IBM囲碁部報18029: 2018年度全国アマチュア団体囲碁選手権大会結果報告

IBM2チームが準優勝の快挙 !

10月21日秋の日本棋院主催いわゆる内閣総理大臣杯であるアマ囲碁団体戦に
5チームが出場ました。

 1.IBMビッグブルー
    池上(6P)、松谷(5P)、徳田(5P) Aクラス準優勝
 2.IBMディープブルー
    吉田(5P)、山内(4P)、鈴木武(4P)Aクラス 2勝2敗
 3.IBMグレイトブルー
    高本(4P)、中原(3P)、古川(3P) Bクラス 2勝2敗
 4.IBMスマートブルー
    滝(3P)、藤田(3P)、鈴木準(3P) Bクラス 3勝1敗
 5.IBMブライトブルー
    長井(2P)、赤川(2P)、金子(1P) Cクラス 準優勝

第1チームのビッグブルーは初戦に敗れましたが、後の3局を3連勝見事準優勝しました。

第5チームのブライトブルーは3局まで全員負けなしの破竹の3連勝、
最終戦に優勝をかけたが、惜しくも1:2で敗れ準優勝

個人4戦全勝は池上、古川、金子の3名と活躍しました。

各チームの対戦記 

ビッグブルー   松谷
ディープブルー 鈴木武
グレイトブルー 中原
スマートブルー 藤田
ブライトブルー 赤川

の各氏が作成されましたのでご覧ください。

                             総合幹事   高本             

ビッグブルー

Aクラス「IBMビッグブルー」の観戦記 (松谷)

IBMビッグブルーは、主将:池上さん、副将:松谷、三将:徳田さんのメンバー

1回戦 対「うるる星やつら」 1−2
自戦)白番 ×
 序盤黒が地を稼ぎ白は厚みを築く展開になった。
 黒は何かと薄く、白が好調に攻めていたが、頑張りすぎて封鎖され攻め合いになっ
た。
 ここで形勢を損ねたようで、黒は活き白は死んで無念の投了となった。
主将)黒番 〇
 コミが出せるかどうかの細かい碁で、ヨセ勝負になった。
 終盤、白に失着があったようで、黒が勝利を得た。
三将)黒番 ×
 細かいがコミを出すのが大変そうな碁形になった。
 盤面持碁で残念な結果になった。

2回戦 手空きー不戦勝 3−0

3回戦 対「兎小屋に猫と金魚」 3−0
自戦)白番 〇 
 序盤、黒が定石を間違え、30目程儲けた。
 後は黒に大きな地を作らせないように注意して打ち進め大差の勝利になった。
主将)黒番 〇
 白地が大きく劣勢かと見えたが、中盤巧妙な仕掛けにより黒の大石を分断、
 どちらかが取れる形になった。
 分断された左上の黒石はもう一手かかる形だったが、手を入れていては勝てないと
みた黒がしのぎ勝負にでたがこれを確実に仕留めて白の投了となった。
三将)黒番 〇
 黒・白ともに大きな地を囲い合う形になったが、黒地が上回り勝利した。

4回戦 対「初台少年チーム」 2−1
自戦)黒番 〇
 黒が外回りに向かってやや優勢を意識したが、白もしっかり地を取って長期戦の様
相となった。
 中盤、白の手抜きをとがめて、大石の目を奪い、白が逃げる間に右下隅を取り込ん
で優勢に立った。
 後は手堅く寄せて大差の勝利となった。
主将)白番 〇
 白は中央の数個を取り込み、全体に厚くなり優勢になった。
 細かい碁になったが、コミがかりでしっかりと勝利した。
三将)白番 ×
 三将の相手は小学生で早打ちである。
 小目の二間高ばさみから始まるAI由来の新型に進んだが、黒のミスもあり白が熱
い碁形で優勢になった。
 白模様の中で孤立した黒が動き出したが、一見しのぎは難しそうにみえた。
 しかし黒は粘り強く打ち回し、白にも誤算があったようで、活きてしまった。
 
結果発表→なんと準優勝!
 緒戦負けたのに、腐らずに打ってよかったです。
 池上さんは全勝(不戦勝を含む)、さすがですね。

ディープブルー

山内さんの代理で全国アマチュア団体囲碁選手権大会対戦記を提出します。

〜〜〜〜〜
10/21(日)アマチュア団体囲碁選手権大会のAクラスに「IBMディープブルー」チー
ムで参加しました。
(メンバーは吉田、山内、鈴木武(私))
Aクラスには20チームが登録されており、IBMからはもう一つ「ビッグブルー」チー
ムも参加しています。


1回戦○ 初台囲碁クラブB 3-0
お相手はこちらと同じ男性3人組。年齢も近そうなので安心(?)して対局開始。
私の対局は相手のポカであっさり決着、チームも幸先良く3-0スタート。

2回戦● 先手必勝 1-2
若い社会人の男女3人組。関西の大学囲碁仲間との事でした。
私の対局はまたも相手のポカであっさり決着。
しかし山内さんは相手女性の粘りにあい逆転負け、吉田さんも(途中良かったよう
に見えましたが)破れチームは1-2で敗戦。

3回戦● 洪道場B 0-3
小学4年、4年、3年の若い(というか幼い!)チームとの対戦。闘争心が沸かないで
すね…正直、やりにくかった。
もっとも可愛らしいのは見た目だけ、着手は辛辣でした。
私は序盤早々未知の定石に誘導され苦しい長考の連続。
局後JOSEKIPEDIAで調べたらそう変な分かれではなかったようですが、消費時間は3
分対30分と大差になり時間切れ負けが頭をよぎる展開。
中盤以降早打ちを心がけるも的確に失着をとがめられ、いいところなく敗戦。
チームも0-3と完敗。

4回戦○ ???? 2-1
チーム名は聞きそびれましたが、比較的若い男性3人組。埼玉出身の囲碁指導員?さ
んとその仲間とのこと。
私の相手はやる気を失っていたようで、こちらの大模様に入ってこず囲いあって20
目差であっさりと終局。
山内さんも勝ってチームは勝利。


チーム成績は2勝2敗、3人の通算勝ち星も6勝6敗ということで全体順位は真ん中の10
位前後でしょうか、まずまずの結果と思います。
久しぶりの対局でとても楽しい一日でした。

記:鈴木武

グレイトブルー

1戦目はNEC3との対戦。私の相手は40歳代と思われる若手。白番での対局。
相手がミニ中国流に構えて、大模様をはられる展開に。模様の削減を図った手が
少々踏込不足だったか。形勢挽回のための反撃にムリ手があったようで大石がとられて
投了。

高本主将は負け、古川三将は勝ちでチームとしては負けに。
(NEC3は、Bグループで優勝しました)

2戦目は日比谷同友囲碁会Aとの対戦。我々と同じ年配の相手。白番での対局。
じっくりした碁になるも当方が少し有利に打ち進めて終局に。コミで勝ったと
思ったところが半目足らなくて負け碁に。横で見ていた古川さんによると
寄せで打ち欠きを打っていれば1目得をして勝っていたとのこと。形勢を楽観して
終盤が甘くなっていました。
高本主将、古川三将はともに勝ちでチームとしては勝ちに。
 

3戦目はたまごかけごはんとの対戦。全員30歳台と思しき若手の相手。白番での対局。
終始堅実に打ち進めて優勢に。相手が大きな地を囲ったものの地の削減がうまくいって
盤面で白番10数目の差で勝利。
高本主将は負け、古川三将は勝ちでチームとしては勝ちに。

 
4戦目は味の素との対戦。私の相手は50歳台で現役会社員と思しき相手。黒番での
対局。

前半は好調に打ち進めて余裕のある形勢に。「これはもらった」と中盤から甘くなる
悪い癖が出て打ちすぎの手を打ってしまう。相手に的確にとがめられて劫で石を
取られて逆転。
盤面で15目ほどの大差になりました。
高本主将は負け、古川三将は勝ちでチームとしては負けに。

(味の素は、Bグループで2位でした)

 Bグループの優勝、準優勝のチームとの対戦がある中で、古川さんの4戦全勝に
助けられての2勝2敗。

会場の参加者には小学生がいたり、若い女性がいたり、いつもの碁会所とは違う
雰囲気で楽しく碁を打つことができました。

中原

スマートブルー

【1回戦】
対: たまごかけごはん
30代くらいと見える男性3人のチーム。何で「たまごかけごはん」なのかと聞いたら、3人の名前の頭文字が TKG とのこと。今時の若い人たちは卵かけご飯を TKG と呼ぶからとの 
こと。当方副将はそれを全然知らなかったので 22歳の娘にその場で Line で聞いてみたら、確かに若い人達は卵かけご飯を TKG と呼ぶとの返事だった。

結果: ×〇〇
主将: 序盤快調に見えたが、好事魔多し途中で勢い余り転んでしまったようだ。
副将: 終始相手優位だったが、作ってみたらどうしたことか 9.5目勝ち。
三将: 序盤、相手に AI 流に 3-三にはいられはまり形になってしまったが、そこからが当方三将の本領発揮。乱戦に持ち込んで力でねじ伏せる。恐るべし、当方三将。

【2回戦】
対: トリプルK
主将5年生女子、副将6年生女子、三将5年生男子のチーム。かの有名な栃木県の窪庭道場の生徒達。何で「トリプルK」なのかと聞いたら、このチームも3名の名前の頭文字が理由で、揃って Kだからとのこと。「おじさ 
ん達もトリプルKなんだよ。『汚い』『きつい』『危険』なんだ」と言ったら大いに喜んでくれた。碁の結果も、「汚い」形にされ「きつい」展開になり「危険」な手を打たざるを得なくなって総崩れ。当たった相手が悪かった。

結果: ×××
主将: 序盤調子良く見えたが、何が起きたか中押し負け。
副将: 死活がわかってなくて 10目位の大差負け。
三将: 得意の乱戦も道場の生徒には通用せず、中押し負け。

【3回戦】
対: ヤマグチエノキ
主将が30代くらいの男性、副将が30代くらいの女性、三将が小学1年生の男子のチーム。主将の名字が山口、副将の名字が榎だからチーム名が「ヤマグチエノキ」なのだそうだ。主将と三将は親子、主将と副将は義理の兄妹。主将と副将は東大囲碁部の出身で、2006年から2009年にかけての IBM・東大戦に出場したそうだ。当方副将のことも覚えてい 
てくれた。東大囲碁部 OB の竹村さんと早野さんの為に説明すると、榎さんの旧姓は柳澤さん。柳澤さんのお姉さんと山口さんが結婚されたそうだ。

結果: ×〇〇
主将: 相手主将はかなりの打ち手のようでこのクラスに出るような人と見えなかったが、そんな相手にも当方主将は大いに健闘する。
副将: 相手勝勢の碁だったが、時間が切れて当方副将に勝ちが転がり込んだ。
三将: 相手は、若いのに気配りができる子で当方三将に花を持たせてくれた。しかし、次回当たる時は気配りを忘れて窪庭道場のように容赦の無い子になっているかも知れない。

【4回戦】
対: なかやま同好会
主将と副将が 50代くらい、三将が30代くらいの全員男性のチーム。主将と三将が同じ職場、主将と副将が高校の同級生とのこと。因みに、チーム内に「なかやま」姓の人はいなかった。

結果: ×〇〇
主将: 激しい碁だったが、惜しいかな時間切れ負け。
副将: 全くの負け碁だったが、どう言う訳か相手が投了する。
三将: 寄せを残して残り3秒しか無かったが、時間に余裕のあった相手が時計を押さないでくれ、時間切れずに10目ほど勝ち。

藤田 清

IBMブライトブルー

大将 : 長井(2P)、副将 : 赤川(2P)、三将 金子(1P)
一番下のCクラスのエントリーで、結果はチーム3勝1敗で2位となりました。

◎一回戦 美風会Cチーム 結果 : 〇〇〇
下北沢の会とのこと、3人とも70代から80代と思われる女性のチーム。
級位者で登録しているとのことでかなりの手合い違いとの印象。

◎二回戦 昇友会 結果 : 〇〇〇
またしても女性3人のチーム。年代は40前後、囲碁友で級位者で登録とのこと。


◎三回戦 茜会支部サンプラザ教室 結果 : 〇〇〇
60代前後の女性、70代の男性、小学校高学年女子と思われる構成。石井久美子氏代表の日本棋院茜会支部中野サンプラザ教室チーム。
そろそろ強い相手と当たると気を引き締めて3人とも勝利。

◎四回戦 日立ソリューションズB 結果 : ××〇
 事実上の決勝戦 ここまで3勝チームは他に洪道場Cチーム。

 副将は、下辺に大きな地が出来て優勢と思っていたが、中央の石が切断され死んでしまい大差の負け。
 大将は序盤で間違って懸命に挽回しようとしたがそのまま負け。相手の大将は見ていてもかなり強いそう。

 三将は危なげなく快勝の様子。

三回戦までの全勝がものを言ってCクラス20チーム中2位となったが、全体としてチーム間の上位と下位ではかなりの棋力の差があったと思われる。

以上

(報告:赤川)

IBM Japan IGO Club