IBM IGO Club Report(2010-044)第2回全日本社会人囲碁団体戦12月予選決勝大会結果報告

 第2回全日本社会人囲碁団体戦の決勝大会が12月5日(日)
 東京八重洲のいずみ囲碁サロンにて開催されました。
 IBM囲碁部からは予選を勝抜いた3チーム9名(3名一組の団体戦)
 の皆さんに参加いただきました。

 この結果、今回は、残念ながら出場3チームとも枕を並べて討ち死にとなりました。
 対局が終わると、誰からともなく「反省会をしましょう」という声があがり、
 5時ちょっと過ぎには会場を後にして居酒屋に直行しましたとのことです。

 来年こそよい記録を残せるよう一層精進をお願いします。

 奮闘結果は下記を参照願います。
 参加いただいた皆さん有難うございました。

 今回の感想記を数名の方におねがいしましたので、お楽しみください。
 感想記をお寄せくださいました皆さん有難うございました。
 松谷さん、決勝当日の幹事代行ありがとうございました
 (幹事の出場権が無いため、松谷さんに代行をお願いしました)

  大会幹事 及川捷三 
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◎大会成績
 後日、いづみ囲碁クラブホームページに掲載されますので
 ご覧ください。http://www.izumiigo.jp/index.html

◎IBM成績
高段クラス IBMレント 2-2で等外
 大将 松谷 治 
 副将 瀧周太郎 
 3将 徳田隆行 
 1回戦 3-0 ○ 興栄会
 2回戦 2-1 ○ 大和証券A
 3回戦 1-2 × 東芝プラントA
 4回戦 1-2 × 三菱電機塩原

 有段クラス1 IBMアンダンテ 1-3で等外
 大将 谷野正義  
 副将 赤川 均  
 3将 田中啓一  
 1回戦 0-3 × 三菱電機神田
 2回戦 1-2 × TDK・C
 3回戦 1-2 × 富士通泰然自若
 4回戦 3-0 ○ さんごの会

 有段クラス2 IBMアレグロ 2-2で等外
 大将 古川康雄 
 副将 兵藤 進  
 3将 石田 造  
 1回戦 2-1 ○ 富士通泰然自若
 2回戦 1-2 × 日本福祉協会B
 3回戦 1-2 × 三菱電機茨城
 4回戦 2-1 ○ 長谷工B

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[高段クラス IBMレント]

主将: 松谷6段、副将:瀧5段、三将:徳田5段

一回戦 興栄会

大会案内メールでは幹事の及川さんより「決勝大会ではIBM強しの印象をあたえるよ
うにお願いします。」とあり、初戦はまずおとせない。
どことあたるか心配であったが、相手は年配の方3名のチームでかつあまり聞いたこ
とがないところで少しほっとした。(対戦後聞くと、日興コーディアル証券OBの方
のチームとのことであった。)
筆者の対戦相手は4段とのことで、手合いは向う先。
ともかく油断禁物を心にきざみ、慎重に打ち進めて徐々に優勢を確保、最後ヨセが
おわりごろ自陣が駄目ずまりで怪しいところを発見しヒヤッとしたが、相手はそこ
をついてこなかったので手をいれて無事10目勝ちとなった。 あとで検討したら一
応手無しではあったが、油断していたので相手に切りを入れられてあわてたら大損
する可能性はあった。
チームは全員勝ちとなり、まずはおいしい弁当を食べることができた。

二回戦 大和証券A

対戦表を見ると、強そうなチームは全て下の方にかたまっていた。(三菱、東
芝、NEC, 日立、T&D等)
アルファベット順に上から並べているようで、二回戦も強豪チームとあたらずひと
まず安心した。
とはいっても申告段位によるハンディキャップ制なので油断は禁物。
筆者の対戦相手は3段で、今度の手合いは2子。
普通に打ち進めていくと、相手の慎重に行こうという若干のおびえの気配が相手の
手に少しずつ見えてきた。
特に無理をせず、相手の後退を少しずつ咎めて徐々に優勢を拡大してなんとか10目
以上の勝ちとなった。
チームは主将が討ち取られたとのことであったが、2−1で2連勝。

三回戦 東芝プラントA

ついに優勝候補とぶつかる。 優勝するためにはここで負けるわけにはいかない。
相手は副将、三将が二段とのことでどちらも三子おかせる手合い。
筆者の相手は若そうで、かなり厳しい戦いになりそうと気をひきしめる。
序盤、相手は隙をほとんどみせず、着実に模様を拡大してくる。
これは少しずつ地を確保して、最後相手の大模様でしのぎ勝負にするしかないと思
い、終盤に時間を残そうと辛抱を続けて打ち進める。
中盤、石を切られてかなりきつい攻めをくったが、巧みにコウを利用してシノギ形
勢不明。
隣の副将戦では、なにやら相手の副将の「あれっ」とか「しまった」、「またやっ
た!」とか叫び声が聞こえる。
よくわからないが副将戦はこちらの優勢らしく、少し安心。
自分の碁は相手の大きな模様が最後残り、更にこちらのヒラキに上から効かして囲
いにきた。
普通に受けては負けになるので、効かしに反発して自陣を割られながら相手の地に
いなおる。
(横の方では副将、主将戦がおわったようで、たぶん副将は勝ち、主将の声も
ちょっと聞こえたので「ひょっとしてチームはもう勝ったのかな?」と都合のよい
ことを考える。)
かなり相手の地をへらしてヨセ勝負となりそうだったが、最後中央をがらがらにす
れば確実に勝ちなので目を作るあてもないままなんとなく中央にコスんだのが敗
着。
相手が猛然ととりかけにくる。
いろいろ考えるが全てカケ目のオンパレード。
なかなか生き筋が見当たらず、ついに無念の投了。
横の副将に「チームはどうだったんですか?」と聞くと、がっかりした様子で「負
けました」とのことで主将は勝ったのではないかと勝手に勘違いしていたことに気
づき愕然となる。
最後のひと辛抱がたらず、ヨミもせずに一眼くらい中央でなんとかなるだろうと考
えたのが痛恨であった。
生きてさえいればまだチャンスは十分あったと思う。
チームも1−2で負けとなり、優勝の目はなくなった。

四回戦 三菱電気 塩原

2−1同士のチームの対戦。
相手のチームは9月の予選大会で負けた相手。
そのときは相手の主将佐野7段に2子おいてかなり善戦したが、最後におおぽかで負
けてしまった。
今回自分は2ランクダウンの三将なので負けられないと思ったが、それは対戦相手
とその申告段位次第。
相手は2段とのことで、また手合いは三子。
10手ぐらい打ち進めるうちに、なんとなく相手のおびえが感じられてきた。
1,2回戦の相手と同じような気配があり、自信を持って打ち進めていくとところ
どころ相手の後退・失着があり徐々に優勢となる。 最後盤面で20目ぐらい勝っ
てたと思うが相手が投了。
ほっとして横の副将戦見ると、こちらは結構細かそう。 (これも2,3子
(?)の置かせ碁)
こちらの副将の顔色を見るとさえなく、盤面を数えるとかなり細かいがもう半コウ
しか残っていないく、コウ材も足りなそう。
半コウをゆずり、作った結果残念ながら2目負け。
不敗の副将であったが、なれない置かせ碁で残念ながら今回涙をのんだ模様。
これでチームの勝ち負けは最後の主将戦に絞られた。
盤面を見るともう大ヨセも終わりかけたところで、数えてみるとかなり細かいなが
らまだ黒が若干よさそうに見えた。
佐野7段相手に善戦されたようで、期待がかかる。
かなり細かいヨセ勝負であったが、黒地に味の悪いところ、手入れが必要な箇所が
2箇所ぐらいあり、残念ながらこちらも盤面1目負けとなった。
ヨセで明らかな失着は見当たらなかったと思うが、どちらが大きいか微妙なところ
は何箇所かあったかもしれない。
この三菱塩原チームには、残念ながら予選・決勝と2回あたり2回とも負けとなっ
てしまった。
来年こそは雪辱したいと思う。

[有段クラス1 IBMアンダンテ]

今日は、これまでの予選大会を勝ち抜いてこられた強豪チームによる
決勝大会という、これまで経験したことのない対外戦(団体戦)に出場
でき、貴重な体験をさせていただきました。 (三将・初段エントリー)
予想したとおりどのチームも実力があったというのが正直な感想です。

一回戦 三菱電機 (0-3)
対戦相手に最初から飲み込まれてしまった気がします。 相手の副将が
 ”今日、うちの忘年会に参加しませんか?” と谷野さんに誘いの声を
かけて来られたのにビックリ! さらにビックリ!! ”IBMさんだけに
見せます” とか言いながら、用紙1枚を谷野さんに渡された。 
何かと思ったらどうも対戦相手の研究結果のようだ。 ここ数年の対戦
相手ごとの成績表と特徴等がきちんとまとまったものだった。 
対戦前に一本取られた感じだ。
(言わば傾向と対策で碁以上に研究しているのでは?)

いよいよ対局開始、握って白番。序盤は有利に打ち進めていたが中盤に
さしかかるあたりでサンサンに入ったあとに出来た外勢を消しにいった7子
くらいを取られてからおかしくなり中押し負け。悪手が悪手を呼びいいところ
がまったく無く完敗。主将、副将も私ほどではなかったがやはり完敗の様子
で緒戦を全敗で黒星発進。

二回戦 TDK-C (1-2)
対戦相手を見ると見たことある顔、 ”予選最終戦では負けました” とは
言われていたが雪辱に満ちる様子が伝わってきた。こちらも気合を入れ
なおして、いざ! 握って黒番、力が入り過ぎたか今度は打ちすぎ、方々で
小さく生きにいく碁になって大差負け。主将は2子局を見事に制したものの
副将が細かい碁を惜しくも落としてしまいチーム2連敗と入賞が遠のいた。

三回戦 富士通  (1-2)
情けないかな、もう個人の一勝狙いに切り替えるしかなくなってしまった。
握りで白番、大柄な相手でこちらが打つ度に首をかしげて考え込む。自分が
何か変な手を打ったのではないかと心細くなるところをいや絶対に手にして
やると言い聞かせながら無理を承知で上辺の四線を一間トビで大きく囲った
地模様に手をつけた。二手負けくらいで取られて敗色濃厚。しかし、碁とは
本当に不思議で分からないもの。よく言われる ”取れる石は盤上から取り
去る” である。 攻めあって負けたところで効き筋を発見、死石が生きた、と
思ったら逆に相手の大石が頓死。しかし造って一目半勝の辛勝。
チームは二人が敗れて3連敗の屈辱を味わう。

四回戦 さんごの会B (3-0)
最終戦、なんとしてもチーム一勝はあげたいとのメンバーの気持ちはただただ
チーム一勝! 今日、初めてのハンディー戦でこちらの先。序盤、相手の弱い
石を攻め立てて有利に展開、時間の余裕もあり勝ちを確信しての完勝で終局。
主将、副将も勝利し、なんとか一勝をあげることが出来、溜飲を下げる。

さすがに予選を勝ち抜いてこられた各チーム、段位をかなり下げてのエントリー
かも知れませんがチーム完敗でした。言い訳しないで実力を付けるしかない!

1-3と残念な結果とはなりましたが参加費無料で昼飯・コーヒー付きの
大会を有意義に、そして仲間と楽しく戦ってきました。

[有段クラス2 IBMアレグロ]

以下にチームIBMアレグロの対戦報告をいたします。
       チーム三将 石田 造

先ず大会会長の挨拶で名実共の「全日本」社会人囲碁団体戦にするのだとの
意気込みと、大会主賓三村智保九段の勝つ緊張をとの重ねての煽りで試合開始
となりました。

対戦相手:富士通泰然自若  2勝1敗
相手主将と当副将は何回か対局した仲らしく、過去の対戦暦を紹介し合いながら
和やかな雰囲気の試合開始となりました。三将の対局はこの雰囲気とは裏腹の
泥仕合で、何とか捻り伏せたと思えても相手の粘りに時間切れを注意しながら
やっと終局しました。

他の二局は既に終局していて、三将の勝敗がチームの勝敗に直結していて
ホットしました。

対戦相手:日本福祉協会B  1勝2敗
三将の対局はほぼ互角の寄せ合いに入り形勢判断で致命的な錯覚をしていました。
当方の黒盤で6目半のコミが出せそうもないと少し無理をして持ち込みをしてしまい、
盤面3目負けでした。ところが当方初段に相手は2段だからコミ(半目)を心配する
必要はなかったと気付いたのは後の祭りでした。
これがチームの勝敗に直結しました。
残念無念。

対戦相手:三菱電機茨城  1勝2敗
三将の相手が強いのか当方が弱いのか序盤から形勢利あらずで、少しずつ無理を
重ねてますます重症となり、最後は隅の大石を葬り取られ完敗でした。
これで入賞の目は完全になくなり、楽しみは副将が全勝なるや否やだけになりました。

対戦相手:長谷工B  2勝1敗
三局目の相手とは逆の立場になって序盤早々相手の大石をつぶし、あとは当方の
周りの石が取られないよう逃げ切ればよいだけになった。
相手は追いかけるだけに一生懸命で、自然に自分の模様らしきものまでつぶし、
遂に投了してくれました。

これでチームは勝ち何とか2勝2敗のイーブンに戻しました。ところが唯一の楽しみ
だった副将の全勝がここで潰えてしまいました。残念。楽観しましたか。

入賞もできずに残念ですが、応援いただいた方々に感謝感謝。
                            以上

成績優秀者

高段クラス
副将 瀧周太郎 3-1 
3将 徳田隆行 3-1
有段クラス
副将 兵藤 進  3-1


IBM Japan IGO Club