IBM IGO Club Report(2010-030)第2回全日本社会人囲碁団体戦予選結果報告
第2回全日本社会人囲碁団体戦の第3回の予選大会が
9月5日(日)東京八重洲のいずみ囲碁サロンにて開催されました。
IBM囲碁部からは6チーム18名(3名一組の団体戦)
の皆さんに参加いただきました。
結果は以下のとうりです。
有段クラスのIBMアンダンテチームは優勝、IBMアレグロチームは準優勝、
個人では、古川康雄さんと兵藤進さんが、見事全勝賞を獲得なさいました。
参加いただいた皆さん有難うございました。
今回の感想記を数名の方におねがいしましたので、お楽しみください。
感想記をお寄せくださいました皆さん有難うございました。
なお、10月/11月の予選大会にも追加募集案内を発信いたしますので
奮ってご応募願います。
大会幹事 及川捷三
◎大会成績
無差別クラス
優勝 横浜ハーバー
準優勝 富士電機4木会
3位 サンサン
高段クラス
優勝 東芝プラントシステム-A
準優勝 三菱電機塩原
3位 T& D
有段クラス
優勝 IBMアンダンテ
準優勝 IBMアレグロ
3位 TDK-C
級位クラス
優勝 オラクルイゴラーズ
準優勝 Jパワー水
3位 キャノンIT-B
◎IBM成績
無差別クラス IBMラルゴ 3-1で4位
大将 池上 均 2-2
副将 大串天光 2-2
3将 松谷 治 3-1
1回戦 2-1 ○ 技術士会-A
2回戦 0-3 × 横浜ハーバー
3回戦 3-0 ○ いずみ-A
4回戦 2-1 ○ つばさ総研
高段クラス IBMアダージョ 2-2で等外
大将 岸原達也 2-2
副将 高本 正 2-2
3将 高妻大基 3-1
1回戦 3-0 ○ 東京都庁囲碁部
2回戦 1-2 × T & D
3回戦 3-0 ○ アトムネット支部
4回戦 0-3 × NECAP
高段クラス IBMモデラート 2-2で等外
大将 徳田隆行 2-2
副将 及川捷三 3-1
3将 真形久視 2-2
1回戦 0-3 × NECAP
2回戦 3-0 ○ 技術士会-B
3回戦 3-0 ○ ダイナスト研究会(NKF)
4回戦 1-2 × 三菱電機塩原
有段クラス IBMアンダンテ 4-0で優勝
大将 谷野正義 3-1
副将 赤川 均 3-1
3将 田中啓一 3-1
1回戦 2-1 ○ アミーゴ
2回戦 3-0 ○ 第一生命-B
3回戦 2-1 ○ さんごの会
4回戦 2-1 ○ TDK-C
有段クラス IBMアレグロ 4-0で準優勝
大将 古川康雄 4-0 全勝賞獲得
副将 兵藤 進 4-0 全勝賞獲得
3将 石田 造 3-1
1回戦 2-1 ○ 棋水会
2回戦 3-0 ○ 神鋼OB
3回戦 3-0 ○ 丸ハビ
4回戦 3-0 ○ キャノンITソリューションズ
有段クラス IBMプレスト 2-2で等外
大将 瀧 賢史 3-1
副将 簗 一正 2-2
3将 牛島五郎 2-2
1回戦 1-2 × 第一生命-B
2回戦 1-2 × 丸ハビ
3回戦 3-0 ○ 清峰
4回戦 2-1 ○ Jパワー火
◎大会報告記
[無差別:IBMラルゴ]
昨年は、松谷、岸原、高本という陣容で初参加、3勝1敗で見事準優勝を飾った。
今年は、主将:池上、副将:大串、3将:松谷という一層充実した布陣である。
本来なら、今年こそは優勝の2文字が頭をよぎるところであるが、私は一抹の不安を
感じていた。
それは、当大会も2年目となり、主催者は社長自らが先頭に立って、参加団体の拡大
に努め、また高額賞金の噂も手伝って、強豪チームが結集している雰囲気が会場に満
ちていたからである。
ともあれ、「IBMラルゴ」というチーム名は、「じっくりと落ち着いて打つよう
に」との幹事からのメッセージと考え、焦らずに寄せ勝負で勝つという心構えで臨む
ことにした。
1回戦 対「技術士会A」
そこそこの相手であった。何れも細かい碁になったが、2勝1敗で勝利を手にし
た。
主将 ×
副将 ○
3将 ○
2回戦 対「横浜ハーバー」
関内の碁会所チームということである。私の相手は髭武者の荒くれ船員といったと
ころ。
碁は穏やかで、乱暴を仕掛けてくる訳でもなく、また備えるべきところはキチンと備
えて、気持ちよく打ち進んだ。
しかし、目算してみると、なんと黒番の私が盤面でも足りないことが判明した。完敗
である。
聞くところによると、池上さんと同レベルの棋力ということである。
副将も完敗。主将は劫争を制して勝勢だったが、時間切れに沈んだ。
主将 ×
副将 ×
3将 ×
「横浜ハーバー」はこの後「オラクル・イゴラーズ」と対戦、同じく3−0で勝っ
ている。
遠藤さんに「イゴラーズも負けたんですね。」と聞いたところ、「あたりまえで
しょ。勝てる訳ないじゃない。」との返答でした。
3回戦 対「いずみA」
内久根社長が主将のいずみ碁チームである。碁の内容については特に言うところはな
い。
実は、このチームと対戦したことが、2・3位決定のスイス方式の点数に悪影響を及
ばすこととなる。
主将 ○
副将 ○
3将 ○
4回戦 対「つばさ総研」
私の碁は、序盤の劫仕掛けが失敗して、勝ちがたい形勢になってしまった。
しかし、開き直ってきわどい手を打つうちに、優勢を意識する相手はずるずると後
退、ほとんど形勢不明になり、最後は時間切れで当方の勝利となった。ラルゴの教訓
が生きた一局であった。幹事に感謝!
主将 ○
副将 ×
3将 ○
結局、「横浜ハーバー」が4−0で優勝。3−1がIBMを含めて3チームとなっ
た。スイス方式でも順位がきまらず、選手の勝ち星数で僅かに及ばず、我々は4位、
予選落ちとなってしまった。
番外: 遠藤さんに、「イゴラーズはジャンボ大会に出場するのですか?出ないん
だったら、遠藤さんIBMに参加してください。」とお話したところ快諾いただきま
した。
以上 松谷
[有段:IBMアダージョ]
IBMアダージョは、岸原、高本、高妻というメンバーで三人とも5段のエントリー
しかも全員が頭文字がKという調和のとれた?チームです。
昨年は、以下のとおり二人は無差別に出場、一人はAクラスで、以下の
好成績をあげていました。このため、大会前から優勝候補の呼び声が高かった
ようです。
無差別 副将 岸原達也 四戦全勝
無差別 三将 高本 正 三勝一敗
Aクラス主将 高妻大基 四戦全勝
1回戦:東京都庁戦
かなり手強い相手でしたが、実力を遺憾なく発揮し、なんとか3連勝で好調の
スタートを切りました。
2回戦:T&D戦
この試合の対戦相手は、5段、5段、2段の20代後半かとおもわれる若いチームでした。
大将、副将の顔を見たらいかにも強そうです。あとからやってきた3将は
どんな人かとおもったら、これがびっくり!! 絶対、囲碁なんかうたなそうな
雰囲気のスタイルの良い美貌の女性です。
そういえば別のチームでは、1回戦、Tさんが若い女性にめろめろになって?
やられてました。うちの高妻さんもこの女性の色香にやられてしまうのでは?
不安のたちあがりでしたが、大将戦は、うまくうちまわしやや優勢の展開、
副将は、はたからみると重い石ができていてそれを攻められてずいぶん
苦しそうな囲碁でした。
大将戦、相手も若いのにしっかりした手強いうちまわしで急所で考えてきます。
このあたり、東京大学の学生の囲碁のテンポにも似ています。
それでも、やや良しの形勢が続いていましたが、中盤すぎに相手がやや
いじめらそうだった石を地をもっておさまる手があり、これで逆転。
ヨセもしっかりしていて並べてみると3目半の負けでした。
相手の機敏なうちまわしには感心しながらも、いじめられるときに
もっといじめておくんだった!と後悔でした。
副将戦は粘りに粘った末、一瞬のスキをついて逆転、勝利をもぎとった
かとおもわれた瞬間、時間が切れて負けてしまいました。
三将のK氏は、3子置かせ局、かなり大きな地をほうぼうに作られて難しそうな
碁でしたが、よくみると相手の大石を目あり目なしでとっており、
かたく勝利しました。。後で判明したのですが、実は三将氏には、
こんなところで相手の色香などに惑わされるわけにはいかない裏事情が
あったのです...
それにしても、この試合を落としてチームの敗戦は残念でした。
3回戦:アトムネット戦
「チーム名はなんですか?」「鉄腕アトムのアトムにネットでアトムネットです」
しかし、70代くらいかとおもわれるかなり年配の方のチームで5段、5段、4段、
のメンバーでした。しっかりしたうちまわしであまりスキがなく、
かなりの実力ではあったものの順当に3連勝しました。
4回戦:NEC AP戦
相手は、NECのよく知ったメンバーで。5段、4段、4段の設定でしたが、
そうとう段位設定を落としてエントリーされているようです。
いうまでもなく最大の強敵です。
興味深いことに、大将どうしは昔からの知り合い、副将どうしも知り合いで
お互い知り合いどうしの対戦になりました。
大将戦の相手、宮内さんは、いろんな囲碁大会で優勝しており、いろんな碁会所に
出没する人で、15年ほど前に向ヶ丘囲碁サロンでも出会ったことがあります。
実は大将の大学の先輩でもあります。
また2年ほど前の囲碁大会で対戦して勝利していますが、実力は相手のほうが
一枚上で両者ともそのことをよく知っていての対戦でした。
序盤からもくはずしのうち回しがさえて、あまり負けそうもない碁でしたが、
中盤からよせがあまく、つくって1目半の負けでした。
副将戦は、碁会所での知り合いので吉田さんという方です。
実力は互角とのことでしたが、それを相手が黒番(定先)では部が悪かった
でしょうか、負けてしまいました。
三将もこの大会で初めて負けて0-3の負け、チーム入賞も絶望となりました。
入賞はできなかったもののいろいろな出会いがあり楽しい大会でした。
(おそらく家庭の事情で超多忙とおもわれる三将氏にかわり主将が代筆しました)
[無差別:IBMラルゴ]
高段クラス、モダレート組の対戦記録を報告します。
メンバーは、主将:徳田5段 副将:及川4段 三将:真形4段 です。
1回戦:相手はNEC・AP
始まる前に参加チームのリストをざっと眺めて見て、一番強そう
なのはこのNECと都庁だなと話していた所いきなり当たって
しまった。4回戦目でも当たるなら、まだいいが初戦とはね、籤運の
悪さを嘆いていたら、結果は案の定三人枕を並べて討ち死にであった。
後の話であるが、4回戦で同じIBM高段チーム(岸原、高本、高妻ー
入賞候補と期待していた)がこのNECに当たり、同じく3連敗して
いた。IBM6連敗である。このチームは結局準優勝であった。
2回戦:相手は技術士会B
これは3連勝で終わった。
3回戦:相手はダイナスト研究会
これも3連勝であった。
特筆すべきは徳田さんが当たった相手である。6段ということで、
徳田さんの先番手合いであったが辛勝であった由。
この相手とは盲目の打ち手である。従って碁盤も盲目用の特別に
作られたもので、石の裏に十字の切り込みがあり、それを19路の
切り筋が入れてある碁盤にピタット当てはめて打っていく。
(ちなみに黒石は石の上にポッチがあり、白石は何もない)
打ち手は両手で盤面を触って頭の中に全局面を描いているらしい。
徳田さんが先で2、3目勝っただけというから本当に強い6段だと思う。
実際には7段はあるのではないだろうか。
4回戦:相手は三菱電機
これで勝てば3勝1敗となるので入賞の可能性もあるかと多少の
望みを持って対戦。(現に準優勝の我々の相手NECは3勝1敗だった)
及川さんがまず勝利。私の相手は二段と称して2子置かしての対戦。
打ちぶりを見て、私と同程度かそれ以上の感じ。全然いい所なく大差で
敗退した。
そして徳田さんの碁、黒番(又は2子)で相手は相当強そうであるが、
局面はよかったらしいが、徳田さんが目が一つしかない大石に
何かの錯覚で自分から手をいれてわざわざ目を二つにして生かして
しまったらしい。これにて1勝2敗となりチームは負け。
結局、本日のチーム通算成績は2勝2敗となった。
徳田さんも不本意であったと思うが、私も対NEC戦は相手は確かに
私より上手かもしれなかったが(高妻氏も負けているので)、序盤から
中盤までは私(白番:同じ4段であるが相手も6段以上はある感じ)
のうち回しがよくてリードしていたと思ったが、中盤から終盤にかけて
まずい打ち方で大差の負けになってしまった。チーム戦績上は
関係なかったが自分としては大変口惜しい1局であった。
10月に又予選会があるという話なので、同じメンバー(徳田、及川、真形)
でもう1回リベンジしてみたい。
(以上、真形記)
[有段:IBMアレグロ]
以下に チームIBMアレグロの対戦メモを報告いたします。
チーム三将 石田 造
10:10集合、11:00対局開始で報告者は早目に会場に来たつもりでしたが、
既に9:30から戦意を充足させて待機している人がいて感心させられました。
対戦相手:棋水会 2勝1敗
棋水会は会員30数名のグループから選ばれた精鋭3段のご老人チーム。
なかでも一番強い(自称)棋水会会長が三将で、当方の三将は歯が立たず
完敗。何故この人が三将なの?幸い大将、副将が実力どうりの勝振りで
チームとしては勝利できました。しかしここでの三将の1敗が本日唯一の負けで、
全員全勝の完全優勝を逃したのは悔やまれました。
対戦相手:神戸製鋼 3勝
第一局でチームの足を引っ張った三将は渾身の力を振絞り、作って30目の勝利。
ほっとして隣を見ると、大将、副将とも既に勝っていました。
対戦相手:マルハB 3勝
第二局で少しゆとりができたか、序盤から優勢に打ち進めていたところ、最後の
寄せで打って返しを見損じ約20目の損をしたが、それでも27目の勝利でよかった。
これを観ていた大将が、寄せに入る前に既にこの見損じを予想していたというから
恐れ入りました。
対戦相手:キャノンITソリュウション 3勝
第四局ともなると、エネルギーも燃え尽きそうで鞭を入れながら何とか残せそうかなと
慎重に寄せを打っていたとき、「時計が落ちている」という声にドキッとしたら、落ちて
いたのは相手の時計で、応援に来てくれた岸原さんが教えてくれたのでした。時間切れの
常習犯としては相手の気持ちが好く分かり、そのまま打ち継ぎましたら、10目残って
いましたので相手は納得して負けてくれました。
何とか四局打ち熟し、三将の一敗だけならひょっとして優勝かなと密かに念じて
いたら、スイス方式とかで負数が三つでも我々より点数が高く、わが同胞チーム
アンダンテが優勝。我チームが準優勝となりました。
以上
[有段:IBMアンダンテ]
会場は八重洲地下街から続く住友生命ビル地下一階、いずみ囲碁ジャパン。
200人は入るのでは?こんなに大きな碁会所があったなんて驚きでした!
有段者クラス 優勝! チーム:IBMアンダンテ
(22チーム参加)
主将 谷野正義4段、2将 赤川 均2段、3将 田中啓一初段(筆者)
幸運に恵まれて優勝することができました。まさに瀧さんがよく言う指運
とはこのことでしょう!
今回の優勝のすべては、対アミーゴ(チーム:福鬼)との一回戦に尽きる
と言っていいでしょう。対局前、早くも顔ぶれをみて負けたと観念、三人
とも20代の若者でおまけに3将はといえばうら若き乙女!
今日はくじ運が悪かった、緒戦で負けかー、望み無し!! あ〜あ〜〜
ところがところが、この福鬼チームになんとなんと勝ってしまったのです。
早々に主将は終わった様子、2将はわたしより少し早く終わっていました
が両者の勝敗は不明、こんな状況で投げに投げられずズルズルと負け碁を
打ち進めていました。雰囲気で二人とも勝った様子なので思いきり投了し
てみました! そして恐る恐る結果を確認して胸を撫で下ろしました。
やっぱり谷野さん、赤川さんが勝っていて、やりました!
強豪相手に緒戦を、チーム勝利でスタートできました。
四級とおっしゃるとっても可愛い河村麻里子女流がわたしの緒戦の相手、
聞くと碁暦は二年くらい。四級はどうだろうか?、この若さでアミーゴ
で打っているにしては遅いのでは。案の定、四子は手合い違いとすぐに
分かった。序盤で30子くらいを召し上げてこれは行けると思ったのが
大間違い、しばらく進んで中央が大きくなりそうになったので二間に飛び
出したところを反撃にあい取っていた半分を生還されて逆に白石15子
くらいが取られてしまった。中央に進出した20子くらいも御用となって
万事急須! そのあとは相手のミスを誘うがすべて完全に受けられて完敗。
こんなことになるんなら、はじめに可愛い顔をみた時に投了しておけば
良かったと(^^、、、ちなみに河村さん、しっかり敢闘賞(4戦全勝)
受賞! チームもこの一敗だけの3-1でした。
(河村さん、たぶん真形杯の初段くらいは優にあったと思います。)
赤川さんは負け碁を時間で勝ったとのこと。この勝ちが今日の優勝の
すべてでした! なぜなら綱渡りのチーム四勝だったからなのです。
四回戦の結果を見て頂きましょう。
一回戦 アミーゴ 福鬼 2−1 田中負け
二回戦 第一生命B 3−0
三回戦 さんご会 2−1 谷野さん負け
四回戦 TDK-C 2−1 赤川さん負け
どうですか、このチーム四勝の勝ち方、誰かが1つでも違うところで
負けていたら優勝など無かったのです。さらに、もう一つのIBM
チーム・アレグロにはチーム勝率は共に4-0ながら、全員の合計では
勝率で負けていたのです。しかし順位決めルールがスイス方式のため
見事! チーム・アンダンテは優勝に輝きました。
IBMプレストチーム、滝三段、簗初段、牛島初段
全体の結果;2勝2敗
1回戦;第一生命B、1勝2敗、本社が有楽町にあり、事務センターが大井松田に
ある会社で、日ごろの囲碁活動について雑談。ご多分にもれず経費節減で会社補助金
がなくなり、活動は先細りの状況であるが、先輩が立派な碁盤一式を寄付されたこと
もあり、会社は和室を活動拠点として提供しているとのことであった。
観戦記録としては、初めての参加で碁盤に集中したため主将、副将の状況観察が
全くできないで対局終了。隣の副将の碁が早く終わったことだけはそれとなく
分かったが、私の碁はオーソドックスな進行で全体を通じて比較的楽に勝たして
もらった印象で終わった。
2回戦;マルハB、1勝2敗、昔の大洋漁業という会社で、缶詰などを作っている
大手企業である。相手側は我々より一段高い段で挑戦を受けた。
私の碁は途中までは圧倒的に良かったが、競り合っている最中、一か所見損じがあり
「しちょう」 にとられて万事休す、悔しい思いをした。主将が貫録勝ちして貴重
な1勝を挙げた。
3回戦;清峰会、3戦全勝、立派な名前の会なので由来を聞いて感心した。
呉清源、林海峰に由来する由緒あるチームで、数年前解散するまでは
「いずみ囲碁ジャパン」 で活発に活動していたが、今は有志で細々と活動を続けて
いるとのことであった。
私の碁は先に17目取られて、あとで35目取り返すという派手な展開の面白い碁
で終始した。副将も比較的楽に勝ったようで、ほぼ同時に終了。主将の碁は有利に
進めており、相手の苦し紛れな勝負手にやや手古摺りながらも手堅く勝利をものにした。
終了後、相手の主将がIBMの古い顧客であった東洋インクご出身で、S/360時代
からPC時代への移り変わりの話を語り始め、しばし懐旧談のお相手をした。
4回戦;J−POWER、2勝1敗、昔の電源開発という名前の由来を聞いてなるほど
と了解した。1992年に日中国交回復20周年記念行事があり、JALと日本棋院
が音頭をとって大挙北京に行った時、IBMからは私が事務方で、池上さん、吉田さん、
谷口さんが選手として参加したが、この時、電源開発の青木さんという癖のありそう
なご仁が同行された。青木紳二、喜久代、兄妹の父親で、今は性格が災いして誰も
あまり近付かないとのことであった。
私の碁はかなり熱が入り、切り違えたかなめ石、6目を取りきって有利に展開し、
終わってみれば18目の勝ちであった。
◎大会幹事より
1)全チーム決勝進出を目指したチーム編成で望みましたが、
無差別のIBMラルゴは惜しくも4位。
高段のIBMモデラートは大将の痛恨のチョンボで残念。
有段のIBMアンダンテは見事優勝。IBMアレグロは準優勝。
というわけで、まずまずの成果でした。
2)反省会で敗者復活として出場したい旨の発言もあり、
ただし、新応募者は今回とおなじく2000円、敗者復活での
応募者は3000円で参加OKということになりました。
後日、10月/11月予選会で再度募集の案内をだしますので、
奮って応募ください。
3)同じく反省会で朗報!!
高妻大基さんのご結婚相手が決まりましたと、本人より
発表がありました。 おめでとうございます。
未発表の方は、より一層の発奮をおねがいします(笑い)
◎ 成績優秀者
有段 主将 古川康雄 四戦全勝
有段 副将 兵藤進 四戦全勝
無差別 三将 松谷治 三勝一敗
高段 三将 高妻大基 三勝一敗
高段 副将 及川捷三 三勝一敗
有段 主将 谷野正義 三勝一敗
有段 主将 瀧賢史 三勝一敗
有段 副将 赤川均 三勝一敗
有段 三将 田中啓一 三勝一敗
有段 三将 石田造 三勝一敗
有段 三将 牛島五郎 三勝一敗
◎ 大会こぼれ話
□集合時刻気合はいりすぎ
今回の大会幹事の事前案内で、10:10に集合するようにと厳命がありました。
素直な選手の皆さんはそれに従って、10:10頃、会場へ。しかし、広い会場に
IBM選手は何人もいるもののよそのチームはまばらであまりいません、、、
少し異様な状態でした。それもそのはず、10:30受付開始、11:00対局開始という
スケジュールなのです。10:10はいくらなんでも早すぎます。
そのことを追求された大会幹事「これで気合がはいってよろしいいかとおもいますよ。」
と苦笑い、Kさんが名人戦の棋譜を並べ始めると、とってつけたように
「ほら、こういう時間も確保できるしね、、」と弁明に必死。
しかし、9:30に会場に来られたというTさんは、対局までかなり間が
あって「待ち疲れた...」とぼそり
□集合場所の丁寧な案内
大会幹事からは、大会参加者に案内が送信されましたが、さらに直前に「集合場所の
詳細を記述したガイド」も送信。大会会場がいずみ囲碁サロンというのは
みんなわかってるだろうに、何故、そんなに丁寧に案内するのだろうか??
集合時刻の異常な早さおよび丁寧な場所の案内には実は理由があったのです!
なんと今年の大会幹事ご本人は昨年、この大会でいずみ囲碁サロンではなく間違って
日本棋院に行ってしまっていたのでした。。。
□またも熱い挨拶
開会時、大会主催の内久根社長の熱意のこもった素晴らしい朝の挨拶
でした。
「現代社会で鬱などが発生する問題を解消するには、経費削減などで停止を
余儀なくされている企業内の部活の復活が必要である!」
「私のこの考えに同意を求めるために大企業の多くにアンケートを送った」
「ほとんどが無視されたが一部の企業には賛同を得た。」
「xxxx新聞の社説には、まったく私の反対の意見がありわかってない、その日の
うちに購読をやめた!」
「これについて経団連に話をしてみたが、反応がまったくなかった。」
「そこで、経団連がダメなら経済同友会に話をもっていった」
「経済同友会なら、どうゆうだろうか?」
ここで会場が爆笑...
真剣な話ながらユーモアも交えて、熱い話はまだまだ続きそうでしたが、
「あまり長く話しても、今日は皆さんは碁をうたなければならないので、、」
とまたまた笑いをとりながらようやく終わりました。
□チーム名の工夫
今回のチーム名は、音楽のテンポに由来の名前です。無差別から順に高段、有段と
ゆっくりのテンポからだんだん早くなって命名されています。
強い人ほどゆっくりじっくり考えて打ってほしいという大会幹事のささやかな願いが
あったようです。大会終了後、「実は一ヶ所だけ逆転させていたんですけどね」
と幹事からネタばらしがありましたが、その逆転の事実には誰も気がつかなかった
ようでした。「なんで変えたんですか?」「いや、誰かが気がつくかとおもって...」
残念ながら、完全に空振りとなったようです。
□視覚障害の方との対戦
報告記事にもあがっていましたが、視覚障害の方が囲碁をうたれるというので
びっくり!専用の囲碁盤と専用のプラスチック製の碁石で
サポートの方が一人ついて、対戦相手がうつと同時に手をサポートの方が手を
もって、その石の位置にもっていき、盲牌ならぬ盲石?でその手を確認して
対局をすすめます。こんなことができるとは頭の構造はどうなっている
のでしょうか。すごいことです。このすごい選手と対戦したTさん、
「目が見えている私のほうがまったく手が見えてなかった、、」
とばかり驚いていました。
□横浜の港は強かった..
横浜ハーバーといういかにも港の香りがして、選手の皆さんもいかにも
船員のような雰囲気のチームがありました。
あぁ、囲碁好きで、実力に関係なく楽しむために出場してきたんだろうな、と
おもいました。しかし、このチームが優勝だったのです。
それもそのはず、メンバーは、府川浩二、片岸完次郎、竹内貴敏、すこし情報通
ならどこかで聞いたことのある名前です。府川さんは神奈川県代表、片岸さんは
栃木県代表で、IBM無差別の大将は相手を全員知っていて、竹内さんも
神奈川のアマチュア大会の好敵手でいずれも同じくらいの実力なんだそうです。
□貴重な出会い
こういった大会では、貴重な出会いもあります。某チームのIさん、しっかり
相手の名刺をもらっていました。アマチュア世界選手権カナダ代表の外国人の方!
もう一人はみずほ総研の社長!でした。これで海外にいっても、転職する時も
大丈夫ですね..
□みごとなワンツーフィニッシュ
有段クラスは、実に22チームのエントリーです。これだけのチーム数ですから
優勝は大変難しいといわざるを得ません。大会前に説明があり、
4連勝チームが2チーム登場する可能性があり、その場合、スイス式で順位決定
させていただきます。。このアナウンスをぼんやり聞いてはいましたが、
22チーム中、4連勝チームがIBMの2チームで優勝、準優勝を分け合うとは
驚きの結果でした。
□読みづらい?
表彰式で有段の全勝の選手名が読み上げられました。
しかし、司会の人が、「え?これなんてお読みするんでしょう?」
「あれ?これは??」と一人、一人、確認していました。
その二人は、古川さんと兵藤さんだったのです。。こんな二人の名前が
読みづらかったとはどういう字を書いたのでしょうか?
□20%減!?
大会優勝賞金が昨年費20%減となりました。しかし、それでもふだんの囲碁大会
を考えると十分に高い金額です。
□いつのまに?
表彰式も終わって、写真撮影がありました。大会コーディネーターをつとめた
川村さんという女性が写真をとります。しかし、選手が多いので位置の調整が
必要です。そこで驚きの発言がありました。「兵藤さんはこちらへいってください」
いうまでもなく、うちの兵藤さんです。えー?なんで兵藤さんの名前をおぼえて
るの?実はヨーロッパ碁Congressにもでかけていてちょっとした知り合いなのだ
そうです。。
□選択が良い..
囲碁部の大勝でもりあがった面々は、優勝祝賀会へとでかけました。
東京駅の地下はお酒の店が、めじろおしで迷っていると、Uさんが
「あちらに良い店があるよ」と紹介、、少し懐疑的な人たちもいましたが、
しかたなくついていくと、そこにお酒のおいしいきれいな素晴らしいお店が
ありました。当日、3勝1敗だったUさんの好手でした。
優勝祝賀会は、13名が参加して大変にもりあがりました。
□わかりやすい?
優勝祝賀会に一人遅れたKさん、お店の名前だけ聞いていたものの
店にはいって一行を探すのに苦労しました。しかし、店の人に質問をして
なんとか合流できました。なんとなく怪しい雰囲気?の年配の方がぞろぞろと
店にはいっていったので、わかりやすかったかもしれません。。
□一人負けでもなんでもOK
三回戦、成績を聞いていて驚きました。「勝ちました。」「勝ちです。」
「まるです」「勝ち〜」ほとんどの選手が、勝ちなのです。しかし、
某チームの主将Yさんは、「負けました」そして、終わってみると、
そのYさん以外は全員勝利、うちあげの席で「3回戦、17勝1敗で、負けたのは
あなただけでしたよ」の声にもYさんはニコニコ。
それもそのはずです。この大会では、昨年、予選、本大会ともに優勝、
本日も優勝で高額賞金をすべて勝ち取っているのです。私、一人負けでも
全然問題ないですよ、、との表情でした。
□華燭之典
大会幹事の報告にもありましたとおり高妻大基さんが、近いうちにご結婚
されることになりました。優勝祝賀会でご本人からの報告があり、
その場の全員から盛大の拍手でお祝いされました。「囲碁をまったく知らないので
まずはこれに理解をしていただくのが最大の課題」とのことでした。
高妻さんには、大会でも有力な選手で囲碁部の会計としても働いていただいて
おりますが、これを機にいっそうのご活躍をお祈りしております。
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