IBM IGO Club Report(2010-011)2010年度オールアマ囲碁大会結果報告

IBM 枠抜けならず!

3月14日(日)にオールアマ囲碁団体戦が開催され、IBMからは、
5チーム25名が出場しましたが、5チームとも枠抜けならず、
入賞もなしとなり、残念な結果に終わりました。

以下、チーム代表者の報告記とともに結果報告を行います。

出場選手:敬称略

☆Aクラス 
IBM一刀流  合計ポイント  73
  大串 天光     六段 16
 高本 正     五段 15
 吉田 嶽彦     五段 15
 谷野 正義     四段 14
 小松 雄一郎   三段 13

× 男!大江組               2-3
× TRDI                    2-3
◯ 東京都高等学校囲碁連盟  3-2

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緒戦は'男!大江組’という勇ましいチームと当たり2−3で敗れた。

2回戦はTRDI(顔なじみ三菱電機囲碁OBで神奈川県代表の経験があるS氏が主将)
と対戦またも2−3で惜敗。

1回戦と同様主将(Oさん)と四将(Yさん)が勝ち私は相手が二子でしたが
最後追い込めず敗れました。

主将のOさんがS氏に勝ったのに援護できなくて残念であった。

決勝進出はないとわかっていても1勝を目指して東京都高等学校囲碁連盟と対戦。
やっとのおもいで3−2で勝利しました。
わたくしも大会連敗中を阻止できて安堵しました。

今回は勝敗が偏りOさんYさんは3連勝でしたので申し訳なくおもいます。

吉田記
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IBM無外流    合計ポイント  71
 松谷 治      六段 16
 岸原 達也    五段 15
 徳田 隆行    五段 15
 瀧 賢史     三段 13
 藤田 清     二段 12

× 大和証券グループ        2-3
× NEC                     1-4
◯ 日立                    4-1
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一回戦は大和證券チームとの対戦。
対戦前にこちらのFさんが「大和證券使ってますよ」と我々がお客様側であるとい
うアピールでジャブをとばすも、段位の話では「うちは全部6段以上です。ちょ
っと馬鹿正直すぎて駄目なんですよね。 みなさん強いんでしょう? 普段は何段
で打ってられるんですか?」と強めのカウンターをくらい、その後は世間話もなく
対戦開始。 
相手チームは主将だけが7段、その他は全て6段で、全員IBM側が先以上の手合い。
自分の碁は最初に相手に地を与えて攻めにかけたが、それがことごとく空振りに終
わり、中盤終わりごろには挽回困難な状態に陥った。 
もう負けかなと思いつつも、チームの勝負がついている気配もないので一応ヨセを
粘る。
他の四局は全て終了していたようで、どうも回りにギャラリーがたくさんいる。
(まさかこの碁でチームの勝負がつくのでは?といういやな予感。)
地では足りないと思ったが、ヨセに入ってから相手が時間を使い出し、唯一時間切
れがちの可能性だけが出てきたので必死によせる。
が、そもそも相手よりこちらの時間が切れかけていたので、最後は壮絶な時計のた
たきあいとなった。
もうどこが何目か全然わからない状態で必死に打って、双方なんとかぎりぎり時間
が切れずに終局となった。
最後は作ってみたらなんとジゴ負け! 聞くとチームはやはり2勝2敗だったようで
、緒戦での痛恨の負けとなった。

二回戦の相手はNEC。
緒戦で力を使い果たしてがっくりしていたところに、また強敵とぶつかることにな
った。 
「なんで負けたのにNECとあたるの?NECも負けたの?」と朦朧としてよくわからな
い状態で対戦開始。
手合いは互先で、相手は左利き・本格的な碁風の方であった。 
序盤は地を先行したが、中盤早々うっかり一手の失着からじわじわと形勢が悪くな
っていく。
そのうち最後に残った模様に入ってこられ、普通に受けては勝機がないので取りか
けにいく。
だが所詮無理な形からの取りかけだったので、逆にこちらの石をとられて良いとこ
がなく無念の投了を告げる。
チームも1勝4敗だったようで、もう完全に枠抜けの目がなくなった。

三回戦の相手は日立。
2敗もしたのに日立にあたるというのも全然理解できなかったが、なんとか全敗は
免れたいとの思いで勝負に臨む。
相手側4人はそろって対戦開始したが、当方の相手はなかなかこず「ひょっとして
不戦勝かな?」と思い複雑な気分で待つ。
3分ぐらい遅れて相手が現れようやく対戦開始。 
手合いは互先で、握りの結果こちらの白番、本日始めて白を持った。
序盤早々大斜から大模様を築くが、相手はアマシ作戦で涼しい顔で地をとってくる
。
一局目のようにまた攻めが空振りに終わるとまずいと思い、今度は慎重に準備をと
とのえてから真ん中の40目ぐらい大石に一気に襲い掛かる。
相手も必死のしのぎを図るが最後は大石どうしの攻め合いになり、かなりきわどい
ながらも隅を捨てたりして犠牲を払いながら、一手勝ちで相手の大石をなんとかし
とめた。
「もうこれで勝っただろう」とあとはゆるゆると適当に打っていたが、相手は一向
に投げる気配はない。
大石をとる途中で隅を捨てたりしたので意外と大差ではないのかもと思いつつ目算
もせずにボーと打ち進める。
最後に半コウが残り、疲れたので譲ろうかなとも思ったがこちらのコウザイの方が
多かったので一応半コウを勝っておいた。 
終局し、作ってみたらなんと半目勝ち!
楽勝かと思ったが途中から考えることをやめてしまい、冷や汗の本日初勝利であっ
た。(チームも4勝1敗で初勝利。)
一回戦ジゴ、三回戦半目と非常に細かい勝負をくりひろげたが、チームメイトから
は「もうチームは勝ってるんだから一回戦の方で勝てばよかったのに。」との声が
。
「もっともです。」と思った。

今回のチーム名は「無外流」だったが、力不足で残念ながら相手チームにとって「
無害」なチームとなってしまった。 
次回は頑張るぞ!
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☆Bクラス
IBM示現流  合計ポイント  61
 真形 久視    四段 14
 千田 裕昭    三段 13
 新名 宏志    二段 12
 石田 造     初段 11
 勝又 藤右    初段 11

× 洪道場C                1-4
× チーム堀               2-3
× NHK学園金井教室        2-3

自戦記(示現流チーム)
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初戦は、小学生の高学年から低学年で編成された洪道場チームと対戦、示現流
としては打って打って打ちまくらねばならない所が、チェストの勢いで勝ち星を
挙げたのは流石薩摩隼人の大将の真形さんのみで、あとは孫のような年代の相手
の早足に調子を合わせすぎたのか、どうも後手後手にまわったようです。

初戦の負け越しが精神的に作用したのか、2戦目の堀チーム、3戦目のNHK学園
チームにそれぞれ2勝3敗となり、残念ながら枠抜けできませんでした。

(以上/新名)
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IBM新陰流  合計ポイント  60
 鈴木 武     四段 14
 古川 康雄    三段 13
 赤川 均     初段 11
 嘉瀬 敏     初段 11
 藤田 聖羅    初段 11

× NECソフト    2-3
◯ 本所タクシー 4-1
◯ 東京都庁4    3-2
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初戦の相手はNECソフト、私の相手は2段で私の先番。
中盤で左辺に大きな黒模様ができ上辺白地との境界を欲張って踏み込み白から
切り離され一団が死んでしまった。相手はヨミもしっかりしており強かった。
隣の副将戦は細かいながら寄せで古川さんの妙手が出て盤面でも古川さんの
リードになった模様。
主将と4将も負けて2勝3敗と早々と枠抜けは絶望の様子。

2戦は足利タクシー。私の相手は3段で私の2子局であったが、
序盤で白石を取り、終盤危ないところもあったが中押し勝ち。
チームとしては4勝1敗。

3戦は東京都庁チーム。全員 3段の構成で私の2子局。序盤、右辺での闘いになり、
下辺には私の黒石しかなかったので当然シチョウはよいものと確認せずシチョウを
逃げ出し途中で黒石の間をスリヌケることに気が付いたが後のまつり。
白の右辺から中央が厚くなってしまった。
仮にも2子置いている下手からすれば相手がシチョウに抱えた時点で確認すべきで
謙虚さが足りなかったと深く反省した。

その後、このシチョウの誤りが響いて、外側が厚くなった白は右下スミのもともと
私の黒石が星に先着したところへ入ってきた。
先の失敗を取り返そうと無理をし、死にそうになりやっと目二つで活きたが、
下辺から右辺に続いた白の大きな地ができ大勢決定。
結果は20目近くの白勝ちでしたが、他の人が頑張ってチームは3勝2敗。

チーム成績としては2勝1敗でしたが、枠抜けならず。

チームで全勝は聖羅さん。直接碁盤は見えなかったが3番とも圧勝の様子であった。
聖羅さんは真形杯には出ていないが、立派にIBM4段以上の実力はあると思う。

隣の列ではNECソフトと幻石会の2勝同士の対戦が行われていたが、
幻石会が勝って枠抜けしたもよう。
碁会所メンバーの集まりと聞き、若くて話した感じでは学生風とお見受けした。

今年初めてこの大会に出たが申請ハンデイなので、どのようなチームと当たるかで
結果が決まるとの印象を持った。
相手の棋力は不明なので序盤でかなり強そうだ解った人との対局も刺激があって
よいと思った。

赤川 均
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IBM円明流  合計ポイント  58
 五味 幹常    四段 14
 兵藤 進     二段 12
 服部 昭     初段 11
 田中 啓一    初段 11
 王尾 富雄    1級 10

◯ JR東海A     3-2
× 横河電機    1-4
◯ 東芝RDC     3-2
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二刀兵法流祖宮本武蔵の流れをくむ、いかにも強そうな名前のチーム名で出場。

結果は、予選リーグ2勝1敗で惜しくも

予選敗退。残念!

初戦JR東海戦。相手は主将から4将まで四段の名札を付けた面々。
首を洗って気楽に対戦。これに3勝2敗で辛勝。ラッキー!

2戦目の相手は強豪横河電機。1勝4敗で完敗!

副将が一人気を吐き貴重な1勝を上げる。
「円名流」の由来を聞かれ、「それはエーと、宮本武蔵とかいう〜、ムニャム
ニャ、、、」。強そうな名前も相手に通じなかったようです。

3戦目は東芝RDC。3勝2敗で勝利!
主将が難戦の最終盤、少ない残り時間を使ってしっかり読みきり、勝ちましたの手を
打って相手の大石を屠り快勝!最後を締めました。
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総評

残念ながら全チーム予選落ちでしたが、本当に紙一重の惜しいチームが
ほとんどでした。半目勝負も多く、きわどい内容だったとおもいます。
無差別クラスは相当なレベルだったとおもいますが、IBMチームから
出場できなかったのは残念でした。また、Cクラスにもエントリーが
ありませんでしたが、次回は級位者の方を中心にこちらにも挑戦して
いただきたいとおもいます。今回は、大会幹事の方によって、
敗因について詳しい分析レポートがでて将来につながる対策もすでに
考案されています。次回の捲土重来に期待しましょう。

成績優秀者
三戦全勝 Aクラス主将 大串天光
三戦全勝 Aクラス四将 谷野正義
三戦全勝 Bクラス副将 兵藤進
三戦全勝 Bクラス五将 藤田聖羅

大会こぼれ話

◎座る場所がない..
今回は人数が多かったため、Aクラスのみ1Fの別会場ということになりました。
朝一番、Aクラス出場予定のF田さんは、そのことを知らずに2Fで自分の
座る場所を探していましたが、「壁にAクラスの対戦表もない、座る場所も
明示されてない、、もしかしたら幹事の出場申し込みのミスなのでは??」
そのコメントを聞いたKさんは、「ほんとですねー」と相槌をうって
いました。いつも冗談しかいわないF田さんなのでAクラスが別会場なのは
よく知っていて冗談でいっているのだとおもったのです。その後、
「そろそろいきましょうか?」「え?会場は?」「1Fですよ..え?ほんとに
知らなかったんですか?」という会話がありつつも一件落着でした。

◎上手の手から水が..
あるチームは、2勝したところで、「勝った!」とおもったそうです。
だって、絶対勝つS木さんがいるから、、チームの信頼度は抜群です。
ところがそのS木さんが負け、、チームもまさかの敗戦となりました。
S木さんによると、「私が戦犯です。肝心なところでミスがでて
負けてしまい、すみません、」と反省しきりでした。
他の2局はきっちり勝っておられましたが。。。

◎有名チームと対戦
Bクラスで堀チームとの対戦がありました。家族全員が碁をうつという
有名なチームで、お子さんはテレビでも活躍しました。
このチーム、なんとお父さんが観戦しています。どうやら子供が
レギュラーの座を獲得してお父さんが監督役となったようです。
子供さんの棋力がめきめき強くなるので楽しみなチームです。
数年前はIBMチームが勝利しましたが、この日は2-3でみごとに
リベンジを果たされてしまいました。

◎先生の指導
Mさんの対局、対戦相手が大石をとっています。ところが、地らしい地は
そこしかありません。。結局、つくってみると大差の快勝でした。すぐに
この相手チームの指導をしている女性がわってはいり、「石をとって安心して
いる時点でもう勝てない」「この手がみえてない」などと相手の選手に
対して厳しいコメントが、、有名な女性強豪、金井和子さんでした。
Mさんも、おもわず、「せっかくだから最初からならべなおして教えて
ください。。」と機転をきかして即席指導していただきました。

◎無差別のレベルどんだけ..
無差別クラスにジャンボ大会で圧倒的なスコアで優勝したF士通チームが
出場していました。上位5名中、4名(M上、K庭、K林、Y崎)は、当時の
メンバーそのまま出場しています。これはすごいハイレベルのチームが
やってきたものです。
しかし、この大会では、×1-4、×1-4で予選リーグ敗退!となりました。
世界は広いものです

◎先生の知人?
今回の大会審判委員長は孔令文先生でした。無差別クラスの碁を観戦して
おられました。孔令文先生の知り合いが、「この大会で知ってる方もいますか?」
と聞いてみたところ、
「ええ、院生の同期が何名かいますよ」との返事、やはり無差別クラスは
筋金いりのようです。

◎選手の知人?
IBMチーム紅一点の女性のSさんは、今回は3連勝の大活躍でした。
大会では女性の知り合いらしき方と仲良さそうに話をしています。
「知ってる人?」「いいえ、今日の大会で初めて知り合って仲良くなったんです。」
「え?」囲碁愛好者どうし、あっというまに仲良くなってしまうようです。

◎最終戦で勝利!
最終戦、連敗記録を更新していたYさんがついに勝利。
石とり名人のKさんも最終戦にやっと勝利!大石をとったかとおもったら
らしくない細かい碁で半目の冷や汗勝利でした。そこでひとこと
「やっと勝ったよ...」

◎剣術の勉強が徒労に、、
IBMチーム名は、剣術に因んだ実にユニークな名前になりました。
このチーム名については、相手チームから、どういう流派なのですか?
と質問されることが予想されます。そこで、剣術の解説をさらに増強して
選手に事前にガイドし、徹底して学んでおいてください、、と指示しました。
ところが、、大会では相手からはまったく何も聞かれませんでした。。
「せっかく、勉強したのに..」とんだ拍子抜けでした。。

◎珍しいチーム名
剣術チーム名で工夫したIBMチームですが、他のチームにもユニークな
ものがあります。。少し紹介してみましょう。
廃人降臨乙、噂のアイツら、諸葛孔明と4人の学生、マロチュー、すーさん、
チームだめづまり、、、これだけ並ぶと囲碁の大会とはおもえませんね。。

◎未来は明るい!?
決勝進出したチームは?、、とふと見ると、子供のチームが2チームも
います。あの有名な洪道場チームさんのようですが、低学年の子供も
まじっているみたいです。そういえば予選ではIBMチームもここと対戦して
碁も負けて局後に相手の女の子に指導をうけていた人までいました。

◎2007年のオールアマ囲碁大会
>3月11日(日曜)にオールアマ囲碁大会が開催されました。
>
>大会には、幅広い層のアマチュアが参加し、オールアマの名に
>ふさわしい大会となり、大盛況でした。
>
>速報でお伝えしましたとおり、今回は、出場の5チームすべてが
>枠抜けという快挙を達成しました。
>また、BクラスのIBM-1チーム、および、Cクラスのチームがみごとに
>準優勝となりました。

↑わずか3年前は、こんな素晴らしい状況だったんですがねぇ、、

◎時すでに遅し..
この大会には出場されてなかったものの、午後、K谷さんが
応援にかけつけてくれました。(ありがとうございました)
決勝を戦っている勇姿を想像しておられたようですが、、
すでにIBMチームは枠抜けが果たせず全滅、練習碁をやって
いたところでした。

◎会の名称変更
予選が終わったあと、身内どうしで1局うって、この後、
恒例の大会終了後の「優勝祝賀会」を今回は「反省会」という名称で
とり行いました。12名が集まりその大会を冷静にふりかえって、
反省するところとなりました。

◎剣術チーム名が泣いた...!?
快心の剣術チーム名で大会にのぞんだIBMチームでしたがおもわぬ
惨敗に、反省の声があがりました。
「一刀流は二刀流のほうが良かった..」
「無外流は、相手に無害だとおもわれて安心されてしまった..」 
「新陰流は、どちらかというと死にかけ流だった..」 

◎心がまえが..!?
反省会でしばらく話が進み、Kさんが
「ところで、なんという名前の大会だったんですか?」と発言、、
そんな質問がでるようでは予選落ちするはずです。。

◎このあと仕事..!?
大会終了後、反省会で、お酒を飲まない方がおられました。
実はこのあと、事業所に戻ってシステム変更の仕事なんだそうです。
この日3連勝のOさん、碁も仕事もフル稼働です。。

◎ミニツアー
反省会は開始が早かったこともあり、終了したのは、18:00前でした。
店から出てきて、空がまだ明るいのでびっくりでした。
ここで、Mさんが「よかったら靖国神社を案内しますよ」とのことで
8名の面々がミニ靖国ツアーとなりました。かんじんの靖国神社自体は
門が閉まって中にははいれなかったものの十分に雰囲気を味わえました。
「予選で負けるのもたまにはいいですね」とのコメントもでていました。。

IBM Japan IGO Club