IBM IGO Club Report(2011-027)第3回全日本社会人囲碁団体戦7月予選会結果報告
高段クラスで全勝優勝 「IBM三銃士」
第3回全日本社会人囲碁団体戦 7月予選会は7月24日(日)11時から
いずみ囲碁ジャパンで開催されました。
IBMチームは5チーム15名が出場、高段クラスの若手現役チーム
「IBM三銃士」が見事全勝優勝の快挙を達成いたしました。
主将 高妻さん、(5D)副将 徳田さん(5D)、三将 鈴木 武さん(4D)
おめでとうございます。
なお、IBM三銃士チームは来年1月の決勝大会に招待されます。
徳田さん、鈴木さんは個人としても全勝、全勝賞も獲得しました。
有段クラスに出場した3チームも3勝1敗と好成績を残しましたが、残念ながら
3位までの入賞はなりませんでした。
高段クラスの「IBM三位一体」は1勝3敗と振るわず。
以下にチームの成績と各チーム副将の方に書いていただいた観戦記を
記します。
藤田さんにはスナップ写真を撮っていただきました、添付します。
http://www.myphoto.home.ne.jp/shared/l/3MuX1JRgADCOdX3n9IEEiT1QSrV9
まもなく、9月予選会の参加選手を募集します。
記 代表幹事 高本 正
高段クラス (敬称略)
IBM三銃士 高妻(5D) 徳田(5D) 鈴木(4D) 4勝
IBM三位一体 高本(5D) 五味(5D) 山口(4D) 1勝3敗
有段クラス
IBM文殊の知恵 真形(4D)古川(3D) 兵藤(3D) 3勝1敗
IBM三哲 小松(3D) 湊(2D) 牛島(1D) 3勝1敗
IBM三猿 藤田(2D) 田中(2D) 石田(1D) 3勝1敗
IBM三銃士チーム 徳田さんの観戦記
IBM三銃士チーム(高妻、徳田、鈴木) 対戦結果
一回戦:メル碁会 3-0 ○
二回戦:電機A 2-1 ○
三回戦:NEC-1 3-0 ○
四回戦:さんごの会A 3-0 ○
対戦記
一回戦: メル碁会
初戦の相手はメル碁会。 初めて出場とのことで、宣伝にメル碁のチラシとメール
をいただく。 (昔の郵便碁を電子メールでやる会らしい。 無差別含め今回3チー
ム出してるとのこと。http://www.merugo.jp/)
年配の方3人のチームで、棋力はそれぞれ6段、6段、4段でのエントリー。
穏やかな3人の紳士でそれほど強豪には見えなかったが対戦してみてびっくり。
非常に強いのである。
自分は5段のエントリーなので、先番であったが、序盤弱点を守らずに模様を
広げた手がよくなかったようで、相手のハネダシからの戦いで自然と模様が
消えて地合いで劣勢となる。
負けを覚悟したが、チーム戦なので容易に投げられない。
まず横の三将が勝ち名乗りをあげたが、ちらと横目で見る限り大将戦は
よくわからないので更に粘る。
じっと我慢で粘っているとヨセで相手が不用意な二目取りを利かしきたところ、
大石の切断両にらみのコスミで大逆転。 必敗の碁をひっくり返してしまったが、
相手の紳士の方には非常に申し訳なかった。
結局大将も勝ち3-0で勝ったが、逆の結果でもおかしくなかったと思う。
二回戦:電機A
二回戦は三菱電機A。 アマ強豪の佐野さん率いるチームで、今年は佐野さんは六段
でエントリーしておられた。
(昨年は確か七段で、自分は2子おいて討ち取られた。)
自分の相手は四段だったので私の白番。 相手はじっくりタイプの気風のよう
で、こちらは序盤から積極的に模様を広げる。 相手の消しからの折衝で向こうに
失着があり中盤から優勢となる。 最後は大石をしとめて完勝となった。
主将は苦杯を喫したが、副将、三将が勝ちチームは勝利。
三回戦:NEC-1
NECとはよくあたっているが、あまり顔を知らない3名と対戦。 握りの結果、黒番
になり得意の模様作戦を展開する。
相手の消しに対して受けた手がぬるかったらしく、模様を確定地にしたが、反対側
にそれ以上大きい模様を作られ負けを覚悟した。
やけくそで中央の石に狙いをさだめ取りかけに行く。 相手のシノギで手順前後が
あり、本当にとれそうになったがツケの妙手で最後はぎりぎりしのがれてしまう。
十目以上負けの形勢だったが、チーム戦なので最後まで粘る。 双方残り
30秒ぐらいのところで、切から狙っていた相手の地中に手をつけていき壁の石を
もぎとり最後はまたもや大逆転となった。
主将、三将も接戦のようだったが、終わってみればなんとNEC相手に3−0での
チーム勝利となった。 自分は一回戦、三回戦と二局も必敗の碁をひろって、
うれしいやら相手の方に申し訳ないやら複雑な気分。
四回戦:さんごの会A
最終戦はさんごの会Aとの対戦。 穏やかな紳士3名のチーム。 相手も3連勝でき
ているが、特に強そうなオーラは感じない。 相手は四段とのことで、向こう先で
の対局。 相手が3連星からの大模様作戦できたが、中盤捨石ぶくみの攪乱戦法で
模様を削減しそのまま20目ぐらいのリードを保って完勝。 主将、三将も危なげ
なく勝利し、チームの高段クラス優勝が決まった。
IBM三位一体チーム 五味さんの観戦記
IBM三位一体チーム(高本(5段)、五味(5段)、山口(4段)
1回戦 天空Bチーム(西東京市、河野臨プロの父上が経営する碁会所)
・まず副将が早々と勝ち名乗りを上げた。相手は、4段だが、強い。
戦闘的だが、少しづついなしながら打ち進めたら、盤面10目勝ち。
終了後両サイドの大将、三将の碁を、覗いたら、いずれも勝勢であった。
・ところが、大将は、勝勢の碁を、終盤で、四目のあたりを見落としていて、
ポン抜かれて、逆転負け。何故、繋がっていると勘違いしたのか、本人が
ショックで、今日一日、尾を引いたようです。
・三将も勝勢なのに、コウを仕掛けて、結局何もならず、むしろ
七目位損をして、これまた、逆転負け。
今日は、お腹が痛くて、碁に集中できず、Bad Condition.
・結局、想定外の1勝2敗。
二回戦 翔の会選抜 (関東地区の羽根直樹九段を応援する会)
・まず副将が、例によって早打ちで、早々と、負け。
序盤で、まずくて必死の粘りで、一時逆転までいったが、隅の取っていた石が
復活して、投了。
(反省)取れてる石は、注意しないと、終盤周囲の石の具合で、手になる。
・大将は、大模様を張ったが、他の石が絡み攻めに会い、半分取られて、
大模様も値切られて、残念。
初戦のショックを引きずっていて、この碁が終わっても、初戦をぼやくこと。
・三将さんも、良い線を行っていたが、自分の石の味の悪いところを、
軽視していたために、そこを突かれて、損をして、これまた、敗戦。
やはり、体調不良のなせるところ?
・結局、最悪の0勝3敗。
3回戦 める碁会 (パソコン通信によるメールによる対局クラブの役員さんたち)
HPは、http://www.merugo.jp/
のんびり、通信碁を楽しみたい方には、お勧めです。
・例によって、副将は早いです。相手は6段でしたが、どんどんマイペースで
打ちまわせました。6段さん、終盤地合いもが10目位悪いので、踏み込んで
きました。
中央の30目近い大石を、密かにねらっていた所、踏み込んだ石を逃げる時、
影響が出て、狙いの筋が成立し、30目を召し取りました。中押し勝ち。
・大将さんも、気を取り直し、周りの地も稼ぎ、相手の大模様の出来そうな所で、
大居張りして、大勝。溜飲を下げて、にこにこ顔でした。
・3将さんも、白番(今日は、3回とも握りが、白番で嘆いてました。)を
もろともせずに、一か所大きい地を囲み始め、見事に纏めて、盤面9目勝ち、
コミを入れると、なんと15目半勝ち。
これで、少しおなかの痛いのを忘れたようです。
・結局 3勝0敗。(三銃士の方々に聞くと、このチームは、相当強いそうで、
このチームに、3連勝とは、特筆ものだそうです。)
4回戦 NEC-Bチーム
・大将同士が知り合いで、こちらの大将、開口1番「吉田さん、また4段です
か。」 このチームは、本来より、1段また下げているのではないか。
・また、副将が早い。相手の4段が、タンタンと打ちまわしているが、大したこと
ないななんて思っていたら、終盤、こちらの薄いところを、的確に突いて来て、追いつ
かれ、追い越されてしまった。。
作って、10目差の大敗。
(反省)全て。
・大将さんも、今回は、戦意高まらず、ずるずると、押し切られた様子。
・3将さんも、3段相手に、奮闘していましたが、一歩及ばず。残念。
・戦績は、0勝3敗でした。 皆さん、お疲れ様でした。
以上
IBM文殊の知恵チーム 古川さんの観戦記
チーム名:IBM文殊の知恵
主将:真形四段
副将:古川三段
三将:兵藤三段
1回戦 日立製作所B
2子置かせての白番。
初戦なので序盤慎重に打ちまわして中盤相手浮石を攻め徐々に優勢に持ち込む。
黒非勢を意識してか上辺模様に入ってきたところが無理ぎみで大きく取り込むことが
でき勝負は決まった。
後は時間切れに気をつけて大差のまま終局となった。
チームは残念ながら1−2で敗戦となった。
2回戦 さんごの会戦
序盤からお互い決め手がなく中盤に入っても形勢不明。
終盤若干よいかと思っていたがヨセ勝負形勢。
懸命にヨセ合うも相手時間切れとなり勝つことができた。
私が時間切れかちとはめずらしい。
チームは2−1で勝利。
3回線 める碁会戦
メール碁を楽しんでいるグループの方々です。
序盤から石が下のほうに行き少しいやな進行だが我慢して無理をしないで打ち進めて
いった。
終盤相手が私の左下隅を取りかけにきたが後手セキになり形の崩れたところを逆に相
手囲んでいる
大石を切断することができセキ崩れで相手石を取り込むことができ勝勢となった。
その後最後まで打ち進めたがリードを維持したまま大勝となった。
チームは2−1で勝利。
4回戦 KENGO戦
序盤から下辺に大地を作ることができた。
優勢を意識して少し油断したのかその後対応が甘く左辺大模様を形成されてしまっ
た。
今から進入が難しいと判断して外から狭めていったが大きく減らすことができず非勢
を意識しながらヨセていった。
終局の時は10目ぐらいは負けていると思ったのだが数えてみたら2目負けであった。
ヨセで決め損な先手4目ぐらいがあったので惜しい敗戦でした。
チームは2−1で勝利。
チーム成績は3−1でしたが残念ながら入賞することはできませんでした。
有段グループは3組とも3−1で惜しくも全滅でしたが高段グループの三銃士が4−
0と圧倒的強さで優勝しました。
IBM三哲チーム 湊さんの観戦記
チームIBM三哲<小松(3d)、湊(2d)、牛島(1d)>の対戦報告で
す。
前日23日(土)は真形杯、当日24日(日)は全日本社会人囲碁団体戦と連日の大
会出場となりました。当日朝は開始時間に遅れないよう余裕をもって8時半に町田を
出発し、9時半には八重洲南口住友生命ビルB1の会場、いずみ囲碁ジャパンに着き
ました。会場入口は開いていましたが、見た限り係りの人だけで出場選手では私が一
番乗りでした。受付横の週刊碁にふと目を通すと先週のNHK杯テレビ囲碁トーナメ
ントの武宮正樹九段と後藤俊午九段の対戦解説で先番武宮の三連星宇宙流が冴え渡っ
た一局でした。よし、私も厚みで頑張ろう。と、本日の戦いの心の準備が出来まし
た。
広い会場を見渡すと内久根いずみ囲碁ジャパン社長の囲碁普及にかける思いが表れ
ている読売新聞への寄稿連載記事や若手棋士から寄せられた色紙、囲碁サロン愛好家
による囲碁川柳も周囲の壁に展示されていました。当全日本社会人囲碁団体戦の主催
はご当地会場であるいずみ囲碁ジャパン、後援は読売新聞と日本棋院、審判長は中国
との囲碁親善に活躍されている棋士孔令文六段、内久根社長の開催宣言に始まり、1
1時対局開始です。
我がチーム、IBM三哲の対戦相手と成績は下記のとおりです。
各対戦相手の段位は定先または互先でほぼ実力伯仲、妥当な組み合わせでした。前半
戦2局は小松主将と息もピッタリ、2隅を高目布陣に構え終局まで自分のペースで進
行できた好調の滑り出しでした。後半戦となる第3局は牛島三将が調子を上げてきた
にもかかわらず、疲れからか相手の浮石を攻めきれず、惜敗。惜しい星を落としまし
た。この時点で入賞の可能性はなくなりました。チーム成績はいずれも最終局となっ
た主将戦の結果で決定する接戦続きでした。
小松主将3d 湊副将2d 牛島三将1d
チームIBM三哲
1回戦 対さんごの会 ○ ○ × 2勝
1敗 ○
2回戦 対M友会B ○ ○ × 2
勝1敗 ○
3回戦 対NECソフト × × ○
1勝2敗 ×
4回戦 対アキサンカクA ○ × ○ 2勝
1敗 ○
以上、文責、湊 信幸です。
IBM三猿チーム 田中さんの観戦記
有段者クラス チーム : IBM三猿 成績=3−1で入賞ならず
主将 藤田 清2段、 副将 田中啓一2段(筆)、 三将 石田 造初段
1回戦 NECソフト戦 (3段、2段、初段) 結果 : ● 0-3
主将の準現役を除いて二人は退職者とおっしゃる3人で主将は名前も(確か、
王さん)外見も見るからに強そう。しかし緒戦で負ける訳にはいかないから
気合を入れて望んだ。
握って白番、打ち始め、この人弱いのか強いのかよく分からなかった、という
のは簡単なところで長考に入るが正しく応じてくる。強手はこないが堅実な
打ちまわしに気は焦るばかりで最後まで攻め入る隙なく敗勢のまま終盤を
迎えていた。主将は負けたようで石田さんは頑張っている様子、ここで投げて
は石田さんの士気に影響すると思いながらずるずると打っていたが、いい加減、
自分の不甲斐なさに投了した。結局、石田さんも負けて3敗と悔しいスタート。
入賞は難しいかも知れないが残り3試合を一生懸命打とうと気持ち切り替え。
*このNECソフト・チームは優勝となった、くじ運が悪かったか!
2回戦 いずみ (3段、3段、初段) 結果 : ○ 2-1
会場の八重洲いずみ棋院会員の方々だが寄せ集めという3人がお相手。
わたしの先番、まず相手の打ち方にびっくり! 3段とおっしゃるのになんと
弱々しい石の運び、親指と人指し指で震えるように石を持ちそっと盤に置いて
きます。 さらに序盤早々、それほど難しいところではないのに10子くらいが
簡単に死んだ。
これで油断した訳ではなかったが悠々と打ち進めていた。しかし、今度は
わたしが簡単な死活を見損じて13子が死んでしまった。取られ方が大きく
違う、わたしは攻め取りになってしまい相手は隙間があいた取りで大差の
敗戦。それでも藤田さんと石田さんが勝ってみごとチーム初勝利となった。
3回戦 アライドA (3段、2段、4級) 結果 : ○ 3-0
豊洲にあるアライドエンジニアリングというソフトウェア開発会社の若い3人。
(社員45人の会社だが博士6人、囲碁部10人という凄い会社と判明By WEB)
囲碁は13路盤で昼休みに2・3日かけて打っているというから充実した碁を
楽しんでいる様子。
握って黒番、中盤に10数子を取り完勝、主将も早々と勝利した様子に胸を
撫で下ろす。石田さんは4子局で苦労しているかと思いきやさに非ず。
こちらも完勝で 3-0 ストレート勝利で2連勝、残り1試合にも勝って入賞を
狙いたい。
4回戦 三菱地所 (3段、2段、1級) 結果 : ○ 3-0
3人とも退職者、月一回会社の囲碁部の研究会に参加しているとのこと。
研究会顧問は小林千寿五段(代行が多いとか)で多面打ちでもなかなか
勝たせてもらえませんと嘆いていた。
握って黒番、足早に地を稼ぎながら危なげなく逃げ切った。
4回戦も3-0とストレート勝利でチーム 3勝1敗として入賞に胸を膨らませたが
スイス式で入賞ならず!(スイス式で緒戦に負けると入賞は難しい)
やっぱりくじ運が悪かったか? いやいやさらに1子でも強くなってまた挑戦だ!
完
IBM Japan IGO Club