IBM囲碁部報15013: 2015年度春季合宿結果報告
5月15日(金曜)から17日(日曜)までの3日間、箱根の「花月園」において、
恒例の春季囲碁合宿が開催されました。 講師の光永淳造プロ棋士を含む
総勢 24名の参加者をえて、大変に盛況でした。
長年、合宿の場として利用してきたIBM直営の館山保養所が、今年より直営で
なくなりました。館山は新オーナーの経営となったものの改修工事のため
利用できず、代替の場所として箱根の「花月園」が選定されました。
ところが、ご存知のように箱根は連日、火山噴火の兆候懸念が報道される状態
で、事前に幹事間で話し合い参加方針を確認しての開催となりました。
◎合宿リーグ戦
恒例の合宿リーグ戦は、以下のようなルールで行なわれました。
○A、B、C の3クラスに分かれての総あたりリーグ戦
○光永先生は11段ですべてのリーグ戦に参加していただき、参加者全員と対局。
○45分切れ負け真形ルールによる手合い決定
○A,B,C間公式交流戦
○勝率で順位を評価し、同率の場合、スイス式での順位決定
結果
Aクラス (9名参加)
優勝 及川 捷三 6.5段 7勝3敗
準優勝 岸原 達也 8段 7勝3敗
3位 高本 正 7段 7勝3敗
Bクラス (9名参加)
優勝 光永 淳造 11段 6勝2敗
準優勝 赤川 均 5段 7勝3敗
3位 鈴木 準 5.5段 7勝3敗
Cクラス (8名参加)
優勝 佐藤 馨 4段 7勝2敗
準優勝 長井 憲章 3.5段 6勝3敗
3位 林 義光 4段 6勝3敗
リーグ戦状況
Aクラス
8段から6.5段までと先生の9名が参加しました。
公式交流戦の通算成績は、9勝7敗と少し勝ち越しました。
序盤は高本さんが5連勝と走りました。
しかし、途中で土がついてから、混戦もようになり、終盤追い上げてきた
及川さんが、最終局に高本さんに逆転勝ちし、優勝を決めました。
1位から3位まで同じ成績で勝点の差で順位がつく珍しいパターンでした。
Bクラス
このクラスは、5段から6段までと先生の9名が参加となりました。
公式交流戦の通算成績は、8勝8敗とイーブンでした。
他のクラスと違い、二子の置き碁もなく実力の拮抗した選手どうしの
争いとなりました。
混戦もようが続きましたが赤川さんと鈴木さんがコンスタントに勝利したものの
少し星を落し、先生が2敗で優勝となりました。赤川さんと鈴木さんが
それに続きました。
Cクラス
このクラスは、1級から4段までと先生の8名が参加です。
公式交流戦の通算成績は、6勝8敗とやや負け越しでした。
このクラスには昇段候補が2名がおり、この二人を中心に星が動きました。
最終的に佐藤さんが2敗で星をまとめて優勝、長井さんが2位、林さんが3位と
なりました。昨年春の合宿は長井さんが優勝、昨年秋の合宿では林さんが優勝、
佐藤さんが3位でしたので、Cクラスはしばらくこの3名が強い状態が続いて
います。佐藤さんの優勝コメント「昨年の秋、今年の幹事合宿、そして今回の
合宿と苦節(?)3回目にしてやっと優勝しました。今後も頑張ります。」
なお、長井さんは準優勝で勝点が規定に達して4段への昇段を決めました。
◎ クラス交流戦
以下のようなルールでの交流対局です。
○参加、不参加は個人の意思にまかせられ自由。
○基本的には公式戦終了後に実施、ただし、空き時間を活用して実施も可。
○別のクラスの人と自由に相手を選択して対局。
○持ち時間等は対局者間で相談して設定
○勝ち越し数、勝利数の順序で評価し、上位の5人を表彰。
○同成績の場合は下位者を上位とする。
1位 真形 久視 6段 4-0
2位 鈴木 準 5.5段 4-1
3位 及川 捷三 6.5段 3-0
4位 古川 康雄 6段 3-1
5位 松谷 治 8段 2-0
恒例の交流戦はクラスの垣根を越えて活発に交流しました。
真形さんがコンスタントに勝利し、4-0の成績で優勝
鈴木さん、及川さんは本戦に続いて交流戦も好調で入賞、
以下、古川さん、松谷さんと続きました。
◎ 解説会
今回も、2日目に、光永淳造先生が、合宿期間中に打たれた指導碁
をならべて解説会を行いました。
これまでは保養所のプロジェクターを利用してスクリーンで行っていましたが
今回は、昔ながらの大盤を使っての解説で、参加者が皆、並べた椅子に陣取って
近くから 鑑賞となりました。
今回は、林さん、及川さん、谷野さん、五味さんの碁を並べました。
いつもながら手どころの解説、序盤、中盤の考え方など勉強になる内容でした。
また、対局者が好手をはなって、ほとんど勝利確定となる場面が紹介されて
もりがりました。
どれもみどころの多い碁で、大変ためになる講義で勉強になりました。
大盤の扱いも先生は手慣れていらっしゃるようで碁石がすらすら
と並べられ、一同感心しました。
◎ ハイキング、テニス
中日に、長尾岳周囲のハイキングコースを予定していましたが、
残念ながら雨となり、断念しました。
また、テニスは合宿の恒例行事となっていますが今回は施設がなく、
できませんでした。
◎ 合宿こぼれ話
□ 箱根開催決断
テレビや新聞、ネットでは連日の箱根の噴火懸念報道があり、
蒸気の勢いが強くなった、火山性地震の回数が増えた、地面が隆起した、などの
不安なニュースが続き、合宿幹事、囲碁部の幹事間も合宿開催方針を協議する
ことになりました。「はたしてキャンセルを検討すべきだろうか..」
話しあいの結果、立ち入り禁止区域を冷静に判断し、安全面に不安はないと
確認の元、合宿開催を決断するところとなりました。
結果的には好判断だったとおもいます。
□ キャンセルなし
ほとんどの参加者の方は周囲のご家族のから、箱根行きを心配されたそうです。
この状況下でキャンセルが何名か出ることも予想されましたが、24名の当初予定
参加者は、一人もキャンセルなし、直前のドタキャンなどもまったくなく
全員参加となりました。参加者発表後に増減なしというのは珍しいことです。
□ ご丁寧な挨拶!?
現役部員のKさん、合宿一日前には実に丁寧な挨拶をいただきました。
「長い間、お世話になりました」「保険ははいってる?」「遺書は書いた?」
「香典は準備しておこうかな..」箱根に行くと知った職場の同僚からの
ちょっとした嫌味!?でした。
□ 昼食の準備!?
車の配車が終わり、某N号の乗車予定の3名の同乗者へドライバーの方から
案内がつげられました。待ち合わせ場所、時刻、などの情報とともに
「どうやら昼食どころはないようですので 各自、昼食の準備をお願いします。」
の注意書き一行の記載が、、、
これにはせっかく旅行に行くのだから..と慌てて、箱根にも食べられるところ
くらいはあるとおもいますよ、と進言。なんとか、昼食準備は回避されました。
□ 先制攻撃?
某Nさん、この日は自転車で7,8分で到着する駅からやってきました。
これを聞いた某Oさん、自転車で7,8分くらいなら歩いてもたいしたことないので
歩かなきゃ..(根性が足りない!)と伝えました。自転車の方は
「いや、そのとおりですねぇ」と降伏、碁の前哨戦だったのでしょうか。
□ 旧本社はどうなった?
道中の首都高、谷町JCTを通ることになりました。そこで気になるのが
六本木にあった旧本社の行方です。現在はどうなった??
しかし、ビルの位置が微妙にわからずいつのまにか通過してしまい、
確認することができませんでした。次の機会の秋の合宿の時?にでも
確認したいところです。
□ 箱根マラソンランナー?
正月の箱根マラソンで有名な箱根の山を通ると、道を走っている方が何人か
おられました。ふらふらとした走りで学生とはずいぶん勢いが違いますが、
それでも頑張って走っている方を応援しながらの通過となりました。
□ 保養所の勇姿
仙石原から芦ノ湖へむかう山道、途中で三角屋根の仙石ロッジが見えました。
現在は直営ではなくなり、どのような状況かもわかりませんが、過去には
ここでは何度か囲碁合宿もやったとこで懐かしいおもいで眺めてるところと
なりました。
□ 大回り定石
久しぶりの箱根とあって道を間違える車も続出、東名高速を多くまわって
御殿場ICから行った方がありましたが、おかげで良い昼食どころにめぐり
あえました。仙石原のコースを行く予定が箱根大湧谷からの、右まわりの
迂回コースにはいってしまった車もありましたがおかげで芦ノ湖の眺めを
堪能しました。間違っても結果オーライにつなげるあたり流石は囲碁部員
です。
□ 消費税の計算
初日の昼食時、1200円の食事、消費税は別とあります。
「消費税は..」「96円だね」の声があまりに早かったので驚き、確認の計算を
いれてみました。1200円を10で割ると120円これは10%に相当するのでさらに10で
わって12円になって、これに消費税8%ということは1%となった12を8倍にして
ええっと、ええっと、「ほんとだ96円だ.」この頭の回転の遅さに周囲は
あきれていました。
□ そばだった..
車のナビに花月園がセットできず、地図ももたず、少し迷いながら芦ノ湖の
ほとりの昼食どころに到着した一行、食事を終えて店のおばさんに花月園は
どういったらいいか聞いてみました。そこを道なりにあがっていって体育館の
ところですよ。「車だと2分でつきますよ」「そんなに近かったのか!」
□ つつじ祭り
箱根のホテル花月園は、初めての方がほとんどでした。
正面玄関にフロントの中に「つつじ祭り開催中」と看板があります。
ホテル前にはつつじが咲きほこって ちょっとした見応えのある庭園があり
実に風情のある合宿会場でした。
□ 1000年に一度の防災の意味
1000年に一度の津波に対する防災のためにスーパー堤防などを建設する意味は
あるのか?ある車の中でこの話題がでましたが、開会式前の雑談で別の方から
まったく同じ話題がでて苦笑いとなりました。
□ 本因坊戦の駆け引き
先日終わったばかりの本因坊戦第一局の棋譜を並べ、手をぬいてよそへうち、
そこでの応手によって作戦を変えるプロの感覚に感心しました。
一日目しか見てないという先生にも棋譜を見ていただき、中盤の手どころに
ついて解説をいただいて勉強になりました。
□ 洗礼
開会式前、建物全体が揺れて、ドシーンという大きな音とともに地震がやって
きました。しかも、短時間のうちに二度も、「大変なところに来てしまったのか」
青ざめる囲碁部員のうちの一人から「帰ろうかあ!?」と声がかかりました。
□ 気象庁にも真形ルール
噴火警戒レベルの話題があり、レベル1や、レベル2がどの程度なのか詳しい人
がいました。おそらく箱根はレベル2よりもレベル3に近いので
レベル2.5、真形杯みたいに0.5段きざみが良いと提案がありました。
□ 設営の問題ではない
先生の指導対局場の盤の配置をどうするか、こちらの2面は近いほうがやりやすい
のではないか、といろいろと提案がありましたが、でも、どう設営しても
負ける人は負けるんだよな、、と声がかかりました。
□ それは待ってない
合宿会場の前方に掲示するフリップを持参予定の方がなかなか登場しません。
開会式前にフリップにクラス別にメンバーの名前を書いて準備をしないと
いけないので慌てていたら、フリップ持参予定の方がやっと現地到着し
「お待たせしました」とひとこと声をかけてカバンの中からとりだしたのは
日本酒でした。「待ってたのはそれじゃないよ」と苦笑い。
後からやっとでてきたフリップにはメンバーの名前がすでに書いてあって
準備万端でした。
□ タイムリーなフリップとマグネット
ホテルからの注文で壁ではなく会場の前方、ホワイトボードに貼ってほしいという
注文でした。ところがホワイトボードのサイズは館山と違ってみるからに小さい、
これでは全部は貼れそうにありません。
まいったな、、と嘆いていると、今回準備されたフリップはコンパクトサイズに
なっておりまったく問題ないことが判明、タイムリーでした。
また、大盤解説用の碁石マグネットがあり、ボードに貼るのに使いました。
黒白と並べて見た目をよくする工夫つきでした。
□ 箱根だからやってきた!
2012年以降、合宿に参加しておらず大変に久しぶりの方がいました。
開会式の時に「今回は箱根だから参加したのです」との声、ということは
館山に少し飽きておられたのかもしれませんね。
□ 幻のストレッチ
最近の合宿では、対局開始前にストレッチをやって体をほぐしてから始めています。
インストラクターとして評判の高いSさんに「今回も頼みますよ」「わかりました」
と事前のやりとりがあったのですが、完全に忘れていました...
「明日のハイキング前には頼みますよ」「わかりました」ハイキングは雨となり
中止、ストレッチは幻に終わりました。
□ 鍵なし事件多発
お二人が鍵がないとさわいでいました。会場にもない、部屋にもない、
どこにもない... どこにいったんだ? しばらくすると、気持ちよさそうに
風呂からあがってきたSさんが鍵をもって戻ってきました。
すぐ後に別のグループが313の鍵がないと騒ぎ初めました。
会場にもない、部屋にもない、どこにもない...どこにいったんだ?
しかもその二人部屋で二人ともその場にいるので、どちらかが間違えてでかけた
ということもありません。「もしかしたら鍵をかけないで部屋をでたのかな?」
「そんなはずはないんだけど..」部屋に戻って確認したら鍵はかかってます。
どういうこと?すると、すぐ隣の312の部屋の鍵をあけようとしている人がいて、
「鍵があかない、あかない」と騒いでいます。そして、その隣の人は「あ!」と
叫びました。 313の鍵をもっていたのです。犯人がみつかって良かったです。
□ 水蒸気噴火!?
対局が始まってしばらくして、箱根の外の様子を見てびっくり。昼間だというのに
あたりが真っ白なのです。20メートルほど先の様子も見えません。
どうやら強い濃霧がやってきたようでしたが、 水蒸気噴火が発生したのかと
心配する人も何人かおられました。
□ 先生の弟子と戦った!?
先日のアマチュア大会で女子高生5人組に破れさった話をしたら、その中の
メンバーの名前を聞いて先生、「その人は知っている、その人もよく知っている」
と声があがりました。ということは先生の弟子と戦っていたのかもしれません!?
□ たいした話ではない
夕食時、すこし離れたテーブルでの会話がもりあがっているわりには、
いまいちの内容に聞こえました。「たいした話はしてないね、、」と
感想があり、「むこうは、高齢の老人ばかりだからね」という結論になりました。
□ 不思議な手順
夕食はご馳走です。最初にテーブルについた時の皿だけでなく
食事の終盤、ごはんとみそ汁がやってきました。それが終わってしばらくして
から、てんぷら!?がきました。このタイミングで天ぷらとは、、
ちょっと変わった手順でした。2日目の夕食も同じタイミングだったので
この花月園の定石なのでしょう。
□ 夜中の地震
寝ていると地震がやってきました。火山性地震は、震源が近く夜は静かなので
音がズシーンと響き、建物全体が揺れるようで、発生後もみしみしといった
音があってなんとも迫力があります。地震を体験したい方?には、
今、箱根はおすすめです。
□ 大事な助言
朝、地下一階の風呂に向かおうとした人がいて、「朝はそこじゃないよ」
と重要な助言、午前と午後で大浴場は男性と女性がいれかわるので、
もし間違ってはいったら袋だたきになるところでした。
□ たくさんの看護士
朝食のバイキング時は宿泊者全員が一同に介すことになります。
見ると多くのテーブルにたくさんの女性陣が座っています。
看護士の研修をやっているそうで40名ほどで来られているのだそうです。
合宿中に怪我をしたら、すぐに手当てをしてくれたでしょうか!?
□ 風呂制覇
今回のホテルには、大浴場が2つ貸切風呂が4つありますがすべての風呂に
はいって完全制覇?された方がいました。温泉好きの方にはおすすめです。
□ どろぼう?
2日目の深夜のことです。ホテル内に怪しい人物がいました。暗がりの廊下の中、
ドアをあけて、中の様子を伺い、盗めそうなものがないとみるや、
別のドアをあけてさらに中の様子を伺っています。どうみても泥棒でしょう。
近くによって、つかまえようとしたところ、囲碁部員でした。
貸切風呂の位置がわからず探していたそうで、「一番奥ですよ」と助言をして
事なきを得ました。
□ 棋士と扇子
ホテル「花月園」は囲碁、将棋とわず過去に数々の名勝負がくりひろげられた
場所です。ホテルの一角に「棋士と扇子」というコーナーがあり、
その昔、趙治勲さんと大竹英雄さんのタイトル戦の写真が掲示されていました。
あまりの若さに驚きました。また、昨年、将棋の王将戦が開催されていて、
その時の写真が提示されていました。羽生さんと渡辺明はわかりますが、
あとの方は誰かわからず、 将棋通のSさんがまわりも将棋のプロ棋士だと
解説していました。
□ 月例会の紹介
Mさんが合宿の常連となったYさんに新宿月例会の紹介をして参加をよびかけて
いました。「打ち碁を並べて先生に解説していただいているのです」
するとYさん、「なるほど、そんな勉強しているから皆さん強いんですね?」
とのいかにもお世辞な返事にMさん「そうそうそう!」と肯定していましたが、
ほんとに強かったっけ?と首をかしげる部員もいたようです。
□ 血圧の高い理由
どこからみても健康そうにみえるYさん、薬を飲むために部屋に戻るところで
血圧が高いのだそうです。「どうして血圧が高いの?」と聞くと
「皆さんがいじめるから」との返事でした。
□ 富士山流布石
星にケイマにかかり、もうひとつケイマにかかり、辺の星に打って
富士山と呼ばれている布石、「今回は箱根だけにこの富士山を意識して
打ってみました。」と先生、なんとも風流なことをされます。
ただ、先生自身はこの富士山布石はあまり得策ではないとおもって
おられるようでした。
□ 変則自由置き碁
某Y6段の置き碁は、張栩さんや蘇陽国さんが多用している中央の4つの石に
右上の小目という変わった配石でした。先生もめんくらったかどうか、、
この碁は、うまくうちまわしてYさんの勝ちもようになりましたが
決め手を逃しました。
□ 初手は?
解説会で「是非、私の碁を並べてください!」という方がいて、早速、
その碁を並べることになりました。5子を並べて、さて初手は?と聞かれて
おもいだせず一瞬フリーズ。これには場内も苦笑いとなりました。
その後はすぐにおもいだして無事に並べられました。中盤で光る会心の
一手があり、見応えのある内容でした。
□ それは聞かないで..
Yさんの先生との対局の碁を見てすっかり感心したSさん、
そんなに立派な囲碁をうつのになぜリーグ戦の成績はふるわないの?
と聞いてはいけない質問をしていました。
□ 先行謝罪
先生が解説会で、この形になったら、もう白は侵入できません、間違いなく
死にますねとの解説に続いて、でも置き碁ではダメもとではいることもある
かもしれません。その時に生きてしまったらすみませんね。ごめんなさい。
と妙な先行謝罪がはいりました。
□ 雨はかえって悪い
2日目はあいにくの雨、しかし、これで火山も消えて沈静化するのではと
の声に事情通のHさん「雨はかえって悪いんだよ、反応をおこして噴火に
つながって..」との解説があって、安堵はできなくなりました。
□ カツ丼食べたのに
初日、 昼にカツ丼を食べたのに、なかなか勝てないとこぼす方がいました。
実は普通のカツ丼ではなく、ソースカツ丼だったので、それでけちが
ついたのかもしれない、、と自身で分析していました。
□ 琴の演奏
昼食後、なにやら琴の音色が聞こえてきました。生田流、琴の生演奏だそうで
二人の和服の女性が琴をひいていました。
囲碁部員も対局の喧騒?を忘れてしばらく静かに聞き入ることになりました。
□ 零岸橋
大石をうちとられた方が零岸橋(れいがんばし)になってしまったとつぶやきました。
零岸橋はIBM箱崎事業所近くにある有名な橋ですが、相手から
「れいがんばしではなく、ゼロがんばしじゃないの?」とどっちでもいいような
指摘がきました。
□ たらいまわし
「お酒がなくなったのですがどこで調達するのですか?」
「え?知りませんよ、Fさんに聞いてください。」
「Fさん、どこで調達するのですか?」「Yさんに聞いてください」
「Yさん、どこで調達するのですか?」「Oさんに聞いてください」
たらいまわしがしばらく続きました。
□無断代打?
4面うちの指導碁、対局者のNさん、真剣な表情で盤面をみつめています。
先生がぴしりと切りの一手をはなちました。それを見たNさん、さらにうなりながら
盤面を見つめていました。なかなか打ちません、すると、Sさんがやってきて
どいてどいてと声をかけました。は? Nさんはすぐに席をたって Sさんが座り
ました。 先生もえ?え?と驚きました。周囲が皆、騙されましたが、
実は本当の対局者はSさん、Nさんは単なる見物人だったのです。
Nさんは一手もうっておらず対局の邪魔はしていないことがわかってほっとしました。
□ 牽制球の投げ合い
YさんとNさんの交流戦、軽口合戦もさかんでした。
白の薄い石数子をねらわれているとさとったYさん「とったつもりでしょ」
と声をかけるとNさん「とられたつもりでしょ」と返しました。
□ 俳句の達人
囲碁部員の中には俳句の達人が何人もおられます。Yさんの句が気に入ったという
Kさんがその句を披露しました。それを聞いた数名「囲碁よりも筋がいい!」
との大賛辞がとびかいました。
□ 困難対局ルール
今回は先生をのぞくと 8,8,7に、そこで、以下のとおり変則交流戦をあみだして
比較的全員の対局数が同程度になるようにしました。
A6= B6,C6 : Aクラスは6番目までの全員同列の他クラスと対戦
A7= B8,C7 : Aクラス7番目はBの7番ではなくBの8番目と対戦
A8= B7,B8 : Aクラス8番目はCクラスとは対戦せずBの7番、8番と対戦
B6= A6,C6 : Bクラスは6番目までの全員同列の他クラスと対戦
B7= A8,C7 : Bクラス7番目はAの7番ではなくAの8番目と対戦
B8= A7,A8 : Bクラス8番目はCクラスとは対戦せずAの7番、8番と対戦
C7= A7,B7 : Cクラスは7番目まで全員同列の他クラスと対戦
このルールに、ややこしい、難しい、間違えそう、、の声多数。
そこで、煩雑な組み合わせの対局を最初にやることにしました。
しかし、説明不足ということもあり、あってはならない公式交流戦A7-B7の
対戦があり、しかもフリップの公式戦に結果が書き込まれたので複数の方が
混乱する事態が発生しました。
□ 健康的ルール
館山では、夜中の2:00くらいまで対局される方が普通にいましたが、
今回は消灯時間が12:00となっており、多少はオーバーしたものの、
ほとんどの方が時間前に対局を終えて就寝につかれました。
きわめて健康的なルールで良いかもしれません。
□ 田舎ルール
夕食時に4名の方から突然の発表がありました。「合宿の大会を真形杯の記録に
とりいれる場合、最低20名の参加者があることを条件にします。」
大会として有効な最低適用人数の設定をするということなので良さそうな提言では
あるもののいきなりの一方的なルール決定通知に真形杯の幹事や部長などが
めんくらいました。
□ 3人組ルール
4人に一人はぼけるということがいわれています。「そこで何事も3人一組で
行動することにする、そうすれば、みんなぼけない」との発言を人がいましたが
周囲はその理屈が理解できずにフリーズしてしまいました。
□ 日焼けの原因
Nさんが日焼けしていることがはっきりわかりました。沖縄、あるいはカリブ海でも
いってこられのでしょうか?夕食の席でそれを指摘すると、「実は荒川ぞいを
歩いていて、、曇り空だから大丈夫とおもったらやけちゃった」とのことでした。
□ カボスとすだちの違い
先生の親戚の方の郷里が徳島だということがわかりました。実はAさんも
徳島出身なのです。あ、それじゃ、対局するときは同じ郷里どうしなので
少し緩めていただければいいじゃないですか?と聞いたところすでに
対戦済みでAさんは負けていることがわかりました。
徳島の名産には、すだちがあり、徳島の方はカボスとすだちの違いにこだわりが
あるそうですが一般の人にはわかりません。碁なら、おそらく、
たかだか二、三目の違いなんでしょうね。と声がかかりました。
□ 発音位置の違い
最近、ウズベキスタンに行かれた方がありやカザフスタンやタジキスタンの話題に
なりました。Fさんから、英語で発音する場合のアクセントの位置について
ちょっとした講釈がありました。「でも、その発音の位置の違いなんて二、三目の
違いなんじゃないの?」との指摘に「違う、違う、おお違いですよ」と否定
していました。
□ 弟子の素質の違い
光永先生は複数の子供を教えておられるそうです。が、その子供たちの強くなり方
が目をみはるようなレベルだそうです。誰でもしっている基本定石なんかを
まったく知らないのに強くなるんだそうです。それを聞いた囲碁部員、
「それにしても強くなる弟子と強くならない弟子(我々のこと)がいるんですねぇ、」
としみじみと語りました。
□ 降段回避
真形杯ルールでは9.5段以上の方は一度の負け越しで降段という厳しいルールが
あります。これは部員のみならず先生にも適用されます。
今回は先生はなんと4連敗のスタートでした。初日には先生、頑張ってくださいと
声をかける一幕もありましたが結果的にはみごと勝ち越しで終了。
2日目夕食事、先生の降段は回避されましたの発表に場内から拍手がとんできました。
□ 罪ほろぼし
「ふだん、先生には館山では私たちのためにさっさと食事を終わらせて
ゆっくりつかることもなく、さっさと風呂からあがっていただいているので
今回ばかりはゆっくりお風呂にはいっていただきたい、ほんの罪ほろぼしです」
と宣言に先生は「いえ、私はふだんからお風呂はさっさとあがっている
のですよ」と説明されました。
□ 簡明策
高目にうちから一間がかり、それに大ゲイマかけの難解定石にはまったKさん
局後に実に簡単な簡明策がいくつかあることをを聞いて感心しました。
□ 帽子を忘れた
Kさん、初日にかぶっていた帽子をどこかに忘れたそうです。
「ずっとかぶっていたのに、いつのまにか帽子がないんだよ」
ところが一緒の車だった別の方が「あれ?帽子なんかかぶっていたっけ?」と
記憶があやふやでした。
□ 眼鏡を忘れた
Oさんが眼鏡ケースをうけとって「やはり忘れていたか」
ふだんと対局用と別の眼鏡を使っているので、それがないと困るのですが
ある部屋に置き忘れていたそうですが「見つかって良かった」とにっこり
していました。
□ ビールを忘れた
Kさんが部屋からビールを数本もちだして会場へと運んでいました。
え?どうしたの?ビールがたくさんあるんだよ、会場ではなくなっているのに、、
だから運んでいるだよ..それはいいのですが、すでに最終日の夜の23:00すぎ
ビールもなくなっていたようでタイミングが遅すぎました。
□ 裸で行動!?
Nさんががらっと風呂のドアをあけてみると、Kさんが裸で立って何かを
書いていました。いったい何をやっているのかとのぞきこむと
良い俳句をおもいついたので、風呂からあがって服も着ないで俳句を書いて
いたそうです。忘れてはいけないと服を着る時間も惜しかったのでしょう。
□ 優勝逃し動揺!?
序盤、五連勝とつっぱしって優勝最有力候補ともくされていたKさん、
途中から星をおとし優勝を逃しました。最終日、朝食時にお盆を落と
されましたが、動揺があったのかもしれません。
□ 降段懸念
成績のふるわない方に頑張らないとxxさんみたいに降段になっちゃいますよと
伝えたところ、xxさんは隣の隣にいたので、「なんですって?」と聞きかえ
されました。
□ 優勝の弁
Oさんは車のドライバーのつごうで最終日朝早く帰宅することになり、
表彰式へ出席できません。そこで前日夜に優勝インタビューをしてもらうと
「あたりまえのことじゃない?」とひとこと告げました。
実際の対局は、負け、勝ち、負け、勝ち、負けと黒星先行が続き、
その後を全勝しての逆転優勝だったようです。
□ 整地はきれいに..
交流戦の一局、対局終了して、整地が始まりましたが、相手の整地のしかたが
あまりにひどいと指摘し、丁寧な整地を開始、3分くらいかかりましたが
最終的にできた整地された盤面をみてまわりから「きれいだ!」と感心する声が
あがりました。
□ 華麗なるふりかわり
交流戦の優勝者は、本戦がダメとみるや、さっと切り替えて交流戦に
集中したようです。きれいに勝ち星を4つ並べて堂々の一位!
この変わり身の早さに賞賛の声がとびました。
□ 慣れました。
合宿幹事の方からKさんに声がかかりました。「大丈夫でしたか?」
「え?大丈夫って何が?」「いびきですよ、同室の方のいびきが大変では
ありませんでしたか?」「あぁ、大丈夫でした。。。二日目には慣れました」
□ 勇壮富士
ホテルから前方に少し歩くと、立派な富士山が見えました。
雪をかぶっていかにも勇壮で、見ている人からはやっぱり富士山は高いんだね
と声がかかりました。
□ 芦ノ湖一周ウォーキング
最終日、帰ろうとすると、ホテル近くの体育館の広場に大勢の人が集まって
いました。そして拡声器の指示の声が聞こえてきました。
芦ノ湖一周のウォーキングを始めるのだそうですが20Kmくらいあるそうで
元気なものです。
□ 三日目のハイキング
今回は二日目の天気がよくなく、三日目は良かったのが少し残念。
そこで帰りの車のうち一台はハイキング予定だった長尾峠から丸岳への途中の
富士見台に寄って帰ってきました。残念ながら富士山は見えませんでしたが、
芦ノ湖と大涌谷の噴煙は良く見えました。雨で行けなかった二日目にハイキングの
リベンジをはたしたといったところでしょうか。
□気がつかなかった
合宿も終了し、車で帰宅しているとホテルに中国人の従業員がいたねぇ、
との発言に「え?中国人がいた?」「少なくとも3人はいたよ」
「まったく気がつかなかったよ」との声の主の鈍さ?に唖然としていました。
□ 意気揚々の歩行
Oさん、待ち合わせ場所の駅まで40分ほどの距離を歩いてやってきました。
ふだんから、そのくらいは歩いているそうです。しかも今回は堂々の
優勝の成績で「きっと意気揚々、歩幅もふだんより大きくなるかもしれませんね」
とひやかしがはいりました。
IBM Japan IGO Club