんなみまな じゃなくて、まんなみかなでしょ?」
「ああ、そうそう!」先生の名前は正確に覚えましょう。
●即席囲碁講座?
ハイキングの時に先生と一緒に歩くことになったK本さん、この時間を
利用して囲碁の知恵をさずかろうと、さっそく質問。
しかし、いきなりとびだした質問が
「先生! 万年コウはどう考えればいいんでしょうね?」
というあまりにも漠然とし質問でした。
しかし、先生は「外ダメの数で状況が変わってきますねぇ」とその無謀な
質問にも丁寧に応対されていました。
●予定どおり
DクラスのKさん、勘違いして最終局の相手を「勝ち」とつけてしまい、
しかも全体の勝敗のスコアまで書いてしまいました。ところが、Nさんとの
対局はまだ終了してなかったのです。それに気がついた後「しまった」と
おもったものの、ようするにNさんに勝てばいいんだよね。と碁を打って
本当に勝利して、対局後に予定どおりフリップチャートを汚す
こともなく修正が不要となりました。
●箱崎仲間
Dクラス、Hさん、Sさんとの対局は3子対局です。この二人は箱崎の昼休みに
よく会っていたそうですが、碁を打つのは今回が初めてだそうです。
碁はHさんがうちまわし、序盤から大石をとって、中盤でもまた石をとって
快勝に終わりました。Hさんに一日の長があったようです。
●眠れない!?
Oさん、初日に3:00に眠りはじめたものの、くやしくて眠れなかったそうです。
どうやら、先生との碁で、ほとんど勝っていたのに自分からころんで
負けたらしいのです。それを聞いたTさん、「くやしいのは君だけじゃ
ないんだよ。。」とぽつり。Tさんも、先生との碁でほとんど勝って
いたところを負けてしまったらしいです。
くやしい人が並んだ朝の食卓でした。
●あわてる必要はなかった
ハイキング行きますよー、の声に、I田さん、あわてて準備を始めました。
飲物を先に買っておく必要があるので、自動販売器に1000円札をいれた
ところ、なかなか、はいらない、あれ?あれ?、なんせ、あせっている
ところですので、あわてます。何度かトライしてようやく飲物が買え
ました。時間がかかってしまったので、トイレに行きたいところを、
がまんして車に乗り込みました。そして、車に乗って、しばらく
待っていたところ、どうやら、ハイキングへの追加参加者がいたらしく
その後、15分くらい待たされました。Iさん
「なんだよ、さっき、あれだけあせっていたのが馬鹿みたい、、」
●駐車場の妙
大房岬の駐車場は比較的広く、100台近くは止められるのですが、すでに
多くの車がとまっており、盛況でした。一行はてっきり少ないとおもって
いたので、びっくり。え、こんなにいっぱい!?で、ハイキングにいっても
人にほとんど出会わず、あの車の持ち主はいったい、どこで何をやっている
のだ?と多いなる疑問がわきました。すると一人が、「もしかしたら
駐車場に車をとめて近くで囲碁大会をやっているのかも、、、」と実に
囲碁部員らしい発言でした。
●目の錯覚?
ハイキング先の展望等では富士山がよく見えました。ところが東京湾に
浮いているタンカーが手前にみえて、ずいぶんと大きくみえます。
横幅を比較した某氏が「ああ!あのタンカー、富士山より大きいよ」と
発言しました。
●現代人の資格
昼になり、昼食としてコンビニのおにぎりがでてきました。おにぎりは
工夫して包装してあり、1、2、3と包装に書かれた順番に手順をふんで開封
するのですが、Iさん、「このおにぎりの袋が、いつまでたってもあけられ
ないんだよなー」とひとこと。そこへ、「Iさん、それじゃあ、
現代人としての資格を問われますよ、、」とMさんから厳しいひとことが。
一方、K口さんは無事におにぎりを開封しました。「K口さんあけられたの?」
の声に、「ええ、現代人ですから」とすまして答えました。
●待てといわれても..
H山さん、ハイキング先で座って昼食を食べていました。
そこへ、突風が吹いてきました。3つ、4つのごみがとばされ、
気がついたH山さん、「待てー」とごみに呼びかけましたが、ごみが
待ってくれるわけはありません。「おいおい待てー」と今度は、
走りながら追いかけてなんとかつかまえましたが、ちょっと大笑いの一幕
でした。
●見えない
大房岬の先のほうに、「星を見えるのに良い場所」だと書いてあります。
星を見る話になり、「射撃の名手は昼間でも空をみあげて星を見る訓練を
するそうですよ。最初はまったく見えないのが見えてくるんだそうですよ。」
とのM谷さんの逸話を聞いたKさん、「私、碁盤の上の星なら見えるんだけ
どね、、」すると、M谷さんは、「碁盤の上の星はみえても手がみえないんだ
よねぇ。。」と苦笑いしながら切り替えしました。
●空の飛びかた
海がよくみえる展望台では、トンビが気持ちよさそうにとんでいました。
あたりまえでしょうが、上昇気流にのって、うまく飛ぶものです。
だれかがあれをみて、「K瀬さんがいるよ」とつぶやきました。K瀬さん
は御存知、パラグライダーの名手です。その後は、トンビの飛び方や
パラグライダーの飛び方についてK瀬さんの講義が始まり、大勢の人が
聞きいってました。
●不思議な縁
大房岬の案内所に戻ってきました。そこには、「1月1日から3日までと、12月29日
から12月31日は休みにします。」と書いてあります。そこで、N山さんがこれを
見て指摘をしました。「 なんだ、これ? 12月29日から1月3日までって書けば
いいのに、、頭わるいねぇ。」K瀬さんもすっかり同調して「ほんとだ、お役所
はだめだねぇ、」とケチョンケチョンにけなしていました。すると、けなされ
ていることに気がついた案内所の中の係をしているおばさんが出てきました。
「え、なんですか?なにが悪いんですか?」「これだよ、この表記だよ、
頭わるすぎるよ」とK瀬さん、ずけずけと説明、そのおかげで大笑いとなり、
その係のおばさんといきなり仲がよくなりました。おかげで、大房岬の案内所の
中へ案内され、地図をもらったり、クヌギをもらったり、岬の中のことを教えて
もらったり、、とおもわぬことが縁になるものです。
●下手を怒らせた?
交流戦AクラスMさんとCクラスOさんの対戦、Oさんの中央の10子くらいがとられて
万事休す。碁も終わったか?とおもわれ、Oさんはがっくりでしたが、気をとり
なおして、Mさんの大石をとりにいきました。すると、なんということか、
その大石がとれて大逆転となりました。
局後にOさん、「下手を怒らせてはいけませんよ。。」とひとこと。ん?
●がっちり勝利
最年少Sさんは3級でエントリー、先生との手合いは9子で逆コミ30目半となります。
それだけハンディがあるので、「石が死ななきゃ、勝てるよ」と誰かがアドバイス。
すると、そのアドバイスを忠実に守って、中盤に隅で孤立した石は、
「絶対死なないぞ」とばかり、さっと急所に手をいれて、確実に石を生きる手
ばかりをはなちます。、この絶対確実な石には先生もマイッタ!?結局、
盤面でも黒が勝ちそうなところを寄せでがんばって、なんとか盤面では白が7目
勝ちとなったものの逆コミがきいて黒の勝利となりました。
「盤面では勝ったんだからなんと、責任ははたしましたよね。。」と
先生も苦笑いでした。
●わかったふり?
K7段は、K2段を相手に熱心に碁の指導しています。碁の考え方、手どころから
次の一手を予想させて、その手を批評しています。そして、2段氏が、
「うん、わかった。わかった。」というと、どうやら、わかってないのに
あいづちをうったのがばれたらしく、「いーや!わかってない!わかってない!」
とK7段氏の声が会場に高らかにひびきわたり、いつのまにか、人だかりが
できて、注目の指導となりました。
●人気者?
AクラスのMさんが公式戦をすべて終了して、他の碁を観戦しながら休んでいると、
CクラスのMさんから「フリーの交流戦やらない?」と依頼がありました。
「いやあぁ、今日は、もう疲れたから、休むよ。」と答えると、1分もしない
うちに、今度は、DクラスのKさんから、「フリーの交流戦やりませんか?」
「いやあぁ、今日は、もう疲れたから、休むよ。」とまったく同じ答え。
その光景を見ていた人から「人気者ですねぇ。」と声が
かかり苦笑いとなりました。どうして人気者なのか、まったくの謎でしたが、
どうやら、Mさんの公式戦の交流戦の成績に秘密がありそうです。
●上達速度
N原さんとSさん、クラスは違いますが、同じ車に乗ってきたよしみという
ことで公式戦終了後に練習局を数回対局していました。局後は丁寧に感想戦を
やっています。N原さんの指導がいいのでしょう。「一戦ごとに強くなってる」
とその手応えをかんじていました。
●美声?
合宿では夜中のカラオケもさかんです。二日目の夜、集まったのは、
Y野さん、N山さん、K藤さん、F田さん、I伊さんの、5名、いつも見る
メンバーばかりです。Y野さんはふだんから鍛えて?いて、歌う姿も
さっそうとかっこよく難しい歌をこなされます。夜、なかなか眠れない方は
彼らの美声を聞いてから眠るといいかもしれません。
●ねぎらいの言葉
先生との対局を終えたY5段、ぎりぎり半目をのこしました。
その結果を知ったK氏、「悪運つよいねー。」A田さんは笑いながら、
「よくがんばりましたねー」とほめるところですよ、、と注意していました。
●沈黙の意味
I田さんと先生の対局はコウ争いになりました。
先生はなんせ4面打ちですから、やや局面が繁雑になり、Iさんとの
対局に戻ってきたときに、「ええっと、今、こう打って、こう打って、こう
なったところでしたよね?」ところがI田さんは黙ったままです。「えっと
今、黒はここを打ったんですよね?」I田さんは黙ったままです。
再度「こちらのコウのとり番でしたよね?」これにも、Iさん何も
答えません。なんで確認しているかというと、コウのとり番でなくて
コウをとりかえすと反則負けになるからなのですが、なかなか確認がとれず
に先生も困ったようですが、おそるおそる(笑)コウをとりかえしました。
「あ、先生、反則負けですよー」とここでI田さんが言うのかな?と
注目して見ていて、さすがにそんなことはありませんでしたが(笑)
沈黙というのも強力な武器なのかもしれませんね。
●連続コウザイ
N山さんと先生の対局はコウ争いになりました。
コウザイにも神経を使います。すると、コウザイを先生が打ってN山さんが
受けたら、またコウザイをうってきました。「あ、先生、コウを一回とり
かえした、と勘違いしているよ、とりかえさずに、またコウザイうってきたから、
コウザイをひとつ得しちゃったな、、」N山さんはほくほくです。4面打ちなので
そういうこともあるのかもしれませんね。
しかし、そこを受けたら、また、コウをとらずに、さらにまたまたコウザイを
打ってきました?「あれれ?なんでコウザイを何度も打つの?」とおもったら、
とんとん拍子に手がすすんで、コウなんかよりはるかに大きい20目くらいの石が
うってあげでとられてしまいました。なんのことはない、一番最初のコウザイに
受け間違えていたのです。N山さん、この負けた時の手筋が実にあざやかだった
ので、かえってさばさばして、その後は「歌に集中できました」とのことです。
●最終戦
リーグ戦表を見ていると、対戦の終わってないところがあります。
ところが、その対戦相手どうしは、それぞれ、別のフリー対局をやっています。
これに悲鳴をあげたのが大会幹事です。「えー、先に公式戦をやってよー、」
と、半ば強制的に途中終了させて組合せました。
お互いに相手と最終戦をやろうとおもっていたそうですが、なかなかすれ違って
できなかったそうです。
●詐欺未遂?
合宿リーグ戦の最後の最後の1局は、F4段、I3.5段戦です。4名くらいが観戦
しています。慎重に一目、一目を寄せて、ついに最後の一目が残りました。
ある場所はダメなのですが、そこを切ると、黒陣に手が生じるので一目の手に
なります。そこをF田さんがそっと切って、I田さんが気がつかずに別のダメを
いれたりすると事件発生です。すると、F田さん、そこのダメを
「いちおう、切っとこうっと。」と発言しながら、切りました。なるほど、
いちおう切っておく、といいながら、手があるわけです。高度な陽動作戦です。
まわりの観戦者はこの三味線?には感心しました。
I田さんがそこに手があるかどうかを考え始めました。すると、F田さん、
「ないない、手なんかないですよ。いちおう、きっただけですから、、」と
笑いながら、手をふっていました。これを見た観戦者は目を丸くしました。
手がないどころか、手がおおありなのです。それをぬけぬけと、「手はないよ、」
と発言するとは。。で、I田さんもその言葉を信じて手をいれずによそのダメを
つめました。「わー事件だ!」観戦者は頭をかかえましたが、しかも、ほとんど
嘘をついての詐欺のような事件です。ところが、F田さんの次の手はなんと、
「パス!」I田さんも「パス!」で、どうやら、二人とも、まったく気がついて
なかったことが判明しました。終局後に、手を指摘して、二人もやっと状況を
理解したようですが、結果的にどちらにしてもF田さんの勝利は変わらなかった
ようです。
●沖縄秘伝
光永先生は、とくに高段者を中心に質問攻めにあいます。対局終了後も
Y田さんは大会で沖縄の選手にやられたという定石を紹介して、どう対策すれば
いいのでしょうか?と質問、なんか一見筋悪風ですが、なかなか有力です。
とりあえず、対策を紹介したものの、そんなに悪くなるわけではないので、
「え、これ、意外に有力ですね。こんどやってみようかな、、」と先生も
「勉強になりました」と、沖縄秘伝の手に感心されていました。
●実験台?
先生は名人戦の記録係を担当したこともあり、現地では張栩さんによく
詰め碁を出題されて、解かされるそうです。「詰め碁を作るのはすごいで
すよねぇ。。でも、余詰めとかないんですかねぇ?」と聞くと、
「だから、棋士に解かせて確認してるみたいなんですよ」とのこと。
「なんだ、先生、それは実験台になってるってことでは?」と爆笑でした。
●天国から地獄
1年前のCクラスの秋の合宿の優勝者、前回のDクラスの春の合宿の優勝者は
ともに2度目の優勝をねらっての登場だったとおもいますが、
なんと二人あわせて3勝!?とさんざんな成績に終わりました。天国から地獄に
おちたようなものですが、次回は天国にしていただきたいです。
● 研究熱心
先生には、とくに指導碁の後の検討を熱心にやっていただきました。
暖かい指導をいただいた光永先生にはこの場をかりて、御礼申し上げます。
●終わりに
閉会式終了後、倒れた方がおられて、病院へ行かれました。
その後、回復され、自宅に戻り現在は容体は無事とのことで心配はない
ようですが、合宿での無理な生活がたたった可能性もあり、今後、合宿では
健康管理にも気を配っていきたいとおもいます。
また、帰路に車のうちの1台がバイクとぶつかって一部損壊の交通事故が
あったとの報告もあります。幸い、大事にはいたってないようで、一方的に
相手側が悪い事故だったそうですが、いずれにしても、往復の交通について
も十分に、ご留意いただきますようお願いいたします。
以上
IBM関東囲碁部