10月13日(日)、第186回武闘派碁会は10月だけ、第二日曜日に変更しての開催となりましたが、18名の武闘派戦士にお集まりいただいて、いつものように賑やかに楽しく、しかし、真剣に、碁会開催スタートを皆さま待っていらっしゃいました。
武闘派碁会の次の日は祭日【スポーツの日】折角の3連休の中を、わざわざこの碁会のために足を運んで戴き、大変うれしく感謝申し上げます。
また今回の武闘派碁会は、幹事の瀧賢史が入院&手術(肝細胞癌塞栓術)の為碁会留守・・・
沢山の会員の方に助けて戴きまして、碁会開催が出来ました事、心よりお礼申し上げます。
特に岸原様と、谷野様には、司会、会の進行、対局の組み合わせ、勝ち負けの記入 勝ち数、負け数の計算など沢山の碁会のお仕事、ありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。
瀧 利美子
(数回前から幹事からのお願いで、”我かく闘かえり!”という「自戦記」を<任意ですが>書いて戴くことになりました。
今回は五味さんと木谷さんの激闘記です。
武闘派の戦士達は、一体どういう気持ちでどう闘っているのか?
皆さん、楽しみながらお読みください。なお詳細な対局結果は、添付の「令和6年10月武闘派碁会対局表」をご覧ください。なおこの添付をうまく開けない場合は、一度ご自分のエクセルのファイルに入れてからだと開けるそうですが、うまくいかない場合はご一報ください)
☆ 優 勝 五味幹常さん 4-0 勝ち目数78 対局終了後の持ち点 282点
五味さん優勝おめでとうございます。
<10/14付け受理・自戦記>
五味さんの自戦記をお送りします。
瀧さん
入院中との事、心よりお見舞い申し上げます。
病魔との厳しい戦いとお察ししますが、頑張ってください。
来月には、頂上対局が実現すると、嬉しいですね。
では、自戦記をお送りします。結果の目数があやしいですが。
< 初戦 >
岸原さん 当方の3子局 33.5目勝ち
9月も初戦であたり、いいように打ち回されて負けていますので、
二の舞は踏むまいと、工夫をしようと臨みました。
三子の置石の強みを、確りと生かして、確実な競り合いが
出来た様です。中盤に、中央に大きく伸びた白石を、半分切断する筋が
見えて、強行し、振り替わりましたが、大分得をして、今回は、
その後腰砕けなく、終局できました。
< 第2戦 >
長井さん 2子局白番コミ6目 1.5目半勝ち
平素互先なのに、たまたま点数差が丁度2子局入り口でした。
長井さんは、2子なら軽くやっつけてやれと思われたのでは
ないでしょうか。そこが、唯一の付け目と、秘かに思いながら
淡々と打ち進め、終盤数えてみたら、良い勝負で細かい。
終局、並べてみたら、なんと思惑通り、1.5目差でした。
< 第3戦 >
斎藤さん 当方の3子局 16.5目勝ち
3子局なので、初局の岸原さんの時と同様の打ち回しを
心掛けました。結果久しぶりに、幸いしました。
斎藤さんのクレバーで、切れ味鋭い打ち回しと、
石川遼ばりのイケメンには、まずビビリますが、
盤上に集中して、ハンディ差を生かして、打ちました。
< 第4戦 >
吉野さん 3子局 中押し勝ち
岸原さん斎藤さんとの当方3子局の逆なので、打ち進め方は
参考となり、3子の力を削ぐように心がけた。
しかし、吉野さんは、しっかりと、力強く構えられて、
隙が無く、終盤入り口で目算したところ、少し足りないなと
思っていたところに、鋭い打ち込みが来て、参りました。
挙句に自分の大石が、目が無い。採算は無かったが、窮余の一策を
打ち、まぎれて、逆に相手の石が取れて、中押し勝ちとなりました。
吉野さんが時間切れ間近でなければ、負けているところでした。
以上よろしくお願いします。 五味幹常
☆ 準優勝 木谷さん 3-1 勝ち目数 63 対局後の持ち点数 231
木谷さん準優勝 おめでとうございます。
<10/15付け受理・自戦記>
木谷さんの自戦記をお送りします。
久し振りに入賞ということで、以下に一言。
瀧さんには、武闘派の会に申し込むと、いつも励ましのお言葉をいただきます。
準優勝ということで、少しはお応えできたかな、というところです。
朝は、横浜駅で寝過ごして、みなとみらい駅から戻って来るという大チョンボ。
既に対局相手として待機しておられた石田さんに遅刻時間のペナルティを払わなければ、と
覚悟していたのですが、寛大な措置をいただきました。
石田さんとは四子局。
近頃は自分が置く碁ばかりなのに、沢山置かれる碁は戸惑うばかりです。
石田さんにはよく負かされますが、この碁は割合早い段階で黒が弱い石を作られたのを、
白が攻めて優位に立ち、そのまま押し切って10目半勝ち。
次に当った林さんとは4点差で自分が黒石。
どういう訳か、私に対して苦手意識をお持ちのようなようですが、この碁は私が悪い手を連発し、
我慢し切れずに無理な手を打って黒の大石を捕獲されました。昔なら投げていたところですが
私も最近は往生際が悪く、もう一勝負と、包囲している白石を取り掛けに行きました。
白の間違いもあり、何とかコウに持ち込んで、これは天下効かず。
その白の10目程を取り込んで黒の大石が、復活してしまいました。
良い碁をひっくり返された無念は私もよく経験するところ。
林さん投げずに数えて、30目以上の大差になってしまいました。
三局目、吉野さんとは久し振りの対局で10点差、
私が二子置いて逆込みを5目半貰うという手合だったと思います。
序盤は黒が厚みを作って快調に飛ばしていたつもりでした。
厚みの一画であった黒の三子に切りが入り、掛けも打たれたのが、白の誘いの好手。
その三子を単に逃げていれば良かったのに、筋ばった手を打ち、
自らダメを詰め黒の厚みも消して、大損してしまいました。
終盤も挽回しようと粘ったのですが、形勢判断も間違え、時間にも追われて、7目半負け。
最終局は、私がよく当たり、よく負ける梁さん。
私が白の三子局。
いつも時間が足りなくなる私の弱点を是正しようと、梁さんに合わせて早打ちします。
何でも切りを入れて来られるのが分かっているのに、今回も私の用心が足りない。
序盤早々に一隅を受け間違って私の白石が丸ごと取られました。
黒は何もしなくても勝ちと思うのに、相変わらず切りを入れて攻めて来られる。
二つ、三つと黒の大石を逆に捕獲して、白の中押し勝ちになりました。
肝心のところで読まない悪癖はそのままに、3勝1敗63目差での準優勝は望外、
特に勝ち碁を譲ってくれた林さんには申し訳なかったです。 木谷晴彦
氏名 勝ち目数 次回の点数
優勝 五味幹常様 78 282
準優勝 木谷晴彦様 63 231
三位 真形 久視 51.5 259
四位 齋藤優輝 50 308
五位 吉野代旨男 15 245
六位 谷野正義 9.5 266
七位 石田 造 8 158
武闘派碁会ご参加の皆様、勝っても負けてもこの半日、大変お疲れ様でした!
今回も、碁会の運営・進行に、谷野さん、岸原さん始め、多くの方々にサポートして戴きました。
ありがとうございます。
まだコロナ禍の大変な時代に、このささやかな碁会に参加して、大いに盛り上げてくださった皆様方に、心から感謝し、お礼申し上げます。
さて次回の第187回武闘派碁会は、11月17日(第3日曜日)(12時集合)、12時10分から開催の予定です。
(参加申し込みの締め切りは、前日の16日<土>16時です。)
<注> 10月は、例外的に第2日曜日の13日開催でしたが、次回はいつもの第3日曜日ですので、ご留意くださるよう、よろしくお願いいたします。
皆様、今年もこの囲碁と言う小さいが広く無限の喜びを得られる世界にお互い没入して、人生を大いに楽しみましょう!
今後も引き続き、武闘派碁会どうぞよろしくお願いいたします。
追伸;横浜宇宙棋院と参加入場時の手続きなどを、念のため下記に再掲しましが、
「当日の突然の不参加や遅延などは、会場の宇宙棋院の受付にご連絡いただけますよう、よろしくお願いいたします。」
= 記 =
☆ 開催日: (11月は)11月17日(第3日曜日)、12時10分開始
(なお、開始時刻の10分前には入場してください)
☆ 開催場所: 宇宙棋院 〒220-0004 横浜市西区北幸1-1-8 エキニア横浜8F
TEL/Fax:045-323-1515
☆ 参加費: 2,300円
☆ 支払方法: お手数ですが、2回に分けてお支払い願います。
① まず入場時棋院の受付の人に、1,300円お支払い願います。
その際に、必ず受付の方に、”武闘派碁会に参加する者です”と お伝えください。
※なお入場料が4月から1,300円となりました。10枚つづりの
回数券を購入されると10%割引になります。
② 次に、少し中に進むと特定してあるIBM武闘派碁会エリア受付で、
幹事に1,000円お支払いください。
☆ 確保したIBM武闘派碁会エリア(予定): 8~10席(16名~20名分)
☆ 対局数/持ち時間: 今まで通りの4局対局で、持ち時間は一人45分です。
☆ 入 賞:参加人数により、1位~5位、または6位、または7位まで表彰。
(12月は、年間表彰もあります)
☆ コロナ対策: IBM武闘派碁会エリアは、席を一つ置きに使えるように配慮して
もらいました。(ただ、時には同日に他の諸大会の開催予定もある場合があり、
いつもよりは狭い場所で、お願いされる可能性もありますので、あらかじめ
ご了解ください)
その他、アルコール消毒液の設置や換気等も、適切に行われていると思われます。
☆ その他(食事): 早めに見えて軽食されたい方は、受付左手の休憩コーナーをご利用ください。
瀧 賢史