IBM IGO Club Report(2012-010)2012年度オールアマ囲碁大会結果報告

IBM 枠抜けならず!

3月11日(日)にオールアマ囲碁団体戦が開催され、IBMからは、
Aクラスに1チーム、Bクラスに2チームの合計、3チーム15名が出場しましたが、
3チームとも枠抜けならず、入賞もなしとなり、残念な結果に終わりました。

しかしながら、どのチームも非常に接戦で、紙一重での惜しい敗退でした。

オールアマ囲碁大会開催要領
1.日時:3月11日(日)
2.場所:日本棋院市ヶ谷本院 2F
3.対局: 申請段位によるハンディ戦

出場クラス・チーム名・選手再掲 (敬称略)

Aクラス 

IBM一刀流   

  松谷 治   6段 
 岸原 達也  6段 
 吉田 嶽彦  5段 
 高本 正   5段 
 五味 幹常  5段 

Bクラス

IBM円明流  

 徳田 隆行  5段 
 藤田 清   3段 
 赤川 均   3段 
 湊 信幸   2段 
 原 郁男   初段 

IBM示現流  

 及川 捷三  4段 
 山口 宗一  4段 
 真形 久視  4段 
 藤田 聖羅  2段 
 石田 造   2段 

以下、チーム代表者の報告記とともに結果報告を行います。

一刀流対戦記

Aクラスに出場した一刀流チーム、松谷、岸原、吉田、高本、五味というメンバー
構成で、大会出場経験多数の実力派が名を連ねました。

Aクラスは、4グループに分かれて、それぞれ予選を争いますが、うちのグループは
4チームの争いとなりました。総当たりの予選3試合で枠抜けを決定します。

一回戦 洪道場 B
相手の顔ぶれを見て衝撃をうけました。あまりに若い、、いや、幼い、というべきか。
いったい年はいくつなのか? 聞いてみたところ、上から、小学校3年生、
高校1年生、小学校5年生、小学校3年生、小学校3年生というメンバー構成でした。

副将戦、私の相手の高校生は五段、当方は六段で相手の定先の手合、これは苦しい
かとおもったら、相手の序盤にやや難があり、ずっとこちらのペースで、
相手の勝負手にも的確に応酬し、意外や完勝となりました。

五将の五味さんも勝利、相手は囲碁を始めてまだ一年半だったとのこと、さすがに
負けられないでしょう。あまりに若いのにびびっていたけど、勝てそうだなと
おもっていたら、大将が逆転負け、四将がよせられて負け、三将はやや優勢な
状況だったものの時間切れ負けで 2-3で痛恨のチーム敗戦となりました。

子供は強いとの妙な先入観があったかもしれず、もうすこし冷静に戦っていれば
と悔やまれる敗戦となりました。

二回戦 翼君の結婚を祝う会

相手チームがどういう集団なのか聞いてみたところ、学習院大学の囲碁部OBさん
なんだそうです。OBのうちの一人が結婚されたのでこのチーム名になったとか、
「学習院大学といえば名門ですねぇ」と恭しく伝えたところ、
「囲碁部は名門じゃないですよ..」との返事でした。
とはいえ、大学囲碁部なら手強そうです。
私の相手はまたも五段、相手の定先です。大学囲碁部の相手にこれはきつい。

序盤、相手は小目に一間がかり、それに一間に低くハサミ、隅につけていく
もっともポピュラーな定石になりました。途中、シチョウがいいので二線を
まがる定石を選択、さすがに知っているようです。が、相手の中段の石のさばき
が悪く、こちらが何手も有効打をはなって、あっというまにハンディ分が
なくなりました。相手も苦戦を自覚して勝負手を放ってきますがことごとく
かわして、最後は相手の時間が切れたものの、すでに白が盤面で20目ほどは
良かったとおもいます。

隣の吉田さんも快勝、これは楽な相手かとおもいきや、五味さんが惜しい碁を
おとし数目の競り負け、相手の大将はずいぶん手強くて負け、最後に残った
高本さんが並べてみると黒番の相手にコミがでません、やった勝った!と
ガッツポーズをしていたら、様子がおかしい、実は相手が二子置いた
対局でコミはないとのこと、、痛恨の2ー3での敗戦となりました。
しかし、相手は三段だったわけですが、まさか大学囲碁部OBで三段とは、、

チーム二連敗で夢も希望もなくなり、さみしいおもいで弁当を食べるはめ
になりましたが、弁当を食べながら、負けた碁を並べてミニ反省会となりました。

三回戦 東京都高囲連

昼食後の一戦、相手は東京都高囲連さんです。東京語高校囲碁連盟の略で
ふだんは高校の生徒さんの囲碁大会の面倒をみておられる高校教師さんの
集まりだそうです。

ここまで、この東京都高囲連がチーム二連勝、洪道場と翼君の結婚を祝う会が
一勝一敗、うちのチームが二連敗です。

二連勝のチームと二連敗のチームが最後に対戦したので、普通は二連勝のチームが
勝利するとおもうでしょうが、碁の勝負とはそんなに単純なものではなく、
そうは問屋がおろしません、、

私の相手はまたも五段格、この日は全局白番となりました。この日はすべて
自分の一手目を右上小目、自分の二手目を右下もくはずしに打ちました。
すると相手は3手目右上にかかってきます。この対局もそのとおりになり、
その後、布石でリードして、序盤で優位にたちました。

そして相手の不用意なカケから出切って戦いになり、終始、白ペース、
相手の方は、やや勝負どころで急所に石がいってないようにみえました。

普通にやっても勝てそうでしたが、最後は相手の大石をとってゲームセット
となりました。吉田さんは大きな地をとって快勝、他の面々も快勝が続き、
合計スコア4-1で、二連勝のチームに土をつけました。

これに喜んだのが洪道場の子供たちです。小学校3年の大将さんがつかつか
とよってきて、この結果を聞いてびっくり。「君たちのために勝ってあげたんだよ」
とひとことを声をかけておくと、にこにこしてすごくうれしそうでした。

洪道場はチーム対戦成績2-1ながら勝ち星数で上回り、みごと予選突破と
なりました。

このようにこのグループは大混戦で実力伯仲の戦いでした。
うちのチームは、最初の二連敗が痛くてあえなく敗退となっていましたが、
計算してみると洪道場で負けた3名のうち、誰かが勝っていれば予選突破
だったのです。ともかく非常に惜しかったといわざるを得ません、、

でも、この日は最後に子供におおいに喜んでもらえて、良いことをした気分です.

チーム副将記

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円明流:

大震災の日(3/11)に就き、黙祷で始まる。亡くなった方々の冥福を祈ると共に未だ
厳しき日々を送っている人達のことを思い、こうして碁を打てる幸せを改めて
噛み締める。

オール・アマの大会らしく、会場には様々な人達が見える。着物姿の女性が何名か。
黄色の T シャツの年少者グループは窪庭道場のチーム、紫色の T シャツの年少者グ 
ループは洪道場のチームだそうな。

1回戦:
対長谷川工務店(5段・4段・4段・4段・2段)
我々より若干若い人達と見える。不戦勝(5将)を含む5戦全勝で、幸先良いスタート。 


2回戦:
対一碁一会(3段・2段・2段・初段・1級)
相模原の囲碁仲間とのこと。こちらのチームにも相模原近辺在住の人が何人かいて、
「そちら側で打ってもいいですね」などと軽口を叩きつつ挨拶をする。

碁は、2勝2敗で最後に残った副将にチーム勝敗がかかる。副将は粘るものの碁勢
芳しくなしと見えるや、相手時間切れで我々のチーム勝ちが決まる。
まだ運が残っているようだ。

3回戦:
対 NEC ソフト(3段・2段・2段・初段・初段)
こちら側と同年代と見える。主将・4将は楽勝だったが副将・3将・5将が負け、
ここで命運尽きる。

他の2チームも予選落ちして、3時前から反省会に向かうことになる。
しかし、世の中そう簡単に反省させてくれないようで、その時刻に開いている店が
見当たらない。靖国神社に参りつつ、敗残兵よろしく 8名でとぼとぼと歩き続 
け水道橋駅前に至ったところでようやく開いている店が見つかる。
かくして、めでたく反省をする。これで次回はより良い結果が期待できるだろう。
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藤田 清 
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自戦記・示現流チームをお送りします。

一回戦はマサツグ会という碁会所のチーム。その碁会所は
10年ほど前に無くなってしまったそうですが、碁敵グループは
今もそのまま残っているようです。
対戦相手も4段。にぎりで先番があたったので、示現流的に機先を制すべく、
初手を高目、つづいて目外し、目外しから大高目に布石したが、
相手は意に介せず、ぽこぽこ打ってきて、その効果はなさそうだ。
その後も、お互いにぽこぽこ打って、なんとか勝たせてもらいました。
相手はこの大会に初めて参加のようで、登録段位が高いのも幸いしたようです。
チームも4−1で快勝。

二回戦は金井こども教室チーム
女流アマで有名な先生が主将のチーム。
対戦相手は中学2年生の5段。先番なので一回戦と同様の布石にする。
今回は相手も小考して対応してくる。
この布石のせいか、厚みばかりできて、地が少ない。優勢だと思っていたが、
どうも間違いかもしれない。結果は辛勝の1目勝ち。
随分と追い込まれたのか、そうでもないのかよく分からない。
チームは今回も4−1で快勝。

三回戦は日本ユニシス福祉会
このチームの登録段位は一回戦のチームと反対に低め。
メンバー5名の段位が、2段、初段、初段、初段、1級で、難敵になりそうに思えた。 

対戦相手は初段で3子の手合い。終盤、なんとか勝負になったかと思ったが、
対応を誤り、白の一等地に侵入されて、10目ほど負け。
チームは2−3で惜しくも敗れる。

山口 宗一

成績まとめ

Aクラス 

IBM一刀流   

  松谷 治   6段 
 岸原 達也  6段 
 吉田 嶽彦  5段 
 高本 正   5段 
 五味 幹常  5段 

×洪道場 B             2-3
×翼君の結婚を祝う会   2-3
◯東京都高囲連         4-1

Bクラス

IBM円明流  

 徳田 隆行  5段 
 藤田 清   3段 
 赤川 均   3段 
 湊 信幸   2段 
 原 郁男   初段 

◯長谷工               5-0
◯一期一会             3-2
×NECソフト            2-3

IBM示現流  

 及川 捷三  4段 
 山口 宗一  4段 
 真形 久視  4段 
 藤田 聖羅  2段 
 石田 造   2段 

◯マサツグ会 B         4-1
◯金井こども教室       4-1
×日本ユニシス         2-3

成績優秀者
三戦全勝 Aクラス副将 岸原達也
三戦全勝 Bクラス主将 徳田隆行
三戦全勝 Bクラス五将 石田造

○  Aチームが緒戦に対戦した「洪道場B」チーム、
副将を除いて、小学3年生とのことでした。
終局後に、「プロになるの?」と質問したところ黙って頷きました。
小3で5,6段であれば、プロ入りも可能かもしれません。
その時のために名前を聞いておきました。
主将から順に、川口、日比野、中島、工藤、鈴木です。

○  靖国神社を入ったすぐ左に、

斎藤弥九郎の「練兵館」跡があります。

立て札には「神道無念流の

斎藤弥九郎道場云々」と書いてあります。

それを読んでいた及川さんが、「神道神道無念流もいいね、
示現流だと一の太刀をかわされると後が続かない・・・」
と言われました。
もっともな話しなので、来年は神道無念流を含め、もっと強そうな
流派名にした方がよさそうです。
しかし、負けたのはチーム名のためだったのでしょうか?

○  全チーム予選落ちをした中で、岸原さん、徳田さん、石田さんが
3戦全勝です。やはり現役は強いという印象を受けます。
その中で石田さんが全勝して、引退組の名誉を護ってくれました。

大会幹事 松谷 治

大会こぼれ話

◎開会式での黙祷
当日は、震災のちょうど一年後の日にあたりました。
この日の開会式では参加者全員が起立し、一分間の黙祷を行いました。

◎リラックスできない!?
一回戦、不戦勝となったHさん、「リラックスできたでしょ?」と聞いてみると
なんでも、隣のMさんの対局が大逆転につぐ大逆転とはらはらの連続で、
「まったくリラックスできなかったよ..」だそうです。

◎かろうじて
某選手に対局結果を聞いてみました。「かろうじて勝ちました」との
安堵の声、「良かったですねぇ、、」とさらに詳しく聞いてみると
26目くらいの勝利だったようです。本当にぎりぎり?の勝利でしたね(苦笑)

◎痛恨の大逆転負け?
一回戦チームが4-1で唯一の敗戦となったMさん、聞いてみると、40目くらいの
大石をとっていたのに、余計なことをしての大、大逆転負けをくらったそうです。
チームの勝利は変わらなかったので影響はありませんでした。

◎成績がついてない
某主将に対局結果を聞いてみました。「勝ちました」との声、
早速、成績用紙につけようとしたら、ボールペンがかすれて◯が書けません。
その後、自分の勝利申告にもかかわらず、成績表に◯がついてない事実を発見した
某主将「なんで、つけないの?めったに勝てないのに、、」と軽く抗議。
「ボールペンが書けないんだよ」と答えると、さっと、自分でボールペンを
だして勢いよく◯をつけました。

◎光栄な対局
Bクラス金井和子さんとの対戦となったO氏、二子対局で奮戦したものの敗戦と
なりました。しかし、金井さんと対戦できただけでも幸せというものです。

◎勝ったのに負け?
大会中央のボードではりだされる掲示板、IBM示現流1ー4で負け、
×がつけられました。これに慌てたのが選手です。「違うよ、うちが勝ったんだよ!」
大会委員「ほんとですか?成績表持ってきてもらえますか?」証拠の成績表を
持参して確認してもらいましたが、実はこのカード以外にも別の対戦
でも、◯×を逆につける珍事。字消しマーカーが多いに活躍し、
大幅修正となりましたが、ややずさんな大会運営でした...
  
◎負けるのが早すぎた
全チーム予選枠抜けならずという結果で15:00前に敗退が決まった面々、
いつもなら、一局くらい反省対局をやってから解散するのですがその気力も
なく、そうそうにやけ酒?を求めていつもの店へ、、ところが、あまりに
早すぎました。まだ、開いてなかったのです。どうも16:00くらいからやって
いるようです。ということで、急遽、靖国神社の見学へでかけました。

◎今日は勉強になりました..!?
帰りのうちあげの席、Tさんが、「今日は勉強になりました」とつぶやきました。
今日の囲碁の対局で勉強になったのですか?と聞くと、いえ、「靖国神社を見学
できて勉強になったんです、囲碁は別に勉強にも何もなりませんでした」

IBM Japan IGO Club