関東囲碁部報(2007-039)ニューヨーク囲碁ボランティア活動報告その1

ニューヨークで囲碁のボランティア活動をされておられる吉田さんから
報告記が届きましたので転送いたします。
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NY GO Center情況報告 

 関東囲碁部報の ”NY GO CENTERのインストラ
クター募集”を見まして応募し今ニュウヨークに来ています。
急に決めたことなので少々不安はありましたが棋院海外担当者
とマイケルさんの協力で難なく任務を開始することが出来るよ
うになりました。また出発に際しては壮行会をもってくださり
お礼申うしあげます。 
7月5日 成田12.00発のJAL便で同日11時頃ケネデ
ィ空港につきました。例の事件でご存知のように入国手続きが
厳しく指紋、写真を撮られ1時間以上かかりましたが無事迎え
に来てくれていたマイケルさんと会うことが出来ました。1時
間程で NY GO CENTERに到着するとポールさんが
待機しておられCENTERの生活環境等の説明を受けました
。
早速5時に棋客が來所しました。マネージャーと呼ばれていま
すがアルバイトでもって碁に関心を持つ学生が受付等はやって
くれます。私と2人で遅いときは9−10時頃まできりもりし
ています。
私はCENTERに泊まるわけですから鍵、部屋の管理も
やっています。概ねこのようなこととは理解していましたが
たまにマネージャ(数人で交代)がいないときもあり私は日本
の碁会所の席亭かとおもいます。
 
囲碁の情況

現在40名ぐらいのメンバーがCENTERに登録されている
そうです。以前は200名ぐらいいたそうですが事情により
減ってしまった。

メンバー資格の種類は
月極め、回数券、年極 個人スポンサー、法人 と
日本の棋院と碁会所の両方をとっている

CENTERに来ればいつでも相手が居る状態にしたい。将来
はメンバー同士でそうありたいのだが現在ではメンバーが少な
く止む終えずインスタラクター(本来レベルアップを図る)の
要請とはなっているようです。

私が担当してからの情況は
金曜日、土曜日は8−9人の入場がありました。
平日は4−5人です。(以前はゼロ日もあった) 
日曜日一回目ですが3人と少ない
特殊でしょうがこの日曜日のことを述べますと 
ポール会長、副会長自らがやって来て新しいゴミ箱を設置、蛍
光灯の取替え、その他施設の点検をしています。ポールさんが
夕方私が時間が空いてるの見て一局しようかと始めましたが
例の如く2局になり時間をきにしながら帰宅されました。
なんとなく今のCENTERを表しているようです。
また大会に参加したこどもたちは大会以外は姿をみかけません
。

活動につては毎月第一日曜日にGO CENTER認定大会
を実施しています。AGAとの関係は今のところ知りませんが
この結果はAGAに提出するそうです。整った応募用紙が
用意されています。
早速7月8日がその大会でした。
18人のエントリーがありポール会長の挨拶から始まる。
私を日本から来たインストラクターと紹介しました。
あとゲストとして石塚前センター会長、井上IBM研究員が参
加しました。
トーナメントは4局打ち時計が使われます。持ち時間は90分
なので驚きました。後半2局は45分です。
私もポールさんの言に従い参加。ポールさんも勿論楽しんで
勝負をしてました。
今回は高段者はこの4人で後に出てきますが米国人1人がポー
ルさんと同段で参加。
半分は3_14級ぐらい小、中学生の参加です。
大会には出場しませんが幼児を連れた2,3家族がきておりそ
のうちの4ー5歳の姉妹が傍らで碁を打っていましたがルール
は知っているのかどうか五目並べのようでした。
大会結果は高段者は星のつぶしあいでか入賞者は子供たちでし
た。

GO CENTERの利用日

火ー金 5時ー9時
土ー日 1時ー9時
月   休み (6-8月は火曜日も休み)

棋客アラカルト

マイケルさん
棋客ではないのですが紹介いたします。ポールさんに要請され
多分ボランタリーでCENTERのアシスタントをしています
。長く日本に住み日本語がうまく私は助けられています。奥さ
んは日本人で彼は現在日米でのビジニスをやっています。
碁は強く渋谷の碁会所で6段だそうです。

棋客 1
横田基空軍地に所属しており数学の先生です。休暇でニューヨ
ークに帰郷した折センターを訪れました2子、3子
で2局打ちましたが当方に余裕がありました。日本での段位は
尋ねませんでしたが拝島、立川等の碁会所に言及しました。
新宿にも碁会所がありますよと話すと禁煙のところしか行かな
いと強調していました。

棋客  2
KGS1級と申告しましたのでKGSは厳しいとは思いながら
8子で打ちました。かなり自身を持ってるようで序盤厳しく追
及されどうにか凌ぎました。その後も地にかまわず攻めてきま
したが当方も注意して対応していので遂に自滅しました。
SENSEI(当所ではこのように呼んでくれてます)の大石
を取りたかったのでしょう。
講評で”You May Be More Careful
to Your Weak Stone”と言うと 
理解したようでしたが非常に悔しがっていました。
次の日リベンジに現れました。今回は昨日の反省があったの 
か分断され手厚く打たれ最後に少しは黒石をもぎ取ったが
完敗でした。それでは次から7子にしましょうと話すと
非常に嬉しそうでした。

棋客 3 (大会の参加者)
ポールさんと同段でグレンさん
大会で4子で打ち白石を取りに来て失敗
大会で当たった事もあり偶々名前を覚えていたことが幸い

大会当日の夜9時過ぎ私が1人で居るときCENTERに電話
があり出てみると女性からでした。英語でなにやら言っている
が間違い電話かと”This is GO CENTERと言
いながらいいかげんに聞いていてもなかなか電話を切らない。
良く聞くと”大会は何時に終わったか”と言っているので”6
時頃”と答えると細かい会話も出来ないと思ったかそれ以上聞
かなかった。しかし4,5分後に今度はゆっくりと張った声で
”I am Looking for Gren”とかかって
きた。Grenと言う名前と顔が一致していたので”大会は6
時頃終わりましたが彼は9時までここで碁をうっていました”
(実際に打っていた)。と答えるとthannk youと言
って電話を切りました。勝手なことを想像していましたが彼は
後日碁を打ちにCENTERに現れました。

棋客 4

電話でCENTERの場所を教えてくれと尋ねて30-40分
後やってきました。20歳台の好青年でメリーランドから
ニュウヨークの友達の所に2週間ほど遊びに来てインターネッ
トでCENTERを知ったらしい。碁は友人にルールを教わり
KGSで8級で対局しているとのこと。対局が終了し
整地を始めたのですが彼はなにもしないので整地して下さい
といってもよく考えるとネット碁では必要ないのでした。
(最初教わる時は画面のみでは難しいと思うのですが)

ポール家訪問
月曜、火曜日が休みなので早速彼から招待がありマイケルさん
とグランドセントラルから電車で訪問しました。Chappa
quaという町でニューヨークから約50キロ北にあります。
噂に聞いてはいましたが自分の広い森林の中にあり別荘地のよ
うです。森林を眺めながら自慢のバーベキューステーキとカズ
コさん手作りの和食のディナーをご馳走になりました。私は泊
めて頂き翌日は近くの美しい町々をドライビングでもてなして
くれました。帰りは駅まで送ってくれ英語で”ニューヨークへ
行くプラットフォームは向こう側だよ”と言ってくれたが通じ
たか不安だったのでしょう私が歩いて正しい場所に行くまで車
を止めていたのが印象に残ります。

食事
今までのアメリカの旅行で一番困まったのはレストランでの
味もさることながら大量に出される食事でした。今回は旅行と
違って一応キッチン(電子レンジぐらい)があるとのことでし
た。急に決まったことで詳しい情況も知らず来ましたが古いけ
ど立派なキッチンがあります。棋客の飲み物の準備と兼用です
が。
出発するときは具体的にどのようにするか決めていなくて
電子レンジ用のご飯とインスタントカレーを少々用意しました
。到着直後はそれが役にたちましたがすぐ近くにスーパー
がありCENTERにはガスレンジ、炊飯器まであるので味は
適当ですが塩,胡椒、醤油、ほんだし(米とともに前任者が置
いてくれた)を使い自炊しています。例えばミックス野菜炒め
、ハムエッグ、簡単な卵料理、ステーキ等です。1週間後余裕
が出来たので日本のスーパーと同様な食材を扱っている日本食
専門店にも行きました。外食はしなくて済みそうです。

ついでに述べますと就寝場所はもともとの棋院管理室に2畳ぐ
らいの畳が敷いてあり布団もあります。

思いついたまま現在までの情況をお知らせいたします。 

              15th.Jul
          sennsei吉田 嶽彦

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吉田さんの活動は8月上旬まで続きます。
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IBM関東囲碁部