IBM囲碁部報16006: 2016年度ジャンボ囲碁大会結果報告
1月31日(日曜)に2016年度ジャンボ囲碁大会が開催されました。
ジャンボ大会は雪組(法人や官公庁) 月組(同好会、碁会所)の2種類が
あり、IBMは、雪組に16年連続の出場になります。
大会審判長は、神田 英 七段でした。
当日は合計16チームが同一グループで、スイス式トーナメントにより4回戦にて
順位を争う対戦方式でした。

IBMチームは、今年も昨年同様、2チーム 22名が出場しました。
出場メンバー
Aチーム IBMしめたーず
01. 池上 均
02. 大串 天光
03. 長野 一隆
04. 岸原 達也
05. 松谷 治
06. 吉田 嶽彦
07. 徳田 隆行
08. 竹村 直
09. 鈴木 武
10. 山内 裕介
11. 及川 捷三
Bチーム IBMしまったーず
01. 高本 正
02. 中原 義彦
03. 山口 宗一
04. 立石 進一
05. 真形 久視
06. 谷野 正義
07. 古川 康雄
08. 森 正毅
09. 瀧 賢史
10. 鈴木 準
11. 木谷 晴彦
12. 兵藤 進
以下、代表者の観戦記/自戦記にて結果をお知らせします。
Aチーム IBMしめたーず
一回戦 囲碁サロン渋谷〔1勝10敗〕
サロンと称しているのでのんびりチームとおもいきや中年〜初老の強豪チームでし
た。(三将に菊池康朗氏で 4回戦で富士通ドリームを破り4連勝で優勝)
黒番になり相手を迷わせる中央大ゲイマ三連星(星座のシリュウス)の作戦。
双方好手、緩手ありながら上辺の数子を取り込み隅も生きては優勢とおもわれた。
(下辺の方には白石が2個あるが)
黒が先手になり下辺の小目に掛り白が打ち込み兼挟んできた。黒は小目に桂馬にかけ
強くして打ち込んできた白を攻めた。
この攻め方に問題があったようだ。攻める石につけていった。進んでいるうち形に泥
んで打った手をとがめられ要石をとられて打ちづらくなったが
上辺の地が大きいとおもい楽観気味でした。厚みをゆっくり消せばいいとおもい消極
的になり利かした石は捨てていいと思ったがと取られては足らなくなりました。
二回戦 特高 (10勝1敗)
名称については聴かなかったが私の相手は学生囲碁部上がりの青年で強そうにみえ
た。
黒盤なので一回戦と同様シリウスで対抗
白は上辺星と高目 下辺星 黒左下高目初めて打った。
白が下辺星に開いたので星に掛かり開いた石を割いていった。
黒の高目のところで地を大きくとられ辺の白も上手く生きられ黒は厚いだけになる。
100手前で左様に上手く余されたとおもったのはのは初めてです。
ところが相手は安心したのか無理気味な石を助け地を減らさしてくれる。最後まとめ
て切断にきたがいままで厚かった黒の場所で戦うようになり黒が大優勢となり結果的
には大勝しました。チーム全体の結果から見て強い相手ではなかったなのだろうか。私の
前半の打ち方がまずかったのか?
3回戦 お茶の里入間支部(9勝2敗)
名称が示す如く優雅な戦いでした。
今回も黒番なのでシリウス布石で対局しました。危なげなく勝かちました。

4回戦 NEC (4勝7敗)
昔からの企業対抗相手 相手隣に昔から顔なじみで最近知ったが同市在住の宮内さん
が7将 もう2勝できれば入賞でしたが残念。
白番なので常時の目外しから対斜を目論む。予想どうり大斜になり13手目を鼻づけ
で様子を伺う。
6ノ2へ曲がったのでしめたとおもい6ノ5へ押さえる。以後白は隅を捨てて外勢。
無条件で取られても良いのに
大コウが残った。コゲイマ締まりの星につけコウ材を作りぽん抜きした。大優勢にな
りましたが安易に勝てないもので
最後は難しい状態でしたが時間切れ勝ちになりました、
吉田 嶽彦

Bチーム IBMしまったーず
初戦は市川天元支部三村9段の教室の面々がメンバーで、5将以下は小学生。 三
村9段も応援に来ていました。 私の相手は5年生、私の白番普通小学生は早打ちの
人が多いのですが、この小学生は結構時間をかけて打ってきました。 序盤から変化
の多い定石で少しづつ得をして相手が無理気味な手をとがめて絡み攻めから小さく生
かすも、相手の一等地になだれ込み最後には大差での勝利。 だがチームは4−7で
敗戦。
続く2回戦はNEC例年強豪のチームです。 序盤で少し失敗したところから、途中
切って勝負に行くべきところを自重したため相手に大きな厚みを作らせてしまった。
唯一の楽しみは不思議なことに相手の時間が少ないこと。私は30分相手は10
分。 ここでハプニングが発生。 なんと相手の針はどちらが押しても動き続けてい
たことが発覚。 ここで時計を交換。(序盤は相手が時間を掛けていたのが、苦しく
なってから私も結構時間を使っていたのでおかしいなと思ってました) 両者20分
持ちで再開これで時間勝ちの目が消え会えなく敗戦。 もっと早く打ち進めていれば
相手が気づかずに勝っていたかもしれません。 ちなみに相手は同じ場所で第1戦は
時間切れ負けだったと言ってました。チームは強豪相手に3−8でした。

昼食後の第3戦、ここで11将が木谷さんから兵藤さんに交代。 相手は大和証
券。 私の白番で途中までは良い勝負で推移していく。混戦になり振り替わりで、相
手の大石を取ったが中央が真っ黒な地が出来てしまって、とんだ目算違いで20目位
の差が出来てしまい、万事休す。チームは主将から6将の私までが負け、7将から1
1将までが勝ちで5−6と残念な結果に終わりました。 6将の私が勝てば勝利した
のにと、反省会で糾弾されてしまいました。次回は頑張ります。
最終戦は富士通(ジャパン)我々と同じく2チーム出ている2軍チーム。相手も3連
敗で最下位決定戦です。私の白番、結構地を稼いで後は薄い上辺の石をしのぐ展開、
相手に多少の地を上げても安全性を重んじたところ、相手の下辺の石が孤立急所に石
を置いたところ受け方を間違えたので頓死しての中押し勝ち。 早々終了、チームも
9−2と大差で勝ち不名誉な最下位をまぬがれました。 瀧9将、鈴木(準)10将
はともに4連勝と見事な成績を特記しておきます。
谷野拝

大会成績
IBM A IBMしめたーず
囲碁サロン渋谷 1-10
特高 10-1
お茶の里入間支部 9-2
NEC 4-7
IBM B IBMしまったーず
三年会 4-7
NEC 3-8
大和証券 5-6
Fujitsu Japan 9-2
成績優秀者
4戦全勝 瀧 賢史
4戦全勝 鈴木 準
2戦全勝 兵藤 進
3勝1敗 池上 均
3勝1敗 吉田 嶽彦
3勝1敗 山内 裕介
3勝1敗 真形久視
歴代の成績
2001年度 : 3位
2002年度 : 3位
2003年度 : 入賞なし
2004年度 : 3位
2005年度 : 準優勝
2006年度 : 優勝
2007年度 : 入賞なし
2008年度 : 優勝
2009年度 : 優勝
2010年度 : 準優勝
2011年度 : 4位
2012年度 : 4位
2013年度 : 3位
2014年度 : 5位
2015年度 : 入賞なし
2016年度 : 入賞なし
この大会、決勝は囲碁サロン渋谷とDream Fujitsuの対戦となり、囲碁サロン渋谷が
6-5で勝利し、優勝となりました。また、NECが4位にはいりました。
今回はチームとしては入賞ははたせず、残念な成績でしたが、
個人としては全勝者が三人でて充実の内容でした。
両チームとも少し精進すればさらにあと一歩、良い成績を残せたとおもいます。
来年挑戦したいとおもいます。
大会こぼれ話
◎朝の喧騒
大会の朝、日本棋院の周囲にサイレンがなりひびき消防車が7台!なんと
現場は日本棋院でした。多数の消防士が日本棋院の中にいました。前代未聞の
ことです。「いったい何事??」しかし、なんらかの通報があったもようですが
どうも誤報!?だったそうです。「おさわがせしました..」と日本棋院関係者。

◎伝説の強豪との対局
IBMしめたーず、相手チームの3将を見て驚きました、、なんと菊池康郎さん!
日本のアマチュアタイトルを何度もとられた伝説の方で、緑星学園の師範としても
有名です。かなりお年を召されているようですが腕はおとろえていない、、。
うちの三将氏も奮戦しましたが、珍しい時間切れ負け。最後に菊池さんから
「切れましたよ」と指摘されたそうです。
◎おそるおそる聞いたチーム名
「特高」という対戦相手チーム名に驚きました。どういう由来ですか?と
おそるおそる!?聞くと、、なんと「日本棋院の特別高段コース」
というコース名の特別高段の略なんだそうです。なんだそうか...
◎どいてどいて...
二戦目の終了後、検討を行っているとプロの先生(河野光樹さん)が
やってきて、横に座り熱心に教えてくれます、大変、ありがたいことです。
そこへ昼食を持って戻ってきたMさんがやってきて、「そこは私の席ですよ」と
先生をどかして!?席を移動させました。これには先生も苦笑いでした。
◎豪華商品の数々
大会前に壇上に並んだ賞品を見てびっくり、、、
え?これって!?? 過去の大会では参加賞として全員に配っていたような
ものが賞品として並んでいます。あまり予算がないのかもしれませんね。

◎抜群の成績!
しまったーずのMさんとTさんの二人は、ふだん研鑽のため、週に一度、対局を
して、月例会で棋譜を披露して勉強されておられます。この日は、このお二人
あわせて7勝1敗と抜群の成績でしたが、日頃の修練の賜物でしょうか..
◎ショック療法
この大会、どんなチームでも上位はきつい..しまったーずの三将氏も厳しい勝負
が続きました。そして、「碁の本を買って勉強しようかとおもう」と宣言しました。
◎番外勝負
ふだん女性を教えているというHさん、対局終了後、そこらへんで暇そうにしている
女性がいたのでうちましょうか?と声をかけて、突然の指導碁が始まりました。
7子の対局でしたが女性の方がとても嬉しそうに打っていて、流石は女性の
生徒をたくさんもつHさんです。
◎後輩にやられた!?
最終戦、それまで3戦全勝のエース、対戦相手は大学囲碁部の強豪後輩のTさん
でした。Tさんは相手の成績をみて3連勝と知るやいなや
「あ、じゃぁ、全勝阻止します。」とひとこと、、生意気!?な後輩ですが
言葉どおり、うちとられました。
◎3ゲーム差
しめたーずの全成績は24勝20敗、しまったーずの全成績は21勝23敗です。
わずか3ゲーム差はおそらく今までで一番近い成績だったかもしれません、
この結果にしまったーずの面々は「しめたーずは、たいしたことないねえ」と
の声がしきり...

◎全勝者の帰宅理由
大会後はいつものとおり近くの居酒屋で反省会です。ところがこの日、お酒好きの
Sさんが出席しませんでした。しかも全勝したのに、、、そういえば、この日は全勝賞
がありませんでした。「きっと、がっかりして帰ったんだよ」との声がありました。

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