IBM囲碁部報25025: 囲碁五人団体戦結果報告

10月12日(日曜)に市ヶ谷の日本棋院で囲碁五人団体戦が開催され、
IBMから2チーム、また、藤田清氏のファミリーチームが1チーム出場しました。
結果は、藤田氏の加加武相連合が4位となりましたが、入賞はならず(3位まで)
どのチームも入賞ならずという結果になりました。

❏出場チーム・選手

 クラス別

チーム名: IBMスーパーブルー
  主将: 齋藤優輝 6P
  副将: 岸原達也 6P
  三将: 松谷 治 5P
  四将: 徳田隆行 5P
  五将: 及川捷三 4P

チーム名: IBMディープブルー
  主将: 高本 正 4P
  副将: 古川康雄 3P
  三将: 谷野正義 3P
  四将: 鈴木 準 3P
  五将: 金子裕彰 2P

藤田氏ファミリーチーム

チーム名: 加武相連合
  主将: 硎野和希 7P
  副将: 森 敏章 4P
  三将: 藤田 清 4P
  四将: 硎野聖羅 4P
  五将: 硎野重樹 1P

囲碁五人団体戦
日時:令和7年10月12日(日)10時
会場:日本棋院市ヶ谷本院

❏大会結果

チーム名: IBMスーパーブルー
せんだいっこ  2-3
指扇ガールズ  3-2
桜石会     4-1
加武相連合   2-3

チーム名: IBMディープブルー
囲碁将棋喫茶樹林    2-3
横浜囲碁サロン岡野会  2-3
横浜囲碁サロンこもく  4-1
らんか東久留米      4-1

チーム名: 加武相連合
東松山棋向会     2-3
ほとほと会      3-2
指扇ガールズ     3-2
IBMスーパーブルー   3-2

❏成績優秀者

4戦全勝 徳田隆行 Aクラス四将
3勝1敗 及川捷三  Aクラス五将
3勝1敗 谷野正義  Bクラス三将
3勝1敗 鈴木準   Bクラス四将
3勝1敗 金子裕彰  Bクラス五将
3勝1敗 森 敏章  Aクラス副将

❏観戦記

以下、チーム代表者の方の観戦記を送ります。


第1戦) 対 せんだいっ子(6段/6段/6段/6段/6段)
黒番 ・左上の折衝で地を稼いだが白が厚くなったので、荒らしに入った。
・攻めをかわしてしのいだが、先手で凌げるところを後手になってしまい、
その後挽回できずに敗れた。

第2戦) 対 指扇ガールズ(7段/5段/5段/5段/3段)
互先白番 ・黒は堅実だが多少ぬるい。
・勝てそうなので無理をせずに、弱石を作らないように気を付けて打った。
・盤面でも残りそうな形勢で、最後は時間切れで勝ち。

第3戦) 対 桜石会(8段/6段/6段/5段/4段)
黒番 ・拮抗した形勢で相手の弱石を狙ったが、攻め方を間違えたようで、
凌がれて地が足りなくなってしまった。負け

第4戦) 対 加武相連合(7段/4段/4段/4段/初段)
白番 ・藤田さんが相手
・集中力を欠き、いいところなく敗れた

チーム成績は2勝2敗

以上  松谷


昨日は惜しくも入賞逃し、残念でした。
私はAクラスの5将で出場しました。
第1戦:「せんだいっ子」
相手は、東北大囲碁部の仲間で、東京地区にいる囲碁仲間
とのこと。 一人、応援団も来ていましたが、その人も囲碁仲間とか・・
後で、聴いたら、宮城代表になったこともある強豪で有名人とか・・
選手は全員6段というので、びっくり。その人が出てきたら強すぎるから・・
と言うんが理由ダッタンですね!
私が2子おいての、戦いはじまり、今回は、厚みを築くつもりで、打ってみました。
成功に近づき厚みがソックリ地に代わりそうな形勢。 囲む前に、もう少し相手地に
脅しをかけてから・・とおもって打った手が打ち過ぎで、中央に侵略され、
地が不足して、敗け。

第2戦:「指扇(さしおうぎ)ガールズ」
全員女性で、キャプテンは相当の実力者とのこと。
アマで有名?な曽我部さんが席亭の囲碁クラブで、中園先生が
月2回指導に来てくれているそうです。
手合いは相手に2子置かせだったか・・ 年齢も70歳くらいかな・・
お話は和やかで、お話し好きのおばあちゃん、と言う感じの相手でした。
ところが、打ってみると、筋良く強手連発で、決めたと思っても粘られ、たじたじ・・
自分の欠陥を強気でセメテカバーしようとする打ち方。
凌ぎながら、やっと最後に相手の石を全滅して勝利! ホッとしました。

第3戦:「桜石(おうせき)会囲碁部」
大学の囲碁部OB会仲間だそうです。
互先で私は白になりました。相手は何でも受けてくれて、
少し甘いな・・と感じる手の連発。でも寄せに入って急に強気になり、
どんどん寄せられて、まずい、と感じたけれど、何とかコミを生かして
4目半の勝ち。 甘い相手にはヨセに注意・・の冷や汗の教訓でした。

第4戦:「加武相(かぶそう)会」
なんと、IBM囲碁部の藤田さん一家で作ったチームです。
2将にIBM囲碁部の森さんが入っておりました。 一家との関係は聴き忘れました。
私の相手は主将の父上とのこと。 これも相手が強気で、こちらを
皆殺しの勢いでしたが、無理して守りを忘れて攻め一本は、どこかに
ほころびが出ます。 そこを咎めて無事相手投了。
自分が
上手と打っているときはこんな打ち方なのかな・・と反省できた
戦いでした。

終わってみれば、なんと1~3将が蒔けてしまい、チームも負け。
自分は個人的には3-1だったのでホッとしましたが・・

及川捷三


我ディープブルーは高本、古川、谷野、鈴木、金子の5名。

 緒戦は囲碁将棋喫茶樹林 

  鈴木さんに拠ると11人大会で対戦した相手。私の相手は5段で私の2子局。

 少しづつ詰められての終盤、手は一気に逆転を狙った大寄せの手に反発して、
 相手は打ち込んだ石を大切にしたため、一気に目がなくなり頓死しての中押し勝ち。
 チームは鈴木さんが勝利するも2-3で敗れました。(このチームが優勝した模様)

 第2戦は横浜囲碁サロン 岡野会

互先の黒番2連星から相手は地に辛い打ち方で途中で反発して私の下辺
からの大模様が完成し、大きく差が付き私の中押し勝ち。

 チームは金子さんが勝利するも2-3で敗退。 鈴木さんは楽勝の碁を最後に
 劫にされて惜しい逆転負けとの事。

 第3戦 同じく横浜囲碁サロン こもく

  互先の白番、相手は女性、結構攻め気が強く中央の戦いで反発して
要石を取り楽勝の形成、相手は劫で粘るも所詮は花見劫でやっと投了して
くれました。

  チームは4-1 やっとエンジンがかかってきました。

 第4戦 ランカ東久留米 

  互先の黒番 4隅をしっかり押さえ地合いで大分良い。3連勝と調子に乗ってい
るので、更に相手の石を攻めつぶそうと無理気味に攻めたものの逆に私の石も薄くな
り目なし同士の石の戦い。

攻め合いは私の負けなので、攻めどりにして地合い勝負にしようとするも相手に1眼
作られ、無念の敗退。 無理に取りに行かずにゆっくり打てばよかったのですが、つ
い私の悪い点が出て反省大でした。チームは4-1と私以外は全員勝利。

  という事でチーム成績は2勝2敗、第2戦の敗戦が運命の分かれ道でした。

       谷野 記

1回戦
鈴木3P
相手は3P、にぎりで黒番。
序盤苦しくなりましたが、そこから力を発揮し
右下の白大石を召し取り大差の逆転勝ちになりました。
金子2P
相手は2級で3子。
中を囲う碁にしたのですが、うまく消されました。
寄せで猛烈に追い上げましたが届かず、7目ほど負け。

2回戦
鈴木3P
相手は3P、にぎりで白番。
中盤相手に見損じもあり、大優勢に進みました。
終盤苦しまぎれのコウで隅の黒が生き返り、白が取られて
しまいました。最後は数えて5目の、大逆転負けでした。
金子2P
相手は2P、にぎりで白番。
序盤から攻勢をとることができて、優勢に。
最後は大石を仕留め中押し勝ち。

3回戦
鈴木3P
相手は初段で2子。
序盤から攻勢に出て、中央に大きな地もつき、堅実に寄せて
盤面15目くらい勝っていましたが、最後は見損じで中押し。
完勝でした。
金子2p
相手は1級の2子。
序盤相手が定石を間違え優勢になりました。足りないと見た
相手がせめてきたのでカウンターで仕留めました。最後は
隅の大石も取れて中押し勝ち。

4回戦
鈴木3P
相手は2段で先。
序盤から押し込み、優勢に。その後相手にまわしを与えない
横綱相撲でした。中押し勝ち。
金子2P
相手は2段で黒番。
実力伯仲という感じでした。地で走られましたが、中盤中央に
地ができて、若干の優勢を意識しました。最後は6目勝ち。

以上です。

金子

加武相連合メンバー

  主将:硎野 和希 7P
  副将:森 敏章  4P
  三将:藤田 清  4P
  四将:硎野 聖羅 4P
  五将:硎野 重樹 1P

1回戦:対東松山棋向会 77664 (数字は主将~五将のポイント)

  埼玉県東松山市周辺在住の囲碁仲間。20代~40代前後に見える。
  主将と三将は元院生。チーム名は違っていたが、去年の初戦の相手。
  東松山というとかなりの田舎だが、こんなに碁の強い人達が沢山いる
  なんて驚き。

  加武相連合結果:XXX〇〇 チームX (去年も負け、今年も負け)

2回戦:対ほとほと会 76421

  去年の3回戦の相手。東京、神奈川在住の人達。
30代~40代ぐらいに見える。五将は女性。

ほとほとさんと言う人が取りまとめているグループ。
但し、本日はほとほとさんは不在。変わった名前で、どんな人なのか見たかった。

加武相連合結果:〇〇〇XX チーム〇 (去年も勝ち、今年も勝ち)

3回戦:対指扇ガールズ 75553

  さいたま市指扇にある碁会所の仲間。全員女性。一・二・四将は若い。
  二将は弱視らしく、はめ込み式の特殊碁盤・碁石使用。
  当方三将はさいたま市出身で、「昔は指扇は人が殆ど住んでなくて
  碁会所なんて考えられなかった。狐・狸・イタチがいただけだ」と言ったら、
  四将が「私達、今日は人間に化けて出てきてます」と合わせてくれた。
  若いのに素晴らしい機転!

  加武相連合結果:X〇X〇〇 チーム〇

4回戦:対IBMスーパーブルー 66554

  実力者揃いのチームで、最後にこんな強敵に当たるとは思わなかった。
  もとより勝ち目無し・・・、が百年に一度の奇跡が起こった!!

  加武相連合結果:〇〇〇XX チーム〇

個人成績:主将2-2
副将3-1
三将2-2
四将2-2
五将:2-2

副将3-1以外全員2-2だったのにチーム3-1は幸運だった。
3位内入賞はしなかったが4位(らしい)。

藤田 清

❏総評
今回は惜しくも入賞ならずでしたが、それでも
ふだん、対局しない方との対戦は楽しいですね。
見ているとやや信じられないレベルの逆転負けが
何度かありました。優勢になってから勝ち切る
よう精進したいとおもいます。今回は全敗者が
一人もいませんでした、これは快挙だとおもいます。

❏大会こぼれ話

■詐欺電話の影響!
大会開始前、出場予定の方にキャンセルがでたため、急遽、かわりの
選手を探すことになりました。何人かのおもだった人に電話をかけたものの
何回かけても誰も出てこない、、後で聞いてみたところ、詐欺電話が多くて
いやになっているから知らない番号はとらないことにしているとのことでした。

■ホストチーム!?
今回、無差別にホストのようないでたちで黒いサングラスをしたチームが登場
しました、開始前に記念写真をとるなど華やかでした。

■セミを食べた!?
今回の出場チームに「セミを食べた5人」というチームがいました。
選手の一人がセミを食べた人とは碁は打ちたくないなぁ、とつぶやきました。

■フライング!?
今回、大会の司会者の挨拶が微妙で対局を初めて良いかのような雰囲気になって
対局が開始されました。ところが開始してはいけなかったのです。
「それでは、大会審判委員の先生に挨拶をいただきます。」との言葉に一同が
え??とフリーズ、、対局が始まっているのに慌てて時計を止めます。審判の先生の
挨拶が終わってそれでは準備ができたら対局を開始してください! 
いや、もう始まってましたけど。。と前代未聞のフライングがありました。

■後輩との対決!??
対局相手のせんだいっこは東北大学囲碁部とのことでした。
うちの部長の池上さんを知っていますか?と聞いたところ知っているとのことでした。
また、徳山さんを知っているか聞いたところ知っているとのことでした。
おもわぬ形で池上さん、徳山さんらの後輩と対峙するところとなりました。

■補欠の写真係?
せんだいっこチーム、5人の選手の方以外に補欠の方がいました。対局の様子を
見守り写真をとられていました。この人は一番弱いので補欠なんだろうなと
話をしていたら、、事情通の人がいて、いや、あの人はめちゃめちゃ強いですよ、
おそらく双方のチームの選手の誰よりも一番強いです、とのこと。選手として
でてこなくて助かりました。

■弱視だけど磁石じゃない!?
弱視の方との対局は特別な碁番と碁石を使います、交点のところにはめこめる
ようになっているのです、磁石はついてませんでした。対局しているうちに
少しずつ慣れてきましたが不思議な体験をすることができました。

■名門囲碁部
桜石会は名門の学習院大学囲碁部出身とのことでした。
大将の方はひげをはやしたきさくな雰囲気のおじいさん、三将は和服できめた
かっこうでいかにも名門学習院といった様相でした。

■林先生が見守る対局
今回、Bクラスにはなんと林漢傑先生の娘さん二人が出場しているチームが
あるとのことでした。対局中は林先生がしばらく後ろで見守っていたそうです。
IBMチームは対戦はなかったものの、林さんの娘さんと対局相手さんには
プレッシャーだったでしょうね。

■同郷の先生!
今回の審判長は鶴丸敬一先生、出身は長崎県長崎市でした。
ということで声をかけてみたところ、出身は葉山町です、滑石の近くですよ、
あー、こちらは大園でしたよ、近くでしたね。わたしは深堀囲碁教室に行って
いたのですよ、あー、わたしも行ったことがありますよ、そこ。と急遽ローカル
話でもりあがりました。

■下剋上
最終戦は加武相チームとIBMスーパブルーチームのうちわどうしの一戦、
しかし、大会設定段位なのでふだん真形杯の段位より上手がずいぶん楽に
なってます、不公平なので真形杯段位でやりましょうと下手側の提案も即却下
されうってみたところ、二局とも下手側が快勝!??となりました。

■なぜか知り合い!
聖羅さんが相手の指扇ガールズの主将の千賀さんと会って、ずいぶんにこやか
に話をしていたので、後でどういう知り合い?と聞いてみたところ、いや、前に
会ったことがあって、、とそれだけでした。若い女性どうしは会っただけで仲良く
なるようです。千賀さんは元院生の強者で今年はIBMチームの二名がやられ
ました。

■勝ち星が韻をふんでいた!?
うちあげに行く途中、四将で四勝はすごいなぁ、とほめていたら、三将の人が
わたしは三将だから三勝だった、と答えました、あれ?わたしは副将つまり二将
だから二勝だった、というと、主将つまり一将の方が一勝でした。
最初から運命が決まっていたのかもしれませんね。

■うちあげの席で整地!
うちあげの席には11名が集まりました。ここで、テービルを調整して移動
囲碁の整地ならぬテーブルの整地を一斉に行いました。

IBM Japan IGO Club