IBM IGO Club Report(2009-033)第一回全日本実業団囲碁団体戦結果報告 住友生命主催の新囲碁棋戦「第一回全日本実業団囲碁団体戦」が 8月2日(日曜)にいずみ囲碁サロンで開催されました。 記念すべき、初回の大会すが、既報のとおり4チームが出場し 無差別 準優勝、Aクラス 優勝、Bクラス 優勝、3位 と圧倒的な素晴らしい成績をあげましたのでご報告します。 各クラスの4位までが11月の決勝大会に出場可能ですが全チームが予選突破と なりました。 出場選手 チーム−1 無差別クラス 松谷 治 岸原 達也 高本 正 チーム−2 Aクラス 高妻 大基 五段 徳田 隆行 四段 鈴木 武 三段 チーム−3 Bクラス 及川 捷三 四段 谷野 正義 三段 中山 孝雄 三段 チーム−4 Bクラス 中原 義彦 三段 古川 康雄 三段 簗 一正 初段 大会戦績 無差別 ○2-1 住友生命 V ○3-0 ONK ×1-2 オラクル ○3-0 富士通燦々 A ○2-1 J-Power光 ○3-0 OSK ○2-1 須賀工業A ○3-0 TDK-A B-1 ○3-0 住友生命OB-B ○2-1 富士通悠々 ○3-0 三井不動産 ○2-1 NEC B-2 ○2-1 富士通悠々 ×1-2 三井不動産 ○2-1 関之蔵 ○3-0 トッパンムーア 以下、各チームの代表選手による自戦記、観戦記です。 チーム#1 無差別クラス 今でこそいいますが、実は私はこの大会にしぶしぶ参加しました。 とても忙しいのですがメンバーが足りないので出てくれといわれてしかたなく、、、 でも、ハンディ戦だし、気楽に打つかとおもっていたところ、 大会幹事のMさんから大会エントリー情報を聞いて飛び上がりました。 「無差別クラスへのエントリーとなりました。オール互い先です。」 「えー!!!??」まさか無差別とは、、、いきなり絶句です。 まぁ、しかし、本日は指導対局をしてもらう日だとおもってあきらめよう。 と少し情けない心境で大会にのぞみました。 いずみ囲碁サロンは東京八重洲の地下街のそばにありますが、 広々としてきれいで気持ちのよいところです。 過去にもNTT親善戦の会場として使ったことがあります。 会場で意外な方に出会いました。オラクルの遠藤さんです。よく見ると オラクルチームが無差別にエントリーしています。 「あれ?オラクルに囲碁部あったんですか?」 遠藤さん「ないから作ったんだよー!!」 20名程度の部で初心者が大半なので指導が大変なのだとか、、 でも作ってしまうとはさすがです。楽しみが一つ増えました。 当然、遠藤さんが主将かとおもいきや、なんと三将です。 主将のH氏は東大囲碁部出身のちょっとした有名強豪なんだそうです。 それにしても遠藤さんが三将のチームがあるなんて、 これは、もう、笑うしかありません。。 初戦は住友生命戦、私の相手は精悍な顔つきのかっこいい方で いかにも強そうです。でも、序盤は私のペース、打ちやすいと おもっていたら、中盤の勝負手に受け間違えて負け模様に、、しかし ヨセで相手の失着をとがめてコウにしてほぼ勝勢、最後はあじの悪い ところを手にして快勝となりました。意外?な勝利です。 主将戦を見るとMさんが厳しい攻め合いをやっています。目あり目なし なのですが相手の目なしのほうの外ダメがあいている上にコウもあって 苦しそうです。結局、最終的には両コウでとられて万事休す、、 でした。この相手の方は娘さんが中学生で院生なのだそうです。 三将戦は年配の方相手でしたがKさんが20目を余して勝利しました。 この無差別のハイレベルのクラスでうちのチームが1勝をあげました。 ほっとしたというのが偽らざる心境です。 初戦が終わって食事をしていたら、次にうちのチームとオラクルの 対戦がくまれました。これは負けは確実なので、できれば後のほうであたり たいところです。で、その組み合わせをやっていた大会運営のおじさんに 主将がごにょごにょとつぶやきました。すると、それを聞いたおじさん が「じゃぁ、、」といって組み合わせを変えてくれました。 「うっそー!」まさか、対戦を変えてくれるとはおもわなかったので、 これには、私も主将も笑いながらひっくりかえりました。 まさか、ちょっとつぶやくだけで対戦を変更してくれるなんてねぇ。。 (詳細は後の主将のレポートをお読みください) 結局、二戦目はONKという会社です。聞いたことがあるような、ないような 会社です。副将の碁は序盤から中盤にかけてプロもうなるような 好局となりました。(自分でいうか?)ところが中盤から当然のように? 双方にミスがでて競り合いになり、勝負勝負とせまったのがよくて快勝、 相手チームも手強かったものの結果的には三人全員が快勝と なりました。それにしても、OKKなら聞いたことあるのですがONKとは どんな会社ですか?と聞いたところ、三人の名前の頭文字をとっただけ とのこと、なんだ、寄せ集めの急造チームさんだったのかもしれません。 三戦目はついにオラクルとあたりました。三将は、よく知っている遠藤さん なのでうちの三将とはにこやかに対局されています。遠藤さんは 「この手、悪いですかね?」と聞いてきたりしてうちの三将氏は苦笑い、 困ったものです。(笑)一方、主将と副将は真剣?でしたが、、 主将の相手は東大囲碁部出身の強豪 H谷氏です。さすがに力負けとなりました。 三将もやはり地力にまさる遠藤さんに負け、これでチームの負けが決まり ました。副将も中盤まではいい勝負でしたが、大石をほっておいてさらに超 大石を攻めるという勝負手にでられて、おかしくなっていき敗勢に.. しかし、敵に見損じがあり、超大石はとられたものの相手の大石が三つ とれる展開となり投了されました。9割方の負け碁だったのでラッキーでした。 大会会場では主催者のご厚意でコーヒーがサービスされました。 これはうれしい誤算です。 四戦目は富士通燦々というチームで比較的若い方ばかりの強そうなチームです。 三名とも良い勝負でしたが、意外なことに三人とも勝利して有終の美を飾りました。 三将の相手Aさんがこちらの三将に質問してきます。「T村って知ってます?」 「そりゃ知ってますよ」「私の後輩なんです。。」「えー!」ということは 相手の方も東大囲碁部だったようです。「みなさんはT村とはどのくらい なんですか?」「ほぼ同じくらいですよ」「じゃぁ、負けるわけだ(笑)」 えらく納得していました。「T村にあったら伝えておいてください。 今日は私は全敗した、、、と」「わ、、わかりました(笑)」 真剣勝負のあとのなごやかな雰囲気の会話はもりあがりました。 それにしても終わってみると準優勝、望外の結果にみな大喜びでした。 なお、無差別の優勝は4勝0敗でオラクル囲碁らーずが輝きました。 三将で登場した遠藤さんがみごと四戦全勝を飾っています。 この実業団対抗戦、無差別でもそれなりに打てたのでそんなにレベルは高くない のかも、、とおもってよく聞いてみたら、7月のほうの予選には村上深さん や窪庭さんらが登場したそうです。ただただ、ラッキーでした。 終了後、賞がえらく良いのでさらに驚きました。 総合すると近来にない素晴らしい?囲碁大会でした... チーム#1 無差別クラス (by とびいり) 1)言ってみるもの 無差別クラスには、「オラクルイゴラーズ」という変な名前のチームが参加して いました。ところが、これはオラクルの遠藤さんを三将に、強豪の助っ人を主 将・副将に据えた強力チームだったのです。 1回戦を勝利した我々が、「オラクルとは当りたくないですね」と話している と、主催者の担当者が対戦プレートを持ってやって来ました。それにはなんとイ ゴラーズの名前が。Mさんが、思わず「えっ、もうオラクルと当たるんです か?」と言うと、担当者が「打たれたことがあるのですか?」と聞くので、「オ ラクルの社長はIBM出身ですから、よく打っています。」と答えると、「それ じゃ」と言って対戦相手を変えてくれました。この相手(ONK)に3−0で勝 利し、弾みをつけることが出来ました。 オラクルとはその後対決して負けていますので、2回戦での対戦を回避できたの は大きなポイントでした。 2)現金なもの 大会前、Nさんが、参加費(1チーム1万円)が高すぎるのではないかと感想を 漏らし、それに便乗して幹事のMさんが、確かに高い、その上連絡も悪く問題だ、 来年の参加は検討すべきだ、と文句を連ねました。ところが,IBMは2チーム が優勝、1チームが準優勝の快挙で、その賞金を見てまたビックリ、優勝チーム は一人10,000円、準優勝チームは一人5,000円でした。NさんもMさんもニコニ コ。「文句を言っていたのに現金なものですね」と冷やかされていました。 しかし、高額の賞金よりも参加費をその分安くしてくれる方が個人負担が少なく なり、多くの人に参加してもらえるので、幹事としては有り難いというのが、M さんの偽らざる気持ちです。 3)無関係 優勝した高段チームのTさんに「優勝おめでとうございました」と言うと、「私 は関係なかったんです。両脇が勝っていますから」との冷めた返事でした。確か に主将のKさん、三将のSさんが全勝ですから、Tさんの成績にかかわりなく優 勝することになります。野球でいえば、先発投手が8回まで好投して、ストッ パーが9回を無失点に抑えたので、中継ぎの出番がなかったということでしょう か。いやいやTさん、信頼できる中継ぎがいるから、先発投手もストッパーも思 い切って行けたのではないでしょうか。そんなTさんも高額賞金を手にして顔を ほころばせていました。 チーム #2 高段クラス チーム2の観戦記です。 チーム2は(自分を除いて)強力メンバーでした。 今一番脂がのっている若手現 役が主将、三将(この人が負けたというのは見たことも聞いたこともありませ ん)で、朝主将にあうなり「今日は気合入ってやる気まんまんです。」と力強い言 葉が聞かれました。 また、三将は最近全然対局してないと不安げなことを言って ましたが、この人はとにかく負けたのを聞いたことがないので話半分で聞いてまし た。 (とは言いつつちょっと不安) 三将のSさんの話だけはちょっと不安でしたが、調子が普通なら自分が勝てばチーム はまず勝ちは確実、自分が負けてもかなりの確率でチームは勝つだろうと客観的に は予想してました。 1回戦 相手チームは法人大会であたった記憶はないのですが、そこの主将と副将は結構自 信ありそうなそぶりでした。 打ってみると結構強く、序盤の私の一手の疑問手からあっというまに劣勢になりま した。 その後、こちらが勝負手をくりだし形勢不明に持ち込んだのですが、ヨセ に入ってから最後に妙手をくらって無念の時間切れ負けとなりました。 チームは主将、三将が勝ち、なんとか有効負け星にならずにすみほっとしました。 2回戦 一回戦の相手がかなり強かったので二回戦も不安でした。 序盤は地をかせぎすぎ て若干打ちにくくなり、この相手も強いのかと不安になりましたが、終盤にヨセで 死活に効いているところ、相手は全然気付かず手抜きをされたので撲殺して大差で の勝ちとなりました。 それがなければ細かかったと思います。 三将は1回戦に続き時々ぼやいているのですが、結果は問題なく勝ってました。 不思議な人です。 大将戦は相手の大将が大寄せのところで突如くずれてこちらの主将が勝ち、チーム は3−0での勝利です。 3回戦 12チーム中4チームが枠抜けできるので、ここで勝てばあとは気楽です。 前夜ゴルフを最後まで見て眠かったのですが、チームに迷惑をかけないようここは 頑張りどころと気合をいれました。 相手チームは6段、6段、3段というメンバーで副将の私は2子での対局です。 さすがに6段ででているだけあり結構強く、中盤優勢だったところをしのぎ勝負に こられて大石をコウでしのがれてしまいました。 それでも地合は細かかったので すが、それまでに時間を使い果たしてしまっていたので、結局無念の時間切れ負け です。 自分はがっかりだったのですが、またしても主将、三将が勝負強さを発揮してチー ムは勝ちです。 「なんだ、今日はひょっとしてこなくてもよかったのかな?2人だけで結局勝って るじゃん。」と気付きました。 4回戦 枠抜けがほぼ決まったようなのでもう安心です。 相手も連勝できているのでこれが決勝戦ですが、気楽に対局に望めました。 序盤はむづかしかったのですが、中盤の入り口でささいなところで相手が反発して きて大攻め合いとなりました。 もともとその反発はないと読んでたところでもあ り、相手の無理な仕掛けを的確にとがめて2手寄せコウとなり、その間コウを争っ ている途中で相手の別の石を2つ殺して中押し勝ちとなりました。 最後にようやく気持ちよく勝てて、ほっとしました。 また主将、三将も勝ちチーム3−0での勝ちでした。 主将、三将は全勝です。 2敗もして片身がせまかったですが、とにかく2人のお かげで助かりました。 三将のSさんは全局なにかぼやいていて、話だけ聞くととてもラッキーに勝ったよう に聞こえるのですが全勝しているのできっとそれほど危ないことはなかったので しょう。(自分の対局に精一杯で横の様子はよくわかりませんでした。) ------------------------------------------------------------------------ チーム #3 有段クラス B-1チーム 第1回実業団囲碁団体戦ということで、いずみ囲碁ジャパンに行ってきました。 八重洲口の地下1階に200人くらいは入れそうな広々とした会場です。 有段者クラスは14チームがエントリーし、そのうち4位までが11月の決勝大会に招 待される予選会です。 主将及川さん、副将私、三将中山さんとなかなかのチーム です。 予選会は今回を含め3回あり、7月は既に終了9月も同様な大会があります。 開会に先立ち、内久根社長が今回の大会を盛り上げるため日本の主だった企業を訪 問して、大会参加を呼びかけた際多くの企業で囲碁部が廃部になっていたり補助金 をカットしたりとの現状をなげいたのが印象的でした。 1回戦 住友生命-OB 内久根さんは元住友生命の常務を勤めていた方で、その関 係か大会を後援しております。 OBも借り出されたようです。 相手は初段という ことで相手の2子局で始まりました。 少しなめて掛かったこともあり、いきなり相 手の黒石を囲んで強引に攻めて行きましたが1手負けで5目とられるも周りは厚くな り、その後厚みの碁をめざし4隅をとられたものの中央に百目近い地ができて、なん とか緒戦をものにしました。 他の二人も危なげなく勝ちチームは全勝で勝ち上が りました。 2回戦 富士通 もう1チームが1回戦で勝った相手なので負けられない1戦で す。 相手の先の手合い、お互いに中国流(ただし私は臨戦中国流の布陣)、黒石 の相手が先に打ち込んできたので、大きく攻めて相手の模様に入って行き、本来楽 勝の碁となるところですが、折角だから取ってしまおうと思っのが間違い生きられ てしまって、こちらの石が薄くなり逆にやられてしまいました。 私の悪い癖が出 てしまいました。 中山さんは堂々の2連勝で気になるのは及川さん、こちらは熱戦 が続いてます。 及川さんの碁は終盤前の状況ですが、相手の残り時間が1分、対 する及川さんは5分もあり時間でも勝てそうです。 相手は及川さんの薄みを付いて きますがなにぶん時間がなく後2秒、及川さんは2分も余してます。 そこで事件 が起こりました。 及川さんが相手の出を抑えたのですが、置いた石が中途半端で 引いたと勘違いした相手は強引に出をまた打ちました。 及川さんは抑えたと、相 手に文句を言ってるときに、相手の時間が切れてしまいました。 抑えた、引いた との言い合いと時間が切れた切れないとの言い合いが始まりましたが、大会運営人 の裁量で及川さんの時間切れ勝ちとなりました。 ちょっと後味が悪い勝ち方と なってしまいましたが、なんとかチームは連勝とあいなりました。 3回戦 三井不動産 この時点で2連勝のチームは4チームこれからが大変です。 しかも相手はもう1チームを破って勝ち上がってきたチームです。私の相手は三段 で初めてにぎりを行い相手の先番で始まりました。 序盤はほぼ互角に推移しまし たが、中盤で私の左上の石を攻めてきましたが、そこを手抜きして右辺を大きく地 にして盤面で20目近い勝ちが確定しての中押し勝ちを収めました。 他の二人も 勝ってチーム3連勝です。 しかも及川さん、中山さんともに3連勝と絶好調。 及 川さんはまたしても時間切れ勝ちをおさめてます。 4回戦 NECソフト お互いに3連勝同士の戦いです。 相手は対外戦でよく見かけ る面々です。 勝てば優勝で力が入ります。 こちらも囲いあいになりました が、私の地模様に入ってきた石を大きく攻めて、相手の地になだれ込み今度は慎重 に取りに行かず鉾を収めての勝利、相手が早打ちのせいもあり早々と勝利して二人 へのプレッシャーを軽減しました。 終わった時点でどちらもまだ中盤でまだまだ 勝負の行方は不明です。 余裕で他のチームの観戦をして戻ってきた所中山さんも 勝利しこれで優勝が確定。 後は及川さんです。 こちらは例に漏れずの大熱戦で す。 どちらも石を取ったり取られたり、なかなか計算できません。 ふと時計を 見ると及川さんの時間が1分をきっており相手は10分もあります。 時間切れ負けは 明らかですが、全力を尽くも時間には勝てませんでした。 及川さんは他の二人の 勝負の結果を知らなかったようで、がっかりするも優勝と聞き大喜びでした。 そ れにしても中山さんの全勝は素晴らしいものです。 今回の大会でユニークな点がいくつかありましたので、ご紹介しておきます。 申し込みは段級位を記入してクラス分けは大会事務局がきめます。 今回は4チーム 参戦して無差別1チーム、高段クラス1チーム、有段クラス2チームに振り分けられま した。 (ちなみにあと級位クラスがあります) また、1日4回戦で、上位4チーム が11月の決勝大会に招待されるのもユニークです。 また、3回戦と4回戦の間に コーヒータイムと称して粋な無料コーヒーサービスがありました。 また特筆すべ きなのが賞品です。 準優勝チームまでしか出ませんが、優勝賞品はなんと商品券 で表彰式の後、封をあけてると1万円の商品券の綴りがありました。 3人で割り切 れないなと思ってとりあげるとその下にも同じく商品券の綴りがあり、ひょっとし たらと見たらなんと3冊もありました。 こんな高額の賞品は初めてです。 ちなみ に準優勝は1000円の商品券が15枚、これにもびっくりですね。 その後みんなで祝 勝会に行っておおいに盛り上がった事は言うまでもないでしょう。 チーム #4 有段クラス B-2チーム メンバーの対局を観る余裕がなかったため自戦記を送ります。 IBM#4 有段クラス 大将 中原 三段 副将 古川 三段 三将 簗 初段 1回戦 富士通悠々クラブ戦 序盤相手緩着で下辺に大きな地がまとまり大いに有望な形勢となったが 終盤相手勢力内の数子切り取りの手をうっかりして右上隅を大きくまと められてしまい逆転負けとなってしまった。 大将、三将勝利でチームは勝利でよかった。 2回戦 三井不動産戦 序盤からうまく打ち進め徐々に優勢を固めていった。 終盤の寄せ合いの時点では盤面20目ぐらい良く勝利を確信していたがダメ 詰まりをうっかりして簡単な追い落としの筋で10数子取られてしまい逆転 負け。チームも敗戦となり大変残念な一敗となってしまった。 3回線 関之蔵戦 相手勢力を築く間実利をまとめ勢力を働かせないよう打進め優勢な形勢。 終盤全局を注意しながら固く打ち進め勝利。 今回はチーム勝利に貢献することができて良かった。 4回戦 トッパンフォームズ戦 互いに大きなミスもなく打ち進めて中盤コウ含みで右辺10子切り取ることが できて優勢となった。 中央大石のシノギもうまくいき優勢維持して寄せていった。 最後相手の見損じで10子ほど取ることができ投了となりました。 チーム全員勝利でチーム勝利となりました。 結果4勝1チーム、3勝1敗3チームで変則スイス方式で3位入賞で決勝大会 進出を果たすことができました。 ◎ 総括 今回は、48戦しましたが、37勝11敗、勝率7割7分という好成績でした。 また個人成績でも全勝が4名、3勝1敗が5名、負け越し者ゼロと快調 な成績で大会を席巻することができました。ふだんの例会や真形杯、合宿 親善戦その他の研鑽が確実にきいていると確信しております。 初めての大会でしたが、ふだんの日本棋院で対戦しないようなフレッシュな 顔ぶれの方が多くて新鮮な大会でした。次回はさらに多くの参加者に 参加いただきたいのと、級位者グループにもぜひエントリーをしたいと おもっております。 ◎ 成績優秀者 無差別 副将 岸原達也 四戦全勝 Aクラス主将 高妻大基 四戦全勝 Aクラス三将 鈴木 武 四戦全勝 Bクラス三将 中山孝雄 四戦全勝 無差別 三将 高本 正 三勝一敗 Bクラス主将 及川捷三 三勝一敗 Bクラス主将 中原義彦 三勝一敗 Bクラス副将 谷野正義 三勝一敗 Bクラス三将 簗 一正 三勝一敗 ◎ 大会こぼれ話 □熱意 開会時、大会主催の内久根社長の熱意のこもった素晴らしい朝の挨拶 でした。大会への参加を呼びかけるために企業をまわったそうです。 有名企業もいきなり訪問して、 社長「囲碁のうてる方とお会いしたいんですが」 受付「囲碁ってなんですか?」 社長「…… 黒と白の石を並べる競技です」 受付「うちにはそのような業務を行っている部門はありません」 などといった会話があるなど面前払いが多かったそうです。 でも、みなこの会話には爆笑でした。 なお、うちの囲碁部では部長がちゃんと応対したことをつけくわえて おきます。 □混乱!? こういったチーム戦では、大将がにぎって、黒白を交互に決めるパターンが 多いのですが、そのあたりの指示がありませんでした。 「握りはチームでやるのですか?個人でめいめいやるのですか?」 「はい無差別は握りで互い先でやってください」 「いや、チームで主将がにぎるのか、各自でやるのか聞いてるんですが?」 「握って黒、白を決めてください」 「……」 結局、大会委員の方が最後まで何を聞いているかを理解されてないようで めいめいが握りました。 □素晴らしい対戦表 今回の大会では全員の氏名がはいったチーム表がはりだされていました。 これで、誰が出場しているのかがよくわかります。。また、チーム対戦表も わかりやすくて気合のはいった内容でした。日本棋院の大会運営も少し 見習ってほしいところです。 □日本酒の会社? この大会にはふだん対戦しないような企業が参加しています。「関之蔵」 という会社がありましたが、お酒の会社かな??とおもってよくよく見ると 碁盤の会社ということがわかりました。世の中、いろんな会社がありますね。。 □痛恨の見落とし? この大会の素晴らしいのは、途中で無料でコーヒーがふるわまれたことでしょう。 場内の4箇所くらいにコーヒースタンドがならんでみな、おいしそうに飲んで いました。ところが、「え??コーヒーなんかあったの?全然、気がつかなかった」 という人がいました。あんなにいろんなところにあって場内でもアナウンスが あったのに、よもや気がつかなかっとは..!? この見落としは、囲碁より痛かったかもしれません。 □テレビが人気 いずみ囲碁サロンではテレビが見やすい位置にあってソファもあるので 対局の終了した方はゆっくりテレビ観戦をしている方がいます。日曜の昼 なのでNHK杯囲碁対局がもちろん人気がありましたが夕刻は石川遼の活躍 するゴルフ中継が注目されて人だかりがしていました。 □無敗記録続く Sさんの無敗記録がとまりません。。この日もまたまた全勝してしまいました。 いったいいつになったら負けるのでしょうか?というかどこまで強いのか 底しれません.. □またかよ.. 初戦でIBM#4チームと対戦した某F士通チーム、なんと2回戦はIBM#3チーム でした。二度も負けた方は「今日はIBMにやられたー!」と悲鳴をあげて いました。ただし、こちらも副将がともにやられています。 「IBMはおいしかった」などといわれているかもしれません。。 □知らぬが仏? 最終戦、無差別で強豪Fチームの主将に快勝したMさん、碁の内容で圧倒 していたようです。隣のKさんが驚きました。「すごいですね!相手の Yさんはあのオラクルの主将のHさんに勝ってるんですよ?」「え?そうなの?」 知ってたらびびって、状況が変わっていたかも!? □意外な手合? 有段クラスに出場のNさん、「今日の対局はほとんどが2子か3子なんだよね」 との発言、「そりゃ、そうでしょ。」Nさんは三段でエントリーしています。 そんなに低いなら普通そのくらい置くでしょうね、という意味で相槌を うったのですがよくよく聞いてみると、「2子、3子置かせての対局だった」 とのこと。なんとも驚きの意外な手合です。 □選択が悪い? 囲碁部の大勝でもりあがった面々は、優勝祝賀会へとでかけました。 個人的にも全勝して絶好調のKさんは、オーダー時に「日本酒にあわないおかず」 ばかり選んでしまったらしくて日本酒派から「全勝してつまみもばっちりだったら 尊敬したけどこれではとうてい尊敬できない...」と妙なクレームをつけられ ました。。 □ぽろぽろ負ける? 優勝祝賀会での某チームの三将氏、全勝してチームも優勝でいかにも上機嫌です。 「今日は上二人が強いのですっかり安心してでてきたんだけどね、、 でも、ぽろぽろ負けるんだよね、だから私が全勝したので良かったよ」 このコメントに主将と副将が猛反発、「ぽろぽろっていうけど、、負けたのは たったの1回だよ。。。」これには皆、大笑いでした。 □カヤの外? 優勝祝賀会でもりあがっていたOさんですが、対戦表をよくよく見ると、 「あれ?最後の対局で負けたのは唯一Oさんだけですね。。」と厳しい指摘が ありました。おもわず苦笑いとなりました。 □これが人間? 大会開催前、大会参加費の高さや大会準備の不手際を指摘する厳しい声 が複数からとんできました。「来年以降は出場を中止すべき」との 意見までありました。ところが優勝したり入賞して、予想外の多くの賞金を 獲得すると、にこにこしています。。 現金なもので「これが人間なんだなぁ、、」と感じる瞬間でした。 □記念の催し? 無差別で活躍の三将氏は、やはりふだんのインターネット対局の研鑽が きいているようです。実は、幽玄の間の通算対局数が9800局 なんだそうです。これはすごい! 優勝祝賀会では、「10000局に達成したら催しをやろう!」との声がでました。 IBM Japan IGO Club