関東囲碁部報(2008-024)NY囲碁ボランティア活動報告記のお知らせ

すでにお知らせしておりますとおり兵藤さん、高本さんが
ニューヨークの囲碁センターにおいて地元の囲碁愛好家を対象に
3か月間のボランティア活動をされておられます。

活動中の兵藤さんから第1報「ニューヨーク便り」が届きましたのでお知らせします。

なお、今後は、NYから報告が届きましたら希望者に配信するようにしますので
配信希望される方はこのメールの返信にて「NY便り配信希望」とご連絡ください。
2008年4月5日に新宿で開催された壮行会に出席された方には自動配信と
させていただきますので連絡不要です。

なお、今後、「ニューヨーク便り」は、以下のURLでも参照いただけるように
しますのでこちらでご覧になってもけっこうです。

http://ibmkigo.dtdns.net/IGMEM/ny2008rep.html

ただし、タイムリーにメールをいただきたい方は前述の配信希望をしてください。

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「ニューヨーク便り」                   記;兵藤 進

平成20年4月7日(月)曇り

成田を立ったANAは12時間15分のフライトの後、ニューヨークJFK空港に定刻に
到着した。高本氏(IBMの先輩で囲碁七段)と私(兵藤)は友人のPaul Anderson氏
の歓迎を受けて2年ぶりのニューヨークに降り立った。氏は、今日から3ヶ月間の
囲碁ボランティアの拠点であるニューヨーク碁センターの理事長であり、1年前
我々に囲碁ボランティアとしてニューヨークへ来るよう要請した張本人(?)でも
ある。
早速、Paulの愛車プリウスでニューヨーク碁センターのあるダウンタウンへ車を走
らせた。今日のニューヨークは雲り空で飛行機からは摩天楼が見えなかったが、JFK
から20分ほど西に行くと、エンパイア・ステイトビルの偉容が目に入ってき
た。そのあたりから交通渋滞がひどくなり、1時間ほどかけて碁センターに到着
し、荷物をおろしてPaulの住まいのあるNY北郊Chappaqua(チャパクゥア。数年
前、ヒラリー・クリントンが上院議員に立候補するにあたって、ここChappaquaに住
居を定めたことで有名になった)へ向かった。Paulの好意で彼の家で一泊し長旅の
疲れを癒す為である。家ではKazuko夫人のこころ尽くしの日本食で厚いもてなしを
受け、また、バス・タブにもゆっくりとつかり疲れを取ることができた。

平成20年4月8日(火) 曇りのち晴れ

 ニューヨークの朝は気温5度前後で、東京の3月上旬の気候である。今日も曇り
のせいでより寒く感じる。碁センターは午後5時から始まるので、3時頃までゆっ
くりと碁を打ちながら過ごし、それからPaulと共にダウンタウンに行くことにし
た。碁センターでこまごまと生活上の話を聞いているうちに、5時近くになりス
タッフの一人がやってきた。Paulに紹介してもらい彼と話しをしながら待つうち
に、玄関のベルが鳴った。さーて、囲碁ボランティアのはじまり!はじまーり!

{ボランティア}

 最初の相手はジャスティン君(Justin)、まだ童顔の残る二十歳そこそこ
の若者で、囲碁も習いたての18級くらいとのこと、星目でお相手をする。対局後
の話によると、彼はノースカロライナ出身の大学2年生で哲学専攻だそうだ。その
他に古代言語(ギリシャ語等)を勉強中、どことなく風貌が思索的であ る。今日の
ビジターは他に定年を迎えた日本人4人組、毎週火曜日に碁
センターに集まって、囲碁を楽しんでいる。囲碁(以後)の一杯も楽しみと言いな
がら早めにセンターを後にされた。

「ニューヨーク便り」

 平成20年4月9日(水) 晴れ

 {ウォーキング}

 セントラルパークを一周と思ったが、一日かかりそうなので途中までにする。大
きな芝生の広場には白色と薄桃色の二本の桜の木が夫婦のように寄り添い、満開の
花をつけていた。

これ以上、思い出さないので割愛する。


 平成20年4月10日(木) 快晴、温暖

{ウォーキング}

 センターから東にある国連に行くことにした。1番街を越して歩いていくと行き
止まりになった。これはいけないと1番街に戻ってから南に向かって10分ほどい
くと、テレビなどで見慣れた国連の建物が見えてきた。まだ時間が早いのでビルの
周りは閑散としているが、日中になると国際関係の白熱した議論がこの 中で展開さ
れるのだろう。国連を通り過ぎて歩いていくと右手の先の方にエンパイアステート
ビルが見えてきた。このエンパイアステートビルは少し開けたところへ出るとどこ
からでも見える。ニューヨークの象徴たる所以だと納得する。

 午後、ニューヨーク図書館へ行く。図書館は5番街と41番通りにある。通りに
面したところにテーブルと椅子が沢山置いてあり、大勢の人が食事をしたり、本を
読んだり、おしゃべりをしたりと余念がない。私たちも持ってきた軽い昼食を摂り
ながら、「ここで囲碁を打つと宣伝になりそうだね。」と、話し合った 。その
後、図書館へ行って本を借りるにはどうしたらいいのだろうと思い、司書に尋ねる
と、アクセスカードが必要とのこと、早速、作ってもらうことにした。出来上がっ
たアクセスカードを手にしたとき、これで自分も一人前のニューヨーカーになった
ような気がした。

{食事}
1.ジャガイモと玉ねぎ、ニンジン、ブロッコリー、豚肉の煮物
2.カニ(渡りガニ)の味噌汁
3.ご飯
4.サラダ

{ボランティア}
 もう、そろそろ終わろうかという夜の9時半頃、30代前半と思われる男女の
カップルが訪れてきた。碁は初めてらしくルールから教えてほしいとのこ
と、、、。早速、初心者の指導に定評のある高本氏が「私がやりましょう」と言っ
て始められた。時にユーモアの混じった説明に熱が入って閉店時間の10時になっ
ても終わらない。男性(頭に小さな帽子を被っていたのでユダヤ人と見える)が主
に質問をしながらのレッスンであるが、どうも女性の方が理解が早そうだ。私も別
の相手(年配のドイツ人)との対局が終わった後、横で聞きながら、「このお二人
がこれからも碁を続けてくれて、時々、碁センターにも来て貰えるといいのだ
が、、 、。」と、思った。

続く

IBM関東囲碁部