1月12日(日曜)に2019年度ジャンボ囲碁大会が開催されました。
ジャンボ大会は雪組(法人や官公庁) 月組(同好会、碁会所)の2種類が
あり、IBMは、雪組に19年連続の出場になります。
この数年は、法人というより道場や支部の代表が出場し、レベルが高くなって
おり、なかなか勝ち抜けない状況が続いています。
大会審判長は、平本弥星 六段でした。
開会式の挨拶で囲碁の終局ルールに関する説明をされ、とくに
囲碁は信頼関係で成立する競技との説明は興味深い内容でした。
当日は合計16チームが同一グループで、スイス式トーナメントにより
4回戦にて順位を争う対戦方式でした。
IBMは唯一2チームを編成、強豪16チームの中で奮戦、池上主将率いる
IBMビッグブルーは3勝1敗の好成績を収めたが、惜しくも入賞を逃しました。
第2チームのIBMディープブルーは目標のチーム1勝を挙げました。
本大会では横浜本因坊というチームが群を抜いた強さで圧倒的優勝でした。
以下に徳田さん、古川さん、藤田さんの対戦記を掲載し、報告いたします。
幹事 高本
IBMビッグブルー
01. 池上 均
02. 大串 天光
03. 岸原 達也
04. 松谷 治
05. 徳田 隆行
06. 吉田 嶽彦
07. 山内 裕介
08. 五味 幹常
09. 及川 捷三
10. 古川 康雄
11. 谷野 正義
IBMディープブルー
01. 高本 正
02. 山口 宗一
03. 藤田 聖羅
04. 真形 久視
05. 藤田 清
06. 森 正毅
07. 兵藤 進
08. 長井 憲章
09. 赤川 均
10. 新名 宏志
11. 金子 裕彰
IBMビッグブルー対戦記
1回戦: 樹林
日本棋院(市ヶ谷)で河野光樹プロ、林子淵プロに指導されている方々のチーム。
相手の方がおっしゃるには、過去に何回かうちのチームと対戦したことがあると
のこと。
いつもは自分は7将より下の位置ぐらいで打っていたのでわからなかったが、
相手チームの下の方には見覚えのある方がいた。基本的に年配の方中心のチーム。
自分の相手はおだやかそうな自分より年配の方で、白番でゆっくりと打ち進めた。
打ってる途中で相手はそれほど強くないと思ったが、明らかな悪手は打ってな
かったと思う。
ちょっとずつ得させてくれるので、だらだらと中盤を終えてヨセに入った。
こちらの言い分が通ることが多いので形勢が良いと思っていたら実はそうでもな
かった。
どこかできちんと数えればよかったのだが、それもしないでなんとなくこちらが
いい筈と先入観をもって何もしないまま終局。数えてみたら半目負け。
油断をする気はなかったのだが、何かにとりつかれたのか、勝手に自分で負けて
しまった。チームはなんと6-5で薄氷の勝利。
2回戦:横浜囲碁サロン
自分の相手はかなり若い(20代と思う)方、自分の黒番。
強そうなので慎重に打ち進めたが、相手はあまり時間を使わない。
若くて自分より棋力は上なのであろう。
中盤の戦いで地を沢山稼ぎ、相手の大模様でしのぎ勝負となった。
少しでも脱出して地を荒らせばよかったのだが、そこを失敗して本体は取られて
しまった。
それでも冷静にヨセればよかったのにコミを出すために頑張らねばと無理な手を
打ち自滅。
最期まで打って盤面ジゴの6目半負けだったので途中で冷静になればチャンスは
あったと思う。
チームは7-4で勝利とのこと。
3回戦:横浜本因坊
1,2回戦全員全勝で勝ちあがってきている優勝候補チームとの対戦。
主将、五将、六将はいずみ囲碁の社会人大会の無差別クラスで見覚えのある三人
衆(府川氏、片岸氏、竹内氏?)。
今日はいずみ囲碁でこてんぱんにやられた片岸氏との対戦、自分の白番。
相手が強いのでかなり気合が入り、序盤、中盤とうまく打ち進めることができた
と思う。
前回は相手が時間を余り使わなかったが、今回は相手も悩んで結構時間を使って
たので勝負の形にはなった。
形勢互角で相手が自分の地模様をカタツキで消しにきたところが勝負どころ。
上からボウシして猛烈に攻めてかなり良いところまでいったのだが最期にちょっ
とひるんでしまった。
大石を凌がれたところでちょっと追いつかなくなってしまった。
最期まで打ったが約20目の負け。
チームも残念ながら0-11の完封負け。
4回戦:日本棋院浦安支部
年配の方が多いチーム。
自分の相手も年配の方、こちらの白番。
打っている途中で相手は自分より弱いのがわかったが、3連敗で自分はもはや冷
静に打てなくなっていた。
相手が弱いとわかると早く優勢になりたい一心で守ることなど何も考えず、
部分だけ読んで相手の地を荒らし行ったのが悪手。
地を荒らしたが薄くなった大石に急所の一撃をくらう。
冷静さを欠いて読みもせず一間飛びしたらこすみつけられて大石を切断された。
普通なら投了すべきなのであろうが、チーム戦でもあるので無茶苦茶なねばりを
して逆転を狙う。
その無茶苦茶がほとんど実りかけたのだが、最期大事なところでまた読みが浅く
て大逆転ならず。
作って3目半負けだったので最後まで勝つチャンスはあったのだと思うがこんな
碁を勝っては申し訳ない。
チームはまた6-5(?)で薄氷の勝利だったと思う。
年に1,2回、やることなすこと駄目な日があるが、今回の自分はそれだった。
チーム総合成績は3勝1敗、残念ながらメンバーの勝ち星の関係で入賞ならず5
位でした。
五将:徳田
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「IBMビッグブルー」チーム観戦記
第1戦 対「樹林」:〇6-5
チーム名の由来は、キリンビールとは関係なく日本棋院の囲碁教室の指導講師:
河野光樹八段と林子淵八段にちなむとのことでした。
序盤は大きな波乱もなく過ぎたが中盤に相手が星にケイマかかりコスミ付け一間
の構えに三々に入って荒らしに来た。
自陣の周りも強かったので取りかけに行って何とか取ることができて優勢となった。
後は時間に気を付けて打ち進め並べて20目ぐらいの大差で勝利。
チームは接戦で6-5で勝利しました。
第2戦 対「横浜囲碁サロン」:〇7-4
皆さん綱島の碁会所「横浜囲碁サロン」で打っておられる方だそうです。
中盤に左上隅に3線からハネ押さえカケツギの形からアテてきたのをコウに受け
コウダテに相手石を分断して攻め最終的に片方の石を仕留め勝利。
局後連絡をしっかりしておくべきだったと感想がありました。
チームは7-4で勝利して2連勝。
第3戦 対「横浜本因坊」:×0-11
囲碁研究会のグループで元院生が5名くらい参加しているそうです。
全員若くて強そうで第1戦、第2戦とも全勝で勝ち抜けています。
当たりは強く感じなかったのだが地をしっかり取られこちらの地は小さく全く追
いつけない。
石を取られなかったので最後まで打ったが20目近く負けていました。
チームも0-11で全敗でした。
第4戦 対「日本棋院浦安支部」:〇6-5
中盤までで上辺、下辺で大きな地ができたのに対して相手の地合いは少なくかな
り有利な形勢。
このまま慎重に打ち進めれば良かったのだが相手の石を分断して取りかけに行っ
たのがまずかった。
結果は大失敗で下辺に入り込まれ逆に隅の石を取り込まれてしまった。
大差だった形勢が逆転してがっくりしたが冷静に考えて相手中央の石がまだ眼が
ないのでそれを攻め左上隅とカラミにして結果左上隅大石を仕留め相手投了と
なった。
チームも6-5で勝利してチームは3-1となったのだが残念ながら勝ち数が及
ばず入賞はなりませんでした。
古川 康雄
1回戦: 対「東部支部」(こちらから見て4-7)
東武鉄道沿線の日本棋院支部のメンバーで、埼玉県東部・北部在住とのこと。
我々と同年代(or それ以上)の男性ばかり。
報告者(5将)結果: 半目差の大敗。
2回戦: 対「NTTデータ囲碁会」(こちらから見て5-6)
チーム名どおり、NTTの囲碁会メンバー。東京近郊の人達で、30代〜60代と見える
男性ばかり。
報告者(5将)結果: 相手は蘇耀国似の人で、10目近い大差負けを喫す。
もしかしたら蘇耀国本人だったのかも知れない。
3回戦: 対「樹林」(こちら見て5-6)
樹木希林さんに縁の有るチームかと思ったら、河野光樹プロと林子淵プロの教室の
生徒達で「光樹」の「樹」と「林子淵」の「林」を取ったとのこと。
以前「光子の部屋」と言う怪しげな名前のチームと対戦したことがあるが、
同じネーミング・コンセプトだった(「光」と「子」)。
よく負けるので手を変え品を変え名前を変えて出場しているとのこと。
京都では「しのぶ」と名乗り神戸では「なぎさ」と名乗っているのと同じノリ
なのだろう。60代〜70代と見える男性ばかり。
報告者(5将)結果: 内容は完敗でいつ投了しても良かったが、
作ってみたらどうしたことか1.5目勝ち。
4回戦: 対「IHI囲碁部」(こちらから見て7-4)
名前のとおりのチーム。50代〜60代と見える男性ばかり。全敗(3敗)同士で、
最下位決定戦。
報告者(5将)結果: 序盤で10子近く取られいつ投了しても良かったが、、
作ってみたらたらどうしたことか 15.5目の僅差勝ち。
以上、宜しくお願いします。
藤田 清
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大会総括
今回もアマチュア強豪チームには歯がたたず上位入賞ならずとなりました。
(チーム成績3勝1敗で全体の5位)
しかし、アマチュア強豪の選手に良い勝負を繰り広げあと一歩の勝負が
多かったようです。半目勝負が多くあったと伺っています。
また、ビッグブルーとディープブルーは個人勝ち星数トータルは一昨年、
昨年は同じ成績でしたが、今年は Deep Blue 21勝23敗、で Big Blueの19勝
21敗を上回りました。成績優秀者(勝ち越し)も4名がいて層の厚さがいっそう
充実してきました。囲碁部も今年はよりいっそうレベルアップをはかり
少しでもくいさがれるよう精進したいとおもいます。
大会成績
IBMビッグブルー
樹林 6-5
横浜囲碁サロン 7-4
横浜本因坊 0-11
日本棋院浦安支部 6-5
IBMディープブルー
東部支部 4-7
NTTデータ囲碁会 5-6
樹林 5-6
IHI囲碁部 7-4
成績優秀者
3勝1敗 池上 均
3勝1敗 古川 康雄
3勝1敗 山口 宗一
3勝1敗 真形 久視
3勝1敗 長井 憲章
3勝1敗 赤川 均
歴代の成績
2001年度 : 3位
2002年度 : 3位
2003年度 : 入賞なし
2004年度 : 3位
2005年度 : 準優勝
2006年度 : 優勝
2007年度 : 入賞なし
2008年度 : 優勝
2009年度 : 優勝
2010年度 : 準優勝
2011年度 : 4位
2012年度 : 4位
2013年度 : 3位
2014年度 : 5位
2015年度 : 入賞なし
2016年度 : 入賞なし
2017年度 : 入賞なし
2018年度 : 入賞なし
2019年度 : 5位
この大会、横浜本因坊が4連勝となり、優勝しました。
3戦目まで11-0、決勝も9-2で勝利し、他を圧倒していました。
来年は過去に参加したことのない方にも積極的にご参加検討ください。
IBM Japan IGO Club