関東囲碁部報(99-047)10/19/99 日韓大会−その4 水田幸夫バージョン
これも大変長い報告記です。Wardで12枚、よくまあ書けましたね。
さすがコンサルタント !!
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ゆっくりご覧になりたい方はこちらへどうぞ。
http://sstor12.yamato.ibm.com/KIGO
(IBM社内Only)
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第10回日韓IBM囲碁親善旅行記
木谷幹事が余りにも大変そうなので、迂闊にもできることがあれば何で
もするから言ってくれと申し出たら記録をやれということになり木谷さんも
人を見る目が無いなと思いながら簡略でよければとOKしたのが運の尽き、
最も苦手な書記をやる羽目になりました。
しかしながら、木谷幹事は僕の推定ですが旅行前丸々3日間以上の
workloadを割いて
仕事が出来なかったのではと心配していました。また旅行中も性善説に
基づいた大らかな人柄と気配りで我々を楽しませてくれました。本当に木
谷幹事ご苦労様でした。その木谷さんのご苦労のほんの少しでも分担す
れば文章の下手な僕も大目に見て頂けるのではないかと図に乗っていま
す。僕の旅行記は1団員の立場から書くしかないし、幾つかあるoptionの
中、僕が参加したものしか書けないことをご了解頂きたいと思います。
木谷さんが韓国旅行を提案された時に、まず僕を魅了したのは、ソラクド
ン(雪嶽洞)のハイキングと素晴らしく美しい風景でした。山歩きは妻と共
通の趣味でchanceがあれば逃がしたくない方なので、早速妻を誘ってみ
たが碁打ちばかりの中に女性が少々では詰まらないから行かないと言っ
ていたのがソラクドンの写真を見た途端に変身して行くと言い出しました
ので愛想のつもりで言っていた僕の方が慌てました.「このおばさん大丈
夫?」というのが正直のところでしたが、誘っていて行くと言い出したら断
ると後の祟りが怖いので連れて行く事にしました。ただ経営コンサルタント
というと聞こえはいいのですが、超零細企業なので、何時仕事のピ−クが
来るか予測がつかないのが難点でしたが、木谷幹事は「その時はその時
で考えましょう」と言ってくれたので気持が非常に楽になりました。
従って高本団長には悪いのですが、第1目的がソラクドン、第2目的が
囲碁親善ということで行く事にしたわけです。和田さんの事前調査report
も益々ソラクドン行きを盛り上げてくれました。
参加者は全コ−ス参加の高本(団長)夫妻、谷野、工藤、石田、山崎、井
宮、井伊、遠藤、松谷、田島、木谷、水田夫妻の14名と大連から参加の
牛島夫妻(10/6-11)、事前調査のため行動を別にした和田さん(10/6-10)、
金沢から関空経由で参加する金子さん(10/8-12),囲碁だけ参加の兵藤
さん(10/9-11),合計19名の大所帯となりました。3人の女性が参加する
のも今回が初めてのようです。僕は人の名前が覚えられなくて箱崎で全員
お会いしている筈なのに顔と名前が一致していない方や、聞いたことも無
い方が何人かおられました。実際Cクラス以外の方は対戦することも少なく、
覚えにくいものです。
今回の特徴の一つは、フライトが何時までたっても確定せず、最後の最
後になって決まったため、ホテルの予約も急遽RegentやHiltonを取らざる
を得なくなり、その分幹事は非常に心理的にも、時間的にも大変だったと
思います。
事前に井伊さんから電話があり牛島さんが週間碁を韓国土産に薦めて
いて井伊さんと水田が担当することになったが何部買って行くかとのこと、
僕は完全に誤解していて牛島さん用の土産と理解していたので1部で十
分の筈だし、珍しく処分していないので2-3ヶ月分溜まっているから心配し
なくていいと言う旨返事をしました。僕のところでは新聞は朝日と日経をと
っていて名人戦と王座線は切り取ってあるので、その1部も持って行く事に
しました。実際は井伊さんの理解が正しく僕はいい加減に考えていたよう
です。牛島さんにその話をすると名人戦は自分が欲しいから貰えるよう交
渉すると言っておられました。
僕はIBMの仕事で、韓国には何回かsupportに行ったことはあるが、殆
どがソウルのみのトンボ帰りなものですから、11日に板門店に行ければ
僕にとってnewなので木谷さんにお願いしたのですがtourがなく残念でし
た。
今回の旅のアウトラインは以下の通りです。
10/06 NW9 成田発18:45-21:20ソウル着 Regent Hotel泊、
キムさんによるナイトツア−あり
10/07 KE1701 ソウル発10:10-11:00ソクチョ着 大明コンドミニアム泊
旅のEXPOとハイキングに分かれる、夜囲碁大会
10/08 ソラクサン(雪嶽山国立公園)ハイキング 大明コンドミニアム泊
3グル−プに分かれる、夜囲碁大会
10/09 日本海側のソラクサンから、東支那海側のソウルまで二百数十
kmドライブ
韓国IBMのボランチア4人(キムさんはレタカ−のバン)が運転,
途中オデエサン(五台山国立公園)の2つのお寺等を見学
ホリデ−イン泊
10/10 メインイヴェントの第10回日韓IBM囲碁親善大会、韓国側の圧
勝に終わる
女性群は1日観光
夜は打ち上げ大会、およびキムさんによるナイトツア−
ホリデ−イン泊
10/11 ヒルトンをキャンセルしホリデ−イン泊
買い物組、市内半日観光組、韓国民族村半日観光組に分かれる
10/12 NW10 ソウル発10:40-12:55成田着
解散
詳細編
10/6
いよいよ当日になり、成田に集合しました。僕の場合は12:30に自宅を
出て12:36のバスに乗り、桜ヶ丘から京王線、新宿から山手線、更に日暮
里から京成線と乗り継いで成田に着いたのが16:05、成田発18:35のNW
009に乗るには余りにも時間的に長旅です。
ソウル、ホンコン、シンガポ−ルのように、空港がdowntownに接続してい
てtaxiで30分位なら、飛行機の出発1時間一寸前にホテルを出ても十分で
す。世界のハブとしてこれらと競り勝つ条件に著しく欠けていますし、国民
の時間損失は計り知れないものがあります。逗子に住む石田さんに聞い
てみたら彼もやはり12:30分に自宅を出発したようです。
免税店で打ち上げ用のお酒を土産に6本買い、分担して運ぶことにしまし
た。酒を選ぶ人、運ぶ人、殆どの人が積極的にvolunteerを買ってでて気持
ちの善い雰囲気でした。
出発前にoverbookingのため、special offeringがあり搭乗人員の調整を
したので、出発は19:20になりました。Overbookingは時々あり僕も1昨年E
CRの年次総会にシカゴの帰りサンフランシスコで乗り換えた際「ご用とお
急ぎで無い方は明日の同じフライトのビジネスクラスを用意します。今夜の
ホテル代は勿論、1日の食事代に50j差し上げます」というAAの申し出に
ほいほいと乗り、成田に着いてみたらカバンは昨日の便で着いていて何か
痛んでいるようでもあったが、久しぶりのビジネスクラスの満足感もありその
まま自宅に帰ってから女房殿から大変なお叱りを受けた記憶が蘇ってきま
した。実際カバンはバ−ルでこじ開けられた跡が鮮明でした。このようにカ
バンが先に着くケ−スは何が起こるか分からないと覚悟がいりそうです。
カバンの修理代に2万円程かかりました。
ノ−スウエスト(NW)航空はそのホ−ムペ−ジによれば、従業員数54,000
人強、保有飛行機400機、特徴はオランダのKLM,アメリカのコンチネンタル
と同盟を結び世界を飛ぶメガキャリア−、本社はミネアポリス/セントポ−
ル、ハブはデトロイト、メンフィス、ミネアポリス/セントポ−ル,東京との事
、普通航空会社の大きさは何人何マイル飛んだかという単位で測定してい
た筈だがそれは表示されていなかった。いずれにしてもユ−ナイテッド、ア
メリカン、イギリスのブリテッシュ・エアウェ−ズ等と競う超大手である。サ−
ビス面では機内食等は良くないが、マイレッッジプログラムは良いらしく、ホ
テル、レンタカ−等と同盟を結び人気を博していた。NW9の夕食もスナック
程度の冷たいビビンバで小さなチョコレ−トとフル−ツが付いているのみで
直ぐに腹が減りそうなものである。救いはカリフォルニア・ワインが僕にはま
あまあであった事ぐらい。飛行機の中で山崎さんが僕の隣に乗っていた。
名前を聞くと僕は水田さんの部隊にいたことがありますとのこと、多分トレ
−ニ−だったので僕の記憶に無いのかな−,それにしても悪いこと(ボス風
を吹かしていたのではとの反省です)は出来ないな−。
21:20ソウル着、現地通貨に交換して(1円が10ウオン強)外に出たのは
多分10:00過ぎ、非常に遅いのにカンさん、キムさん2人が車で迎えに来て
いた。カンさんが荷物の小さな人4人を乗せ、キムさんが7人は大丈夫とい
うことで、残り3人はタクシ−で、ということになったが実際には荷物が大き
すぎ、荷物を積むと3人しか乗れずあぶれた4人もタクシ−になった。リ−ジ
ェントホテルまで3,200ウオン一人800ウオンという安さ。
ホテルにcheck inした後キムさんがnight tourと称して7人連れ出した。
キムさんのバイタリテイとボランテイア精神に感謝あるのみ。ツア-は夜食を
食べに行ったようなものということだが評判はよかった。幹事は(カンさんと
木谷さんだが)部屋に残ってこれからの相談をしたらしい。ご苦労様。カンさ
ん差し入れのぶどうが美味しかった。韓国の人はどうしてこんなに親切なの
か。ホテルは絨毯も汚く日本のビジネスホテルのような感じで
アイラス経由で¥4950/人。
10/7
朝目が覚めると土砂降りの雨。今日は1日どうなることかと心細い思いで
した。
飛行機でソクチョ(束草)に飛び、ソラクサンにあるカンさんがメンバ−にな
っているデミュン(大明)コドミニアムに向かい昼食後、旅行万博組と山登り
組に分かれて行動した。
朝食は典型的なアメリカン・ブレックファ−ストを摂った。ジュ−スに卵、ト
-ストにコ−ヒ−で一人8000W(税・サ−ビス込で9680W:日本円960円)
と安い。遠藤さんが同じテ-ブルで昨夜のツア−の話をしてくれた。彼は夜
食を食べていたのでコンチネンタルにしたのだが7000W,卵が1000wとい
うのは安過ぎるというので、でまかせに「固定費が5000W変動費が残りと
考えたら」と言ったら納得してくれたようだ。ホテルから空港まではホテル
のバスを利用。飛行場利用料は3000W、ソウル−ソクチョ(束草)は2百数
十キロ¥3000、後で聞いた話だが成田−ソウルをKALで飛べば国内線
は只との事、残念。また国内線が発達して安いので飛行機の利用客が非
常に多いとのことである。飛行時間は10:10−11:10。ソクチョでは我々を
歓迎するかのように天気が良くなってきた。
ソクチョからコンド迄はタクシ−でかなりの距離であったが、14,600Wな
ので4人で払えば一人4,700Wである。12:45着。コンドミニアムの立地
は素晴らしい所で瑞垣山に似た山塊を目の前に広い視野を確保した大き
な建物だ。中は2LDK。LDKは約15畳程で広広として8畳と6畳の寝室が
ある。全床オンドルなので温かい。先に到着している筈の牛島さんと和田
さんは所在不明。カンさんが13:00に到着(朝ソウルを車で出発して飛ばし
て来たものと思われる)コンドで一緒に昼食をとる。ビビンバ6,000Wだが
昨夜のNWよりも格段に美味しい。14:30コンドを出発、僕はハイキングに
参加した。カンさんの車とタクシ−に分乗してソラクサンに向かう。15:00
歩き始め。カンさんが、時間を気にしてか無茶苦茶飛ばすので付いていく
のが大変だ。妻は既に顎をだしている。
ソラクサン入山料2,200Wを払い中に入るとそこは既に国立公園。大変
美しい。地図によればソラクサン(雪嶽山)国立公園は観光特区(Special
Tourism Zone)のようだ。公園入口から15分程歩いた所に新羅時代に
創設された神興寺さらに1時間程登った所にある継祖庵等を見て登る。庵
の直ぐ下に有名なウルサンバイ(蔚山岩)があったらしいが、僕がそこを通
過した際にはカンさんの姿は見えず遥か前方にいると思われた。どれが蔚
山岩か分からないままに懸命にカンさんを追う。誰かがカンさんは素晴らし
いハイカ−だが、リ−ダ-ではないなどと言っていたが多分カンさんにして
みれば、頂上を征服させたいと焦っていたに違いない。最後の岩場は鉄の
梯子が45度ぐらいで延々とつながっていて、日本の八ガ岳の赤岳の直登
コ−スのような感じだ。たかが800メ−トルの頂上らしいが難関といえよう。
この巨大な大きな岩はヨセミテに良く似ている。頂上からは360度の展望
が開けているとの事。願わくば歩き始めがもう1時間早ければ普通のスピ
−ドで十分登れたものをと、悔しかった。登頂に成功した健脚者はカンさん、
井宮さん、松谷さんの3人。大勢の韓国人老若男女が平日にも関わらず
登山していたので、韓国の登山熱は日本以上と思われた。またトイレの
整備は万全で登山道にもゴミなど無くきれいなものだ。2200Wでこれだけ
整備できるのなら日本も同じシステムにしたいものだ。Give up組が待っ
ていると程なく登頂組が帰ってきて一緒に下山。明日の善い足慣らしと考
えればまあまあといえる。
帰りタクシ−の運ちゃんが美味しいところを教えてやるからついて来いと
いうので、カンさんはタクシ−を追っかけたがコンドを過ぎ大きな山の天辺
までlong driveしても着かないのでカンさんが怒って下山、コンドよりも下
の韓国料理のバイキング店で夕食をとる。
カンさんの気配りは大変なもので、hiking前には車からsports drinkを何
本か出して配り、夕食時にはbeerを配り、また、碁打ちのためにかなりの
beerを冷蔵庫に入れて提供してくれた。
行きのタクシ−代は11,000W、帰りは30,000W、見事にやられた。この
ようなことは、まだ日常茶飯事のようだ。タクシ−代、駐車代、夕食代を全
部割り勘にして一人当たり13,200W。今日のハイキング組の実質リ−ダ
−は遠藤さんで、隊列の組み方や待ち合わせの場所の指示、夕食の割り
勘等テキパキと裁いてくれた。夜コンドでサウナに入る。女性は21:00に
closeなので妻は残念ながら入れなかった。男性は10:00close。未だに男
尊女卑か。またサウナの入口で会話が出来なかったが客と思われるおば
さんが綺麗な英語で翻訳してくれて助かった。今回の旅行で感じた事の一
つに韓国人の日本人に対する偏見が大分和らいできたなという印象を持
ったことである。
僕はソウルには何回か来たが1回目の強烈な印象を忘れることができ
ない。道に迷ってロッテホテルに帰るのに、英語で聞いても通じない。日
本語が明らかに分かると思われる高齢の男性に日本語で聞いたとき相
手がこちらの意図を十分理解したことがこちらに分かるのにわざとソッポ
を向かれてしまった。
サウナにはカンさんが入っていたので囲碁大会をやることになっている
が参加するか、参加するなら早く出ようと言ったが大分風呂好き(実際に
はlong driveとhikingの疲れを癒していたのか)のようでゆっくり入っていた。
僕がサウナから出てきた時には既に1局終わっている人もいた。2晩で
5局がノルマなので大変だ.相手がいないので10時過ぎから石田さんと
対戦、僕も遅打ちだが彼は長考派なので12時過ぎにやっと終了。Main
eventである明日の1day hikeのためと、疲れとで寝ることにした。明日
4局打てなかったら諦めよう。
10/8
昨夜の主役はカンサンのようだった。2時過ぎまで頑張って3勝0敗との
こと。今日は全員hikingだが、体力や好みに合わせて3班に分かれること
になった。1班は我々が昨日行ったコ−ス、残り2班は最終点を陽漠山荘
とする同じ方面だが、歩く人と、enjoyする人に分かれenjoy派は途中で引
き返すことにした。全コ−スは6時間強とのこと、カンさんの早足で6時間
なのかどうか心配だ。カンさんも我々の実力が分かったらしく今日はピッ
チを落としてくれている。和田さんがこのコ−スは昇仙峡を大分大きくした
ようなものだ、と言っていたがまさにそんな感じだ。綺麗な川が流れその
両側は切り立った崖となっていて細い道をその一方に付けた感じである。
小・中の生徒が沢山遠足にきているのと、大勢のhikerで大変な賑わい
である。日本と同じように要所要所では茶店が営業していて客引きを積
極的にしていた。川を渡るときや、路肩の弱いところ、絶壁を回り込むと
ころなど、全部鉄製の橋が掛けられていて危ない所は全くないのだが、
とにかく、登ったり降りたりの連続なのと、大きな岩を伝って歩くので普段
使わない筋肉が張ってくる。
9:30に出発して12:30目的地の陽漠山荘に着いたので所要時間は標
準時間で来た事になる。最終点まで歩けた満足感に浸りながら昼食(ス
−パ−で買ったパン)を食べていたらカンさんが大きな梨を剥いて分けて
くれた。今日も出発前にドリンクも沢山分けて持たせていた。山荘では太
陽が照っていても薄ら寒いので1枚着るものを増やした。到着メンバ−は、
石田、井宮、谷野、水田夫妻とカンさんの6人。同じ道を帰って来る途中
で木谷さんに出会った。彼は朝、蔚山岩の方に行き頂上を征服しこちら
に来たのだ。それで途中の茶店で韓国産焼酎であるマッカリをのみ韓国
伝統の流し焼き(打ち上げの時食べたのと似ている)を食べながら彼を待
つというカンさんの提案に便乗して飲んだり食ったりしていたら程なく木谷
さんも戻ってきた。マッカリは大変美味しく感じられた。一寸酸っぱく濁り酒
のようで、冷たく、5%ほどのアルコ−ルなので幾らでも飲める。(一人
5,000W)マッカリで元気がついたか平地になったせいか、そこからは歩くの
がすごく楽になった。この飲み食いを入れて下りは13:00−16:00なので
登り・下り併せて6:00間、標準時間で完了した。
余談ではあるが今回は筋肉痛を和らげるスプレ−を持参しており大変役
に立った。
帰りはカンさんと話す時間があった。彼の話ではhikingは日本同様中高
年に片寄ってきているとのこと、カンさんの学生時代はサッカ−全盛時代
で殆どの人がサッカ−をしたらしいが多様化の時代を迎えcomputerや
gameに熱中する人も多いらしい。カンさんも僕もそれを憂えていて、息投
合した。
帰り道、温泉に入ろうとカンさんが提案したが、僕が着替えを持ってい
ないというとコンドに帰って着替えを持って直ぐ来ようということになった。
カンさんの車に6人乗っているので窮屈ではあったが、警察も大目に見る
らしく問題はなかった。温泉は無味無臭ではあったが大勢の韓国人が
enjoyしていた。4,000Wなのでコンドのサウナよりも安い。韓国に温泉が
あるとは全く予想していなかった。ここでもカンさんが一番長湯だった。帰
り道夕食の予約を豆腐屋さんにして、迎えのミニバスも併せて頼んだ。
今夜はカンさんも安心して飲める。キム、パク、サイの3人のvolunteer
driverも到着して美味しい韓国豆腐料理を食べた。ここはカンさんお気に
入りの所だそうだ。マッカリも美味しかった。夕食は韓国人4人分も日本
人が持って11,000W。
夜、囲碁大会。僕は物凄い疲れを感じていたが温泉が効いたせいか幸
運にも4人連覇して5戦全勝、2時に寝られることになった。昨夜は全部で
4部屋を、女性が3人で1部屋、残り3つに男が5人ずつ泊まったが、今夜
は3人増えたので1つの部屋に3組の夫婦が寝て、残り3部屋に男性が
分宿した。コンドの料金は一人一泊2,200¥。山小屋と比べると格段に
price performanceがいい。
10/9
今日の予定は5台山国立公園を見てソウルまで戻る。
朝、囲碁大会の結果発表と表彰式が行われた。一位:水田(5−0)、2
位:遠藤(5−1)、
3位カン(kahng)(5−1)、4位井宮(3−2)、BB田島。
10時出発、韓国で有名な鏡浦海水浴場で小休止。韓国人が韓国産コ
−ンを買ってくれた。モチモチしていて日本のものとは全く味が違う。
次に訪れたのは銀杏が黄色に紅葉している烏竹軒、韓国を代表する儒
学者で5000W札の肖像にもなっている李栗谷(イ・ユルコク)の生地。栗
谷は13歳から9回も続けて厳しい科挙の試験を主席で合格した秀才であ
り、大臣を5回も歴任した人物。孟母3遷の教えを地でいった素晴らしい母
がいて、この子がある、という表示があり、書、絵にも優れ素晴らしいもの
を残している。秀吉の来襲時には10万人を組織して戦った大将でもある。
併せて博物館なども見て、素晴らしい一時を過ごした。
高速道路を一寸走った田舎町で昼食を摂った。これも韓国風豆腐屋で
豆腐、味噌など日本では食べられない本格的なものだ。高本さんが21
種類のキムチを勘定してその数の多さに吃驚していた。昼食が始まった
のが14:00、考えてみると昼食が遅くなることを前提にカンさんがコ−ンを
食べさせるよう指示していたのではと思われる。キムさんにどうしてわざ
わざこんな所に寄ったのか聞いたらカンさんの好みだとのこと。
五台山国立公園では紅葉の中の上院寺、月精寺を見せて貰った。前
者では鐘が、後者では8角9層の石塔が国宝になっており、遠藤さんに
言われて気がついたが、番号で管理されている。妻が100という番号を
見て勘違いして100Wなら寄進してもいいと考えたのかしつこく聞いてい
たら100日参りというのがあるとのことであった。
この寺を出たのが17:00、キムさんに何時ごろソウルに着くか聞いたと
ころ20:00とのこと、疲れがどっと出て僕は寝てしまった。車は4台に分
乗しているが3組の夫婦6人がキムさんのワゴンに乗り僕は前の助手席
で足も真っ直ぐ伸ばせず、首もたれも無いので車の振動のたびに首が捻
ったようになり痛かった。妻に言わせれば後ろも高本さんと女性3人の4
人が3人の所に収まっているので大変だったようだ。高速道路料金は非
常に安く二百数十km走って6,200Wだと記憶している。土曜日なので
ソウル近くではジャムッて進まない。一寝入りしてキムさんが疲れている
様なのでservice area で休もうと提案したが、カンさんと決めた休憩場
所はもう一つ先だということで、走り続けた。そのSAに着くとカンさんから
携帯に電話が入り別の所にいるとの事。また走り出してからキムさんが
焦り始めた。これはrent-a-carで22:00門限とのこと。果たしてその時間
までに帰れるか。
キムさん達3人は昨日も同じ道を数時間かけて来てくれて今日も朝から
走りっぱなし、なんと過酷なことか、こんなことなら国際免許でも持ってき
ていたら例え一時間でもハンドルを握ってあげられるのにと考えた次第
である。
ソウルの漢江の辺の道路は高速と間違えるほどの立派なもので4車線
もあり100km近くもspeedが出せる。ヨイド−というのは中島でソウルのビ
ジネスセンタ−になっているようだ。それがまた広い。走っても走っても抜
け出せない。Holiday innに着いたのは21:30、キムさんは10:00の門限
に間に合ったのだろうか。
22:00から近くの焼肉屋で結団式を挙行。金子さんは最初から、兵藤さ
んは終わり頃から参加。一人3分speechで頑張る雰囲気になってきた。
夕食は11500W。 Hotelで女性の明日のtour検討に参加。寝たのはまた
また2:00。
10/10
暑くて6:00前に目が覚める。小雨模様。寝不足の感非常に大なり。妻
がお粥を食べたいというので(コンドでは朝はス−パ−でパンなどを買い、
すませていた)hotelのレストランに行く。16,000W/人だが始めてのフル
コ−スの朝食でもあり、韓国料理から開放された気分だ。すいかとぶどう
ジュ−ス.レタスのサラダが新鮮。
女性は9:00から観光バスに乗っていて男性群は9:30出発、地下鉄で
hotelの近くのMAPOから韓国IBMがあるYOIDONまで2駅500W。地
下鉄は広軌で新しく揺れも少ない。YOIDONでは韓国IBMの方が出迎え
てくれていて迷うことなく進む。このビルは日本IBMに例えれば永田町ビ
ル(又は六本木本社ビル)のような感じを僕に与える。僕が最初に来た時
以来ずっと変わっていない。誰かが3,500人を1,800人にリストラした
といっていたが、全く冴えない話だ。地下1階のカフェテリアではカンさん
がフリップに星取表を書いていた。昨日遅かったので準備ができていな
いのだ。10:30試合開始。日本人の負けを示すXがフリップにドンドン増
えていく。僕の個人的感想だが韓国囲碁は趙治勲と同じで地に辛い。
地を獲るだけとってドンと打ち込んできて相手の地を荒らしまくる。自分の
石は絶対死なないと思っているのか守るべきところも守らない。殺しにい
ってもヌラヌラと何処かに繋げてしまう。そういうことで寝不足と疲れもあり
僕も散々な目にあった。幸いだんだん調子を取り戻し結局3−3で終わっ
た。日本人ではCクラスで金子さんが3−1で優勝、Bクラスで遠藤さんが4
−2で2位と、賞品にありついたには2人だけ、あとは捲土重来を期すこと
となった。お昼は近くのうどん屋でご馳走になった。うどんは腰が強く汁は
関西風でカツヲのだしがよく効いた美味しいものだった。和田さんは昼食
後飛行機の時間の都合で帰っていった。
19:30終了。表彰式の後、女性三人を加え近くのtraditional Koran
restaurantに行く。食事をしながら高本団長の挨拶、一人3分間speech等、
楽しい時間が過ぎていく。女性もマッカリの勢いで3人共面白い話をして受
けていた。韓国人が俺も来年は妻を連れていくというと、日本人がどうぞ、
どうぞと言っていた。最後はカンさんの締めの挨拶、高本団長の一本締め
と続いてお開きとなった。韓国側は日本人を招待する積もりのようだったが、
木谷さんが気を利かして一人20,000W集め、お昼の代金と併せ、一人当
たり15,000W支払い、残りはhotel代の調整に当てた。
食後キムさんがまたまたnight tourをしてくれた。東大門運動場駅から
雨の中、雨にも負けずひたすら歩いたが地下鉄の最終が23:30とのことな
ので、それに間に合うよう帰った。
市場は工場直売で24時間open、このvitalityは何処から来るのか。客が来
るから店を開けておく。そうするとまた客が来る。地方の小売は夜中に仕
入れ翌朝には自分の店頭に並べるそのために、24時間openと理解した。
今日もまたまた午前様だ。
〜女性3人組1日観光の報告〜(牛島夫人,高本夫人,水田)
南大門市場だけは是非見ようとそこを取り入れた1日ツアーを慌しく早朝
にホテルから予約。9時、ホテル前に日本語が話せるガイド(?)を乗せた
ミニバン到着。?の意味は、後程ご説明いたします。大統領のおられる青
瓦台を車上より見物。そのあたりは一般人は車から降りて歩くことを禁止
されているそうです.。真に整然と建物、道路、警備の方たちが並んでおら
れました..ちょっと離れた所のこじんまりした建物の中で、各国の元首か
ら大統領への贈り物を飾った棚の中を見学しました.日本の中曽根さん
からのものもあった様に記憶しています.韓国の国鳥がカササギで、国花
がムクゲなどもここで知りました。
その後高麗王朝を倒し都を現在のソウルに定めた1394年に建てられ、太
閤秀吉軍により焼き払われるまでの200年間にわたって李王朝の正宮で
あった景福宮を見学.建物の雄大さ、色彩の美しさには目を見張るばかり
でした。また、景福宮の中に配された国立民族博物館は韓国の古代から
現代までの生活文化が時代毎に再現され、特にチマチョゴリや螺鈿など
伝統的な手工芸品の美しさには目を奪われました。時間が許せばもっと
見学していたい場所でした.再びバンに乗って紫水晶の加工、販売店を
ちょっと見学後昼食のためバーベキューの店に入ったのですが、ここは1
日ツァーの料金62000wの価格の中に含まれているせいか皿数も少な
く、肉もけっして上等とは言えなかったです。他であまりにも美味しいもの
を戴いてきたからかもしれませんね.只驚いた事には日本で110円缶の
ウーロン茶が3000wもしたこと、一同あっけに取られましたがあとの祭
でした.この時はバンに同乗の英語ガイドグループのインド人と一緒でし
た。ヒンズー教徒だというのに牛肉をよく食べたこと、それとも細切れにな
っていたので牛肉とは分からなかったのかな。
この後前述の?の事件が起こりました.私ども3人に付いた日本語のガ
イド?さんは、人柄もよく日本語も上手な方でしたがガイドの資格は無く、
朝、ツアー会社の友人に頼まれて気軽な気持ちで私どものガイドを引き受
けられたそうなのですが、何せ歴史的な事柄などに関するガイドとしての
知識が乏しく、それを不満に思っていらした牛島夫人が午後のコースでは
正式なガイドさんに代わってもらいたい旨を申し入れられました。会社との
交渉にあたった仮のガイドさんの誠実な態度もあって会社側も謝罪し、1
日ツァーではあったが正式のガイドを派遣しての午後半日コースの価格
(28,000w)で良いとの事、昼食代は謝罪の意味で会社持ちという結果に
なりました。毅然として筋を通された牛島夫人には只ただ感服。 さて、
こんなこともあって午後のコースは送れて出発..。
仁寺洞通り(?)へ行ったら祭りの最中で民族衣装を着た人達が太鼓
を叩きながら踊っていました。餅つきもしていて高本夫人差し入れのつき
たて黄な粉餅の美味しかった事。時折雨が激しかったので,いつもなら
通りの両側に出ている筈の骨董品の出店などが無かったのは残念でした。
. 1405年に建てられた離宮で広くて美しい庭園を持ち、1997年に世界文
化遺産に指定された昌徳宮を訪れました。ここは1日3回の日本語ツァー
を利用する以外は日本人は中に入れない所で、多くのグループの日本人
と一緒に一人の日本語ガイドさんに連れられて広い宮殿内を回りました。
1405年に建てられた建物は幾度となく戦火に見舞われ,その度に再
建されたそうですが,渋い色調,風格のある形をした建築はなるほど見事
なものでした。この日は時々降る雨に傘を離せませんでした。雨の中南大
門市場の賑わいを見て回り,予定より1時間以上遅れてホテルへ帰りまし
た。囲碁大会を終えた金子さんがホテル迄迎えに来てくださり、無事に韓
国IBMで皆様と合流いたしました。
10/11
牛島さんご夫妻が朝大連に出発した。Hotel代(ツイン)は1泊、税・サ−
ビスを入れて193,000W。 Hiltonに移るため9:30ロビ−集合になって
いた。タクシ−に分乗して行こうとしているとhotelのmanagerがきて今日
帰るのか、そうでなければ団体のcancelがでたので安くするから引き続き
泊まってくれという申し出があった。Hiltonのcancel feeがなければそうしてもいいというと彼がHiltonと掛け合った。しかし10:30分に
なってもまだ結論は出ず全員いらいらしてきた。今日は1
日予定がないので、買い物組、市内半日観光組、韓国民族村半日観光
組の3つに分かれて行動することになっていた。僕は民族村代表として
hotelと窓口になり11:00までに申し込めばOKというので、time limitに
なっていた。
木谷さんをつつき、もう待てないと言っているとHiltonがOKしたとのこと、
今朝と同じ部屋に泊まれることになり、早速check in。OBはIBM
discount rateになったが現役はどうなったのか。
11:00にlobbyに集合して行動開始。まず腹が減ったので近くでレ−メン
を食べる。ビ−ルとで一人6,000W。今朝は妻と二人近くのCVSでヨ−
グルトとコ−ヒ−、パン屋で菓子パン2個合計2,500Wの軽食だった。
韓国民族村半日観光は42,000W。昨日の女性達の1日コ−スはバ-
ベキュウの昼食付きで62,000Wと比べると、割高の感はあるが、我々6人
に日本語のガイドと運転手、専用ミニバンとくると仕方があるまい。
民族村はソウル郊外42kmにあり高速を含めて1時間強かかる。朝は雨
だったがだんだん晴れてまるで天気男の凱旋のようだ。中は緑が多く大
きな川が流れ、日本のお白州のような裁判所、牢屋、高給官吏の家、北
部・中部・南部の典型的な藁葺き屋根の家、craftsによる各種製品の製
作実演と販売、結婚式場、本物の新郎新婦、豊作祈願のためのcolourful
な布を木の枝にぶら下げたもの、最後は少年による能楽(日本と全然違う)
等などを見た。ガイドさんは女性でチェ−さんといい、国民学校に4年まで
通ったというから、64-65歳ということになる。お孫さんも遠足で来ていると
言っていたが、偶然にも途中で出会った。忽ち善いおばあちゃんに変身し
て、孫と友達に1,000Wずつ小遣いをやっていた。足が非常に早く付いてい
くのが大変だった。日本語も大変上手で申し分なし。2時間程の素晴らしい
ハイクをしたようなものだった。民族村は感じでいえば、距離や雰囲気的に
多摩動物園のようなものであろう。僕は以前来たことがあるが1部分しか覚
えていない。
帰りは直接ロッテ百貨店まで送って貰ったので、時間的ゆとりができ、高
本さんの念願だった韓国棋院を訪ねることにした。社団法人韓国棋院をや
っと訪ねると、東京でいえば中規模の碁会所のようだった。
19:00全員集合して百済(tel:776-3267 住所:明洞2-50-11 ロッテ百
貨店から徒歩10分以内)というところでサンゲタン(参鶏湯)という鶏にもち
米等を詰めてス−プもしっかり飲めるもので韓国の代表料理の1つというこ
とだった。ビ−ル代を入れて一人11,000W。とても美味しかった。
石田さんがWのsingle useなのでその部屋が碁会所になり、大勢集まっ
た。僕も一局だけ打って疲れたので失礼した。何日振りだろうか。その日の
うちに寝れたのは。
10/12
金子さんは関空経由なので別途出発。Hotel代は税・サ−ビス込で154,
880W、2割以上安くなった。残りの人は8:30のhotelのshuttle busで金
浦国際空港に向かう。出国税9,000W。NW10で30分遅れの11:10離陸。
13:05成田着陸。税関を出て挨拶を済ませ14:00前に帰途に着く。
帰りは各々がcheck inしたため、座席はバラバラになった。妻は隣の
50歳のおじさんで韓国語を勉強しにソウルに来ていて、姪の結婚式に
出席するため帰国する、という方から韓国語の基本を教わり勉強になっ
たとか。帰ってすぐ初級韓国語の本を買って勉強する準備をしたが、万
年3日坊主の彼女のことだから、今回も3日も続けば良しとしよう。僕は
隣が猛烈ビジネスマンで帰りの飛行機の中でもpresentation package
の勉強に余念が無く、話し掛けても余り興味を示してくれない、僕の現
役時代もそんなものだったのかもしれないが。
参加した皆様には長い間大変お世話になりました。特にカンさん、キム
さん、木谷幹事は大変だったと思います。お蔭様で大変楽しい旅でした。
また行きたいと念じつつ僕も最後になってこの記録で少し貢献出来たか
なという気分になっています。
以上