関東囲碁部報(2008-023)2008年度春季合宿結果報告

  4月11日(金曜)から13日(日曜)までの3日間、館山の保養所において、
  恒例の春季囲碁合宿が開催されました。 講師の光永淳造プロ棋士を含む
  総勢36名の参加者をえて、大変に盛況でした。
 
 ◎合宿リーグ戦
   恒例の合宿リーグ戦は、以下のようなルールで行なわれました。
   ○A、B、C、Dの4クラスに分かれての総あたりリーグ戦
   ○光永先生にすべてのリーグ戦に参加していただき、参加者全員と対局。
   ○45分または40分切れ負け真形ルールによる手合い決定
   ○公式交流戦をいれて全対局者が10局になるように設定
     (A1-8とB1-8,A1-8とC1-8,B1-8とD1-8,C9とD9)
   ○勝率で順位を評価し、同率の場合、スイス式での順位決定

  結果

 Aクラス  (9名参加)
   優勝 岸原達也  7.5段     7勝3敗
 準優勝 中原義彦  6 段     7勝3敗
   3位 松谷治   7.5段     7勝3敗
   4位 光永淳造  10.5段    5勝3敗

  5.5段から7.5段のクラスがひしめくハイレベルのリーグ戦です。
 独走する人もなく序盤から星のつぶしあいで大混戦となりました。
  結局、3名が7-3の星でならび勝点争いとなりました。対戦相手全員の星の
 総計は他クラス公式交流戦がある関係で微妙に変わってきます。
 結果、松谷氏 48点、中原氏 49点、岸原氏50点ときわどく1点差で
 順位が決まりました。今回より10.5段の段位となった光永先生は、
 同じく3敗ながら勝率の差で4位入賞となりました。
  囲碁ワールドの認定100問で98点をとり神奈川で堂々のトップをとった
 山口氏の戦いぶりにも注目が集まりましたが6-4の成績で惜しくも5位に
 終わりました。
 
  Bクラス  (9名参加)
   優勝 光永淳造   10.5段  7勝1敗
 準優勝 真形久視    5.5段  6勝4敗
   3位 中山孝雄    4.5段  5勝5敗
   4位 一條 元     5段    5勝5敗
   次点 瀧 賢史     5段    5勝5敗
   次点 羽山 昭次   5段    5勝5敗
   次点 小松雄一郎  5段    5勝5敗

  Bクラスは4.5段から5.5段までのメンバーです。
 前回8勝1敗で優勝した光永先生が今回も古川さん、一條さんの5段陣を
 半目で退けるなど快調に飛ばし、羽山さんには数目負けましたが、結局
 この1敗だけでリーグを突破し、みごと独走優勝されました。
 Bクラスでは2007年春、秋、2008年春と3連覇になります。
  優勝は早々に決まりましたがそれ以外は、大混戦模様となりました。
 結局、5.5段の真形さんがリーグ内最高段位の貫禄を示して2位にはいりました。
 勝ち越し者はこの上位の2名だけであとは5勝5敗者が5名もでるなど
 珍しい結果で勝点の差で中山さん、一條さんが3位、4位に入賞となりました。

 Cクラス  (10名参加)
   優勝 服部 昭    3.5段    7勝3敗
 準優勝 光永 淳造   10.5段   6勝3敗
   3位 藤田 清      4段     6勝4敗
   4位 石田 造     3.5段    6勝4敗

  Cクラスは、3.5段と4段が参加されました。
  最初に連敗スタートとなった服部さんがその後ひらきなおって
 対局した(自身コメント)のが好結果につながったとのことで、
 先生との対局でも完勝(先生コメント)するなど好調でみごと
 終盤まで7-1のペースで駆け抜けて結局7勝3敗の星で優勝となりました。
 服部さんの優勝は15年ぶりという実に久しぶりの快挙でした。
 光永先生はここでも負け数を3つにまとめて準優勝となりました。
 3位、4位には、藤田さん、石田さんがはいりました。

 Dクラス  (10名参加)
   優勝 藤田  聖羅   初段    9勝1敗
 準優勝 勝又 藤右  3段     7勝3敗
 3位   光永  淳造   10.5段  6勝3敗
 4位   井伊 敏夫  3段     6勝4敗

  Dクラスは、1級から3段まで比較的段位の幅が広く置き碁もあります。
 そんな中、藤田聖羅さんがすいすいと勝って全参加者中最高の成績で
 合宿初優勝を飾りました。2位には最近、棋力の充実している勝又さん
 がはいりました。光永先生はこのクラスとの対局では、星目や八子
 ばかりとなりますが、苦にする様子もなくやはり3敗にまとめて3位入賞
 となりました。また合宿の会計役も担当しながら公式戦最終戦の深夜
  の激闘を制した井伊さんが4位となりました。
  なお、その場の幹事間での話合いにて藤田聖羅さんは2段昇段とし、
 勝又さんは規定により昇段基準点に達しましたので3.5段昇段となりました。
 おめでとうございます。

 ◎ クラス交流戦

  以下のようなルールでの交流対局です。
   ○参加、不参加は個人の意思にまかせられ自由。
   ○基本的には公式戦終了後に実施、ただし、空き時間を活用して実施も可。
   ○別のクラスの人と自由に相手を選択して対局。
   ○持ち時間等は対局者間で相談して設定
   ○勝ち越し数、勝利数の順序で評価し、上位の5人を表彰。
   ○全部の別クラスの最低一人と対局が入賞条件。
   ○最多対局数はうちわけ以上が条件で別途表彰。

  1位  瀧 賢史 5段    10-2
  2位  羽山昭次 5段     5-2
  3位  中原義彦 6段     4-1
  4位  服部 昭 3.5段   3-0
  5位  藤田聖羅 初段    4-2
  最多 瀧 5段(12局)
  
  今回もクラスの垣根を越えて活発に交流されました。
 最終的には瀧さんが10勝2敗というダントツの好成績で交流戦を
 制覇し同時に最多対局賞も獲得しました。2位には交流戦での入賞すること
 の多い羽山さんがはいりました。
 3位は中原義彦さん、4位は服部さん、5位は藤田聖羅さんと合宿の公式戦で
 好調だった3名が交流戦でも良い結果を残しました。

 ◎ ハイキング
  中日には、恒例となったハイキングを行ないました。
 ハイキングコーディネターの羽山さんにより、18名が5台の車に
 分乗して大房岬へ向かいました。途中、先導車を見失い、後ろの4台が
 通常の道より大回りして時間をかけて到着するというちょっとした
 ハプニングがありましたが、無事に集合し、整備された大房岬の道を
 散策開始しました。空はほどよい曇空で花も適度に咲いていてきれいで
 親子連れで花見に来ている方も何人も見うけられました。
 羽山さんは声が大きくしっかりしたガイドで行き先の指示と人数の
 確認を行い、足の悪い方にはきついコースは避けるようアドバイスを
 するなどな素晴らしいハイキングコーディネーターぶりでした。
 大房岬は予想以上に広くてコースもさまざまですが、この日は、
 要塞跡地見学→第二展望台→洞穴→海の岩場見学→第一展望台(昼食)
 →展望塔と充実のコースですっかり景色を堪能できました。

 ◎ テニス
 テニスは、おなじみの腕自慢のみなさんが参加しました。
 合宿の前は天候不順な状態が続いていたため、コートの状況が心配され
 ましたが、オムニコートのため、水はけがよく、ほぼ気にすることもなく
 快適なテニスができました。ゲームでは、みごとな応酬のラリーが続くなど
 いつもながらにレベルの高いテニスです。それもそのはずで、Fさん
 (週末はいつもテニス)Nさん(週3回はテニス)など、ふだん囲碁以上に
 熱心にやっているようなのです。結局、テニス好きのメンバーは最終日の
 閉会式が終わったあともテニスをやって帰ることになりましたが、
 なんとも意気さかんです。
 
 ◎ 合宿こぼれ話

 □ 席はずしの理由
 フェリーの中では、携帯囲碁盤を使った恒例の対局がありました。
 日頃、武闘派タイプの碁で鍛えている力戦家のTさんが5分ほどで
 相手をノックアウト、さらに第二戦も相手の石をずたずたに引き裂いて
 完勝モード、途中まで碁を熱心に見ていたはずのCクラスの選手Kさんが
 その場から席をたったのは用事があったわけではなく
 「気の毒で見ていられなかった…」とのことでした。

 □ 好評の新定石
 館山合宿のさいには昼食をばんやでとるのが最近の定番となっていましたが、
 今回は趣向をかえて前幹事のSさんの推薦で「惣四郎寿司」と行くこと
 になりました。そんなに広いお店ではないのですが、ここに我々のグループの
 車1台が先行してやってきており、そこに後から3台の車も到着し、お店の
 中で対面。結局、合計16名がこのお店を訪れました。お寿司は評判どおり新鮮で
 とてもおいしくて満足の昼食となりました。間違いなく今後の新定石のひとつ
 となるでしょう。

 □ ぎりぎりで昼食
 昼食時、Mさんの車は店の前でとめることになりましたが、そこが
 なんとも止めづらい場所で誘導が二人ついてやや苦労しながら
 バックしていましたが、最後におもいっきり下がってなんと店のガラス戸
 の前、ほんの数cmでぴたりと止まりました。もうすこしでガラスをうち
 破ることになっていたので、そうなっていたら昼飯は食べられなかった
 でしょう。。

 □ 幹事立候補の崇高な理由
 今回、合宿の幹事を担当されたYさんは、年初の幹事合宿において、合宿の幹事役
 に自ら立候補されたのですが、開会式の挨拶の時に「幹事に立候補した理由を
 後ほど述べます」とのコメント、もったいつけて発言されるくらいなのでさぞかし
 崇高な理由かと会場の参加者も身構えました。しばらくして、その理由がついに
 あかされました。「合宿の幹事をやるとみんなが対局の時に手心を加えてくれる
 と伺いまして…」これには会場内は当然の爆笑となり、
 「誰だよ?そんなこといったの?」とヤジまでとんできました。
 
 □ あまりに姑息な手段
 公式戦の終わったあとにくりひろげられる交流戦、今回はちょっとした
 ルール改正がありました。従来は最多対局賞は、勝ち負けに関係なく
 渡していたのですが、今回よりうちわけ以上の方のみが対象となります。
 理由は対局開始して「はい投了、はい投了」で勝敗度外視で対局数を
 稼ぐ輩が登場しないようにするため、、という理由でしたが、誰もやり
 そうもないあまりの姑息なその手段に会場内からは失笑がもれました。

 □ 近況報告
 開会式の時に合宿前夜、Mさんの自宅に波松氏から電話がかかってきた
 とのことでその内容が披露されました。「明日から合宿でしょ」と合宿の
 日程を把握していたそうです。さらにジャンボ大会で優勝したことや
 オールアマ囲碁大会での囲碁部の活躍も把握していて週刊碁などでチェック
 しているとのことでお元気な様子でした。波松氏の復帰が待ち望まれます。

 □ 節制を後悔?
 序盤好調なKさん、夕食時も好きなワインを控えて勝負に集中する作戦に
 でました。ところが、その後の成績はさっぱり、、
「こんなことなら、おもいっきりワインを飲んでおくんだった!」
 と後悔先にたたず状態でした。
  
 □ 世紀を越えた対戦
 Kさんは入社1年目で将棋の社内全国大会へ出場しましたが、
 その時、京都のホテルで同室だったのが囲碁で代表となったTさんで
 した。当時は、Kさん「私は囲碁もすこしやるんですよ、初段くらいです
 けど」 Tさん「へぇ、それはいいですねぇ」という会話もありました。
 その後20年の時を経て今回の合宿交流戦でKさんとTさんの間で初の囲碁の
 対戦が実現しました。20年前のことをおもいだしながら?の対戦は後輩の
 Kさんがなんとか勝利しました。 
 
 □ 危機を回避
 開会式の時に認定100問で神奈川のトップとなったYさんのことが大々的に
 紹介されました。その後、合宿指導の光永先生が認定100問のうちに20題を出題
 していたことが判明...Yさんが間違えた2問は、やや曖昧な問題でYさんが迷って
 最後までわわらなかったそうですが、先生が作った出題がその曖昧な問題だったら
 Yさんから直接抗議がやってきそうです。緊張の一瞬でしたが、Yさんが間違えた
 問題は布石のところで 先生の出題した問題に「布石はひとつもなかった」
 とのことで、無実が証明されおとがめなし!?、胸をなでおろしました。

 □ 実は弟子どうし..
 先日のオールアマ囲碁大会ではなばなしい活躍だった洪道場チーム、
 AクラスでIBMの二つのチームが対戦し、1-4,2-3とともに敗れており
 大変に強いチームでしたが、実は合宿指導の光永先生が洪道場で
 相手の子供さんたちを教えておりメンバーも当然のごとくよくご存知とのこと。
 ということは先日の大会は実は弟子どうしの対戦だったということになります。

 □ ハサミうち作戦!?
 夕食の席でOさんの右隣にKさん、左隣にIさんが座っていました。
 仲良さそうに談笑しながら食事をしていたので微笑ましい光景のように
 おもっていたところ、両隣のKさんもIさんも、まんなかのOさんとの
 公式交流戦であたっていて、これから対戦を控えているそうです。
 つまり、両方から挟んで苦しめようというハサミうち作戦だったようです。
 この作戦にやられたOさん、その後の対局でみごと両者ともに討ち取られて
 しまいました。

 □ 方角音痴?
 ハイキングコーディネーターのHさん、とてもみごとなコーディネーター
 ぶりで良い意味で予想を裏切りました。参加者へのガイド、大きな声で
 の連絡、番号による人数確認、やや体の心配される方への気遣い、
 行き先のプランと先導などどれをとっても非のうちどころがなく完璧な....
 いえ、たったひとつだけ問題点がありました。それは地図を
 もって行き先を模索していたのですが方角が時々わからなくなって
 迷ってしまうことがよくあったのです。「だって、曇空で太陽が見えない
 からどっちが北か南がわからないんだよね..」との困った状況に最長老K氏
 から実に賢いお助け船がでます。このあたりには太陽光自家発電の白熱灯が
 いたるところにあります。「この白熱灯の板がむいているほうが南だよ」
 とのことでようやく地図を見る方向が確定して行き先がきまりました。

 □さすがはプロ!
 大房岬への出発時に人数を数えたら18名ということで、この18名が全員
 いるかどうか何度か確認作業を行うことになります。しばらく
 歩いていたら、かなり前と後で列がわかれてしまったため、
 数えづらくなってきました。しかし後ろからどうやら全員の姿がみえて
 きたので早速,コーディネーターが18人いるかな?と数えようと
 したら、「います」と横から返事。みると光永先生でした。
 さっと目算して18名の存在を確認したとのことでした。
 高速かつ正確な目算はさすが碁のプロです!

 □ 解説が欲しい
 何度もいっている大房岬でしたが要塞跡地には初めて行きました。
 謎のトンネルがあり、そこをくぐっていくと先のほうに謎の場所がありました。
 ここはいったい何でどういう目的でどう利用されたのか?誰もさっぱり
 わからない状況でした。NHK杯囲碁トーナメントの時のような明快な解説が
 ほしいものです。 

 □ 灯台もと暗し
 要塞跡地を出発して、そろそろと歩いていたらコーディネーターが
 後ろのほうを見てびっくり仰天しました。最後のグループにUさんが
 いらっしゃらないのです。Uさんは少し足が悪いので気をつかって
 あげなければいけないのですが途中で落伍した可能性さえあります。
 やや離れた後ろのグループを見ながら「えぇ!Uさんがいないよー」と
 不安気な声で話をしていたら、なんとコーディネーターのすぐ右に
 Uさんがいました。灯台もと暗しとはこのことでしょうか。

 □ 行くのは自由
 大房岬の第2展望台から右のほうに小道を降りていくと洞穴があります。
 この洞穴は見た目にはちょっとそら恐ろしいくらいの雰囲気のある洞穴です。
 奥のほうはどうなっているやらですが人間が喜んではいっていけそうな
 状況ではありません。「中に入れるんですかね?」という質問に対して
 Yさん「入れるよ」と二つ返事。しかし、すぐに、「帰れる保証は
 しないけど...」と追加のメッセージがありました。

 □ 食べるタイミング
 一向は昼食を第一展望台の付近にあるベンチでとりました。食事も終わり
 ゆっくりしていたところ、Yさんからチョコレートのさしいれ、
 それは、KitKatといって受験生には人気の縁起のいいチョコレートです。
 これ「きっと勝つ」に読めるので碁打ちにもゲンがよさそうです。
 これを見たMさん、その場で食べるのをやめて、「よし、xxさんとの対局の時に
 これを食べよう」とにこにこしながら作戦をたてていました。
 
 □ 天国から地獄
 Yさんと先生との対局は途中でハイキング中断となりましたが、あとは
 少しの大きなヨセと小さなヨセが残っています。
 Yさんは局面をゆっくり眺めたあと、ヨセの手どまりの箇所を確認し、
 目算も行って「これはどうやら勝てそうだ、少なくとも逆こみにはかかる」
 とルンルン気分でお昼をすごしました。ハイキングが終わって再開となり
 自分の予想どおりに局面が進み勝利は目前です。ところが終局間近の
 ダメづめの途中で、きれいにダメがつまり、単純な手ではなく、やや高度な
 読みを必要とする手筋でしたがともかく、みごとに手にされて負け。
 天国から地獄へおとされた気分だったことでしょう。

 □ のこり8秒の命
 OさんとSさんの交流戦の対戦、両者とも時間がきれそうですがどちらか
 というとSさんのほうがきれそうです。しかし、碁はSさんがあきらかに
 リード、Sさんは悲鳴をあげながらうっていますが時間切れを狙えばOさんが
 勝ちそうではあります。しかし、複数の観戦者が見ていたので、
 この前で時間切れ勝ちをねらうというのは、品格にかけることになり
 とてもできそうもありません。観戦のMさんもニヤリと笑って「私がみてるよ」
 と発言、Oさんもにっこり笑ってあきらめて潔く投了となりました。
 Sさんの対局時計があと何秒で切れるか二人で時計をみつめながら確認した
 ところ8秒で切れました。

 □ 熱心な検討?
 光永先生との対戦で夕食休憩がはいりました。ある方の碁は白熱して
 いるところで途中でうちかけとなっていましたが、夕食後に
 大勢の人がその碁の感想を口々に述べて、ここの石は生きている
 こっちは死にそう、これは凌ぎがあるかな?などと
 あまりに具体的なことを発言するのでそばで見ていた Y 7.5段氏が
 「まだ対局途中なのに碁の内容を言ったらダメだよー」と憤慨、
 おもわぬ緊迫の場面でしたが光永先生も相手の対局者も両者不在で
 あることがすぐに判明し、事無きを得ました。

 □ はめられた!?
 会場内に「はめられた!はめられた!」との声があがりました。
 囲碁ではハメ手はつきものなのではまることはよくあること
 です。はまったのはしかたがないにしても終わったあと並べ
 なおして対策を研究して次に備えるのが大事です。
 で、、実際に並べなおしていたので内容を見てみると
  S4段とDクラス優勝のSさん初段の交流戦の対戦(3子局)でした。
 3子おいての対戦なのですが、S4段が一間ばさみで実に
 よくある定石の途中でS初段はごく普通に打っているのに対して
 S4段のほうが一方的に間違えていたようです。はめられたのではなく
 自分からはまりにいったようなこの碁を見た数名があきれかえって
 笑っていました。	
 
 □ 首を洗ってから対戦
  IさんとYさん、二人が同時に風呂に入ってきました。この二人は公式戦の
 最終戦であたっており、その一局を残すのみだったので不思議におもって
 聞いてみると「勝負の前に首を洗いにきました」とのこと。
 身を清めて対局にのぞもうということでしょうか。

 □ ネット上でも交流?
  パソコン持参のYさん、パソコンで碁盤をだして並べていたので
 「なるほど、負けた碁を記録にとってあとで反省しようということかな?」 
 と感心していたら、実は今、まさにKGSをオンラインで対戦して
 いるのでした。これにはまわりからも野次馬が集まってきました。
 しかし、なにもこんなところでやらなくても、、

 □ 熱心な指導
 初段ながらみごとに優勝された将来有望なSさんに対してHさんが
 局後の感想戦で懇切丁寧かつ熱意のある指導をされていました。
 いずれにしろ、Sさんがあっというまに強くなるのは間違いないでしょう。

 □ 楽天?
 某Cクラス、2連勝で絶好のスタートをきったKさんは、
 「これは、今回は調子いいぞ。」とおもったらしいですが、その後
 失速しました。その情報を伝え聞いた面々は「楽天もよいスタートを
 きったとおもったらあっというまに失速した」とおもわぬ形でパ・リーグの
 野球チームが登場しました。

 □ 5-5はOK?
  Bクラスは5名が5勝5敗という珍事でした。今回は5-5のうちわけの方が
 3位と4位になりました。これに、「うちわけで入賞資格があるというのは
  どうなんですかねぇ?」とクレーム?がつきましたが、大会役員からは
 「5-5は、碁の碁ということなので いいんですよ」
 と苦しいいいわけ。するとクレームをつけた本人は「そうか5-5は
 たまに1手目に打たれるからいいんですね。じゃぁ、4-4だったら星
 になるのでこれもいいわけですね」と妙?な理解をされてました。

 □センスさわぎ
 今回はセンスを持参してきた方が多かったのですがそれを忘れる方が
 多かったようです。最終日の朝も保養所の人から、このセンス忘れて
 ましたよ、とラウンジに来られたのでFさんが
 「あぁ、すいません、渡しておきます。」とそのセンスをうけとって
 さっそく広げて、「このセンス誰のですかー?」と問いました。
 しかし、誰からも返事がありません。そうしておいて自分でそのセンスにある
 署名と書いてある文字を見ると 「ありゃ?これ自分のかも。。」
 また別のセンスで、まったく二つ同じセンスがあって二つとも持ち主が
 わからないという状態もありました。こうなると、正確に元の持ち主に
 戻る保証はありません。そこで、Iさん、「センスには持ち主の名前の
 署名も必要だね」とぽつり。

 □昇段規定さわぎ
  閉会式のまぎわ、「今回昇段した人はいないよな」と安心しきっていたら
 DクラスのKさんが微妙な点数であることに気がつきました。点数は
 9点です。しかし、問題は昇段規定ルール、毎年、微調整がはいり
 現在はどうなっているかが明確にわからなかったのです。「あれ?
 どうだったっけ?」複数の幹事がああでもない、こうでもないと
 さわぎ始めましたが誰もはっきり覚えていないので決定的な判断が
 できません。Yさんがパソコンをとりだして過去のメールを検索して、
 ようやく「初段から3段までは9点で昇段という規定になっていた」ことを確認。
 DクラスのKさんはみごと昇段ということになりました。

  □賞品さわぎ
  閉会式の時間に会計処理がやや手間取り、時間がかかっていました。
 定刻には全員がラウンジに集合し、やや手持ち無沙汰の状態となっていたので
 幹事のYさんの機転をきかして合宿をふりかえって いろいろな感想や
 よもやま話を始めました。そして、カラオケの品評まで登場し、個々人の
 歌の選択などを紹介、いつもとは雰囲気の違う閉会式でした。
 その後、ようやく、会計の方がこられたのでようやく表彰式が始まります。
 ところが、かんじんの賞品を部屋に忘れてこられたので、それに気がついた
 時に場内爆笑.. あわててとりに帰られる一幕がありました。
 その後、無事に表彰が終わりました。

 □ 伝えてほしかった!?
  今回、光永先生の段位を0.5段ひきあげたものの結果は二度目のサイクル入賞
  まで達成されるなど、囲碁部側の成績はいまいちでした。これについて
  閉会式の時に光永先生からひとこと。「実は、みなさんに伝えていなかった
  ことがあります。実は、私コミ分くらい強くなってるんです。」との
  声に場内爆笑、0.5段ひきあげた分、ハンディが楽になって楽観していた
  面々をギャフンといわせました。

  □シャッフルしただけ..
  Aクラスの上位から四位までのメンバーは前回の秋合宿時、順位こそ違えど
  まったく同じメンバーだったことが判明。そのことが告げられると、
  一同「ほーー」と感心していましたが、この4人以外はどうなってるの?
  と疑問の声もあがりました。

 □二度めの快挙!
 今回の先生は、Aクラス優勝、Bクラス4位、Cクラス準優勝、Dクラス3位で、
 サイクルヒットならぬサイクル入賞をはたしました。おみごとです。
  とは、2006年の春合宿のできごとです。
  今回は、Aクラス4位、Bクラス優勝、Cクラス準優勝、Dクラス3位で、
  またまたサイクル入賞となりました。それにしても1クラスくらいは入賞
 させないように我々側の奮起を期待したいものです。

  □努力賞の工夫
 成績のふるわなかった方にさずかる努力賞、今回は日本棋院の謹製の
 タオルが配布されました。タオルは負けた時に汗をぬぐうのにもよいですし
 なにより囲碁十訣が書いてあって上達のコツが会得できます。
 是非、次回は頑張ってください。
 
 以上

IBM関東囲碁部