関東囲碁部報(2K-10)3/07/00 オーロラと嘉瀬 敏さん

これも1月前の「我らが嘉瀬敏さん」のオーロラ旅行記です。
直接囲碁には関係ないので載せようかどうしようかと迷っている内に
1月経ってしまいました。でも嘉瀬さんの年齢(70)を感じさせない若
々しさに敬意を表して掲載にふみきります。また、オーロラを見る時期
は真冬ではないというのも驚きです。それではご覧下さい。
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2/04−12の間、カナダ、イエローナイフへのオーロラ鑑賞
個人旅行を家内と楽しんできました。

オーロラの素晴らしさに加え、昼間、犬ぞりで凍り付いた
湖や林の中を駆け抜けるのも爽快でした。
地元ネイティヴ料理カリヴーのステーキ、魚の刺身も美味でした。
ただし気温は−29
度、夜は−32度で、その寒さたるや強烈、
ダイヤモンドダストがきらきらと綺麗でした。
帰りに寄ったバンクーバーでは、市外のグラウス山頂の
レストランでバッファローのステーキを楽しみながら、
眼下に広がる暮れなずむ街に、だんだんに明かりが灯り、
やがて街路が升目にオレンジ色に輝き出すのを、
ロマンチックな気分に浸りながらのんびりと眺めてきました。

でも、オーロラ鑑賞は真冬が良いというのは、
冬場の観光客減への対策として、JTBなど日本の旅行社
によって作られた巧妙な戦略ではないでしょうか?
現地の観光局係官に聞いたところ、オーロラ鑑賞には
8月末が一番とのことでした。夜、バーベキューしながらの
オーロラ鑑賞は素晴らしいの一語につきるよとのことでした。

観測に不向きなのは、白夜の4月〜7月、雲の多い10月で、
べつに寒さには関係ないとのことです。
ただし、それ以外の楽しみとして、冬は極地での極寒体験や
犬ぞりが、夏はハイキン
グやカヌーや魚釣りなどがあります。
どの時期を選ぶかはそれぞれの好みでしょう。

とにかくイエローナイフの町は、オーロラ見物の日本人で
溢れ返っていました。カメラを抱えた人もたくさんでした。

今後オーロラツアーに出かける人のために、
ご参考になればと、以下をまとめておきます。

観るための条件は、晴れ、広い、暗い、暖かいです。
先ずは晴れ:
オーロラはぼんやりした蛍光灯のようなものです。
それに100キロ以上の上空に出るので、雲があったら
さっぱりです。気象学的に雲の少ない土地と時期を
選ぶことが大切です。オーロラ見物に旅行社が
力を入れている場所を調べてみると、
 北欧−ラップランドは海が近いため、特に冬は裏日本と
同じに雪の日が多く鑑賞の機会が少ないでしょう。
 アラスカ−フェアーバンクスは周りが山なので、上昇気流
即ち雲が発生しやすいでしょう。
 カナダ−イエローナイフは大平原の中なので、
ミクロ地形
による雲の発生は少ないはずです。

以上の理由から、イエローナイフを選んだのは正解でした。
通常のパッケージツアーは3泊4日で、オーロラを見られる
確率は93%〜96%とのことです。駄目なら又と、気軽に
出かけ
られるところではないので、更に3延泊して万全を
期しました。結果は6夜中4夜見ることが出来ました。

ここでクイズ:なぜオーロラは100キロ以下の高度には
出ないのでしょう?
答:空気が濃くなるためです。蛍光灯の中はガス濃度が
低いですね。それと同じようなものです。空気は電気の
絶縁体なのです。

次の条件は広い:
観測地点の周辺に視界を遮るものがあってはいけません。
丘の上とか、凍った湖の上で鑑賞します。ただし、前者は
風が吹いたら震え上がってしまうでしょう。

暗い:
前述のようにオーロラの明るさは弱々しいものです。
町をはずれた所へ30分ぐらいドライブしました。
そして月明かりも邪魔になるので、カナダの新月が何時かを
旅行計画を作る
とき、気象予報士の佐藤さんに尋ねました。
佐藤さんは念のため東京天文台に確かめてくれました。
新月は2/05とのことなので、2/04の出発にしました、
厳密なことに拘らなければ、新月の時期は、カナダと
日本で半日ずれるだけなので、日本の旧暦の1日が
カナダでも新月の日です。
地球上どこでも新月満月は同じ日だと分かりました。
現地観光局の人曰く、とに
かく月が明るいと、強烈に強い
オーロラしか見ることが出来ないとのことでした。

暖かい:
戸外で何時間もオーロラの出るのをじっと
待っていると体が凍り付いてきます。時々暖をとれる
設備が必要です。

ところで、オーロラの色は緑や、青や、赤などと思って
いましたが、これは写真に撮ったときの色であって、
実際は、ぼんやりとした蛍光灯のような色だけでした。
現地の人によると10年に一度くらい赤いのを観る
とのことでした。

最後に写真を撮りたい方へ:
現地ツアー会社のスタッフによる写真撮影サービスでは、
フイルムは ASA400、30秒露出、
もし人物を入れるときは、その露出の間に懐中電灯で
人物
の顔の部分だけを2回ほどなでるように照らしていました。
実際よりもオーロラが美しく撮れています。顔へのライト
(懐中電灯)の当て始めと、終わりにちょっとした技法を
使っていました。
興味がある方へは、撮ってもらった写真をお見せして、
そのライティング技法も、実演してあげます。

今回現地であった日本人客の中にも多くの カメラ自マン が
いました。

ご参考までに次の案内もご覧下さい。私はここに
頼んで今回の旅をしました。

  http://www.aurora-tour.com

 嘉瀬 敏

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