IBM囲碁部報17036:2017年度全国アマチュア団体囲碁選手権大会結果報告

 2017年度全国アマチュア団体囲碁選手権大会
( 内閣総理大臣杯全国アマ団体戦(東京大会))は市谷の日本棋院で
 10月22日に行われました。

 当日は、台風が心配され、夜には選挙もあるという慌しい日の開催でした。

 月例会の指導をされている小松藤夫先生が審判長です。

 IBMより5チーム参加しましたが、残念ながら枠抜けはなりませんでした。

出場チームは次の5チーム

  1.IBMビッグブルー 無差別クラス
      池上、岸原、松谷

  2.IBMディープブルー クラス別
      吉田(6P)、高本(5P)、山内(5P)

  3.IBM三絶 クラス別
      中原(4P)、山口(4P)、古川(3P)

  4.IBM碁三家 クラス別
      森(3P)、瀧(3P)、鈴木(3P)

  5.IBM三本の矢 クラス別
      長井(2P)、金子(1P)、嘉瀬(1P)

大会幹事 高本正

各チームの代表の方の対戦記を送ります。

IBMビッグブルーのメンバーは、池上、岸原、松谷の3名です。

無差別クラスには、全国アマチュア大会のトップレベルの選手が多数
いて、いつもながら場違い感のある中の参加となりました。

初戦は初台囲碁クラブ、名門ですが、とくに主将は高校生くらいに
みえるきりっと表情がしまった女子の選手でした。
名前はわかりませんがプロをめざしているそうです。
この一戦、池上さんのペースですすみ、相手の石が死にそうになりましたが、
攻め合いで妥協し、その後も一進一退でしたが終盤に池上さんの絶妙手が
とびだして(小松先生も賞賛されたほど)勝利に近づきました。。が
その数手後に間違い、、その後、時間が切れて敗戦となりました。
副将の相手は、池上さんによると池上さんと同じくらいの棋力の方だそうです。
序盤で「定石うろおぼえ」の間違いがあったらしくて(小松先生より
ご指摘いただきました)中盤少しもりかえしたものの、そこから猛烈に地を
かせがれて、実力どおり順当に?負けました。(14目半負け)
三将氏はソフトバンクの工藤監督にやや似た方、実力者でしょうが松谷さんが
かなり良い碁をうっているようにみえました、、が失着がでて敗戦

彩の国中央支部、おそらく埼玉の支部でしょう、いずれも年配の方です。
副将は序盤からペースをつかみ必勝に近い碁を逆転負け、唯一味の悪いところを
つかれてあえなく敗戦となりました。三将の松谷氏がみごと勝利をあげました。
主将は難しい碁にみえましたが敗戦でした。

ダイヤA、三菱電機さんの囲碁部だそうです。主将は強豪の佐野さん、よく
みかけます、池上さんがみごと勝利をしました。副将は一目半負け、三将は
二目半負けで、数目ずつの惜敗で残念ながらチーム敗戦となりました。

囲碁研、囲碁仲間でつくった同好会みたいなものだそうです。
主将は大きな地のつくりあいでやや差をつけて勝利。
副将の対戦相手は若い方でしたが相手の布石に問題あり、序盤からかなり優勢に
そのまま、おしきりました。三将の相手は女性でしたがそつなくうつ方で僅差で
敗戦となりました。

この無差別クラスの全勝同士の決勝、一方は瀧沢雄太さん、木下さんなど
全国トップアマチュアなのに対して、洪道場の小学生中学生くらいの選手が
互角に争っていたのが印象的でした。

Aクラスには、NTTの野村元社長、高橋さんなどの顔もあり、挨拶しました。
親善戦の相手がでてきてくれると楽しみが増えますね。

無差別は初戦のチームは強かったもののあとは勝てないチームではなかったと
おもいます、参加賞に棋書をいただきましたので、鍛えなおして再挑戦したいですね。

岸原 記

--------------------------------------------------------

第2チームはIBMディープブルー
主将 吉田、副将 高本、三将 山内で臨んだ
Aクラスは16チームが参加、4チームを1ブロック
とし、総当たりのリーグ戦で1位が枠抜けとなる。
 第1ブロックは味の素、NEC、東松山とIBM
オール互先、持ち時間40分
初戦は対味の素、うち盛りの40代の三人
私は黒番となった。この頃小目の布石を
試みている。右上の小目に対して白は左下の小目
私は3手目右下のケンカ小目に布陣した。白は左上の星
5手目ケンカ小目の小ケイマカカリ、下辺で主導権を握る
作戦である。この作戦が功を奏し布石の黒リードを確信し、
打ち進める。左上で白陣を割いたので、厚みと地合いで
リード、盤面20目の大差で押し切った。
 吉田さん、山内さんも勝利し、3連勝で幸先の良い
スタートを切った。

2戦目はNEC 主将と三将はよく相まみえる顔ぶれ
私の相手は初手合い。今度は白番。私の白番はコミ
がかり狙いである。部分的にポイントを挙げられているが、
全局では遅れていない。コミがかり必至と判断し、最終手
味の悪いところを手入れして造ってみると、黒44目に対し、
白37目で、痛恨の半目負け。アゲハマの計算にミスがあった。
吉田さん、山内さんは威圧されたようで敗れ、全敗となった。

3戦目はもはや消化対局。 相手は東松山、青年3人組
私は白番。2局目同様足早に地合いで遅れないように打ち進める。
右上隅、相手の1線のハネは小さいと判断し、大寄せに転じた。
これが油断で白陣が大破。しかし、まだコミがかりにできそうだと
頑張ったが、造ってみると1目半負け。
吉田さんは敗れ、山内さんは勝ったが、チームは敗戦となった。

選挙と台風来襲でチームも早々に散会した。
                        記 高本
--------------------------------------------------------

IBM三絶、対戦記

台風が近づいているのに、欠席はゼロという噂。
みなさん囲碁では不戦敗を避けたいらしい。

一回戦、初台若手チーム
中2、高1、中3の若手チーム
主将 「序盤で間違えた。」
副将 「攻めの方向が逆。(対戦相手も指摘する。)」
三将 「ヨセで失敗か。コミ関係なく、盤面で1目負け。」
チーム成績 0勝3敗

二回戦、日立ソリューションチーム
主将 「大模様を破られる。」
副将 「大石を取れているのに、チョンボで生かす。」
三将 「大きいコウ争いに勝ち、大逆転。」
チーム成績 1勝2敗

三回戦、コミ大好きチーム
主将 「攻め合いで大石が死ぬ。」
副将 「序盤はリード。(対戦相手の評)ヨセがだめ。」
三将 「隅を囲って勝。」
チーム成績 1勝2敗

山口
--------------------------------------------------------

 = Cチーム「IBM碁三家」対戦記 =


 ◇ 第1回戦 対戦チーム:「スリーカラーズ」

  (最初は3人の方々の着ているものが、それぞれカラフル
   だったので、そういう意味での命名かと思ったのですが、
   実際は碁の”棋風”がそれぞれ個性的なので、こう名づ
   けたそうでした)

  ☆ 森 主将・・・○ (中押し勝ち)

    序盤から中盤戦にかけてずーっと押され気味だった
    碁を、得意の「剛腕必殺」戦法の”肉を斬らせて骨を
    斬る”で、大石同士の壮絶な攻め合いを一手違いで
    撲殺して、見事逆転中押し勝ちを収めました。

  ☆ 瀧 副将・・・○ (21目半勝ち)

    中年に近い?女性と当たり、強そうなので少し緊張して
    慎重に打ち進めましたが、中盤戦にかかる辺りで相手に
    ややヌルイ手が出て、形勢を少しずつ優勢にしつつ、
    あまり相手の石を獲りにゆく気も起こさずに冷静に打って
    いました。
    そうしたら形勢が悪いことを知った相手の方が、今度は
    やたらと無理な打ち込みなどしてきましたので、そこは
    「武闘派碁会」などで”鍛えた?”戦闘力を駆使して、
    珍しく危なげなく大差で勝つことができました。

  ☆ 鈴木準三将・・・● (半目負け)

    優勢に打ち進め、ほぼ勝ち碁を確信していたのですが、
    ”魔”の終盤に入ってから、自分の大石を殺しにきた
    相手の石との攻め合いになり、何と"活き"があったのに
    ”セキ”にしてしまい、そこでの折衝で15目ほどの損を
    してしまいました。
    最後に並べてみたら、痛恨の”半目”負け!・・あァァァ!


 ◇ 第2回戦 対戦チーム:「洪道場C」

  (ついに当たってしまいました、あの一力七段、芝野虎丸七段、
   そして藤沢里菜女流5冠等を育てた名門中の名門の塾生達と。
   主将が小3男子、副将が小2女子、三将が小3男子という
   ”孫”世代の金の卵達です。彼らの輝かしい将来の芽をつんで
   しまってはいけない、しかし、獅子は子を千仭<じん>の谷底に
   落とさなければならない。どうしょう?私達は対戦前に濃い霧が
   かかつたような、深い迷いと悩みに惑わされましたが・・・?)

 ☆ 森 主将 ・・・● (15目半負け)

   最初から相手のペースにハマりました。ジワジワ攻めてくる
   のですが、決して獲りにはこないのです。こちらは常に防戦一方。
   どの石も活かしてはもらいましたが、結果は大差で完敗の碁でした。

 ☆ 瀧 副将 ・・・● (3目半負け)

   黒番だったので両隅を目ハズシと打ち、相手の勉強していなさ
   そうな布石、定石で打ってみました。小2のお嬢さんは、しかし、
   こうした下手な撹乱戦法?はどこ吹く風とかわして、Yさんよりも
   早い打ち方でほとんど時間も使わずに、打ち終わると”爪”を
   かみながら余裕十分で、キョロキョロ両隣の碁を見てたりして
   ました。
   私も最後までくさらず諦めずに打ちましたが、3目半の負けなら
   善戦したとも言えるでしょうか?

 ☆ 鈴木準三将 ・・・○ (中押し勝ち)

   序盤から”千仭の谷底”に落とそうと攻撃的に攻めたのが功を
   奏し、獲りにいった大石を見事に捕獲して、相手を投げさせ
   快勝となりました。(”愛の鞭”も必要です?)


◇ 第3回戦 対戦チーム:「ダイアモンド支部」

  (最近読んでいた海外ミステリー小説が、南アフリカのダイヤ
   モンド採掘と奪取をテーマにしてたので、もしかして南アの
   ダイヤがらみのお仕事に由来するチーム名かお訊ねしたところ、
   「三菱電機」とのことでした)

 ☆ 森 主将 ・・・○ (中押し勝ち)

   ”必殺仕事人”の森さん曰く、”相手の石を獲りにいったら、
   面白いようにドンドン獲れました。60目以上獲れたでしょう”
   と淡々と話してくれました。
   そして私にそっと耳打ちされました。”もしかしたら「当て馬」
   だったのかも?”と・・・。

 ☆ 瀧 副将 ・・・● (11目半負け)

   序盤から中盤にかけて打ちたいところをほぼ全部打てて、優勢を
   通り越して"楽勝"ムードの感さえあった碁でした。
   が、中盤戦の終わりごろから、私はいつもの”相手の大石を
   殺さないと碁を打った気がしない”悪い癖がムクムクと湧いて
   きたのか、相手の大石の”欠陥”を見つけてしまい、そこに
   こだわってしまったのが、痛恨の逆転劇を産むこととなって
   しまいました。
   相手の大石のキズとは、もしこちらがコウに勝てば大石を捕獲
   出来るのですが、コウ材の数を考えずにコウに挑んだ私の馬鹿さ
   加減がもろに出た悔やまれる敗戦となってしまいました。
   (形勢判断がいい加減なのですが、これも私の”弱さ”の一つ
   でした)

 ☆ 鈴木準三将 ・・・● (時間切れ負け)

   がっぷり四つに組んだ大熱戦だったのですが、難解な箇所が多く、
   惜しくも時間を使い過ぎてしまい、残念な一局となってしまい
   ました。

                              以 上

--------------------------------------------------------
 
Cクラス IBM三本の矢(主将:長井2P、副将:金子1P、三将:嘉瀬1P)

1回戦 JR東海 1 3-0でIBM完勝

〇長井2P 白
布石で白の失着があり黒必勝の碁であったが、手筋を繰り出し、最後は大石を仕留めました。
長井さん曰く大逆転の碁。中押し勝ち。

〇金子1P 黒
地味な碁でした。相手が戦いにきません。常に地で優位だったと思います。
作って8.5目勝ち。

〇嘉瀬1P 白
次々石を取り、最後は隅も仕留め、圧倒的に勝ち。
中押し勝ち。


2回戦 東京都庁支部B 1-2で惜敗

×長井2P 黒
優勢に進めるも、途中見損じ発生。追いかけるが届かず。
惜敗。

〇金子1P 白
コウが好きな相手。あまり相手にせず、固く打つ。
右辺がまとまり優位に。盤面でもはっきり良し。

×嘉瀬1P 黒
狙っているところを一歩づつ先に打たれる。コミを出せず。
嘉瀬さん曰く、相手が強かった。


3回戦 美風会B(おばあさま3人組) 2-1ですが楽勝

×長井2P 黒
大優勢で負けようのない碁であったが、終盤10数目の当たりに気付かず取られてしまう。(しかも2か所)
いわゆる大ポカでの敗北。

〇金子1P 白
大石2つを召し取り大完勝。手合い違いか。

〇嘉瀬1P 黒
次々と石を取り、大優勢に。相手が投げず数えるも50目を超える大差。
手合い違いと考えます。

都庁に勝てませんでしたが、日頃の鍛錬を示すことができました。


以上です。

□ チーム成績

無差別
IBM Big Blue
 初台囲碁クラブ       0-3
 彩の国中央支部       1-2
 ダイヤA              1-2
 囲碁研               2-1

Aクラス
 IBM Deep Blue
 味の素                3-0
 NEC                   0-3
 東松山                1-2

 IBM 三絶
 初台若手囲碁部        0-3
 日立ソリューションズ  1-2
 コミ大好き            1-2

Bクラス
 IBM 碁三家
 スリーカラーズ        2-1
 洪道場                1-2
 ダイヤモンド支部      1-2

IBM 三本の矢
 JR東海 1              3-0   
 東京都庁支部 A        1-2
 美風会 B              2-1

□ 成績優秀者

三戦全勝 金子裕彰

IBM Japan IGO Club