関東囲碁部報(2007-018)オールアマ囲碁団体戦結果報告
3月11日(日曜)にオールアマ囲碁大会が開催されました。
大会には、幅広い層のアマチュアが参加し、オールアマの名に
ふさわしい大会となり、大盛況でした。
速報でお伝えしましたとおり、今回は、出場の5チームすべてが
枠抜けという快挙を達成しました。
(ただし、無差別クラスは終日リーグ戦)
また、BクラスのIBM-1チーム、および、Cクラスのチームがみごとに
準優勝となりました。
以下、大会参加選手のレポートを中心に詳細記事をお知らせいたします。
無差別クラス 5位
中村 信夫
池上 均
関口 哲夫
遠藤 隆雄
大串 天光
○東京都庁 4-1
×多岐技会 1-4
○HereWe剛 3-2
○不戦勝 ---
×日本青少年囲碁協会 0-5
無差別クラスの出場チームは、
遊神Mini、Here we 剛、東京都庁、日本IBM
日立システム、流石会、日本青少年囲碁協会、多岐技会
の8チームです。
チーム名からは、うかがいしれませんが、ひと癖もふた癖もある
ハイレベルのチームばかりです。以下、Iさんのレポートです。
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オールアマ囲碁団体戦は昨年は私は不出場だったのでわからないが、今年はいろい
ろな名前のチームが参加する大会となった。
ジャンボ大会一般の部の、ミニチュア版といった感じである。
そういえば、遊神mini というチームも出場していた。遊神は金井和子さんが率い
るチームでジャンボの常連である。
多岐技会も元学生名人滝沢雄太さん率いるチームでジャンボにも出場していた。
初戦の相手は東京都庁、お互い何度となく対戦しているチームであるが最近はこち
らが歩がいい。4−1でまずは幸先よいスタートをきれた。筆者は序盤の判断がわ
るく相手に壮大な模様をつくらせたが、ここは一番趙治勲になったつもりで果敢に
打ち込んで逆に相手の厚みの石をとるという技をやってのけた。ウーン、珍しいこ
ともあるもんだ。
二戦目は、多岐技会。主将の滝沢君はよく知る間柄だが、学生チャンピョン、アマ
本全国ベスト8、桐山杯ではプロを倒すというような強豪である。
しかしさすが中村さん、一歩もひかず終盤まで優勢だったらしいのだが、どうも逆
転をされたらしい。
私の相手は学生だそうだが、相手の早打ちについていけずこちらの時間ばかりが消
費されて時間切れ負け。中盤の判断ミスがあって形勢も悪かった。
関口さんは元東京代表の伊勢君に優勢のまま時間切れ負け。終局まであとわずかだ
ったので残念。結果は1−4負けであったがそんなに差はないという印象であった
。
三戦目は Here We 剛という学生チーム。私の相手は何度もやったことがある相手
だったが、なんとか勝利。チームも3−2勝ち。
四戦目の日立システムは3連敗したショックからか、棄権してしまった。まあ社会
人は明日仕事だししょうないか。私なら最後までやるけど。とにかく5−0勝ち扱
いで1時間半休めるのラッキーといえる。
最終戦は全勝の日本青少年囲碁協会であった。主将は元アマ名人鮫島さんである。
鮫島さんとは昔打ったことがあるが礼儀正しい人でいつも会うと年少の私にも丁寧
に挨拶をしてくれる。副将以下は名前は知らないが確か昔打った元院生の方だった
と記憶。私は序盤から景気よく攻める展開に持ち込みチャンスもあったはずだが、
終盤の判断ミスで一気に敗勢になった。チームは0−5負け。
チームは3−2の5位。
残念な結果ではあるが、IBMチームの人は碁の感覚はよく読みも深いので、いいコ
ンディションでのぞめば、今日負けた相手でも結構いい勝負ができそうな気がする
。しかし、持ち時間40分だとどうしても若い方が有利な感じであるのだが。
Hitoshi Ikegami(池上 均)
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補足すると、中村さんは瀧澤さんには3目半負け、関口さんは最後の一戦は
半目負けだそうです。惜しかったですね。。全国優勝レベルのトップアマ
のいるリーグ戦、とてもハイレベルだったとおもいますが、チーム成績
3勝2敗の5位は好成績といえるでしょう。
Aクラス 4位
吉田 嶽彦
松谷 治
岸原 達也
高本 正
前川 潤二
○NHK 4-1
○茜会 3-2
○東京都庁 4-1
×男!大江組 1-4
×茜会 2-3
Aクラスは、8チームずつが2ブロックの山にわかれて16チームの
出場でした。以下、Mさんのレポート
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朝、雨の中を日本棋院会館に着くと、エントランスにあった傘立がなくなってい
た。ポリ袋をかぶせて会場に持ち込むので、置き場に困り、ただでさえ混雑した
会場が一層雑然とした印象をあたえる。日本棋院もケチらずに、傘立くらい設置
して欲しいものである。早々からいやな予感がした。
1回戦:対「NHK:6段、6段、6段、4段、3段」
対戦相手(副将)を見ると、ひげ面の外人だった。Where did you come from?と
尋ねると、アルゼンチンからとの答え。それではアギラールを知っているか?と
聞くと、私のライバルと言う。なかなか勝たせてもらえないが、時々は勝つとの
こと(これ全部日本語で話してます)・・・。これは大変な奴に当たった。さて
は傘立のいやな予感が早くも的中したかと思ったものだ。6段というので先で対
局したが、さすがに本格的な碁風で、細かい形勢で終始したが、最後は戦慣れし
た松谷がヨセの好手を放ち、6目を余したのは幸運だった。
吉田主将は、時間切れ負け
岸原さんは、前半形勢を損ねるも、逆転して大差の勝
高本さんは、貫禄の楽勝
前川さんは、接戦を制して1馬身抜ける
チームは、4−1で勝利
2回戦:対「茜会支部:6段、6段、5段、4段、4段」
茜会というのは新所沢にあるとのこと。主将を見ると、昨年松谷が手も足も出ず
に捻られた若い人だ。私の相手の副将はお爺さんだったので、やれやれ助かった
わいと思って打ち進めると、意外と強く、序盤の失着から苦しい展開に。逆襲し
て相手の大石を仕留めて大利を得たものの僅かに及ばず。このお爺さん、実は鉄
炮塚さんだった。
吉田主将は、順当負け。強敵と当たる主将は辛い。
岸原さんは、出遅れるも、追い上げて逆転勝
高本さんは、細碁で時間切れ勝
前川さんは、半死状態から逃げ回って生還したら勝っていた。
チームは、3−2で勝利
3回戦:対「東京都庁:4段、4段、4段、4段、3段」
ここで勝てば枠抜けなので気合がはいった。
吉田主将は、攻めさせてシノギ勝負に、時間切れ勝
松谷、 序盤打ち過ぎて形勢を損ねるも、じりじり追い上げて逆転勝
岸原さんは、序盤リ−ドも中盤の3連続見落しで失速。ヨセで挽回して
逆転、相手の時間も切れて勝
高本さんは、黒番で厚がって、コミがかりの負け
前川さんは、前半15目程度の損にもめげず、第4コーナーからムチを入れ、5馬
身差の圧勝。ディープインパクトのようだったと自讃。
チームは、4−1で勝利、枠抜け
4回戦(準決勝):対「男大江組:5段、5段、5段、4段、2段」
聞くと、関東近辺の大学生とOBの混合チームとのこと。強そうだ。
悪い予感が的中して、我が方は次々に討ち死。その中で、前川さんが中盤、相手
のミスをとらえて逃げ切り貴重な1勝。
チームは、1−4で敗北、優勝の夢潰える。
5回戦(3・4位決定戦):対「茜会支部:6段、6段、5段、4段、4段」
優勝を逃したせいか今ひとつ精彩に欠けた。
吉田主将は、順当負け。この相手には先では勝てない。
松谷、 順当負け。やはり強い
岸原さんは、細かいと思ったら大差で足りず。放心の敗北。予選の仇を討たれ
る。
高本さんは、厚くて地が多い、会心の勝局。
前川さんは、ヨセ勝負を鼻差で制する。これで前川さんは5連勝。
チームは、2−3で惜敗
総括すると、勝てる相手には勝ち、強い相手には負けたという結果でした。
以上
松 谷
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Bクラス B1 準優勝
及川 捷三
谷野 正義
池野 晃
兵藤 進
鈴木 武
○TDRI囲碁同好会 3-2
○さくらエンジニアリング5-0
○日立ビルシステム 3-2
○IBM-2 4-1
○NEC 1-4
Bクラスは8チームが4ブロックにわかれて32チームの出場でした。
以下、Yさんのレポート。
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第3回オールアマ団体戦
小雨の降りそぼる中、宮崎龍太郎六段の審判の挨拶から始まりました。
挨拶の中で、「故意に相手の時間切れを狙うのはいけません。」といった言葉が印
象的でした。
Bクラスは4つの山に別れそれぞれ8チーム(6チームの山も一つありました)で1
チーム枠抜けつまり3勝しないと枠抜けができない最激戦区でした。
第1回戦
TDRI囲碁同好Gとの対戦。始まる前奇妙な名前で聞いたところ防衛省の研究開発
部門の囲碁好きが集まったとのことでした。
Technical Development Research Instituteの頭文字のようです。
「専守防衛で石を取るようなことはできませんね。」「でも、やられたらやり返
します」などと冗談を交えた舌戦から始まりました。
私の対戦相手は強く、最初から戦いの碁となりましたが、自陣に守り入れる前に
覗きを利かそうした手を手抜きされ
急所に置かれて万事休す。 覗いた手が1手パスとなり、乱戦に持ち込むも適格
に答えられての敗戦でした。
チームは隣の3将も敗れて早くも予選負けかと思いましたが、4,5将は勝ち最後に
大将戦も勝っての僅差の勝利でした。
第2回戦
相手はさくらエンジニアリング。 1回戦に続き不思議な名前です。
どこかの会社ですかと尋ねたら、大学の同級生の集まりで理工系なので
エンジニアリングさくらは適当に付けたとのことでした。
相手は六段、五段、三段、初段、初段。
大将戦は3子の置碁、私は2子。大会で置碁は味が悪いですね。
序盤早々一気にきめに行ったらうまくかわされて先行き不透明、
でも 置石のおかげでまだまだの勝負。
その後、相手の薄みをうまく付いて大石をしとめての勝利。
なんとチームは全勝。隣の大将戦も3子の碁、終わったあとしっかり指導を
受けてました。さすがに6段を名乗るだけあって適格なアドバイスでした。
でも最後に手厳しいコメントが「普段は3段でうってないでしょう」。
これにはなにも答えられず。 ただただ苦笑いするのみでした。
第3回戦
昼食後の相手は日立ビルシステム。
お互いに枠抜けを目指した戦いとなりました。 3将以下が早々と終わり2勝1敗。
後は大将、副将のどちらかが勝てば枠抜け決定となります。
隣の池野さんが心配そうに見つめています。(彼曰く、どちらも相手の方が厚く、
勝つのは無理だと観念していたそうです。)
熱戦で時間も余り残ってない状況でした。
池野さんの見立てどおり、私の不利は明白唯一相手の時間が少ない事のみ勝利の
チャンスでした。多少の損を覚悟でいろいろ 効を仕掛けるも、うまく立ち回られ
ています。 これは駄目だと思った時に、「時間が切れた」と誰が叫びました。
時計を見ると、未だ相手の時間は2分程度こちらは5分程度残ってます。 どうも時
間が切れたのは隣のようです。
耳を澄ますと及川さんの声「こっちの方が時間が少なかったのに、自分の時間し
か見なかったので気が付かなかった。」
どうも、時間切れで勝ったのは及川さんのようです。
あとで聞くと、なんと半効を争っていたようです。
並べてみると相手が2,3目厚かったようです。
こちらは不利は明々白々まだまだ寄せは続いております。朝の審判の言葉もあり、
チームの勝利も決まったので、最後は時計をこちらからは押さずに打ち切りまし
たがやはり負けでした。
第4回戦
全チーム枠抜けの快挙に水を差したのが、IBM同士の戦い。
くじ引きとはいえ準決勝での同士討ち。どちらかの2位以上は確定ですが
いかがなものでしょうか。 勝手知ったる相手でやりやすいやらやり
にくいやらですね。 B1チームとしてはB2にやられる訳にはいかないと、
発奮して4-1での勝利。 でも、疲れました。
第5回戦
対戦相手はNECです。どこかで見かけた人達ばかりです。
序盤は相手のミスもありやや有利の状況で中盤に、そこで
少し稼ごうと、けいまに打った手が敗着稼ぐどころか損をして、その後は形勢
は変わらず並べてみれば盤面で2目、4目半の負けとなりました。
チームも1-4と相手が強かった。
ただ、手の届かない相手ではないとの手ごたえが唯一の慰めです。
そんな中、気を吐いたのが鈴木さん。
最終戦の唯一の白星でこれで5連勝。
真形杯でも連戦連勝でまだ誰も負けた姿を見た人がいない、将来が楽しみです。
最終戦には敗れましたが、強い相手がひしめく中で何とか枠抜けを果たし、準優
勝と相成りました。 次回は打倒NECでが頑張るぞ。
大将 及川 やはり頼りになります。
副将 谷野 今回はやや荷が重かった
3将 池野 同士討ちの戦いで格を見せ付ける。
4将 兵藤 粘り強い。
5将 鈴木 どこまで強いのやら?? 楽しみです。
M. Yano (谷野 正義)
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Bクラス B2 3位
中原 義彦
古川 康雄
瀧 賢史
久家 達夫
水田 幸夫
○日本青少年囲碁協会 3-2
○日本フェルト 5-0
○博報堂ID 4-1
×IBM-1 1-4
○チーム秋刀魚 3-2
Bクラスは、準決勝のIBM同士うち戦が残念でしたが、32チーム中3位ですから
素晴らしい成績です。以下、Fさんのレポート
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緒戦は強豪の日本青少年囲碁協会戦です。
(今大会無差別クラスでは優勝しました。)
私の相手は4段で2子局でした。
2子の置石をうまく生かすことができて相手の薄くなるところをついて
形勢を良くすることができそのまま10目強残すことができました。
私の対局が終わった時点で四将のみ対局中でチーム成績は2勝2敗。
この結果でチームの勝敗が決まります。
皆が見守る中打ち進められた結果四将久家さんに残ってチーム成績3-2
で勝利することができました。
他のチームも1回戦は勝ち進んだようで我がチームだけ負けていると
後で何を言われるかわかりませんので緒戦勝利できて良かったです。
今大会はオールアマということで色々な人が参加していますが相手チー
ムの5将も小学生低学年ぐらいの男の子でした。
今でもかなり強く勉強熱心で来年はAクラスで出ているかも知れません
ね。
2回戦は日本フェルト戦で結果は全員実力が出せたようで5-0で勝利する
ことができました。
3回戦は博報堂ID戦です。
私の対戦相手は初段で相手先でした。
序盤をうまく打てて優勢を意識して中盤以降堅く打ち進めていったのだ
が並べてみれば盤面ジゴでかろうじての勝利という結果でした。
別に油断したわけではないのだが流れとは恐ろしいものだと改めて思い
知らされた一戦でした。
我がチームは4-1で勝利して予選を勝ち抜けることができました。
いつもは1チームか2チームしか予選抜けできないのですが今回は他の
チーム(A,B1,C)もそろって予選抜けできました。
準決勝はIBM-1戦です。
同じIBM同士ということで他の対戦とは違った雰囲気でした。
私の相手はY野さんで序盤で隅の一手ヨセコウをやってみましたが良い
と思ったコウダテが結果もうひとつで形勢を悪くしました。
形勢挽回ならず敗戦で我がチームも1-4で負け3位決定戦に回ることとな
りました。
3位決定戦はチーム秋刀魚戦です。
こちらも今風の若い学生風の集まりのチームです。
私の相手は3段で私の先です。
序盤突き抜けられないところを突き抜けたりして優勢だったのだが中盤
以降疲れのせいか手順間違いなどつまらないミスがありその後も若干集
中力が低下していたようで
最後に大石を一方的に攻めていたつもりが自軍隅との攻め合いになり結
果勝てなくなり投了となりました。
チームは他のメンバーのがんばりで3-2で勝利して3位入賞です。
BクラスはIBMで2位、3位入賞でした。
来年は是非優勝したいものです。
2007年3月11日 オールアマ囲碁団体戦 B-2 二将 古川
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Cクラス 準優勝
藤田 清
簗 一正
嘉瀬 敏
牛島 五郎
藤田 聖羅
○宮崎教室 4-1
○NECソフト 4-1
○虎破舞流 4-1
○洪道場 3-2
×横河電機 C 1-4
Cクラスは、6チームのブロックが2つ、4チームのブロックが2つで、
20チームの出場でした。幅広い棋力の方がおられ、また女性がめだち
とても雰囲気の良い大会でした。以下、Yさん、Uさんのお二人の
レポートです。
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CチームはIBMチームのなかで一番最初にメンバーが揃いました。
好スタートで枠抜けを目指しました。
第一戦は、審査委員の宮崎六段の教室のメンバーとあたりました、
大将を除きすべて女性でした。
ところが、申告段位が8級10級と低く置石が7目9目と多く、大変な戦いと
なりました。ここを何とか4勝1敗で勝利し
第二戦、第三戦と4勝1敗で見事(?)枠抜けいたしました。
決勝トーナメントの第一線は、副将以下が2勝2敗で、大将の戦いで帰趨が
決着する展開となりました。
皆が見守るなか、碁の状況は我方の不利な状況で終盤となり決勝の道が断たれたか
と思えたところ、白番の敵大将にかん着が出て、何とか勝ち星を得ました。
(相手メンバーは全員が小学生の女の子でした。)
決勝戦は、前の戦いの疲れか、1勝4敗の完敗で終了いたしました。
+--- 簗 一正 / Kazumasa Yana ----------------------+
3月11日(日)、オールアマ囲碁団体戦、Cクラス対戦感想記
恒例となったオールアマ囲碁団体戦、Cクラスのメンバーは、指定された
定刻の9:15には全員顔をそろえて、9:30、試合開始の合図を待った。
第1戦、宮崎教室B組、4-1
対戦チームは今日の審判長、宮崎龍太郎六段教室のメンバーで、大将以外は4人と
もうら若き女性たちである。わが方の大将は、あからさまに‘ちぇっ、俺だけ男か!’
と言いながら席についた。対戦相手の女性に、皆さん20才台に見えますが、
と探りを入れると、‘とんでもない!’という返事が返ってきた。
では、30前後ですね!と、しつこく問うと、‘まぁ、そんなとこでしょうか!?’
とのことであった。
私は1級で出場し対戦相手は12級ということだったが、10級が最低位で
9子以上は置けないルールとのことであった。9子も置かれて対戦するのはめったに
ない対外線なので、初めは全然勝つ気がしなかった。終わってみれば、見損じによる
相手の投了で事なきを得た。ほぼ皆さんもそのような経過であったと思うが、
5将で出ている我がチームのホープ、大将のむすめさんは、相手に9子も置かせて
対戦するのは初めてとのことで、手元がもう一つ伸びず涙を呑んだ。
第2戦、NECソフト、4-1
皆さんおじさんチームで、大将のむすめさんと対戦したおじさんは最初から気勢を
そがれたのか‘まいった!まいった!!’とつぶやいていたが、案の定、真っ先に
‘やっぱりダメだった、着手が早いもんなぁ’とあきらめ顔でにこにこしていた。
3将のK瀬さんはチョンボがなければ勝っていたのを、惜しい負け方をして悔しい
思いをした。
第3戦、虎破舞流、4-1
これに勝てば枠抜けができるので、みんな大張り切りで対局した。
うら若き女性チームの対戦相手に、‘チーム名はなんというのですか?’
との質問に‘コバム流です‘と返事。’すかさず‘何をコバムのですか?’
と突っ込む質問には返事なし。でも、枠抜け出来て、全員ニコニコ顔であった。
準決勝、洪道場B、3-2
小学校5年生から3年生までのお嬢ちゃんチームである。4人の対局が終わり、
結果は2勝2敗で残る大将戦に固唾を呑んで見守るメンバーの面々であった。
大将はそのようなこと気にもせず、盤面でほぼ負けていたのをがんばりぬき、
中央を切ったのが相手にとっては運のつきで、やっとの思いで決勝に進むことができた。
決勝戦、横河電機C1、1-4
準決勝で横河電機C2と対戦し、同士討ちとなって進出したチームで、
海戦山戦のベテランぞろいである。
‘皆さん、碁会所では4,5段で打っているのでしょうね!‘言うと、ニコニコ
笑っていた。K瀬さんだけが対外戦に強い本領を発揮して、貴重な1勝をあげた。
準優勝はまずまずであったと思う。 (牛島記)
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大会総括
今大会の全チーム枠抜けは、快挙でした。
予選3試合でチーム成績12勝0敗(無差別をのぞく)の素晴らしい成績です。
しかし、準決勝以降は、ふるわず、優勝チームが一つもなかったのは
やや残念です。決勝進出は二チームでしたが、どちらも1-4の完敗と
なりました。本当に実力の強いチームの選手は、読みも正確で
たとえ悪くなっても逆転をねらってしっかり打ってきます。この
あたりは見習いたいですね。今回は、無差別優勝が青少年囲碁協会、
Aクラス優勝は洪道場で、チーム内の4人は小学生高学年、中学生くらい
Cクラス3位はやはり洪道場で小学生の女の子5人チームです。
このあたりの若い人、子供さんはどんどん強くなり、来年以降のことを
考えると末恐ろしいところですが、我々も負けないように
日頃の研鑚を忘れず、がんばりたいところですね。
成績優秀者
五戦全勝 Aクラス五将 前川 潤二
五戦全勝 Bクラス四将 久家 達夫
五戦全勝 Bクラス五将 鈴木 武
四勝一敗 Bクラス大将 及川 捷三
四勝一敗 Bクラス三将 瀧 賢史
四勝一敗 Cクラス大将 藤田 清
四勝一敗 Cクラス三将 嘉瀬 敏
大会こぼれ話
◎うちかたがわからない..
Cクラス出場のSさん、IBM関連の社外大会には初の出場です。
今回は、4級でのエントリーとなりました。
朝一番、さぞや手練のベテランおじさんがやってくるかと待ち受けて
いたところ、なんと相手は若い女性!?で、棋力を聞いてみたところ
13級!?とのことで、なんと星目を置かせての対戦となりました。
「星目を置く碁はよくあるけど、逆に星目を置かせて打つなんて、
打ち方がわからないよー、、」とつぶやきながら碁を打っていたとか、、
で、奮戦したものの結果は3目半負け。どうやら、ちょうどいいハンディ
だったようですね。(笑)局後にそのことを聞いたF川さん、
「星目おかせる我々の苦労がわかった?」と声をかけてました。
◎置き碁が鬼門?
Cクラス出場のSさんの奮戦が続きます。
2回戦は定先の手合ですが、乱闘の末、相手の大石をみごとにめしとって
の中押し勝ちだったそうです。対局結果を聞いていたら、すぐそばに
いた、対戦相手のおじさんが、「やられました、やられました!
大石をカッポーンとみごとにうちとられましたよ!」と笑いながら
答えていました。さらに3回戦は、やや髪の長いおじさんでした。
いかにも碁会所でならしたかんじの方で強そうです。
対局を終わって結果を聞くと1目半負けだったそうです。惜しい!
何子だったの?と聞くと、「7子局だった」との答え、
「そうか、7子置いて負けたんだ、あのおじさん、強そうだったもんねー」
というと、「違うよ、7子置かせたんだよ!」
4回戦は、ようやく、互先局、しかも、相手もまったく同じ年の女の子
でした。これにみごとに勝利してチームの勝利3-2に貢献しました。
今後は、置き碁(置かせて打つほう)が鬼門のようです。
◎顔で戦力分析
Aクラス出場のY田さん、三回戦の相手の大将の顔を見ただけで、
「この人は強い!これは勝てない..」とおもったそうです。
実際、その人は前回もM谷さんに勝利している本格派の選手なのですが、
なんとなく若手プロ風の強そうな顔つきです。
で、ほんとにとても強くて、Y田さんの試合前の予想どおり碁は
負けてしまいました。局後に聞いたところによると、あの中園清三さん
にも勝った実績もあるくらいの強い選手だそうです。
Y田さんの眼力おそるべし、、です。
◎納得の結果
朝一番、Aクラスのもう一つの山に出場しているNECチームのメンバー
を見てうなりました。よく知った顔で、うち2名は知合いですが、
ともかく、すご腕のメンバーばかりです。うちのチームは、
5回に1回勝てるかどうかくらいか、、仮に決勝進出してもこのチームと
あたったら大変厳しいことになりそうです。大会が開始し、
3試合が終わって、3戦全勝で枠抜けをはたしたAチームでしたが、
一方、NECの知合いの選手は、「バイバーイ」と挨拶をしてきます。
「え??」「だめだったよ」「そんなに強いチームが?」
その後の準決勝ではやはり反対側の山のチームがとてもとても強く、
こちらのほうがワンツーフィニッシュでした。
今回は、くじ運が良かったようですね。
◎エスケーパー?
無差別に出場の日立システムさん、ジャンボ大会でいつも圧勝している
チームのおなじみの強豪メンバーの方が出場されています。このチームは
強いなとおもっていたら、1回戦、いきなり青少年囲碁協会に0-5負け!
えー!青少年囲碁協会は大将が鮫島一郎さん、副将が
豊田さん(中学生名人)とトップアマクラスなのでしかたがないの
ですが、日立さんは、その後も成績はふるわず、、でした。
で、4戦目、いきなりいなくなってました。帰ってしまっていたようです。
「え、もしかして成績がふるわず、嫌になって帰った?」理由はさだかでは
ありませんが、もしかしたら、枠抜けできなかった、と勘違いされて帰って
しまった可能性もあります。無差別だけは5試合リーグ戦だったのですが。。
◎スピード狂?
Cクラスの五将のSさんは、早打ちで有名です。碁の対局の進行が速い、速い、
ふだんの合宿リーグ戦などはあっというまに対局が進みます。
ところが、そのSさんも驚いたのが同じチームの副将Yさんです。
「あの人、はや〜い!私より速いよ!」ととんでもない対局スピードに
驚いていました。実際、Yさんはさっさと対局を終了して、終了後、
どっかにいっていたようです。(笑)
しかしそんなに早いなら一度、見てみたいものですね。。
◎国際的な大会
今回の大会の特徴としては、参加者の中に外人さんが
多かったということがあります。
何人もヨーロッパ風の人がいましたし、韓国の人もいましたし、
南米のアルゼンチンから来たという人にも遭遇しました。
碁のアマチュア大会も国際的になってきたようです。
ところで、無差別のHereWe剛チーム、うちの無差別クラスの某選手は、
名前からして外人のチームかとおもったそうです。みると、大将は、
かっこいいアメリカ人風の方でした。。が、よーく目をこらして
みると、日本人でした。最近の若い人は、囲碁も強くてファッション
もすごいみたいですね。
◎なぜ遊ぶ?
残念なことですが、大会中に、うちの部員で遊んでいる人が
いました。枠抜けを果たしたというのに、なんと、部員どうしで楽盤を
打っているのです。予選突破ができなくて、大会が終わってしまい、
その後、残った部員どうしで、うちひしがれながら?練習碁を打つこと
はよくあることですが、今回は全チーム予選突破しているはずで、
大事な本戦の最中に遊ぶ暇なぞないはずですが、いったいどういうこと?
実は、遊んでいるわけでなく、準決勝でIBMチーム同士が対戦していた
のでした。なーんだ。状況を理解するのに時間がかかりました(笑)
◎漢字が読めない?
表彰式で、チーム名が高らかに読み上げられます。
「たきえだ会!」すると、場内にどよめきが、、
このチームは、漢字だと多岐技会、ですから、「たきわざ会」が正解です。
大将が元早稲田大学の瀧澤雄太さんですから、その名前をもじって
多岐の技をくりだせる会ということで名付けられたのでしょう。
技を枝と読んではいけませんね。
「りゅうせき会!」すると、場内にどよめきが、、
このチームは漢字だと流石会ですから、「さすが会」が正解では?
次回からは、チーム名にふりがなをつけておくといいかもしれませんね。
◎忙しい会社
大会終了後、Eさん、表彰式には出席せずに帰られるとのことでした。
「実は、今から出張なんですよ。これから大阪へ行きます。」
「えー!今から??うそー!」
表象式終了後、Sさんに祝勝会いきませんかー?と聞くと、
「すみません、今から仕事なんですよ。19:30からシステム変更やるんです。」
「えー!今から??うそー!」
この二つの話を聞いたみなさんが、あきれかえって、絶句していました。
「なんとも、ひどく忙しい会社があったものだねぇ。。」
◎変わった腕だめし
大会終了後、いつもの社内大会に続き、この日も全勝だったSさん
この人がどのくらい強いかということで、Yさんが腕試しをしました。
観戦はうちの部員ばかりですが、黒山の人だかり、、
対局終わって、うちあげの席で、Yさんに対して
「Sさんとの碁はどうでした?内容は?結果は?」との質問がとぶと、
「いや、あれは腕だめしだから別に内容も結果もなにもないよ。。」
との御返事。変わった腕だめしがあったものです。
◎代うちがいない?
大会の選手募集中のころ、メンバーが一人足りないので某Iさんに
お願いしたところ、「いやぁ、最近うってないので負けるし、、」と
弱気なコメントでなかなか出場OKしてくれません。
そこで、段位をちょっと下げて出場していただくという前代未聞の
特別契約が成立し、なんとか出場していただくことになりました。
大会当日、予選3戦を終えて、ここで枠抜けならずに
帰る予定だったIさん、なんと予想に反して予選突破が決まり、帰れない始末に。。
予定が狂ったIさんは代うちを探し始めました。つまり、チームメイト
で予選突破できずに暇になった選手と代わろうという作戦でなかなかの
名案です。ところが、今回は全チーム予選突破という快挙状態なので
その奥の手がつかえません。。うちあげの席で、そのことについて、
「まいったよー」と発言していたら、Hさんから「でも、帰れなくなった
とかいってて、今もこの席で飲みつづけてるんだからひどい話だね」
と鋭い指摘がはいって爆笑となりました。
IBM関東囲碁部