武闘派碁会登録、参加、および「写し」宛先の皆さまへ

幹事の瀧 賢史です。
 
 先月もお知らせいたしましたが私は、虎の門病院分院に10/7(月)~11/16(土)の41日間の長期入院後、担当医師の出張が有りまして(米国学会での論文発表)自宅療養の為退院出来る事が分かりまして、翌日の11/17日(日曜日)の武闘派碁会に参加出来る事嬉しくて病院の部屋で舞い上がりました。
しかし主治医の言葉・・「瀧さん土曜日退院しても免疫力低下の為翌日からの外出は、禁止です。自宅静養してください。」
「一週間後の検査、診察の予約有ります。」との言葉に武闘派碁会参加出来ない事分かりまして落ち込みました。
11月15日の武闘派碁会の皆様方に大変ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。

 退院後一週間後の検査、診察に虎の門病院分院に行きまして、診察のドアを開けまして部屋に入りました私を見て、瞬間!
アメリカから帰宅していた主治医の先生からの予想もしない言葉・・「瀧さん今すぐに入院ですね。寝巻は病院にもあります。」
「退院後一週間の自宅療養中腹水が増えました。」「直ぐに点滴をして治療に入ります。」と・・・
11月22日(金曜日)より12月16日(月曜日)まで25日間入院致しました。私としましては、大変な治療の25日間でした。

 今回の入院治療中考えました。
「武闘派碁会」の事務的全般を今まで通り妻に協力して貰い、又当日武闘派碁会の皆様のご協力で運営・実施させてもらえる事は、私の病状からしてこれからも沢山の会員の方にご迷惑を、お掛けして武闘派碁会継続は、無理と判断いたしました。
 
 岸原さんにご連絡を取りまして、今後の運営の事、お任せすることに致しました。願わくはどんな形でも武闘派碁会を継続して頂きたい旨は、お伝えいたしました。
 
 つきましては、約16年以上続けさせてもらっている、愛着ある「武闘派碁会」ですので、私のわがままなお願いで申し訳ありませんが、岸原さんと幹事の方のお考えで、もし武闘派碁会が新しく開催することが出来ましたら・武闘派碁会の会員の方にもご協力をお願いしてこの新しい「碁会」を継続させて頂ければ大変ありがたく、あの世に行く時のお土産にしたいと思います。皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

 12月15日(日)、第188回武闘派碁会は、第3日曜日18名の武闘派戦士にお集まりいただいて、いつものように賑やかに楽しく、しかし、真剣に、碁会開催スタートを皆さま待っていらっしゃいました。
 
お忙しいところわざわざこの碁会のために足を運んで戴き、大変うれしく心より感謝申し上げます。

 今回は、まず冒頭に岸原さんから、私開催の武闘派碁会は今日の武闘派碁会を、最後に終わりとなります。
以後の武闘派碁会は、「瀧さん運営の会」は、終わりですが、今までの武闘派碁会とは違う、新しい武闘派碁会を今幹事の方と相談中です。

毎月ではなく1か月置きとか・・幹事候補の方が居ないので大会で、最後の順位の方にお願いとか?(これは冗談の様でした)
「今現在新しい武闘派碁会は、幹事の方と相談中です。来年1月の幹事会でまた皆様とご相談致しまして、お知らせ致します。」
と私にとっては、16年間続けてきました武闘派碁会がどんな形でも継続は、大変有難く、嬉しいお言葉で有りました。

*岸原さんから
*今年の武闘派碁会年間表彰の発表
皆勤賞・・古川さん・長井さん・真形さん・簗さん
精勤賞・・高本さん・鈴木さん・林さん・金子さん・城戸さん・石田さん

*優勝・準優勝の方に「自戦記」のお願い

*16年間の優勝回数発表。
 12回・谷野さん。              
 11回・長野さん。 
 10回・赤川さん。徳田さん。五味さん。            
  9回・高本さん。瀧さん。古川さん。  
  8回・真形さん。城戸さん。             
  7回・林さん。木谷さん。山口さん。岸原さん。長井さん。            
  6回・石田さん。  
 5回・兵藤さん

*石田さん,12月武闘派碁会参加を最後に引退のご挨拶。
(石田さん、碁は歳を取らないので何歳までも若々しく、お元気な時は、大いに皆様と囲碁を楽しみましょう!)

*幹事入院中の為、お休みの報告
*瀧 利美子(瀧幹事の妻)・16年間お世話になりました武闘派碁会会員の方にご挨拶。
 
 また今回も武闘派碁会、私入院不在のため、岸原さんには司会、会の進行、対局の組み合わせ、勝ち負けの記入 勝ち数、負け数の計算など、沢山の煩わしいお仕事、大会運営などを、快くご対応戴きまして、ありがとうございました。

また会員の方にも岸原さんに、ご協力して戴きまして、碁会が円滑・円満に開催・運営・閉会が出来ましたことは、大変ありがたく、感謝申し上げます。

それでは、ほぼ定刻に、ようやく秋めいてきた横浜駅周辺のビルの爽やかな秋空を眺めながら、第187回武闘派碁会の火蓋が切られました。
さあ、激闘、激戦のスタートです!!!

不本意ながら戦い過程は省略させて戴き、入賞者のご紹介に入らせていただきます。

12月15日(日)、開催された第188回武闘派碁会の入賞者の皆さん方と、優勝、準優勝の方々の「自戦記」をご紹介いたします。

☆ 優勝 斎藤 優輝さん 4-0 勝ち目数 68,5 対局カード点数 314

  [ 以下斎藤さんからの自戦記です。大変お忙しい中を、強引に割り込んでお願いし送信して戴きました。
   斎藤さん、有難く感謝の気持ちで一杯です ]

  ”瀧さん 返信が遅くなり申し訳ありません。自戦記をお送りします。

 <1回戦>
 簗さん 9子局 中押し勝ち

 簗さんとの対局では、形勢が良くても油断すると一発逆転される可能性があるため、手どころでは慎重に打つよう意識しました。
 中盤、中央から下辺にかけての黒一団を攻めながら左下黒を仕留めることができましたが、形勢はまだ黒良しの状況でした。
 その後、右上で黒が頑張りすぎたため、右辺から右上にかけての黒一団の眼がなくなり、ここで白優勢になったと思います。

 <2回戦>
 長野さん 白番 白19.5目勝ち

 長野さんは目外しをよく打たれる印象があります。目外しの対応方法はあまり分かっていないため、簡明に実利重視で打とうと考えました。
 4隅が白地になりましたが、中央白の2眼がまだ確定していない状態でした。
 中央白へプレッシャーをかけられましたが、右下黒が味残りであり、そこを活かし中央白への攻めを凌ぎました。
 その後は、4隅白地による地合いリードを崩されないよう打ち進めました。

 <3回戦>
 山内さん 2子局 白4.5目勝ち

 山内さんとの2子局では前回同様、ヨミの勝負にもっていくことを意識して打ちました。
 中盤、黒が右辺白にツケた後、上辺白を切断してきました。しかし右辺白にツケた手がシチョウアタリになっておらず、
 上辺白切断に失敗しました。白僥倖でしたが、それでも最終的には4目半差であり、まだまだ研鑽が必要と思いました。
 
 <4回戦>
 吉野さん 5子局 白14.5目勝ち

 吉野さんとは以前4子局で対局し大変厳しかったため、5子局では勝てる自信がありませんでした。
 中盤まで白厳しい状況でしたが、中央から左上にかけての戦いで黒が中央黒一団を助けようとしたため、黒の弱い石が増えチャンスができました。
 その後、中央黒一団の生還と引き換えに左上黒石を仕留めることができ勝勢になったと思います。

 以上です、よろしくお願いいたします。”

斎藤さん、どの一局も互先感覚で戦略を立てて臨み、石が込み入ってくると、ヨミや勘の差で碁形を有利に導き、安定した勝ちに持って行かれます。強いです。
斎藤さん、優勝おめでとうございます!

☆ 準優勝 長野 一隆さん 3-1 勝ち目数 70,5 対局カード持ち点数310

  [ 以下、長野さんの自戦記です 」

 ”準優勝の弁

 首記は下記の通りです。

 今回は3カ月ぶりに石を持ちました。全敗覚悟で臨んだのですが何とか3勝1敗で終了。
持ち点310点となり、武闘派碁会で私の最高点となりました。

<1局目>:城戸さんとの8子碁。城戸さん、手堅く打ち進められ城戸さん有利の僅差の最終盤、私の劫立てにきかれなかったため黒の大石が頓死し、きわどく勝利。

<2局目>:斎藤さんとの2点差黒番。4隅を取られ中央の一群への攻めに活路を見出そうとしましたが、うまくしのがれ大差の敗戦。

<3局目>:徳田さんとの白番:均衡を保ったまま中終盤へ進み、
 隅に手を付けた白石を強引に取りに来られ、その生きと中央黒石大石への
 攻めを見合いに打った私の1手への対応に問題があり、黒大石が頓死。
 正しく受けられていたら、苦戦するところでした。

<4局目>:山内さんとの2子碁。山内さんに2子置かれては苦しく、
 無理をしないように打ち進めた所、
 山内さん、楽観されたのでしょう、いつになく着手が雑で、
 黒の大石2群が絡み攻めになり、一方が頓死。

 瀧さん、
 武闘派碁会の創設と維持を長年続けて来られたことを感謝します。
 おかげさまで楽しく記憶に残る年月を過ごすことができました。
 ご健勝をお祈りいたしております。

 長野一隆”

 長野さんは、定年後も「美術館探訪」という生涯かけた難事業の達成があり、
 囲碁はここで打つ以外は、握ってもいないよと、いつも笑顔で話すのには、
 ”それでは毎日毎晩囲碁漬で勉強している私が、勝てないのはなぜか?”
 長野さんとは3勝48敗ぐらいの成績でしたから、自分自身の能力のなさに、
 何度も”ガクッ”となったものでございます。(笑)

 長野さん、準優勝おめでとうございます!

 ☆ 3位 木谷 晴彦さん 3-1 勝ち目数 57,5 対局カードの点数 231

 ☆ 4位 長井 憲章さん 3-1 勝ち目数 41,0 対局カードの点数 264

 ☆ 5位 吉野 代旨男さん 3-1 勝ち目数 19,0 対局カードの点数247

 ☆ 6位 古川 康雄さん 2-2 勝ち目数 26,0 対局カードの点数 264

                < 以上 >

 最後に、16年前大和囲碁大会閉会を引き継いだものの当時の私には”重い荷物”でしたが、幸い妻が勤めていた「向ヶ丘遊園囲碁サロン」の吉田席亭さんの快諾を得て、同囲碁サロンで、長い「武闘派碁会」の一歩の歩みが始りました。
 
碁会が終わった後の飲み会は、今思えば席亭さんにはかなりのご負担をおかけしましたが、いつも「碁会所」=「赤提灯」は、碁に疲れた参加の皆様に大変好評でした。
(妻も疲れながらも囲碁サロンの従業員として飲み会のお手伝い等がんばっていました)

コロナ旋風も吹き荒れて、残念ながら「向ヶ丘遊園囲碁サロン」は閉鎖となりましたが、幸いにも、五味さんより「横浜宇宙棋院」を紹介して戴き、今日に至った次第です。
(「宇宙棋院」のスタッフの皆さんも素晴らしい方々で、楽しく碁会を運営出来ました)

皆様、長い間この「武闘派碁会」を皆様が愛用くださいまして、本当にありがとうございました。
おかげさまで、妻も私も、色々な病気を持ちながらこの歳まで生き永らえられることができました。
感謝の気持ちに堪えません。

長い間の「武闘派碁会」のご愛顧、ありがとうございました。
                                      
  瀧 賢史                                   
    利美子