IBM囲碁部報14041: 第6回全日本社会人囲碁団体戦後期大会結果報告
快挙! 無差別クラスで準優勝
第6回全国社会人囲碁団体戦 平成26年後期大会 が
12月7日(日)東京八重洲のいずみ囲碁ジャパンで開催された。
我がIBM代表は2チームが出場、
A 無差別クラス IBM三銃士チーム 池上、徳田、高本
B 高段クラス IBM文殊の智恵チーム 松谷、谷野、古川
何と、Aチームが3勝1敗で準優勝の快挙を成し遂げた。
Bチームは2勝2敗だった。Aチーム徳田さん、Bチーム谷野さん
の対戦記を付して報告する。なお、主催者いずみ囲碁ジャパン内久根代表
が開会挨拶で「アマ菊池康郎氏が全碁協を設立し、アマ碁界の棋力レーテ
ィングの確立を目指す」との話があった。
A「IBM三銃士」チームの対戦結果 (記 徳田さん)
主将 池上均、副将 徳田隆行 三将 高本正
3勝1敗で準優勝
1回戦 グリエル 0勝3敗 負け (×××)
2回戦 アズビル 3勝0敗 勝ち (○○○)
3回戦 NEC2 3勝0敗 勝ち (○○○)
4回戦 秀策 2勝1敗 勝ち (○×○)
前日、月例会終了後の飲み会での会話。 高本さんが「明日は大変だね〜」と
言ったので自分は「池上さんには申し訳ないけど蹂躙、虐殺されそうですね。
まあしょうがないですね。 池上さんがジャブを打つかどうかですかね。」
みたいな景気の悪いことを話していた。 7月の社会人大会は同じ無差別クラス
で三将で出たにもかかわらず全敗した自分が今回は副将。 勝てるわけがない。
もう今日やることは1つだけ。 相手に簡単には勝たせない、たとえ負けても
相手にちょっとでもひやりとさせるというのを目標で試合に臨んだ。
1回戦の相手は「グリエル」。 聞いたことがないチーム名だが机の向かい側に
座っている3人組は見たことがある。 確か数年前日本棋院主催の内閣総理大
臣杯無差別クラスで優勝したチームだ。 あの時は「横浜ハーパー」とか言う
チーム名だった。 池上さんが通っている横浜の碁会所の県代表クラスの3人
組でがたいがでかく碁会所でなければかたぎの人には見えないような強面。朝
から超人チームとあたるなんてなんてこったと思いながら対局開始。
黒番があたり得意の高中国流で序盤から派手な戦いになった。 40〜50手ぐ
らいまではそこそこ大きなミスをせず相手も真剣に打っていたようだったが中
盤相手のノゾキに反発して切られたのがよくなかったらしく、その後は非勢に
なった。 それでも決め手を与えずいろいろ相手を挑発したのだが もう向こう
はひたすら安全運転。 粘ったが盤面でも大差になり投了。 隣をみたら主将は
黒番で盤面の地合は良さそうだったのだが時間が切れてし まったらしく惜敗。
三将も黒番で盤面十数目負け。 3人仲良く枕を並べての討ち死にで、その後
昼食の弁当をみんな無言で食べた。
2回戦の相手は「アズビル」。 自分は覚えてないが7月の大会で当たったこと
があるらしく、池上さんが相手の主将と「また当たりましたね。」となごやか
に談笑していた。 成績表はこちらのチームも相手のチームも全部×の全敗同
士。 向こう側に座っているのは対戦相手だが1回戦と違い何か同じ人間の仲
間にあったような気分でほっとした。
今回も握って黒番、得意の高中国流に相手が星の石に外からかかってきたので1
間バサミ、相手の両ガガリに対して三々にコスミ、ケイマの封鎖に対して右側
の出切りという戦いに持ち込んだ。 序盤からずっと戦いの連続で形勢は一進一
退。 最後はかなり細かい寄せ合いになったが若干黒が厚かったのかヨセで得
をしたのかもしれない。 最終的には5目半勝ちで全敗を覚悟していた自分に思
わぬ勝ちが転がり込んだ。 主将、三将も勝ち、×三つの 次は○三つ、チーム初
勝利となった。
3回戦の相手は「NEC2」。 NECは無差別に2チーム、高段クラスに1チーム出
していた。 良く当たり顔を良く知っているNECの宮内さんや 吉田さんは高段ク
ラスに出ており、無差別に出ているNEC2は2番目のチームながら自分は知らない
顔ぶれ。 たぶんNECの上の方の人で今まで自 分があたったことがない人達だ。
自分の相手は20代か30代前半ぐらいに見える若手。 いつもは強そうな若手
と当たるといやな気分がするのだが、もう今日は1勝したしあとは全部負けて
元々の気分なので相手が強そうな若手だろうがあまり関係ない。
握って今度は白番。 相手がタスキ星から自分のコモクにかかってきたところ上
にコスんでゆっくり打ち進めた。 両方とも用心深く地を少しずつ展開になっ
たが、中盤相手の大石をゆるく分断していじめて自分の石を守り且つ少し地を作
り相手の地を消すのに使った相手の地にへばりついている石も助 けた。 それ
で若干優勢になったらしく盤面2目のコミガカリで4目半勝ち。 主将、三将も
勝ち、予想外で3人とも両目があいた。 これでチームも 2勝1敗。なんと
か形がつき仕事は終わりという気分。
4回戦の相手は「秀策」。 3人のおだやかな年配の方々、秀策という碁会所の
チームらしい。 握って白番。 中盤の戦いで中規模の石を召し取り優 勢と
なったのだが、相手はそれほど強くない、これで勝てると思ったのがいけなかっ
た。 安全運転をしているつもりがふるえていたのであろうか、相手の勝負、
勝負と繰り出してくる攻撃に対して受けの読みがいいかげんになってしまい形勢
接近。 地合が近づいたのであせって手拍子で大きな下がり のヨセを打ったの
が敗着。
相手が突如自分の大石を捕りに来てそのまま取られてしまい投了。 ちょっと読
めばわかるのに相手はそれほど強くないから大石を取りにきたりせず下がりに
受けてくれるかなと甘い期待をいだいた罰があたった。 自分は負けたが主
将、三将は勝ってチームは2−1で勝利し3勝1敗。 隣の主将は めずらしく
開始20分ぐらいで声を出してぼやいていたのだがいつのまにか当然のように
勝っていた。
無差別クラス、全部で12チーム出場していたのだが1回戦で当たった「グリエ
ル」が全勝で優勝。 準優勝は3勝1敗の「アラフォー」と「IBM 三銃士」
チームの争いだったがスイス方式でなんと「IBM三銃士」チームが準優勝。
2〜4回戦で当たったチームの成績が結局2勝2敗だったりす るような幸運が
あり勝ち点の差で信じられない準優勝が転がり込んできた。 「アラフォー」と
は当たらなかったが、テレビ番組「囲碁フォーカス」で 紹介されていたTIS連合
の土棟さんがいるチーム。 3人とも明らかに強そうで3回戦まで圧勝してきた
のだがスイス方式での運にめぐまれなかった ようだ。 「IBM三銃士」チーム、
本人たち含めみんなが驚いた無欲の準優勝となった。 (徳田、記)
B IBM文殊の智恵チーム 対戦結果 (記 谷野さん)
主将 松谷治 副将 谷野正義 三将 古川康雄
2勝2敗で五分の成績
1回戦 はま碁会 1勝2敗 負け (×○×)
2回戦 KDDI 2勝1敗 勝ち (○×○)
3回戦 NEC 1勝2敗 負け (○××)
4回戦 東京上田会 3勝0敗 勝ち (○○○)
Bクラスは18チームが参戦。初戦は「はま碁会」横浜国大の学生さんのようです。
いきなり捩じりあいの混戦に、何とか攻め合いを勝ちきるも周りは相手の黒石が厚く
なりいやな情勢。
攻め合いの時相手が時間を使ったので、わざと劫になるように仕向けて最後は相手が
焦って自滅となり勝利。
残念ながらチームは負けました。
つづく2回戦はKDDI。 相手が強引に取りに来たところを返し技で取りきり優勢。
ここで私の悪い癖がでて痛恨の一手で大逆転。何とか囲いあいに持ち込むも足らずに
敗戦。 今度は逆に松谷さん、古川さんが勝ちチーム初勝利。
第3戦はNEC。 相手は相当お年を召した方でしたが、全然歯がたたず攻められっ
ぱなしでボロボロにされた。途中で投げようと思ったが団体戦でもあり何とか時間切
れまで粘りましたが、不愉快な一戦でした。10年ほど前に館山合宿で橋口さんにい
いようにあしらわれた事を思い出しました。 後で聞くと結構有名人で岸原さんの先
輩とのことでした。 チームは松谷さんが勝ち、最後に残った古川さんも細かい碁で
形勢不明でしたが、残念ながら時間切れ負けとなってしまいました。
第4戦は東京上田会、こちらもお年を召した方でしたが、前回のうっ憤を晴らすか
のように相手の大石を取りきり楽勝かと思いきや、私の薄い石が攻められ第2戦の悪
夢の再来かと思われましたが、何とかしのぎ切って早々に中押し勝ちとなりました。
チームも全員勝利で最終戦を飾りました。
チームは2勝2敗、私も2勝2敗で見事打ち分けとなりました。
組み合わせ方法が不可思議で18チームもエントリーしながら全勝チームがなく、3
−1が6チームで初戦の対戦相手「はま碁」は準優勝となってました。
以上 幹事 高本
IBM Japan IGO Club