IBM囲碁部報21005:川辺さん小説出版のお知らせ

皆様、囲碁部員の川辺さんより小説を出版されたとの連絡が
ありましたので、広く皆さんにお知らせします。

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真形杯でお世話になっている川辺です。

この度小説を出版しましたのでお知らせします。

小説は「マドンナの宝石」ヘンリー川邉著(ペンネームです)
ミステリー4編、SF1編、時代小説1編の短編小説集です。

アマゾンや楽天ブックで検索すると内容がわかります。

ミステリーはいずれも打って返しや石の下の筋で大石(犯人)が
召し取られる仕組みになっています。

簡単に各作品を要約します。

奇跡の味:
退職祝いに友人たちから招待を受けた中華料理店はかって迷宮入りの事件
が起きたところだった。おいしい料理を食べながら、当時の記録をもとに
事件の顛末を友人たちと回顧していた元名警部の前に現れた驚くべき
真相とは?

中華料理についての蘊蓄を読みながら随所に張られた伏線を読み取って
ください。

マドンナの宝石:
懐かしい大学時代を回顧しながらミステリーに仕立て上げた小説です。
親友と一緒に過ごした無茶苦茶な学生生活、そのかみの憧れのマドンナ、
二人の間で起きた殺人事件を30数年後に現地を訪れて真相を解明する
物語です。
真相を解明した主人公(実は作者自身)を待っていたマドンナの甘い罠
とその結末。

ブラックウイドウ:
逮捕した加害者が自殺したことによって閑職に回された警部補が
1年ぶりに現役復帰した最初の事件、周囲の冷たい視線を浴びながら
懸命に真相を追う刑事の話です。
迷宮入りかと思われていた事件は偶然のきっかけから犯人が見つかった。
証拠のない犯人を追い詰める作戦と逮捕劇、その裏にある仕掛け、そして
最後のどんでん返しで見えてきた真相とは。

リア王の遺言状:
一代で日本有数のコンチェルンを築き上げた超ワンマン社長が
ひき逃げで死亡した。
遺言状を開けてみて誰もが仰天した。東大出で子会社の社長をしている
長男と次男のどちらかが会社を引き継ぐと思っていたが、遺言状では
グータラで無能の妾腹の三男にすべてを譲られていた。
しかも遺言状を書き直した直後のひき逃げ事件。
他人のいう事を絶対聞かないワンマンに遺言状を書き直させたトリックとは?
証拠のない犯人を逮捕したトリックとは?

退化器官:
科学の異常な発達と倫理なき利用、人間の果てしない欲望とエゴ、
一部の人間による富の独占と支配、地球温暖化と異常気象、生態系の
破壊と多くの生物の絶滅危機。

いま地球という惑星は人類というたった一つの種によって汚染されています。
このかけがえのない地球を守るために、一部の優れた人達が結束して
支配階級を形成し、地球を支配して宇宙に進出したという設定です。
この支配階級が新人類という新たな種に変わろうとしていたときに、
新人類を襲った災厄とその顛末をSFに仕立てあげました。

宗矩と武蔵:
吉川英治が描く宮本武蔵、映画で見る宮本武蔵、それが本当の武蔵像
だと思っていた私は、「五輪書」を読んで本当の宮本武蔵を知って
深い衝撃を受けました。

五輪書に関する本を漁って読んでいた私は、柳生宗矩の「兵法家伝書」
に巡り合って、これにも感動しました。

関連するいくつかの本を読んでいるうちに次第に疑問が湧いてきました。

同じ時代に生きた二人の剣の天才、宗矩と武蔵、いわば東の横綱と西の
横綱が、何故一度も相まみえることがなかったか、それが不思議で
なりませんでした。

そこで残された記録から、点と点の間を筆者の想像力で補って、
二人の間の目に見えない戦いと確執を小説に仕立てあげました。

囲碁部の皆さんに紹介いただければ幸甚です。

以上、よろしくお願いします。

川辺洋一

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ご紹介文にあるようにとても充実した内容になっております。

囲碁部員が小説を出版されたのは初めてのことだとおもいます。

自宅で自粛の続く方も多いかとおもいますが、
この機会に是非、お読みください。

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