IBM IGO Club Report(2010-018)東大囲碁部との親善試合結果報告

6月12日(土)に行なわれました東京大学囲碁部との親善試合の結果を報告します。

今回で数えて12回目になります。
10回目までは大和事業所での開催でしたが、昨年に続いて今年も箱崎事業所で
の開催となりました。

東京大学側からは、リーグ戦のレギュラー選手や大学院生、新入部員など計11名が
参加し、IBMの選手とクラス毎に4回戦方式で一日交流試合を行ないました。

ここまでの対戦成績はチーム成績で6勝5敗で勝ち越してはいるものの
個人総合成績ではIBMの392勝404敗で12の負け越し状態と実力伯仲です。

IBM側は13名が以下のように3クラスにわかれて参加しました。

IBM 選手
A Class
01.池上 均    
02.玉木 久夫  
03.加藤 武彦  
04.大串 天光  

B Class
05.松谷 治    
06.高本 正    
07.吉田 嶽彦  
08.岸原 達也  

C Class
09.徳田 隆行  
10.及川 捷三  
11.古川 康雄 
12.藤田 清  
13.早野 淳二  

一方、東大側は合計11名の方が参加され、一部の方が変則的な参加で
それぞれリーグ戦での対戦となりました。

今年は東大側が主力の方がやや揃わないこともあって結果的には
IBM側が以下のとおり全クラスで勝ち越し、合計26勝13敗と勝利を収めました。

Aクラス9-6
Bクラス9-7
Cクラス8-0 

これで、通算 IBM側の7勝5敗となり、個人総合成績は、418勝417敗となりました。

12年もやって、通算の勝敗差の数がわずか1というのは考えてみれば
すごいことで実に良い交流試合ができていることを意味します。

成績優秀者
4戦全勝:
松谷  治      
古川 康雄  (古川さんは2年連続)

3戦全勝:
及川 捷三

東大側は全勝者なし

対局後は場所を移して懇親会を開き、学生との交流を大いに深めました。

東大親善試合は学生と碁を打つ数少ない機会です。
来年以降も引き続き東大親善試合をよろしくお願い申し上げます。

◎ こぼれ話

□ ピンチヒッター
東京大学親善戦のTさん、大きなプロジェクトにはいり、平日は終電、土日もあまり
時間がとれず、猛烈に忙しい状況となりました。そこで急遽ピンチヒッターが登場し
幹事の代役をつとめました。東大側幹事とのメールのやりとり、選手募集、昼食手配、
懇親会手配、案内文手配などの作成神経を使う大変な仕事ですがやってみると
楽しいものです。
多大なサポートをいただいた名誉幹事Fさんおよび当日の会計、入館対応
サポート、名札の手配をいただいた皆さんに感謝申し上げます。

□ ドクターストップかからず..
IBM側選手の強豪Yさんが痛々しい姿で登場して驚きの声があがりました。
指に包帯をまいています。「どうしたのですか?」「戸でバランスを崩して
はさんでしまって、、」「碁はうてるのですか?」「碁は右手でうつから
大丈夫だよ」これはいいのですが、この日、Yさん、何人もの人から同じ質問
をうけていました。

□ 万が一がよくおこる!?
朝の親善戦の準備でフリップチャートに双方の名前を書こうとした時に
横から声がしました。「まだ書かないほうがいいよ」名誉幹事 Fさんからの
アドバイスでした。社会人はともかく学生のほうは確実にやってくるとは
限らないから、、との論拠です。
「なるほど」いかにも慎重なFさんならではの判断です。
過去の親善戦でも予定していた選手が来ないで苦労したことがあるようです。
「それでは万が一のこともあるので」と書くのを保留して東大側の12名やってくる
はずの選手を待っていたら、なんと9名しか来ませんでした。。
「え、なんで?」「一人は急遽欠席です。一人は遅刻です。一人は午後から
やってきます」「えー!」「それからすみませんが、今来ている中の一人が
午後に帰ります」「ええー!」大混乱の中、頭も整理できず、入念に作成して
おいた対戦順序チャートが無駄になるのを残念がりながらも、なんとか
新しい組み合わせを作って、対戦を開始しました。それにしても万が一の
ことがよく発生するようです。

□ だまされないで..
参加選手に配布された親善戦案内用紙には双方の選手名と設定段位が
記述されています。開会式のときにIBM側選手より質問がありました
「ハンディ戦ですか?」「いえ、違います、オール互先です、段位が書いて
ありますが東大の5段の選手がうちの7段の選手2名を昨年やぶっています。
段位にだまされないように油断しないようにしてくださいよ」

□ この隙に、、
会場の箱崎事業所は当日、電力会社の方が来ていてチェックをやっていました。
その関係なんでしょうか。対局中まっさかりの状態で、会場の照明が突然
きれるというハプニング、、碁盤に集中していた選手はあまりのことに
半分パニックに、、、照明が切れた程度ならスイッチをいれればすぐに
点灯するはずですが、どうも、元がきれているようで、ずいぶん復帰に時間が
かかりました。まっ暗な中、「この隙に、、」という声が聞こえて
爆笑となりました。

□ 弁当の目算違い
東大側選手の突然の変更で、弁当の個数も変更を連絡し、24個を購入しました。
午後からくる選手の分も想定しています。ところが、なんと2個余って
います。1個余るのは想定内ですが、2個余るのは想定外です。。
これは、おかしい、誰か食べてないのでは?「東大の選手の方、誰か食べて
ない方いませんかー?」返事はありません。
「そういえば一人早く帰ったじゃん」「いや、あの選手も昼食はさっき
食べていたよ」「一人午後からくるのでは?」「その人の分はたしかに
余るけどそれが1個でしょ」「あ、選手は全部あわせて23人ですよ」
「え?違うでしょ、24人でしょ」「あ、ほんとだ数え間違えた」
なんだかんだと、しばらく大騒ぎでしたが、、おそらく弁当屋がキャンセルを
間違えて24個ではなく25個いれていたのだろう、という結論になりました。
「一個もうかったね。」「じゃ、誰か持ってかえったら?」「あなた
どうぞ」「いえ、私はいいよ、あなたこそ..」「東大の学生にあげれば
いいんじゃないの?」「そうかそうしよう」、、と話をしていた
30秒後に、IBMの某Oさんがつかつかとやってきて弁当をとって食べはじめ
ました。まだOさんが食べてなかったのです。一同爆笑でしたが謎が
解決してすっきりしました。。

□ 何位くらい?
IBM側選手某Iさん、懇親会の席でこの日対戦した相手の女性の学生の方に
質問してみました。この女性の方、碁は小学生の時からやっているそうです。
「女子高校選手権とかはでてましたか?」「あ、はい」「何位くらいだったん
ですか?」「い、いちおう一位ですけど..」「えー!そ、、それは失礼しました。」
東大親善戦の前は、もぐりといわれないように勉強しておいたほうがいいかも
しれませんね(笑)
http://www.nihonkiin.or.jp/amakisen/highschool-gochampionship/30/girl_kojin_result.htm

□ 黒と白でもちょっと違う..
東大側の選手にオセロ6段という方がいました。日本選手権で準優勝したことも
あるそうです。「これはすごい!」碁のほうもさぞかし、、、いえ、
Cクラスであまり成績もよくありませんでした。「碁がマス目の間に置くゲーム
だったらきっと活躍できたのに、、」とは名誉幹事のFさんのお言葉でした。

□ 中途半端はよくない..
表彰式で東大側の選手には、全勝の選手がいなかったので、
3勝1敗の選手に敢闘賞、1勝もできなかった選手に親善に尽くしたということで
特別親善貢献賞がおくられました。そうすると表彰式のさいちゅうに学生の
つぶやきが、、「4-0,3-1,0-4がもらえるんだ」「1-3、2-2はもらえないんだね。」
「中途半端はよくないんだね、」さすが東大生は分析が早いです..

□ 純粋とは?
懇親会での自己紹介、東大側の新1年生のNさんの挨拶が波紋を呼びました。
「えっと純粋な1年生はぼくだけです」周囲「おい、どういう意味だよー!」
学生もいろいろ事情が複雑なご様子です。

東京大学親善戦幹事 岸原 達也

IBM Japan IGO Club