今度の日曜日(6/16)は、第182回武闘派碁会の激闘を楽しむ日です!(^^♪

武闘派碁会登録、参加、および「写し」宛先のみなさんへ、

 「最後の無頼派棋士!」

”独創的な棋風”、”破天荒な生き様”…獲得タイトル数23、棋聖位6期、66歳で「王座」獲得、翌年小林光一棋聖の挑戦を退けた67歳でのタイトル確保の最年長記録はまだ破られていない等々、藤沢秀行名誉棋聖の偉業は現在も燦然と光輝いています。

(以下は、2023年8月13日(日)に放映された、NHK囲碁番組「フォーカスオン」[あの棋士プレイバック・・・ 最後の無頼派 藤沢秀行]より抜粋したものです)

 藤沢名誉棋聖(1925~2009)は、独創性を棋風と破天荒な生き様で、多くの人々を魅了してきました。
 若い頃から、既成観念にとらわれない独特の打ち方は、「異常感覚」とも言われましたが、「秀行塾」では多くの有能な若手棋士を育て上げ、また中国等によく普及のためにも行かれました。
 また名人・天元・棋聖など新棋戦でのタイトル獲得の多さから、”初物食いのシュウコウ”とも言われました。

 一方、その歯に衣着せぬ物言いといい、自由奔放で破天荒な生き方が、”最後の無頼派棋士”とも言われ懐かしがられています。

(フォーカスオンの中では、小さいころから長年弟子として可愛がられた、高尾紳路棋士や三村智保棋士は、懐かしく語っています。
 例えば、”酒を飲み出すと夜通し飲み続け騒ぎ出す何しろ先生は、酒が体に入ると元気過ぎると、「おまえたちの下手な囲碁を見ていると、酒を飲まなくては見ていられない。お金を入れたら、コロコロと出てくる機械でお酒を早く買ってこい」と。…
宿の方に頼み自動販売機の前に板を張り付けて貰いお酒を買えなくして頂いたこともありましたと。<三村棋士>…
又<高尾棋士>”は、”競馬、競輪場にはよく通わされました。開場と同時にいい場所取りに、みんな必死に駆け出すのですが、秀行先生と私の席二つは、いつもちゃんと確保してくれる若い女性がいました。
先生は、どこへいっても、女性にはもてましたと…二人が語る逸話が散りばめられてありましたが、実は私も子供が小さいころ、女流棋士が自宅で主催する「子供囲碁教室」に子供同伴でお伺いした時、そこに相当に酒をきこしめられ、ろれつもまわらないような、しかし陽気な秀行先生がおられたのには、”ビックリ”した記憶があります。
ついでに思い出しましたが、私の長男のことで、一度だけ「秀行先生」から家に電話があったこともありました。)

藤沢名誉棋聖の囲碁への姿勢は常に真剣で、碁盤の前に座ると目つきが変わり、対局でも勉強でも命がけで囲碁に接していました。
放映の中では、三つの「秀行語録」が紹介されています。

<そのⅠ>・・・”人間の幅を広げないといい碁が打てない。そのためには本を沢山読め。”(色々な言葉を、沢山の本から探しておられました(高尾棋士)
<その2>・・・”碁が強くなるには、真実を見続けろ。(お前に碁が強くなる方法を教えてやろうと先生から言われました<三村棋士>)
<その3>・・・”宇宙と同じで碁は無限に近い。有限だが無限に近い”

藤沢名誉棋聖が晩年に残した棋士たちへの言葉・・・「強烈な努力」
この言葉を高尾棋士は、”師匠の生き様が凝縮されている”と言い、三村棋士は、”ともかく努力が大事だということを、ひたすら言い続けてこられました”と言います。

 都内台東区に「小野照崎神社」があります。芸能の神様が祭られていることで、文化人、芸能人が多く訪ねることで知られています。
その境内の一角に、藤沢名誉棋聖が残した「強烈な努力」の文字が刻まれた立派な石碑があります。そしてその横には、命を削って碁を打ってきた彼が、棋士に向けた言葉が記入されています。

 ” 碁は芸である 碁には個性、生き方、その人間のすべてが現れる 
  無限に続く芸の道は厳しいが ひたむきに歩む者は幸せだ
  人間を高め 力をつけよ 自分しか打てない碁を 探求せよ

  これだけは伝えたい 強烈な努力が必要だ 
  ただの努力じゃダメだ 強烈な 強烈な努力だ   藤沢秀行 ”

(放映の中で、孫にあたる藤沢里菜女流本因坊は、”境内で「強烈な努力」を見るたびに、気が引き締まる思いがします。もっと頑張らなくてはと思い直させてくれる「強烈な」言葉ですと話していました。私は”もう誰にも勝てないのではないか”と落ち込むことが間々あります。生きているうちに早めに、ぜひ一度小野照崎神社をお参りにいきたいと思っています)

(いつもながら、はたまた本題から外れた長い回り道をしてしまい大変申し訳ありません。)

さて、今度の日曜日(第182回武闘派碁会・6/16)が近づいてまいりました。

現在までに参加申し出をされている方々を、確認の意味もこめてここに明記させて戴きます。

 年間参加申し込みの、鈴木さん、真形さん、石田さん、金子さん、五味さん、高本さん、山内さん、簗さん、林さん、斎藤さんの合計10名の方々に(年間参加申し込みの木谷さん、今回は都合で不参加です)、更に今までにご参加申し込みを戴いた、城戸さん、古川さん、中山さん、徳田さん、長井さんの15名の方々、プラス瀧の16名です。(長井さんは勝手ながら、当日お借りするものもあって、ご参加の方に数えさせていただきました)

 週に数回、朝散歩を小一時間ほどしています。隣駅までの遊歩道には、可憐な小花が色とりどり咲く中で、今や盛りと青、赤紫、青紫、白などの紫陽花が、今や盛りと咲き誇っていますが、「幸せの花言葉と心をいやす花療法(フラワーセラピー)」(花療法研究家・片桐義子氏著・永岡書店刊)によると、「あじさい」はうっとうしさを心地よい静けさにかえてくれるそうです。
 ”雨にぬれ、美しさをますあじさいの花。青紫の清々しい花は、精神状態調整する「肝」の気を整える働きがあり、疲れがたまっている人や気分が晴れ晴れしない人に効果的”だそうです。

 多難であまり歓迎できないような出来事が続く辰年ですが、「武闘派碁会」は今年も一所懸命にガンバリますので、皆様方からの、”熱い”ご支援、ご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 なお参加申し込みの締め切りは、前日の15日(土)の16時です。
                                      
         
追伸;横浜宇宙棋院と参加入場時の手続きなどを、念のため下記に再掲しますが、当日の突然の不参加や遅延などは、会場の宇宙棋院の受付にご連絡いただけますよう、よろしくお願いいたします。
(なお幹事からのお願いですが、碁会当日は出来るだけ「マスク」を着用くださるよう、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします)

                   = 記 =

☆ 開催日: (6月は)6月16日(第3日曜日)、12時10分開始
       (なお、開始時刻の10分前には入場してください)

☆ 開催場所:宇宙棋院 〒220-0004 横浜市西区北幸1-1-8
 エキニア横浜8F TEL/Fax:045-323-1515

☆ 参加費: 2,300円

☆ 支払方法:お手数ですが、2回に分けてお支払い願います。
       ①まず入場時棋院の受付の人に、1,300円お支払い願います。
        その際に、必ず受付の方に、”武闘派碁会に参加する者で
        す”と お伝えください。
           
       ②次に、少し中に進むと特定してあるIBM武闘派碁会エリア
受付で、幹事に1,000円お支払いください。

☆ 確保したIBM武闘派碁会エリア(予定): 8~10席(16名~20名分) 

☆ 対局数/持ち時間: 今まで通りの4局対局で、持ち時間は一人45分です。

☆ 入 賞:参加人数により、1位~5位、または6位、または7位まで表彰。
         

☆ コロナ対策: 
IBM武闘派碁会エリアは、席を一つ置きに使えるように配慮して
  もらいました。
(ただ、年に数回、他の囲碁大会と重なった時は、
   いつもよりはかなり狭まった場所で狭い場所で、我慢をお願い
   されることもありますが、どうぞご了承のほどお願い致します)
  その他、アルコール消毒液の設置や換気等も、適切に行われています。          

☆ その他(食事):
早めに見えて軽食されたい方は、受付左手の休憩コーナー
  をご利用ください。

                                      
  瀧 賢史