IBM囲碁部報19024: 第9回ユニシス・IBM親善囲碁大会結果報告
第9回ユニシス・IBM親善囲碁大会が9月14日(土)13:00から
日本棋院で開催されました。
試合は、双方15名ずつの選手を3名ずつ5つのチームにわかれて
チームの勝敗を1回戦毎にカウントするチーム対抗戦形式で行われました。
また、対局は双方申告段位にもとづく真形ルール(1段差逆こみ)採用の
40分切れ負けルールで行いました。
出場選手一覧
Aチーム
01. 池上 均 八段
02. 岸原 達也 七段
03. 吉田 嶽彦 七段
Bチーム
04. 徳田 隆行 七段
05. 山内 裕介 六段
06. 高本 正 六段
Cチーム
07. 及川 捷三 五段
08. 中原 義彦 五段
09. 古川 康雄 五段
Dチーム
10. 長井 憲章 四段
11. 鈴木 準 四段
12. 新名 宏志 三段
Eチーム
13. 林 義光 三段
14. 田中 啓一 二段
15. 石川 豊 初段
結果は次のとおりでした。
カッコ内は個人成績(IBM-ユニシス)
1回戦 3-2 IBM 勝ち (9-6)
2回戦 2-3 IBM 負け (8-7)
3回戦 3-2 IBM 勝ち (10-5)
IBMが2-1で優勝しました。
チーム成績
Aチーム 2勝1敗
Bチーム 2勝1敗
Cチーム 1勝2敗
Dチーム 2勝1敗
Eチーム 1勝2敗
今回は団体優勝と同時にチーム成績8勝7敗、個人成績でも27勝18敗と
勝ち越し、完全勝利でした。
この結果IBMの通算成績は団体で4勝5敗、個人で210勝195敗と
なりました。
成績優秀者(3戦全勝者)
IBM : 池上均八段、山内裕介六段
ユニシス : 竹島靖男二段
親善戦終了後は、同じ会場内でビール、おつまみを楽しみながら、懇親会、
成績発表・表彰式と和やかにユニシス、IBMの友好を深め合いました。
観戦記
【Aチームの観戦記(岸原さん)】
Aクラスの観戦記です。
一回戦 2-1
池上-津田戦
大将どうしの重厚感のある力戦、池上さんの鋭い手があり中押し勝ちと
なりました。
岸原-佐藤戦
序盤から激しいねじりあい、結果的には黒が戦果をあげるも白も地を
かせいで黒を攻撃、黒は正確にうけきり逃げ切れそうでしたが
しのぎに時間を使ったのが痛く時間が切れました、、白の岸原の勝利
吉田-大庭戦
吉田さんが逆コミをだすほうですが優位に試合を運び、快勝。
二回戦 1-2
池上-大庭戦
2子逆こみながら、池上さんが感覚よくリードして勝利
岸原-津田戦
中盤ではっきり優位にたち、二つの大石を攻める展開途中で
手がしなりながら勝利を確信するも なんとしのがれてつくってみると
逆こみもだされて負け、、岸原の残念な敗戦
吉田-佐藤戦
吉田さんと佐藤さんは互先、序盤から白の佐藤さんが地を稼ぎ、黒は
厚みを築く展開、しかし、この厚みがいまいちすきが多かったようです。
そこをうまくついた佐藤さんが試合巧みに運んで勝利
三回戦 2-1
池上 -佐藤戦
黒の佐藤さんは中央に大きな地、池上さんは周囲に大きな白地逆コミが
でるくらいリードしていたと おもわれます、実戦は佐藤さんの時間切れ負け
岸原-大庭戦
戦いらしい戦いもなく囲いあいにおわったものの10数目のこして
白の岸原が勝利、逆こみがでました。
吉田-津田戦
序盤から大斜をしかけて乱戦に、、しかし、大斜の厚みの石が
とられてしまう大誤算があり、
さらに隅の石もとられては万事休す、津田さん勝利となりました。
(記)岸原
【Bチームの観戦記(高本さん)】
Bクラスは徳田7D,山内6D,高本6Dの布陣
ユニシス側は矢沢6D,小川5D,長井5D
長井さんは今回紅一点の女性参加者
1回戦 私はいきなり紅一点の長井さんとの対局
向先、逆コミの手合い
スピードのあるペースで順調に地合いリード、しかし、途中劫で勝負
され、白は劫材を誤り
好局を逃し敗碁に。幸い徳田、山内の両者が勝利し、チームは勝利と
なった。
2回戦 私の相手は小川5D
向先、逆コミの手合い
1回戦同様スピード感あふれる打ちまわしで地合いはリード、しかし、
逆コミがでるところまで至っていない。
最後整地して盤面4目多いが逆コミ5目半で、結局1目半負け
山内さんは矢沢さんを降したが、徳田さんが長井さん相手に2子逆コミの
ハンデがきつく敗れた、チームも負けとなった。
3回戦 私の相手は矢沢さんで黒番
布石でリード、あまり考えないで気持ちよく打ち進めていたが、
ノゾキに継がぬ不注意で15目ばかりの損、しかし、大ヨセの手番が
回り、布石でのリードで黒良し。
最後矢沢さんは足りないとみて投了。
徳田さん、山内さんも勝利し、全勝でチーム勝利
2勝1敗でチームも勝利した。
副将の山内さんが3戦全勝、チームの勝利に貢献した。
記 高本
【Cチームの観戦記(古川さん)】
自戦記です。
3局とも序盤優勢の優勢の碁で後半の甘さが出て反省の多い碁でした。
1回戦 川北5段戦 白番 4目半負
序盤大優勢の形勢になったが変な手ばかりを打って損を重ね大寄せも相手
にうまく打たれ細かい形勢になった。
冷静さが無くなったのか、その後のヨセもまずく並べてみたら結果4目半
負となってしまった。
どう打っても勝てると思ったのが反省です。
チームは不戦負もあり1-2で負けてしましました。
2回戦 紙田5段戦 黒番 半目勝
序盤の折衝で右下隅の石を味良く取り込み右辺大地ができ大優勢の形勢
となった。
中盤も右辺の地がうまくまとまり地合いで必勝の形勢となった。
その後中央の石の安全を考え地にならないところに手を入れすぎて、
相手に大きい所をたくさん
打たれ細かくなった。
その後双方ヨセ合って結果何とか半目残ったがどちらに転んでもよい碁
でした。
チームは3-0でした勝利しました。
3回戦 小野5段戦 白番 半目負
序盤で上辺大きく囲って地合いでかなりリードした。
優勢を意識して甘くなり大寄せをほとんど決められ細かくなったが終盤
の時点でも少し
残っていると思った。
優勢を意識して終盤ヨセ合い少し甘かったようで結果半目負は残念だった。
チームは2-1で勝利。
(記)古川 康雄
【Dチームの観戦記(長井さん)】
昨年Dチームはチーム成績が負け越しとなっていたため今年は昨年の
二の舞は避けようと踏ん張りました。
今年のDチームは長井4段、鈴木4段、新名3段のメンバーです。
3回戦の成績は以下の通りで、今年はチーム成績二勝一敗、個人成績総合は
六勝三敗とIBM優勝に貢献しました。
1回戦 IBM二勝一敗
(IBM VS ユニシス)
長井4段 VS 中村4段
黒番、相手の大模様作戦に突入し逆に白の大石を仕留めて中押し勝ち。
鈴木4段 VS 堀口4段
優勢に打ち進めていたが、どんどん追いつかれ、最終的には半目負け。
新名3段 VS 北川2段
お互い勢力争いの結果早めの打ち込みが成功し、10目半勝ち。
2回戦 IBM一勝二敗
長井4段 VS 北川2段
中盤以後大優勢に打ち進めながら、油断して白の大石の目が無くなり頓死するも僅差ながら
勝ちのはずが時間切れ負け。
鈴木4段 VS 中村4段
大石をしのいで勝ち。
新名3段 VS 堀口4段
終盤の見落としがあり、逆込みをもらいながら1目半負け。
3回戦 IBM三勝無敗
長井4段 VS 堀口4段
終始優勢に打ち進め白番9目半勝ち。
鈴木4段 VS 北川2段
2子逆コミはきつかったが、最後は残り勝ちを収めた
新名3段 VS 中村4段
逆込みで余裕の22目半勝ち。
(記)長井憲章
【Eチームの観戦記(林さん)】
チーム戦績としては以下の通り、1勝2敗で残念ながら負け越し。幸い我々
Eチームが負けた時は、他のチームが頑張ってくれて、全体でIBMの勝利となり
ホッとしたところです。
個人戦績では、メンバー各位全勝・全敗はなく、4勝5敗と惜敗と
いったところでした。
(石川さん:2勝1敗、田中さん:1勝2敗、林1勝2敗)
当観戦記は、小生他のメンバーの囲碁を見ている余裕はなく、また状況を
聞くのも忘れてしまったので、自戦記となってしまいましたが、
ご了承ください。(他のメンバーの方の分は手合いと勝敗のみ記入)
1.一回戦 IBM:ユニシス 1勝2敗
1田中2段: 相手は齋藤初段。白番・逆コミ、残念ながら敗戦。
2石川初段: 相手は石木初段。見事勝利。
3 林3段 : 相手は竹島2段。白番・逆コミ、残念ながら5目半敗。
・白やや有利に進めていたが、中盤より後半白に緩手が出て、
黒に手抜きされ重要ポイントに先に打たれ、それを契機に黒が
やや有利となり、後半
白が追い込んだが及ばず、丁度逆コミ分の5目半敗となった。
2.二回戦 IBM:ユニシス 2勝1敗
1田中2段: 相手は竹島2段。残念ながら敗戦。
・相手は今回3連勝となった好調な竹島2段。相手が強かったか。
2石川初段: 相手は齋藤初段。石川さん実力発揮で見事勝利。
これで2連勝。
3 林3段 : 相手は石木初段。白番・2子局・逆コミ。中押し勝ち。
・それ程大きな戦いもなく、白徐々に2子局ハンデを追い上げ、中盤以降
白有利となり、そのまま白の20目程の中押し勝ちとなった。
3.三回戦 IBM:ユニシス 1勝2敗
1田中2段: 相手は石木初段。白番・逆コミ。見事勝利。
2石川初段: 相手は竹島2段。黒番・逆コミ受け。残念ながら敗戦。
・ここまで2連勝だった石川初段であったが、相手が今回3連勝
となった好調な竹島2段。
あちこち黒石取られ残念ながら敗戦。相手が強かったか。
3 林3段 : 相手は齋藤初段。白番・2子局・逆コミ。時間切れ負け。
・序盤より中盤まで白有利に進めていたが、後半考えずに弾みで
ポンと打った手がミスとなり、大石の活きが危なくなり、時間を使って何
とか被害最小とし、挽回を試みたが結果的に時間切れ負けとなってしまった。
(記)林 義光
完
ユニシス親善戦幹事 鈴木 準
IBM Japan IGO Club