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| | 関東囲碁部報(IBM / NTT親善囲碁大会) |
| No.2002-25| |
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6月22日、4回目を迎えたIBM・NTT親善囲碁大会が日本棋院市ヶ谷で行
われ、過去3回IBMの連勝が続いておりましたが、今回はNTT側が勝利しま
した。
記
1回戦: 4-1 IBM
2回戦: 2-3 NTT
3回戦: 2-3 NTT
3人1組でチームを作り、5チーム15人で対戦し、回戦毎のチームの勝数で
競う方式です。今回は上記の通り1-2と惜敗してしまいました。総合するとチー
ムの勝数は8(IBM)-7(NTT)で、また個人の勝数では28勝(IBM)
-17勝(NTT)と内容的には勝っていたのですが、幹事の采配がどうも拙かっ
たようです。
全勝者は
金沢東栄
真形久視
三浦正明
水田幸夫、
2勝勝ち越しは
吉田嶽彦
及川捷三
久家達夫
湊信幸
恩田賢一
の各氏でした。
NTT側からはいつもの戸田NI+C元社長の替りに、NTTドコモ・モバイル
社長の下野五段が参加され、挨拶では女流棋聖戦のスポンサーとなったいきさつ
や携帯電話で囲碁ができることを宣伝されたりされていました。
金沢東栄さんは3局とも2子局で対戦し、貫禄を示したのはさすがです。
NTT側も下野社長をはじめ、大学囲碁部(北大)で団体優勝したときの若手新
戦力を投入したのが功を奏したようです。
●エピソード(松谷さん投稿を転載)
6月22日、ワールドカップのさなかに催された首記大会で楽しいハプニングがあ
りました。なんと現役の女子高生が我々の対局を観戦したのです。
ことの起こりは、松谷氏が一回戦の対局を終わって、お茶でも買おうかと思い、6
階のベンディングマシンのところに行くと、かわいいお嬢さんが二人マシンの前に
立っていました。松谷氏が、「どうぞお先に」と言うと、すこしもじもじして、
「対局室は見られるんでしょうか?」と問いかけてきました。とっさのことで瞬時に状
況を理解できませんでしたが、『ははあ、最近の若い人たちのあいだの囲碁ブーム
で、日本棋院に見学に来て、私を棋院の人間と思っているのだな』と考え、「2階に受
付があるので、そこの人に言えば見学できると思いますよ。」と答えたのですが、気
をきかせて「私もアマチュアですが、今、対局室を借りて囲碁大会をやっているの
で、そこで良かったらご自由に見学してくれてかまいませんよ。」と言ったところ、
「いいですか」と言うので会場の方円の間・爛珂の間にご案内しました。
さっそく幹事の大木さんに紹介すると、「どうぞどうぞ、好きなだけ見ていってく
ださい。」と、快諾してくれたうえ、金沢さんを指差して「あそこで打っているひ
とは、アマではトップクラスの人です。」とか「碁は何回対局しても同じ碁にはなら
ない。オングストロームと言うのを知っていますか?1オングストロームに棋譜を1
つ置くと、あらゆる組み合わせを並べるためには、何万光年もかかります。」と言っ
たようなことを熱心に解説されていました。お二人のお嬢さんは、碁に興味を持って
いるもののまだあまり打ったことはないようで、碁会所にも行ってみたけれど、なか
なかなじめないということでした。我々は、「碁は楽しいゲームですから是非おぼえ
てください。」と激励し、大木幹事は「我々の碁のサークル報にのせたいので、お名
前を聞かせてください。」と言って、名前とメールアドレスまでちゃっかりと聞き出
してしまいました。お二人は、神奈川県立希望が丘高校3年生の、田部田裕子さんと
弓矢博子さんです。10分くらい熱心に観戦した後、NTT幹事の鹿島さんが記念写真
を撮って観戦を終えました。松谷氏が、「せっかく遠いところを来たのだから、タ
イトル戦でよく使う、幽玄の間を見学していったら」と言って、受付けに頼んで見せ
てもらえることになりました。若いひとたちがどんどん碁を打つようになってくれる
と嬉しいですね。
松 谷